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0016★将軍は戦力なので大事なんですよ
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「これこれ、その様な言い方は…………
眠りの淵へと導いた神官達に
因縁をつけているようなものだぞ」
「いや、すまん
我等の子孫を守るのだから
良き人生よ」
「そうそう、今一度
剣を持って戦えるのだから…………」
「では、神官戦士及び、聖戦士達よ
己が守護獣と共に…………
御武運を祈ります」
「次に会うは
冥府の女神
サー・ラー・レイリアン様の庭だな」
「はい、お待ちしています」
「では、しばしの別れだな………
さらばじゃ…」
そう言って、白髪の混じった頭をした集団が、守護獣と共に輝く門を潜り、乳白色の道を歩き消えて行った。
神官戦士と聖戦士を、真の故郷へと送り出した先代大神官長は、ほかの神官に視線を流して言う。
「さて、護衛官は…………」
神官が《魔力波》を探っていると、そこに…………。
「東の君の妹君と待女達を連れて来た」
そう言って、その場からさっさと離脱しようとするのを慌てて呼び止める。
「青将軍殿、お待ち下さい」
その呼びかけに、顔だけを振り返り、苛立たしげに言う。
「何だ? 手短にしてくれ
私は、東の君を…………」
青将軍が、東の君を迎えに行きたいことを重々承知で、先代大神官長は、淡々と言い放つ。
「後わずかで、門は閉じます」
その言葉に慌てて、走り出そうとする青将軍…………。
「ならばこそ、東の君を…………」
しかし、今、飛翔族は滅亡寸前。
このような状態の時に、ここで将軍の1人を手放すような優しさは持ち合わせていない。
「なりませぬ」
そう言い放ったと同時に、神官の1人が手を振る。
「うっ……何を……」
自分の躯が勝手に動くことに驚き、術をかけたらしい神官を振り返る。
神官は、自分がなにをしたか、簡潔に答えて言い放つ。
「くぐつの技で御座います
青将軍、妹君と一緒に
門を潜りなさい」
眠りの淵へと導いた神官達に
因縁をつけているようなものだぞ」
「いや、すまん
我等の子孫を守るのだから
良き人生よ」
「そうそう、今一度
剣を持って戦えるのだから…………」
「では、神官戦士及び、聖戦士達よ
己が守護獣と共に…………
御武運を祈ります」
「次に会うは
冥府の女神
サー・ラー・レイリアン様の庭だな」
「はい、お待ちしています」
「では、しばしの別れだな………
さらばじゃ…」
そう言って、白髪の混じった頭をした集団が、守護獣と共に輝く門を潜り、乳白色の道を歩き消えて行った。
神官戦士と聖戦士を、真の故郷へと送り出した先代大神官長は、ほかの神官に視線を流して言う。
「さて、護衛官は…………」
神官が《魔力波》を探っていると、そこに…………。
「東の君の妹君と待女達を連れて来た」
そう言って、その場からさっさと離脱しようとするのを慌てて呼び止める。
「青将軍殿、お待ち下さい」
その呼びかけに、顔だけを振り返り、苛立たしげに言う。
「何だ? 手短にしてくれ
私は、東の君を…………」
青将軍が、東の君を迎えに行きたいことを重々承知で、先代大神官長は、淡々と言い放つ。
「後わずかで、門は閉じます」
その言葉に慌てて、走り出そうとする青将軍…………。
「ならばこそ、東の君を…………」
しかし、今、飛翔族は滅亡寸前。
このような状態の時に、ここで将軍の1人を手放すような優しさは持ち合わせていない。
「なりませぬ」
そう言い放ったと同時に、神官の1人が手を振る。
「うっ……何を……」
自分の躯が勝手に動くことに驚き、術をかけたらしい神官を振り返る。
神官は、自分がなにをしたか、簡潔に答えて言い放つ。
「くぐつの技で御座います
青将軍、妹君と一緒に
門を潜りなさい」
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