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第13章 グリフォンをテイムしちゃいました
218★恥ずかしいので無詠唱で………
しおりを挟むここまで、一息に伝言用の白い鳥を送ったアルファードは、ハフッと溜め息を吐いてから、ある意味でメインの母親への伝言を口にする。
「母上、エリカが守護獣として
グリフォンと《契約》しました
私とエリカの婚約式の
準備に入って下さい
それとカンパネラ伯爵と
その息子3名を
後宮の母上のサロンに
今すぐ呼び出して下さい
その時は、叔母上夫婦も
同席させて下さい
あれの婚約者を
はっきり決めましょう
グリフォンを駆る魔法騎士に
成りたがる者は、時期当主に
相応しく無いので………
着替えたら、私は………
エリカとグリフォンを
連れてそちらに参ります」
エリカは、アルファードが、魔法で作った白い鳥に伝言を次々入れて飛ばす姿を見て感動する。
〔アルって、本当に皇太子で
魔法騎士団の団長なんだわぁ~
うふふふ……格好良いなぁ~……
少年の姿だけど出来る男
って感じがするわね
なのに私を愛してるなんて……
何処の乙女ゲーム?
って…思ちゃうけど
これって、現実なのよね
本当に、アルと婚約して
何れは結婚するなんて………
今でも、信じられないわ
パパやお兄ちゃんに悪いけど
この世界に召喚されて
良かったって思うわ
でも、今日…妹さんの婚約を
完全に決定する予定なのかな?
それって…私がレオ達と
守護獣の《契約》した
せいなのかしら?
まぁ私としてもねぇ………
綺麗で我がままな皇女サマな
小姑が、嫁いでくれた方が
嬉しいけど……
上手くいくのかな?
…じゃなくって………
魔法騎士団の本部に降りるには
この結界を解除しておかなくちゃ
隊列の維持もホバリングもどきも
レオ達の負担だろうから
さっさ終わらせてあげたいわ
この結界の下部に
緋寒桜の模様を入れて
水晶並みの硬度と
タングステン鋼鉄並みの
強度をもたせるイメージで
固めてみよう………
手ごたえがあったら…
レオに試してもらおう〕
エリカは思い付いた魔法を、失敗したら恥ずかしいので無詠唱で使うコトにした。
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