364 / 450
第17章 パーティーは終焉に向かう
358★断罪の理由は、青薔薇と言う名の避妊薬
しおりを挟む
「たぶんそう
成長途中で髪の色が変わるって
結構あったってアルから聞いたわ
でも、瞳の色は滅多に変化しなかったって………」
なんとなくエリカの言いたいことを理解した撫子が、やんわりと判断するコトを拒否して、話しを元に戻す。
「エリカちゃん、話がズレてる
今は断罪の理由が知りたいの」
意識を断罪に切り替えたエリカは、あっさりと説明する。
「ああ、ごめんね
たぶんだけどね、青薔薇っていう
避妊薬を飲んでいたからだと思うわ」
「「「「「「えっとぉ?」」」」」」
避妊薬で、何故断罪されるの?
大奥の御褥滑り(おとしねすべり=妊娠するにはキケンな年齢になった側室が将軍に申し出る制度)と同じなんじゃないの?
妊娠中毒が酷かったから、避妊薬を飲んでいたとか?
などと聖女候補達は、善意に考えていたりする。
その表情を見て、エリカは苦笑する。
彼女達が考えているものと、この世界の常識は違うし、後宮の意味も違うとアルファードに教えてもらっていたから………。
だから、エリカは、はっきりと説明する。
いずれ、聖女候補の美少女達も高位貴族と婚姻すると思っているから………。
少しでも、常識と意識の違いを、感じて欲しいと思っているエリカだった。
「あのね、最初に言ったと思うけど
皇帝陛下は、減った皇族の血統を増やすという
義務と責任をもとに
義務として側妃達を娶ったのよ
血族を増やす為にね」
「「「「「「義務?」」」」」」
「そっ…皇子や皇女を、たぁ~くさん作る為にね」
最初は戸惑っていたが、途中で聖女候補少女達も、側妃達の我がままに気が付いた。
だから、断罪されても当然と思うようになったのだ。
「「「「「「あっそう…なら…
下賜されても、当然ね」」」」」」
その上で、皇帝アルフレッドがどんなに頑張っていたかも説明するエリカだった。
「でしょう………それにね
男女で魔力量格差があると
子供ができないからって
陛下は、子供を産んでもらう為に
魔力降下剤を飲んでいたと思うしね」
「「「「「「それって、負担じゃ………」」」」」」
「うん、皇帝病を患っている陛下には
すっごい負担になるよね
それなのに、避妊薬を飲まれたら
たまったもんじゃないよね」
「「「「「「下賜なんて、優しいね」」」」」」
「なんであれ、子供を
魔物討伐に使える魔力量を持った皇子を
側妃達が全員生んでいたからだと思うよ」
「「「「「「そっかぁ~」」」」」」
エリカと聖女候補の少女達会話を聞いた者達は、皇帝アルフレッドの妃達に対する怒りと、罰の意味を知った。
だから、繰言を言い始める側妃達と、皇女達に目を顰める。
成長途中で髪の色が変わるって
結構あったってアルから聞いたわ
でも、瞳の色は滅多に変化しなかったって………」
なんとなくエリカの言いたいことを理解した撫子が、やんわりと判断するコトを拒否して、話しを元に戻す。
「エリカちゃん、話がズレてる
今は断罪の理由が知りたいの」
意識を断罪に切り替えたエリカは、あっさりと説明する。
「ああ、ごめんね
たぶんだけどね、青薔薇っていう
避妊薬を飲んでいたからだと思うわ」
「「「「「「えっとぉ?」」」」」」
避妊薬で、何故断罪されるの?
大奥の御褥滑り(おとしねすべり=妊娠するにはキケンな年齢になった側室が将軍に申し出る制度)と同じなんじゃないの?
妊娠中毒が酷かったから、避妊薬を飲んでいたとか?
などと聖女候補達は、善意に考えていたりする。
その表情を見て、エリカは苦笑する。
彼女達が考えているものと、この世界の常識は違うし、後宮の意味も違うとアルファードに教えてもらっていたから………。
だから、エリカは、はっきりと説明する。
いずれ、聖女候補の美少女達も高位貴族と婚姻すると思っているから………。
少しでも、常識と意識の違いを、感じて欲しいと思っているエリカだった。
「あのね、最初に言ったと思うけど
皇帝陛下は、減った皇族の血統を増やすという
義務と責任をもとに
義務として側妃達を娶ったのよ
血族を増やす為にね」
「「「「「「義務?」」」」」」
「そっ…皇子や皇女を、たぁ~くさん作る為にね」
最初は戸惑っていたが、途中で聖女候補少女達も、側妃達の我がままに気が付いた。
だから、断罪されても当然と思うようになったのだ。
「「「「「「あっそう…なら…
下賜されても、当然ね」」」」」」
その上で、皇帝アルフレッドがどんなに頑張っていたかも説明するエリカだった。
「でしょう………それにね
男女で魔力量格差があると
子供ができないからって
陛下は、子供を産んでもらう為に
魔力降下剤を飲んでいたと思うしね」
「「「「「「それって、負担じゃ………」」」」」」
「うん、皇帝病を患っている陛下には
すっごい負担になるよね
それなのに、避妊薬を飲まれたら
たまったもんじゃないよね」
「「「「「「下賜なんて、優しいね」」」」」」
「なんであれ、子供を
魔物討伐に使える魔力量を持った皇子を
側妃達が全員生んでいたからだと思うよ」
「「「「「「そっかぁ~」」」」」」
エリカと聖女候補の少女達会話を聞いた者達は、皇帝アルフレッドの妃達に対する怒りと、罰の意味を知った。
だから、繰言を言い始める側妃達と、皇女達に目を顰める。
10
お気に入りに追加
2,241
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
異世界召喚に巻き込まれました
ブラックベリィ
恋愛
気分転換として、巻き込まれモノも書いてみようかと………。
でも、通常の巻き込まれは、基本ぼっちが多いようなので、王子様(笑)を付けてみました。
なんか、どんどん話しがよれて、恋愛の方に傾いたので、こっちに変更ます。
「次点の聖女」
手嶋ゆき
恋愛
何でもかんでも中途半端。万年二番手。どんなに努力しても一位には決してなれない存在。
私は「次点の聖女」と呼ばれていた。
約一万文字強で完結します。
小説家になろう様にも掲載しています。
召喚されたのに、スルーされた私
ブラックベリィ
恋愛
6人の皇子様の花嫁候補として、召喚されたようなんですけど………。
地味で影が薄い私はスルーされてしまいました。
ちなみに、召喚されたのは3人。
2人は美少女な女子高生。1人は、はい、地味な私です。
ちなみに、2人は1つ上で、私はこの春に女子高生になる予定………。
春休みは、残念異世界への入り口でした。
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる