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139★チューする時は、きちんと見てからしましょう(爆)

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 「あのね、みんな…
  私…嬉しかったから

  みんなにしたいコトがあるから
  しゃがんでくれる?」

 『良いよ』
 
 全員がしゃがんだので、まずはハルト君からギュツ抱きついてから、頬にキスして、耳元で囁きます。

 「ハルト君、大好きありがとう」

 もう顔が真っ赤です…恥ずかしさで心臓が爆発しそうです。
 ここが異世界で、私しか女がいないから出来るコトです。

 そう同性の批判というか…批評という悪意が、無い世界ですからね………じゃなきゃこんなこと出来ませんよ………。
 ちんくしゃな私が、こんなに積極的になっても良い世界って…最高です。

 その分のつけが怖いですけどね。
 そう、アルス君達の色々な………アレとかコレとかね。

 でも、次があるので、ここはたったと次に行きます。
 次はアルス君です…恥ずかしいけど頑張りますよ。

 だって、もっと時間に余裕がある時に、グリフォンを呼び出してもらいたいんです。
 もっとこころゆくまで、グリフォンをもふもふしたいんですよ。

 私は、欲望に忠実なもふもふ大好きな、けもなー女なんです。
 アルス君にギュツって抱きついてから、耳元で囁いて頬にキスしました。

 「大好きだよ、アルス君
  いっつもありがとう」

 私だけじゃ無く、アルス君も真っ赤になっています。
 あはは………照れちゃうわ…アルス君の反応は………。

 なんか、こんなモブでチビでガリな私の行動に、こんな反応が返って来るなんて………ドキドキが止まりませんよ。
 まったく、どこの乙女ゲームですか………萌えで死にそうです。

 みんなのスチルが欲しいって思いましたよ………無理ですけどね。
 でも、さくさくいきますよ………私の野望の為に………。

 次に、ダリューン君に抱きついたら、ギュツっと抱き返されました。
 うっわぁ~私が抱き締めるのは、OKでも返されると動けなるって実感しました。

 でも、ここは、頑張りますよ…頬にキスしました。
 良し、後はちゃんと言います。

 「ありがとう
  大好きダリューン君」

 って言ったら………たら………。

 「アリア、愛してる」

 お返しが来ちゃいました。
 きゃー…やっぱり、ダリューン君はいじわるです。
 しっかり倍返しされてしまいました。

 愛の言葉に固まって動けなくなっちゃった私を、ひょいっと抱き上げたのはジーク君でした。
 そして、私の耳元で甘く囁いてくれます(イケメン滅びろ)。

 「アリア、僕にはそれを
  言ってくれないの?

  早く言わないと
  何するかわからないよ」

 うえぇぇぇ~ん………ぞくぞくするから、ヤバイからぁ…そんな色っぽい声で囁かないでぇ~………ふぇぇぇ~ん(涙)。
 今回のラスボスは、ジーク君だったんですね。

 ここは、さっさとキスしてお終わりにします。
 じゃないと、お風呂に逆戻りしなきゃいけない状態になっちゃいますよぉぉぉ~(号泣)。

 「ありがとう
  ジーク君大好きだよ」

 さぁこれで、頬にキスして終わりって思ったのにィぃぃ~………。
 なんで動くのぉぉぉ~……目をつぶってキスしようとした、私が悪かったのか………ジーク君の唇にキスしちゃいました(爆)。

 まさかのフェイントを食らいましたぁ~(号泣)。
 唇にしちゃったよぉ~………ほかのみんなが怖いよぉ~……(脂汗)。

 「ふふ、アリアからのキス…
  ご馳走さまでした

  愛してるよ、僕の唯一のお姫様」 

 








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