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054★メッセージも付けましょう
しおりを挟むはぁ~メッセージカードを添えた方が良いんですね。
ここは、面倒なのでサポートに聞きます。
『サポート、メッセージはどんなモノが良いの?』
『先程、マスターが言っていた言葉を
この《魔石》に入れてあります
各自にというコトで、4個作って置きました
これは、音声を相手に送る《魔石》で容量が多いので
デリートして何度も使えます
専用の箱に入れましたので、お使い下さい』
『ありがとう、助かったわ』
今日のサポートとのやり取りで、私はあるコトに気が付きましたよ。
サポートは、戦闘用じゃなくて、日常の秘書的なサポート用のAIだってコトに………。
せっかく冒険者になる予定だったけど、色々と経費掛けてもらったし、なかり可愛がってもらった自覚がある私としては、このまま流されてウォルやエドたちと結婚するって決めたんだよねぇ~………。
女性が少ない世界で、男の人達と同じ仕事をして生きていくコトに疑問を持ってしまったしね。
冒険者って仕事を選んでするけど、その内容は女性向けも男性向けも無いんだよね。
基本は、男性向けっていうか、ウォルに聞いたけど女性の冒険者は存在しないらしい。
何て思いながら、インベントリからその箱を取り出した。
「私のメッセージを入れた《魔石》が入っています
内容は同じなので届けて下さい
一応は金色は、アルブとアーダに、銀色はアッシュとイアンに
お願いします」
ちょっと面倒くさいと思いながら、綺麗な箱を侍従さん達に差し出しましたよ。
それを受け取って、バッグを持った侍従さん達とお供に騎士さん達を連れて彼らは出ていきました。
その後に、ウォル達の視線を痛いほど感じたので、思わず聞いてみましたよ。
「ウォル、エド、私に何か言いたいコトはある?」
「俺達は………とマリエのメッセージの入った《魔石》を貰って無い
あいつ等だけ、ズルイ」
ごにょごにょと言っていたのは、マジックバックのことですね。
それと《魔石》のメッセージですか………はぁ~平等にってなるとあげるしか無いよね。
マジックバックに《魔石》のメッセージを入れて渡せば良いよね。
あの時、ウォルとエドに拾ってもらったから、今までのほほんと過せたんだから、その辺りのお礼も言いたいもの。
少ないお小遣いから、つい欲しくて買った淡水パールの黒真珠。
これを、シルバークレイを使ってピアスにしたんだよねぇ~。
加工がこんなに難しいって思わなかったなぁ~………。
法子さんに大量に貰ったシルバークレイと銀線があったから、なんとか失敗しながらも作れたんだった。
どうしても欲しかった原因は、ユーチューブでたまたま見た舞乙○のピアスにあこがれて………。
本当に厨二病って感じだったわ。
でも、それが、こんなところで役に立つとは思わなかったわ。
良しサポートに言って、メッセージとピアスのコトを頼んじゃおう。
『サポート、私のイメージでも
メッセージを《魔石》に入れるコトは可能かな?』
『可能です』
うふふ出来るAIは、本当にお役立ちね。
ここは、ちょっと恥ずかしいけど、今までのお礼と愛の告白でもしちゃおうかな。
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