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012★ラノベ定番のお金の価値とインベントリ?

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 そこで、私は、森の側で言い損ねたコトをサポートに命令します。
 常時画面を私の前に表示するようにって、それと魔物や動物、人間達を私から100m以内に近づいてきたら、警告するように言います。

 屋内なら、部屋に入る前に再度警告してもらいます。
 その命令を言い渡して、直ぐにサポートから警告が入りました。

 「マスター、ウォルとエドが
  侍従と侍女を連れて
  こちらに近づいてきています」 

 サポートの言葉に、着替えとか持ってきたんだろうと予想した。
 侍女が着替えを手伝うっていう、イベントかな?

 私は、乙女ゲームをプレイしたコトが無いからわからないわ。
 ラノベや無料小説サイトとCMで、なんとなく乙女ゲームを知っているだけだから………。
 ここは、サポートに聞いてみよう。

 「ありがとう
  何しに来たのかな?」

 「着替えを持ってきたか?
  お茶と食事を持った来た
  可能性があります」

 サポートは、私の予想と変わらないコトを言った。
 では、エド達のコトは、部屋に来るまで無視しよう。
 その代わり疑問に思っていたコトを聞いておく。

 「ああそうね
  ところで、インベントリって
  一般的な魔法なの?」

 「珍しい魔法の類ですね

  空間魔法でインベントリを
  亜空間に作るよりも

  付与魔法が掛けられた

  袋のインベントリを
  使う方が多いですね」

 ラノベとかで、良く出て来るアイテムだから、一人前な冒険者なら持っているだろうと思っていたのに………。
 それに、空間魔法を使って作るインベントリは少数派なのかな?

 付与魔法された袋がインベントリなら………空間魔法って………。
 もしかして、激レアな魔法なのかしら?

 ちょっと待って………私は、インベントリを空間魔法で作っているのよね。
 これって、滅茶苦茶珍しいよね。
 魔法なら、レベルが上がれば、容量も増えるはずだもの。

 ついでに、付与魔法が掛けられた袋が、インベントリなら、その袋のお値段はかなり高いと思って良いわね。
 ここは、怖いモノ知らずというコトで、サポーターに聞いてみる。

 「その袋はどのくらい高いの?」

 珍しい魔法だと言われても実感がわかない。
 そんな私は、インベントリに関係するエンチャント魔法に興味津々です。

 「付与魔導師協会…
  エンチャントギルド…

  通称エッドで買うか
  ダンジョンで見付けるかしか
  無いものです

  A級冒険者クラス以上の
  パーティーでしか入れない
  ダンジョンでたまに見つかります」

 まさに、レアアイテムなのね………それって幾らするの?
 一般人でも、買えるものなの?

 中堅以上の商人とか、貴族とか、A級冒険者以上の人達が、持っているモノなのかなぁ~………。
 そう考えると、かなりのお値段がしそうだけど………。

 「お値段は?」

 「内容量によってピンきりです」

 なんか、いい加減な言い方よね。
 でも、確かにピンきりなんだと思うから、ここは、容量とお値段の確認をしてみよう。

 「通常流通している物は?」

 「馬車1台分ですね
  ざっと2m×2m×2mですね」

 う~ん…私のインベントリの役半分くらいね。
 これは、黙っているしか無いわね。
 値段を聞いても貨幣価値がわからないけど、なんとなくわかれば良いわ。

 「お値段は?」
 
 「板金貨2枚
  または大金貨20枚
  または金貨200枚です」

 あらま、ラノベの設定にある板金貨が出てきましたよ。
 金貨200枚って、かなりの金額よね。

 ここは、金貨1枚で、どんな物が買えるかをウォルとエドに聞いてみようかなぁ~それと最小単位とかも………。
 ついでに、インベントリの袋の大きさの種類も聞いてみますかねぇ~。

 「それより小さいモノは?」

 「1m×2m×2mの物で板金貨1枚
  または大金貨10枚
  または金貨100枚

  1m×1m×2mの物で大金貨5枚
  または金貨50枚です

  これより小さなものは
  特注品になります」

 「2mの物より大きな物は無いの?」

 「ありません」









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