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乱暴でもいいから、奪って
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「きゃ……!」
「……力を抜いて……しの……よく見せて」
「や……やだ……」
いつの間にか涙声になっている事に自分自身驚きながら、しのは身体を捩って抵抗する。
「しのは悪い女の子で……天の邪鬼なんだね……散々誘惑して……なのにそうして逃げてみせたり――」
堺は苦笑し、しのの足首を肩に掛ける様にしながらゆっくりと彼女の秘園へと近付き――そして目の前の光景にゴクリと喉を鳴らした。
「――!や……いや……堺さ……見ないでっ」
「……雨に濡れたお花みたいだ……しの……」
「――っ」
堺は太股を掴むと、花弁の中へ顔を埋めた。
堺が、既に潤っている花弁に舌を這わすと、しのは一瞬呼吸を止めてしまう。確かに誘ったのは自分――彼に惹かれて、彼になら何をされても、彼となら何をしても平気だ――と思って、あと一歩というところで躊躇う彼を散々煽った。その結果、こんな風な恥ずかしい格好をさせられている。
――君は悪い子だ……でも……それ以上に僕は悪い男かも知れないよ?
堺に言われた言葉が今更胸に迫って、しのを涙ぐませたが、彼の舌が未開の園の深部へと一気に浸入し犯し始めると、まともに物を考えるのが困難になってくる。
「……んん……やっ……あっ」
初めて味わう感覚――熱い何かが下腹部に集まりとぐろを巻きながら全身を駆け巡る様な――しのはそんな感覚に翻弄されながら、無意識に甘い声を漏らしてしまい、それは淫らに堺の劣情を煽った。
長らく女に触れていない上に、しのにこれでもか、と挑発されて決壊した欲望は、もう塞き止める事は不可能に思えた。
しのの甘い蜜を味わいながら、堺は、彼女をとことん責めてしまうかも知れない自分が恐ろしくなってくる。
一度だけでは多分満足出来ないだろう。幾度も彼女を求めてしまうかも知れない――
それほどまでに彼はカラカラに餓えていたし、しのに強烈な魅力を感じていた。
堺が舌と共に指を秘園へ侵入させた瞬間しのの身体中が強張り短い悲鳴が聴こえた。
ドクン、と濃密に甘い蜜が溢れ堺の指先に滴り落ち、堺はそれを伸ばしながら柔らかく解れつつある秘壺の中をゆっくりと掻き回していくと、しのの爪先がピンと伸びた。
「や……待って……っ」
しのは自分の中の異物感と、それによってもたらされる初めて味わう不思議な感覚に戸惑い思わず手で堺の頭を押しやろうとする。
「待たないよ……もう……本当に止められな……」
「こ……恐い……っお願――」
「怖くないよ……優しくするから――」
しのが発した恐い、という言葉の意味は初めての体験故なのだが、興奮の最中にある堺はそういう風には解釈しなかった。
また彼女が自分を悩ましく焦らして翻弄しようとしていると思ったのだ。
「ほ……んとうに……優しくしてくれる?」
涙が溢れそうになりながらしのは必死に堪えていた。
彼の前で既に涙を見せてしまっているが、この場面では涙を流したくなかった。
泣いたりしたら、きっと彼はこれ以上進むのを止めてしまうのではないか――と思った。
優しい彼はしのが本気で怖がっていると知ったら――初めてなのだと知ったら、自分の欲を押し止めてしのを貫くのを止めるだろう。
そして、二度と触れて来ないかも知れない――
(そんなの……やだ……)
しのは涙を飲み込み、震える唇を噛み締めると、言った。
「ううん……優しくなくていいから……思いきり抱いて――」
次の瞬間、堺はしのの脚の間から顔を離し、反り勃った自分をしのの秘園の入り口へ押しあてた。
「……力を抜いて……しの……よく見せて」
「や……やだ……」
いつの間にか涙声になっている事に自分自身驚きながら、しのは身体を捩って抵抗する。
「しのは悪い女の子で……天の邪鬼なんだね……散々誘惑して……なのにそうして逃げてみせたり――」
堺は苦笑し、しのの足首を肩に掛ける様にしながらゆっくりと彼女の秘園へと近付き――そして目の前の光景にゴクリと喉を鳴らした。
「――!や……いや……堺さ……見ないでっ」
「……雨に濡れたお花みたいだ……しの……」
「――っ」
堺は太股を掴むと、花弁の中へ顔を埋めた。
堺が、既に潤っている花弁に舌を這わすと、しのは一瞬呼吸を止めてしまう。確かに誘ったのは自分――彼に惹かれて、彼になら何をされても、彼となら何をしても平気だ――と思って、あと一歩というところで躊躇う彼を散々煽った。その結果、こんな風な恥ずかしい格好をさせられている。
――君は悪い子だ……でも……それ以上に僕は悪い男かも知れないよ?
堺に言われた言葉が今更胸に迫って、しのを涙ぐませたが、彼の舌が未開の園の深部へと一気に浸入し犯し始めると、まともに物を考えるのが困難になってくる。
「……んん……やっ……あっ」
初めて味わう感覚――熱い何かが下腹部に集まりとぐろを巻きながら全身を駆け巡る様な――しのはそんな感覚に翻弄されながら、無意識に甘い声を漏らしてしまい、それは淫らに堺の劣情を煽った。
長らく女に触れていない上に、しのにこれでもか、と挑発されて決壊した欲望は、もう塞き止める事は不可能に思えた。
しのの甘い蜜を味わいながら、堺は、彼女をとことん責めてしまうかも知れない自分が恐ろしくなってくる。
一度だけでは多分満足出来ないだろう。幾度も彼女を求めてしまうかも知れない――
それほどまでに彼はカラカラに餓えていたし、しのに強烈な魅力を感じていた。
堺が舌と共に指を秘園へ侵入させた瞬間しのの身体中が強張り短い悲鳴が聴こえた。
ドクン、と濃密に甘い蜜が溢れ堺の指先に滴り落ち、堺はそれを伸ばしながら柔らかく解れつつある秘壺の中をゆっくりと掻き回していくと、しのの爪先がピンと伸びた。
「や……待って……っ」
しのは自分の中の異物感と、それによってもたらされる初めて味わう不思議な感覚に戸惑い思わず手で堺の頭を押しやろうとする。
「待たないよ……もう……本当に止められな……」
「こ……恐い……っお願――」
「怖くないよ……優しくするから――」
しのが発した恐い、という言葉の意味は初めての体験故なのだが、興奮の最中にある堺はそういう風には解釈しなかった。
また彼女が自分を悩ましく焦らして翻弄しようとしていると思ったのだ。
「ほ……んとうに……優しくしてくれる?」
涙が溢れそうになりながらしのは必死に堪えていた。
彼の前で既に涙を見せてしまっているが、この場面では涙を流したくなかった。
泣いたりしたら、きっと彼はこれ以上進むのを止めてしまうのではないか――と思った。
優しい彼はしのが本気で怖がっていると知ったら――初めてなのだと知ったら、自分の欲を押し止めてしのを貫くのを止めるだろう。
そして、二度と触れて来ないかも知れない――
(そんなの……やだ……)
しのは涙を飲み込み、震える唇を噛み締めると、言った。
「ううん……優しくなくていいから……思いきり抱いて――」
次の瞬間、堺はしのの脚の間から顔を離し、反り勃った自分をしのの秘園の入り口へ押しあてた。
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