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055★こころを込めたメッセージを………
しおりを挟む『ウォルとエドに見つけてもらい
アスタール伯爵家に引き取られて、私はしあわせです
ウォルやエドみたいに、優しくて強くてカッコイイ人達を
私は他に知りません
あっちでは、付き合った人なんていませんでした
初めての彼が、ウォルとエドで良かったって思います
2人に出会えたのは、最高の幸運だったと思ってます
だから、2人からの告白は、とっても嬉しかったの
私も2人を愛しているわ
恥ずかしいから、面と向かって言えなくて、ごめんなさい
その代わりメッセージの《魔石》に入れます
それとピアスは、あっちの世界で私が作ったものです
良かったら身に着けてね』
はぁ~恥ずかしいと思っていたら、サポートからダメだしっぽいコトを言われましたよ。
『アルフォンスとイザークにも、メッセージの《魔石》を
お渡しになった方が、今後との付き合いもありますから………』
そうでしたね。
未来の夫君は、出来るだけ平等にって言われていましたよ(ちくせう)。
『アルとイザークに言いたいのは、私に一目惚れしたって言っても
強引過ぎです
驚いて泣いちゃいましたよ
ちょっとは反省して下さいね
でも、愛の告白は嬉しかったわ
ありがとう、未来の旦那様
どんなアクセサリーをもらえるのか楽しみにしています』
『はい、良く出来ましたね
メッセージの《魔石》はこちらです』
『ウォルは紺碧の瞳だから、この紺碧の箱ね
エドは琥珀の瞳だから、この琥珀の箱で良いよね
アルは碧眼だからね碧色の箱、イザークは紫眼だから紫色の箱ね
良し、渡して終わりよね』
『マジックバッグをお忘れです』
『あっそうね
紺碧のマジックバッグにピアスとメッセージの《魔石》を入れて
琥珀のマジックバッグにもピアスとメッセージの《魔石》を入れる
後はメッセージの《魔石》が入った碧色の箱と紫色の箱を
それぞれに渡して終わりね』
『はい、頑張って下さい』
『うん頑張るよ。ありがとう』
私は、気合を入れてインベントリから、マジックバックと箱を取り出します。
マジックバックを手にして、ウォルとエドに話しかけます(爆)。
「えっとね、この中にメッセージと内緒のものを入れてます
こっちがウォルで、これがエドです」
私がマジックバッグを2人に手渡すと、ウオルとエドは満面の笑みを浮かべて嬉しそうに告白?してくれました。
「「ありがとうマリエ愛してる」」
それに私は頑張って答えますよ(ファイト一発)。
「私もウォルとエドをあっ愛してる」
ふう~ウォルとエドのミッションクリアです。
次は、ちらちらと箱と私を交互にを見詰めているアルとイザークです。
2つの箱を手に取ると、ツツーっとアルとイザークが近寄って来ましたよ。
うん、何か大型のワンコってイメージが浮かんで来ました(笑)。
私は、にこっと笑って箱を2人の方に差し出して言います。
「私のメッセージいりの《魔石》です。瞳の色の箱を取って下さいね」
「「ありがとう、嬉しいよ」」
2人は、声を揃えてお礼を言ってくれました。
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