21 / 85
021★落ち着いて、周囲を観察出来て居たらねぇ………
しおりを挟むそれより大変だったのは、社交ダンスでしたね。
ソシアルダンスとラテンダンスを、一応は習った経験はあります。
でも、法子さん(色々なコトを教えてくれた隣りの部屋に住んでいたオバサン)と通ったダンス教室は、男性が少なかったので………。
いやね、いても、仕事をリタイヤしたご夫婦が運動の為に習っているっていう状態だったので、オジサンを超えてオジイサンに足を突っ込んでいる人達だったんです。
それが、ウォルとエドに習ったんで………。
もう、恥ずかしくていたたまれなくて大変でした(爆)。
それに、衣装もちゃんとしたドレスとクツにアクセサリーを付けて、髪もアップしたりハーフアップしたりって、色々な髪型で踊りましたね(涙)。
出席する夜会の規模や格式や季節によって、ドレスや髪型やアクセサリーを替えて、ダンスの練習をしました(号泣)。
私は、平民なんだから必要無いって言ったら、ウォルとエドが、ここ数年、冒険者を頑張ってランク上げをしていたので、夜会に出席していなかったから、そのリハビリを兼ねているって言われたんです。
練習をしないで、夜会に出席するのは不味いって………。
パートナーの女性を上手にエスコート出来なかったりしたら、みっともないから………って言われたら、2人に付き合って頑張るしか無いですよね。
結果、ある程度、ダンスが出来て、会話にも慣れてきたら、前伯爵夫人主催のお茶会に出席させられました(泣)。
それも、週に1回というハードなペースで………なぜ?
これは、アスタール伯爵家の親族や寄り子達、付き合いある商家の中から、私と同年代の令嬢達が母親と一緒に招待されていました。
幾つものテーブルにわかれて座る令嬢とその母親達の会話を、見て参考にしてお茶会のルールや楽しみ方、情報の集め方や噂の流し方を、前伯爵夫人に実地で教えてもらいました。
けっこう、ハードで大変でした………ただ、解せぬ、私に必要?
でも、招待している令嬢達は、アスタール伯爵家よりも格下の貴族だったから、失敗しても気にしなくて良いと言われていたので頑張るコトが出来ましたよ。
出来れば、友達が欲しかったんですが、アスタール伯爵家よりも格下の貴族家の令嬢だったので、取り巻きって感じになってしまいました(泣)。
この辺はちょっとどころじゃなくて残念でした。
そのお茶会の他に、小さな夜会を月に1度の頻度でアスタール伯爵家で開催しました。
その度に、私に、嬉々として前伯爵夫人が、新しいドレスとアクセサリーを新調するんですよぉぉぉ(号泣)。
ええぇ~ぇ…それはそれは、とても楽しそうに………。
ついでに、侍女のみなさんもとにかく楽しそうにしていましたよ。
私を着せ替え人形にして、化粧方法を変えてみたり、髪型を色々と試したり、そのついでに髪飾りも色々と取り揃えて、その上で香水も色々と試してくださいましたよ。
もう遠い目で見ているしかありませんでしたよ。
どんだけ女の子に飢えていたんですか?
だったら、養女をとれば良かったのでは?
なんて、思ってから、はっとしたんです。
この世界は、女性が少ない世界だって………だったら、養女なんて簡単に取れませんよね。
普通は、娘を交換するんだそうです。
0
お気に入りに追加
430
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に巻き込まれました
ブラックベリィ
恋愛
気分転換として、巻き込まれモノも書いてみようかと………。
でも、通常の巻き込まれは、基本ぼっちが多いようなので、王子様(笑)を付けてみました。
なんか、どんどん話しがよれて、恋愛の方に傾いたので、こっちに変更ます。
獣人の彼はつがいの彼女を逃がさない
たま
恋愛
気が付いたら異世界、深魔の森でした。
何にも思い出せないパニック中、恐ろしい生き物に襲われていた所を、年齢不詳な美人薬師の師匠に助けられた。そんな優しい師匠の側でのんびりこ生きて、いつか、い つ か、この世界を見て回れたらと思っていたのに。運命のつがいだと言う狼獣人に、強制的に広い世界に連れ出されちゃう話
できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■
宝石精霊に溺愛されていますが、主の命令を聞いてくれません
真風月花
恋愛
嘘でしょう? 王女であるわたくしが婚約を破棄されるだなんて。身分違いの婚約者から、あろうことか慰謝料代わりに宝石を投げつけられたアフタル。だがその宝石には精霊が宿っていて、アフタルに「俺を選べ」と主従関係を命じる。ちゃんと命令を聞いてくれない、強引な精霊にふりまわされるアフタルが、腐敗した王家を立て直す。
【第一章完結】半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
魔法が使えなかった令嬢は、婚約破棄によって魔法が使えるようになりました
天宮有
恋愛
魔力のある人は15歳になって魔法学園に入学し、16歳までに魔法が使えるようになるらしい。
伯爵令嬢の私ルーナは魔力を期待されて、侯爵令息ラドンは私を婚約者にする。
私は16歳になっても魔法が使えず、ラドンに婚約破棄言い渡されてしまう。
その後――ラドンの婚約破棄した後の行動による怒りによって、私は魔法が使えるようになっていた。
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる