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第一章 ダンジョンマスター・ユウタ

第一章  登場人物のおさらいと補足

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【竹原裕太】

 22歳 通称ユウタ 平凡な容姿
 神様の手違いで、就職後半年で突然事故死する。
 お詫びに望み通りの条件で異世界転生をさせて貰える約束をするが、またまた神様のウッカリにより望みの殆どが叶わないまま異世界をしてしまう。

 転移先の付近にたまたま生まれたダンジョンを、初挑戦ながらもチートスキルを武器に簡単に攻略してしまい、ダンジョンマスターとなる。
 日本にいた時のブラック企業勤めの反動で、ダンジョンをリゾートに改造してノンビリマッタリ稼ぐ経営者になる決意をする。
 神様から貰った神剣エクスカリバルが武器。
 出来るだけ誰とも戦いたくないと思っている。
 とにかく身体能力よりもスキルがチートで、何となく思った事が都合よくスキルで叶ったりする。
 おそらく人間最強。
 海のリゾート経営が成功したら、雪山や温泉など他のリゾートも経営しようと密かに企む。
 『プロジェクト・ヘブン』と『プロジェクト・アナザーヘブン』もキッズチームに内緒で計画している。


【リリル】

 ピクシーの女の子 非常に可愛い ??歳 
 水と風属性の魔法が使える。
 戦闘力はだいぶ低め。
 転移後にユウタが最初に出会った人外の存在。
 スキルについて何の知識もなかったユウタのスキル『完全なる懐柔パーフェクトフレンズ』により、邪気を抜かれてユウタの仲間になる。
 いつの間にかユウタと気のおけない仲になり、どこに行くにも常に一緒に行動する。
 ユウタの事は『完全なる懐柔パーフェクトフレンズ』がなくても、出会い方さえ間違えなければ仲間になるだろうと思うほど、気に入っている。
 エンドレスサマーの経営にも積極的である。
 博識でありユウタに色々教えたり、常識人の一面もある。
 最近はタロの上に乗ってくつろぐのがお気に入り。
 木の実やフルーツが好物。
 カチ割りレモンゴの隠れファン。


【タロ】

 天狼族最上位種フェンリル 本名不明 ??歳(数百年は生きているっぽい) グルメ
 火、雷、風、土属性の魔法が使える。
 戦闘能力は凄まじく高いと思われる。
 ユウタが攻略したダンジョンの守護者。
 生きる事に飽きていてが、ユウタのチート能力の前に敗れ、ダンジョンをリゾートに改造する計画に興味を示し、自らグレイプニールを装着し使役される事を望んだ。
 グレイプニール装着時は、身体がまるんとした芝犬くらいまで縮む。
 何故かこの時性格まで変わってしまい、話し方も幼くなる。
 主人であるユウタの許可がないと、自分の意思では元の姿に戻ることが出来ない。
 サイズダウン時は二足歩行が可能。
 人間の言葉を話すことが出来るが、普段はユウタ以外の人間の前では、人間の言葉をあえて使っていない。
 好物はアルモンティアのアイラが作るヤキメン。


【マスコ】

 ダンジョンリゾート・エンドレスサマーのマスターコア。
 ダンジョン初の来訪者であるユウタにただならぬ気配を感じ、ダンジョン攻略を勧めた。
 ユウタがダンジョンマスターになった後は、人間であるユウタが操作しやすいようにと、コントロールパネルを出したりして献身的にサポートをしている。
 ダンジョンをリゾートに改造するというユウタの考えを否定せずエンドレスサマーの経営にも乗り気である。
 ユウタのスキルを調べたり、知識のないユウタにいろいろ教えたりしている。
 ユウタが作った土人形を操って実体化している。
 後にユウタがアルモンティアのマルチナの店で購入した西洋人形の身体に乗り換え、マスコ・スペシャルにバージョンアップした。
 現在マスコに内緒で、マルチナに新たな依代が制作依頼されている。


【ウンディーネ】

 水の大精霊。
 ユウタがエンドレスサマーの代理守護者召喚の為に、ありったけの魔力を込めてランダム召喚を行った際に召喚された、言わば被害者。
 守護者になれない自分の代わりに、ペットのジラルディーノを派遣した。
 その際虹色のサンゴで出来たブレスレットをユウタに贈り、ユウタが水属性の召喚魔法を使えるようにした。
 本来は人間が召喚出来るような存在ではない。


【ジロ】

 ヌートリアームズ 本名ジラルディーノ ??歳 
 水の大精霊ウンディーネのペット。
 淡水のみならず海水にも適応している。
 一見ヌートリアがただ武装しただけのモンスター。
 だが戦闘力はなかなかに高く、デフォルメサイズのタロの攻撃を躱したり、行動を先読みして攻撃するなど非凡な戦闘センスを感じさせる。
 ウンディーネにユウタの元に派遣され、エンドレスサマーの警護の任に着く。
 ユウタとはスキル『パートナー契約グッドフレンズ』で契約しており、不在時の代理守護者を務める。
 両腕と背中に背負う武装は取り外し可能で、武装を解除した状態で、背中を出して泳いでいる姿を、しばしば目撃されている。
 非常に口が悪い。
 ワラの寝床がお気に入り。


【サトゥル】

 20代後半。
 モヤの村のアイテム換金所の店主。
 若くして父の跡を継いで店主となった。
 アイテムの鑑定スキル持ちだが、どの程度のレベルかは不明。
 誠実な男であるが、誠実であるが故に仕事仲間からは商売が下手とからかわれている。
 バルガスやパントをユウタに紹介した。


【バルガス】

 30代後半。
 モヤの村の腕利きの大工。
 その筋肉から生み出される作品は客からの評価も高い。
 モヤの村の看板を制作。 
 その看板を見たユウタにエンドレスサマーの看板やビーチチェアーなどの製作を依頼される。
 エンドレスサマーに入った初めての外部の人間。
 初めての海を満喫した。


【パント】

 30代前半。
 モヤの村の木彫り細工職人。
 サトゥルに紹介されたユウタが、木製のコップを発注した。
 後に、藁葺きのリゾートパラソルも製作依頼された。


【アイラ】

 20代。
 アルモンティアの大人気グルメ、ヤキメン屋台の店主。
 姉御肌の性格で、男女共に人気のある長身の美人さん。
 彼女に会いたいがためにヤキメンを買いにくる客もいるとか。
 だが彼女が作るヤキメンそのものにも熱狂的なファンが多い。
 人形店店主のマルチナとは親友で、ユウタにマルチナを紹介した。


【マルチナ】
 
 20代。
 アルモンティアの外れにある人形店店主。
 ゴスロリファッションの色白美人。
 アイラとは親友である。
 駆け出しの頃に客に言われた一言により、初見の客には、雰囲気を作って小声でボソボソと接客をする。
 本来の性格はアゲアゲで陽気な性格でよく喋る。
 人形師としての腕は確かで、ユウタからマスコの新しい身体の為の人形をオーダーメイドで依頼された。


【セルジオ】

 60代の見た目は好好爺。
 アルモンティアのアイテム換金所店主。
 ファンタジー版越後屋的存在。
 ギルド登録証を持たない客のアイテムを買い叩くなど客の足元を見た商売をし、私服を肥やしていた。
 登録証を持たなかったユウタに態度を豹変させ、怒ったユウタに逆襲された。
 ユウタに少なからず恨みを持っている。


【神様】

 神様。
 うっかり屋さん。それ以外よくわからない。
 ユウタが異世界転移するハメになった全ての元凶。
 だがユウタは異世界転移になってしまったことを、必ずしも悪く思っているわけではない。
 どの異世界でもユウタを転生させられると言った事から、かなりの世界を統べる神様であると思われる。




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1話挟んで第二章の予定でしたが、人物紹介を挟みます。
急遽予定が変わったので、今日は2話上げます。
明日から第二章に入るのでよろしくお願いします。
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