13 / 22
死相編
分岐性のアルゴリズム3
しおりを挟む
新鮮な土の匂いと味を堪能した。そう、崖から落ちたもののなんとか生きながらえているのだ。
だが、既に俺たち二人は虫の息。立ち上がる体力すらも残っていないし、足が全く動かない。何度も力を込めて立ち上がろうと二人で奮起するが全く動かない。
「おい、生きてるか?高見!!」
「ああ、なんとかな。たが、足がうごかねぇ」
高見が生きてる事実を知り安堵したも束の間、大変なものを目撃する。
「!!」
「おい、お前!足が変な方向向いてるぞ」
「え、」
高見の足元を見てみるとその足は見た事も無いほどしなしなに折れており、節々が紫色に変色していた。
それはかつて見た事の無いような痛々しい見た目に変貌していた。
だが、高見はそこまで痛そうな素振りを見せる事は無かった。急な出来事で脳がドーパミンを放出して痛みを感じにくくしているのかもしれない。
でも、俺は少し責任を感じた。
結局は、俺の行動の結果が招いたのだ。こんな状況をな。
「ああ、ほんとだ。」
だが、人の事を言えないのが最悪な事だ。俺自身も全く足が動かない為、高見と同じように立ち上がる事が全くできない。
恐らく足の骨が折れたか、足の腱が切れたのだろう。
つまり、ここから動けない為俺たちは詰んだのだ。
「くっそ、どうすればいいんだよ」
「一応助けを求めよう。もしかしたら誰か近くにいるかもしれない」
俺たちは出来る限りの大きな声を振り絞り、助けを求めた。しかし、そんな都合の良い話などなく、誰の助けが来る事も無かった。
ここて、俺に出来ることは早くこの一日を終えて、もう一度ループする事だ。そう思っていた。
そして、何やかんやしているうちに、あっという間に夜になった。
「なぁ、カズ。俺たちどうなるんだ。」
「......さあ」
「さあ、じゃねーよ。ふざけんな。お前がこんな所に連れて来るせいでこうなったんだろうが。俺のおすすめする廃病院に行った方がマシだったじゃねーかー」
適当に答えた俺に対し、高見は憤怒しながら俺に掴み掛かる。無理もない。高見にとっては、もう取り戻せない所まで行っていると思っているんだからな。
しょうがないことなんだ。俺がおかしくなってるだけなんだよ。本当は命は一つだし、同じ一日なんてやって来ない。
それを知ってしまった俺はもう、不幸まっしぐらなのかもしれないな。
「ッ、しょうがないんだよ。こうしたら運命が変わると思っていた。俺だってこんな結果になるなんて知らなかったんだよ。」
「なんだ?運命ってどう言う事だ?ハッキリ答えてくれよ!」
高見から帰って来た返事は、そもそもの基についての詳細だ。
さて、そう来るならばここで俺は俺自身に問う。自分自身にいまさら何を問うかって?もちろんそんな事決まってるさ。自問自答とやらだ。
高見に今まで起きた事のニセモノのような真実を言うか、それともまた黙ってひた隠しにするか。
このループのこと。
あの殺人鬼のこと。
こうなった状況に至るまでの経緯とやらを全部洗いざらい言っちまえば良いんじゃないのか?
いや、だがしかし、別に言うのは大丈夫だが、どうせ信じてはくれない。高見にそんな話をするような気力も残っていない。
だが、仮にもだ。
俺がこのループの事、もしくはこの状況だけでもいい。それを高見が覚えてくれれば、全てを解決できるだけのピースが揃うかもしれない。つまり、ループの原因である時報係さえなんとかすればこの先の諸々の事について全てを対処することが可能だ。このループは高見がパスワードとなっているならば、そのパスワードを覚えたままの可能性を信じた方がいいのでは無いだろうか。
じゃあ、言ってしまった方が得じゃねぇかよ。何を俺は今更戸惑ってるんだ。
俺よ。
どうせ死ぬし
どうせ繰り返すし
どうせ解決して見せる。
ならばここに至るまでに日和る必要なんてないだろう。なあ?そうだろ?
俺。
黙ってないで答えたらどうだ?
どうした?何故ずっと黙っている。もしかして、ビビってるのか?こんな絶体絶命如きに怖気付いたのか?なんだ?違うか?
ならば、何故一掴みの希望、天から垂れた蜘蛛の糸を登ろうとしないんだよ。
お前は何の為にこの日を繰り返してるんだよ。
お前は何をしにこんな一日に留まってるんだよ。
ただただ、ボーッと生きているだけでこんなところにいるのか?
どうなんだ?
さあ、はっきり答えろ。
ー俺は、何をする為に今ここにいるのか?
分かってんだろ。ボザーっと座ってないでささっと答えろ。出ないとお前はこのまま成長性のない、本当に己をループしているような奴に成り下がっちまうんだぞ。
友達を救え。
俺も救え。
全員をハッピーエンドに導かないといかないだろ。
「おい、どーなんだ?なんで黙ってんだ?」
黙ってるんじゃねえ。全部洗いざらい喋っちまえよ。
どうせ、もう一度繰り返すんだろ?なら、やっちまえ。後悔は、全部俺自身が受け止めてやるから。
さあ、行け。
「なあ、高見。運命って信じるか?」
「運命......」
「何度やり直しても同じ結末へと収束する。そんな状態の事だ。例え、違う行動を起こしても覆りようがないもの。しかし、矛盾するんだよ。」
「それって、どういう事だ?」
「バタフライ効果ってあるだろう。些細な出来事から始まる事象の事だ。だから、矛盾しているんだよこれは」
高見はまるで豆鉄砲を喰らったかの様なキョトンとした顔をしている。
無理もない。高見からしたらこんな説明なんて意味不明だろう。
俺もそっち側の人間だったのだ。こんな事を体験する前は。
「......単刀直入に言おう。高見。俺たちは、この一日の間を既に数回以上もループしている。」
「同じ日を繰り返してるって、そんな事あり得るのかよ!?でも、俺には記憶がないけど。」
「実の所、俺と玲だけなんだ。その記憶が残り続けるのは。」
「つまり、お前らは、
何度も何度も、こんな結末を辿ったって事なのかよ!」
「まぁ、そんな所だね。」
「なんてことだ。何度も、何度も死んで......」
「それが事実だ」
高見は下を向いて暫く沈黙する。何か重い背中を感じ取った。
「つまり、俺が心霊スポットに行った所為って事か......」
「いや、高見。実はそうとも言い切れないんだ。」
「なんでだ?心霊スポットにさえ、行かなければアイツに鉢合わせる事はないだろう」
「いや、アイツは恐らくなんだが何処にでも現れる。何故なら今回の廃墟は大幅に場所を変えた筈なんだよ。でも、恐ろしい事にアイツが平然と、そこに居て襲って来た。それがどう言う事かわかるか。」
「身内レベルの犯行か、それともストーカー的な奴の犯行って事か?」
「まあ、そう言う事になるだろう。恐らくの話、こんだけ執着してくるってことは、相手も只者ではないだろう。」
「あー、つか、まってよ。そういえば俺、犯人の顔ちょっと見えたかも」
だが、既に俺たち二人は虫の息。立ち上がる体力すらも残っていないし、足が全く動かない。何度も力を込めて立ち上がろうと二人で奮起するが全く動かない。
「おい、生きてるか?高見!!」
「ああ、なんとかな。たが、足がうごかねぇ」
高見が生きてる事実を知り安堵したも束の間、大変なものを目撃する。
「!!」
「おい、お前!足が変な方向向いてるぞ」
「え、」
高見の足元を見てみるとその足は見た事も無いほどしなしなに折れており、節々が紫色に変色していた。
それはかつて見た事の無いような痛々しい見た目に変貌していた。
だが、高見はそこまで痛そうな素振りを見せる事は無かった。急な出来事で脳がドーパミンを放出して痛みを感じにくくしているのかもしれない。
でも、俺は少し責任を感じた。
結局は、俺の行動の結果が招いたのだ。こんな状況をな。
「ああ、ほんとだ。」
だが、人の事を言えないのが最悪な事だ。俺自身も全く足が動かない為、高見と同じように立ち上がる事が全くできない。
恐らく足の骨が折れたか、足の腱が切れたのだろう。
つまり、ここから動けない為俺たちは詰んだのだ。
「くっそ、どうすればいいんだよ」
「一応助けを求めよう。もしかしたら誰か近くにいるかもしれない」
俺たちは出来る限りの大きな声を振り絞り、助けを求めた。しかし、そんな都合の良い話などなく、誰の助けが来る事も無かった。
ここて、俺に出来ることは早くこの一日を終えて、もう一度ループする事だ。そう思っていた。
そして、何やかんやしているうちに、あっという間に夜になった。
「なぁ、カズ。俺たちどうなるんだ。」
「......さあ」
「さあ、じゃねーよ。ふざけんな。お前がこんな所に連れて来るせいでこうなったんだろうが。俺のおすすめする廃病院に行った方がマシだったじゃねーかー」
適当に答えた俺に対し、高見は憤怒しながら俺に掴み掛かる。無理もない。高見にとっては、もう取り戻せない所まで行っていると思っているんだからな。
しょうがないことなんだ。俺がおかしくなってるだけなんだよ。本当は命は一つだし、同じ一日なんてやって来ない。
それを知ってしまった俺はもう、不幸まっしぐらなのかもしれないな。
「ッ、しょうがないんだよ。こうしたら運命が変わると思っていた。俺だってこんな結果になるなんて知らなかったんだよ。」
「なんだ?運命ってどう言う事だ?ハッキリ答えてくれよ!」
高見から帰って来た返事は、そもそもの基についての詳細だ。
さて、そう来るならばここで俺は俺自身に問う。自分自身にいまさら何を問うかって?もちろんそんな事決まってるさ。自問自答とやらだ。
高見に今まで起きた事のニセモノのような真実を言うか、それともまた黙ってひた隠しにするか。
このループのこと。
あの殺人鬼のこと。
こうなった状況に至るまでの経緯とやらを全部洗いざらい言っちまえば良いんじゃないのか?
いや、だがしかし、別に言うのは大丈夫だが、どうせ信じてはくれない。高見にそんな話をするような気力も残っていない。
だが、仮にもだ。
俺がこのループの事、もしくはこの状況だけでもいい。それを高見が覚えてくれれば、全てを解決できるだけのピースが揃うかもしれない。つまり、ループの原因である時報係さえなんとかすればこの先の諸々の事について全てを対処することが可能だ。このループは高見がパスワードとなっているならば、そのパスワードを覚えたままの可能性を信じた方がいいのでは無いだろうか。
じゃあ、言ってしまった方が得じゃねぇかよ。何を俺は今更戸惑ってるんだ。
俺よ。
どうせ死ぬし
どうせ繰り返すし
どうせ解決して見せる。
ならばここに至るまでに日和る必要なんてないだろう。なあ?そうだろ?
俺。
黙ってないで答えたらどうだ?
どうした?何故ずっと黙っている。もしかして、ビビってるのか?こんな絶体絶命如きに怖気付いたのか?なんだ?違うか?
ならば、何故一掴みの希望、天から垂れた蜘蛛の糸を登ろうとしないんだよ。
お前は何の為にこの日を繰り返してるんだよ。
お前は何をしにこんな一日に留まってるんだよ。
ただただ、ボーッと生きているだけでこんなところにいるのか?
どうなんだ?
さあ、はっきり答えろ。
ー俺は、何をする為に今ここにいるのか?
分かってんだろ。ボザーっと座ってないでささっと答えろ。出ないとお前はこのまま成長性のない、本当に己をループしているような奴に成り下がっちまうんだぞ。
友達を救え。
俺も救え。
全員をハッピーエンドに導かないといかないだろ。
「おい、どーなんだ?なんで黙ってんだ?」
黙ってるんじゃねえ。全部洗いざらい喋っちまえよ。
どうせ、もう一度繰り返すんだろ?なら、やっちまえ。後悔は、全部俺自身が受け止めてやるから。
さあ、行け。
「なあ、高見。運命って信じるか?」
「運命......」
「何度やり直しても同じ結末へと収束する。そんな状態の事だ。例え、違う行動を起こしても覆りようがないもの。しかし、矛盾するんだよ。」
「それって、どういう事だ?」
「バタフライ効果ってあるだろう。些細な出来事から始まる事象の事だ。だから、矛盾しているんだよこれは」
高見はまるで豆鉄砲を喰らったかの様なキョトンとした顔をしている。
無理もない。高見からしたらこんな説明なんて意味不明だろう。
俺もそっち側の人間だったのだ。こんな事を体験する前は。
「......単刀直入に言おう。高見。俺たちは、この一日の間を既に数回以上もループしている。」
「同じ日を繰り返してるって、そんな事あり得るのかよ!?でも、俺には記憶がないけど。」
「実の所、俺と玲だけなんだ。その記憶が残り続けるのは。」
「つまり、お前らは、
何度も何度も、こんな結末を辿ったって事なのかよ!」
「まぁ、そんな所だね。」
「なんてことだ。何度も、何度も死んで......」
「それが事実だ」
高見は下を向いて暫く沈黙する。何か重い背中を感じ取った。
「つまり、俺が心霊スポットに行った所為って事か......」
「いや、高見。実はそうとも言い切れないんだ。」
「なんでだ?心霊スポットにさえ、行かなければアイツに鉢合わせる事はないだろう」
「いや、アイツは恐らくなんだが何処にでも現れる。何故なら今回の廃墟は大幅に場所を変えた筈なんだよ。でも、恐ろしい事にアイツが平然と、そこに居て襲って来た。それがどう言う事かわかるか。」
「身内レベルの犯行か、それともストーカー的な奴の犯行って事か?」
「まあ、そう言う事になるだろう。恐らくの話、こんだけ執着してくるってことは、相手も只者ではないだろう。」
「あー、つか、まってよ。そういえば俺、犯人の顔ちょっと見えたかも」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
月明かりの儀式
葉羽
ミステリー
神藤葉羽と望月彩由美は、幼馴染でありながら、ある日、神秘的な洋館の探検に挑むことに決めた。洋館には、過去の住人たちの悲劇が秘められており、特に「月明かりの間」と呼ばれる部屋には不気味な伝説があった。二人はその場所で、古い肖像画や日記を通じて、禁断の儀式とそれに伴う呪いの存在を知る。
儀式を再現することで過去の住人たちを解放できるかもしれないと考えた葉羽は、仲間の彩由美と共に儀式を行うことを決意する。しかし、儀式の最中に影たちが現れ、彼らは過去の記憶を映し出しながら、真実を求めて叫ぶ。過去の住人たちの苦しみと後悔が明らかになる中、二人はその思いを受け止め、解放を目指す。
果たして、葉羽と彩由美は過去の悲劇を乗り越え、住人たちを解放することができるのか。そして、彼ら自身の運命はどうなるのか。月明かりの下で繰り広げられる、謎と感動の物語が展開されていく。
声の響く洋館
葉羽
ミステリー
神藤葉羽と望月彩由美は、友人の失踪をきっかけに不気味な洋館を訪れる。そこで彼らは、過去の住人たちの声を聞き、その悲劇に導かれる。失踪した友人たちの影を追い、葉羽と彩由美は声の正体を探りながら、過去の未練に囚われた人々の思いを解放するための儀式を行うことを決意する。
彼らは古びた日記を手掛かりに、恐れや不安を乗り越えながら、解放の儀式を成功させる。過去の住人たちが解放される中で、葉羽と彩由美は自らの成長を実感し、新たな未来へと歩み出す。物語は、過去の悲劇を乗り越え、希望に満ちた未来を切り開く二人の姿を描く。
密室島の輪舞曲
葉羽
ミステリー
夏休み、天才高校生の神藤葉羽は幼なじみの望月彩由美とともに、離島にある古い洋館「月影館」を訪れる。その洋館で連続して起きる不可解な密室殺人事件。被害者たちは、内側から完全に施錠された部屋で首吊り死体として発見される。しかし、葉羽は死体の状況に違和感を覚えていた。
洋館には、著名な実業家や学者たち12名が宿泊しており、彼らは謎めいた「月影会」というグループに所属していた。彼らの間で次々と起こる密室殺人。不可解な現象と怪奇的な出来事が重なり、洋館は恐怖の渦に包まれていく。
双極の鏡
葉羽
ミステリー
神藤葉羽は、高校2年生にして天才的な頭脳を持つ少年。彼は推理小説を読み漁る日々を送っていたが、ある日、幼馴染の望月彩由美からの突然の依頼を受ける。彼女の友人が密室で発見された死体となり、周囲は不可解な状況に包まれていた。葉羽は、彼女の優しさに惹かれつつも、事件の真相を解明することに心血を注ぐ。
事件の背後には、視覚的な錯覚を利用した巧妙なトリックが隠されており、密室の真実を解き明かすために葉羽は思考を巡らせる。彼と彩由美の絆が深まる中、恐怖と謎が交錯する不気味な空間で、彼は人間の心の闇にも触れることになる。果たして、葉羽は真実を見抜くことができるのか。
この満ち足りた匣庭の中で 二章―Moon of miniature garden―
至堂文斗
ミステリー
それこそが、赤い満月へと至るのだろうか――
『満ち足りた暮らし』をコンセプトとして発展を遂げてきたニュータウン、満生台。
更なる発展を掲げ、電波塔計画が進められ……そして二〇一二年の八月、地図から消えた街。
鬼の伝承に浸食されていく混沌の街で、再び二週間の物語は幕を開ける。
古くより伝えられてきた、赤い満月が昇るその夜まで。
オートマティスム、鬼封じの池、『八〇二』の数字。
ムーンスパロー、周波数帯、デリンジャー現象。
ブラッドムーン、潮汐力、盈虧院……。
ほら、また頭の中に響いてくる鬼の声。
逃れられない惨劇へ向けて、私たちはただ日々を重ねていく――。
出題篇PV:https://www.youtube.com/watch?v=1mjjf9TY6Io
パラダイス・ロスト
真波馨
ミステリー
架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。
※旧作『パラダイス・ロスト』を加筆修正した作品です。大幅な内容の変更はなく、一部設定が変更されています。旧作版は〈小説家になろう〉〈カクヨム〉にのみ掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる