91 / 173
0090★何故か襲われています
しおりを挟む
ただいま、絶賛、魔物に襲撃を受けています
いや、馬車には物理遮蔽込みの隠蔽結界を張っているので無事ではあるのですが
何故か、隠蔽が効いていないようです
あの後、馬車の御者台にグレンと共に乗り、ルリとユナは屋根の上に乗って、まったりと遺跡を外回りから見学を始めました。
軍馬達の速度は、見学が目的なので、極力ゆっくりの並足で走ってもらうことにしました。
軍馬達は機嫌が良いのか、優雅に尻尾を振りながら、セシリアの希望通りに、とてもゆっくりで石畳を走り始めた。
取り敢えず、遺跡がどういう形式で、どんな遺跡かを確認する目的のモノだったかを確認しようというコトになった。
セシリアは興味津々で、遺跡をジィーと見て、その目的などを知ろうと、半分身を乗り出して見ていた。
夢中になって遺跡を見詰めるセシリアに、グレンはちょっと溜め息を吐きつつ、その腹部に腕を回して、御者台から落ちないようにする。
が、とうのセシリアは遺跡に興奮していて、グレンの気遣いに気付かなかったりする。
ルリは、その様子を見て、やはり溜め息をひとつ吐いて、長く太い尻尾を伸ばし、グレン同様、胸部辺りをクルリンっと巻いて、落ちないように支える。
「やれやれ…リアは楽しそうだねぇ……観たところ、そこまで珍しい遺跡には見えないんだけどねぇ……まぁ…楽しいんならなんでもイイけどね」
そんなことを呟くネリに、ユナは小首を傾げつつ言う。
「ねぇ…隠蔽結界っていうの張ってあって…外から見えないんだよね」
「ああ…リアが張ったのは、それに物理防御も入っていたハズだけど……どうかしたのかい?」
ユナの言葉に、ルリが瞬きをしてハッとする。
「えっ……こっちを視て居るモノがいる気配………いや、見えないはずなのに? グレンっ…リアの隠蔽結界を無効にして、こっちを視ているモノがいるよ…警戒しなっ」
その声に、セシリアはビクッと身体を震わせ、今の状況にハッとする。
えっ……隠蔽結界を無効にして視ているモノが居るの?
ってぇ…えぇぇぇー…グレンのぉ…う…腕が……腰にぃ~……
ルリの尻尾が胸部を巻いてるんですけどぉぉぉぉぉぉ~…のぉぉぉぉぉ~
自分の状態に驚愕したセシリアだが、大きく深呼吸をして、無理矢理に意識を整える。
お…落ち着くのよ…私……きっと、身を乗り出して遺跡を観ていたからね
私が御者台から落ちないようにって措置よ……コレは………じゃなくてぇ……
隠蔽結界を張ったのに…こっちを感知して見て…いや視ているの?
そう思考を無理矢理に冷静なモノへと持って行きながら、セシリアは前世の乙女ゲームでの知識を総動員する。
……っと……あったわ…そういう古代遺跡群
あれって先史文明って設定だったような気が………
ああ、肝心なところを覚えていないじゃないのぉぉぉ………
内容とかなんかは…かなぁ~り…うろ覚えだけどぉ……
攻略キャラの好感度を上げるアイテムか何かを、探していた時だったと思う
そのアイテムがあるって言われていた…どこかの『ダンジョン』に入ったのよね
確か『ダンジョン』の最初の方の小部屋に入ったら、いきなり転移されたのよ
そして、その先にあったが、えらく精巧な彫刻の群れだったわ
同時に、彫刻と巨大植物の他に、色々な魔物が居たのよねぇ……
あの時は、出た先が判らなかったから、無用な戦闘を避けようってコトにしたのよ
だから、隠蔽とか隠形とかのスキルを使ったのに、襲われたのよね
何故か、敵キャラからは隠れても隠れても、感知されちゃって大変だったわ
結局、散々アイテム使ったのに、全滅したのよねぇ……はぁ~……
攻略サイトのスレに、遺跡の名前は書いていなかったけど
視力が退化している分、異様に感知能力が高い魔物がいる場所に飛ばされた
っていうの見付けて、妹がソコの攻略はスルーしてイイって言ったのよね
それで、別のアイテムを探しちゃったから、結局、解決の糸口にならないわねぇ
あれ? そう言えば、どうしてここは明るいのかしら?
誰も、ライト系の呪文も唱えていなければ、アイテムも使っていないのに
もしかして、この古代遺跡って、まだちゃんと稼働しているってコトなのかしら?
意思ある誰かが、制御しているってコトで良いのかなぁ?
そんなコトを考えている間に、遺跡の中から犬に似た魔物が出て来て、軍馬と馬車に襲い掛かって来た。
が、物理遮蔽込みの隠蔽結界を施しておいたセイか、障壁のようなモノにぶち当たって、ギャンッと鳴きながら、結界の外側を滑り落ちていった。
「え~とぉ……感知力が強くて、隠蔽されきれなかったってコトかな?」
同じように、結界にぶち当たって落ちる犬のような魔物を見て、グレンも微妙な表情をする。
「たぶん…そうじゃないかな……ここの魔物は、感知能力が強いみたいだな」
セシリアは、思わず襲撃して来る犬のような魔物を観て、首を傾げてから、耳飾り型の魔道具に魔力を込めて、鑑定してみる。
ピロ~ン………ピッピッピ………
シャドウハウンド(改良型)※飢餓状態
錬金術師によって凶悪に品種改悪された種
錬金術師の宝を護る番犬の役割を持つ
リーダー犬に統率されて集団で襲い掛かる
感知能力が極限まで引き上げられているので、隠蔽や隠形が効かない
改良した錬金術師が使用した犬笛が有れば支配できる
その鑑定魔道具によって浮かび上がった内容に、セシリアはちょっとコメカミをくりくりする。
えーとぉー…正体不明の呪術師に続いて……今度は、錬金術師ですかぁ……
いや、確かにゲームって言うと、わりとどこにでもいるキャラよね、確かにさぁ
魔法使いに魔術師に錬金術師、それと、魔道具師なんかも居るわねぇ
とはいえ、改良ならぬ、改悪された魔物って不味いよねぇ………
本来のシャドウハウンドとかいう魔物より凶悪ってコトよね
錬金術師が持っている犬笛を使えば支配できるねぇ……
それって、その元凶の錬金術師を倒さないとダメっことぉ……無理だよぉ
だいたい、ここにまだ、その件の錬金術師って居るのかしら?
と…取り敢えず、鑑定結果をグレンとルリとユナに教えなきゃ……
そう思ったセシリアは、ただいま猛然と張った物理遮蔽込みの隠蔽結界へと何度も突撃を繰り返すシャドウハウンドの情報を口にする。
「みんな…今襲って来ているのは…シャドウハウンドっていう魔物で…錬金術師に改悪されているみたいなの………あと、飢餓状態らしいわ………改悪した錬金術師が持っている犬笛が有れば、支配できるって………」
一生懸命にそう言うセシリアに、冷静に軍馬達に馬車を引かせているグレンが声をかける。
「取り敢えず、このまま突っ切るか? 区域が変われば、追い駆けて来ない可能性もあるし……停まって、討伐するのは悪手だからな……この辺の見学は諦めて、振り切るで良いか?」
グレンの言葉に、セシリアは頷く。
「うん…取り敢えず、振り切れるなら振り切って……」
「了解……ってコトで、ユナ…落ちるなよっ」
一番危険そうなユナに、グレンがそう声を掛ければ、ルリの腰に引っ付いた状態で答える。
「平気だよぉ~……グレンお兄ちゃんっ思いっきり飛ばしてぇ……」
と、楽しそうに答えるユナに、セシリアは無意識に周囲を確認する。
「グレンっ…あそこ………あの…二本の柱の間を超えたら、追い駆けて来ないかも……あそこから色がちょっとだけ違う」
セシリアは、心配そうにいまだに腰に腕を回して支えてくれるグレンの腕に、ひっしとしがみ付きながら、見えた柱を指さすのだった。
いや、馬車には物理遮蔽込みの隠蔽結界を張っているので無事ではあるのですが
何故か、隠蔽が効いていないようです
あの後、馬車の御者台にグレンと共に乗り、ルリとユナは屋根の上に乗って、まったりと遺跡を外回りから見学を始めました。
軍馬達の速度は、見学が目的なので、極力ゆっくりの並足で走ってもらうことにしました。
軍馬達は機嫌が良いのか、優雅に尻尾を振りながら、セシリアの希望通りに、とてもゆっくりで石畳を走り始めた。
取り敢えず、遺跡がどういう形式で、どんな遺跡かを確認する目的のモノだったかを確認しようというコトになった。
セシリアは興味津々で、遺跡をジィーと見て、その目的などを知ろうと、半分身を乗り出して見ていた。
夢中になって遺跡を見詰めるセシリアに、グレンはちょっと溜め息を吐きつつ、その腹部に腕を回して、御者台から落ちないようにする。
が、とうのセシリアは遺跡に興奮していて、グレンの気遣いに気付かなかったりする。
ルリは、その様子を見て、やはり溜め息をひとつ吐いて、長く太い尻尾を伸ばし、グレン同様、胸部辺りをクルリンっと巻いて、落ちないように支える。
「やれやれ…リアは楽しそうだねぇ……観たところ、そこまで珍しい遺跡には見えないんだけどねぇ……まぁ…楽しいんならなんでもイイけどね」
そんなことを呟くネリに、ユナは小首を傾げつつ言う。
「ねぇ…隠蔽結界っていうの張ってあって…外から見えないんだよね」
「ああ…リアが張ったのは、それに物理防御も入っていたハズだけど……どうかしたのかい?」
ユナの言葉に、ルリが瞬きをしてハッとする。
「えっ……こっちを視て居るモノがいる気配………いや、見えないはずなのに? グレンっ…リアの隠蔽結界を無効にして、こっちを視ているモノがいるよ…警戒しなっ」
その声に、セシリアはビクッと身体を震わせ、今の状況にハッとする。
えっ……隠蔽結界を無効にして視ているモノが居るの?
ってぇ…えぇぇぇー…グレンのぉ…う…腕が……腰にぃ~……
ルリの尻尾が胸部を巻いてるんですけどぉぉぉぉぉぉ~…のぉぉぉぉぉ~
自分の状態に驚愕したセシリアだが、大きく深呼吸をして、無理矢理に意識を整える。
お…落ち着くのよ…私……きっと、身を乗り出して遺跡を観ていたからね
私が御者台から落ちないようにって措置よ……コレは………じゃなくてぇ……
隠蔽結界を張ったのに…こっちを感知して見て…いや視ているの?
そう思考を無理矢理に冷静なモノへと持って行きながら、セシリアは前世の乙女ゲームでの知識を総動員する。
……っと……あったわ…そういう古代遺跡群
あれって先史文明って設定だったような気が………
ああ、肝心なところを覚えていないじゃないのぉぉぉ………
内容とかなんかは…かなぁ~り…うろ覚えだけどぉ……
攻略キャラの好感度を上げるアイテムか何かを、探していた時だったと思う
そのアイテムがあるって言われていた…どこかの『ダンジョン』に入ったのよね
確か『ダンジョン』の最初の方の小部屋に入ったら、いきなり転移されたのよ
そして、その先にあったが、えらく精巧な彫刻の群れだったわ
同時に、彫刻と巨大植物の他に、色々な魔物が居たのよねぇ……
あの時は、出た先が判らなかったから、無用な戦闘を避けようってコトにしたのよ
だから、隠蔽とか隠形とかのスキルを使ったのに、襲われたのよね
何故か、敵キャラからは隠れても隠れても、感知されちゃって大変だったわ
結局、散々アイテム使ったのに、全滅したのよねぇ……はぁ~……
攻略サイトのスレに、遺跡の名前は書いていなかったけど
視力が退化している分、異様に感知能力が高い魔物がいる場所に飛ばされた
っていうの見付けて、妹がソコの攻略はスルーしてイイって言ったのよね
それで、別のアイテムを探しちゃったから、結局、解決の糸口にならないわねぇ
あれ? そう言えば、どうしてここは明るいのかしら?
誰も、ライト系の呪文も唱えていなければ、アイテムも使っていないのに
もしかして、この古代遺跡って、まだちゃんと稼働しているってコトなのかしら?
意思ある誰かが、制御しているってコトで良いのかなぁ?
そんなコトを考えている間に、遺跡の中から犬に似た魔物が出て来て、軍馬と馬車に襲い掛かって来た。
が、物理遮蔽込みの隠蔽結界を施しておいたセイか、障壁のようなモノにぶち当たって、ギャンッと鳴きながら、結界の外側を滑り落ちていった。
「え~とぉ……感知力が強くて、隠蔽されきれなかったってコトかな?」
同じように、結界にぶち当たって落ちる犬のような魔物を見て、グレンも微妙な表情をする。
「たぶん…そうじゃないかな……ここの魔物は、感知能力が強いみたいだな」
セシリアは、思わず襲撃して来る犬のような魔物を観て、首を傾げてから、耳飾り型の魔道具に魔力を込めて、鑑定してみる。
ピロ~ン………ピッピッピ………
シャドウハウンド(改良型)※飢餓状態
錬金術師によって凶悪に品種改悪された種
錬金術師の宝を護る番犬の役割を持つ
リーダー犬に統率されて集団で襲い掛かる
感知能力が極限まで引き上げられているので、隠蔽や隠形が効かない
改良した錬金術師が使用した犬笛が有れば支配できる
その鑑定魔道具によって浮かび上がった内容に、セシリアはちょっとコメカミをくりくりする。
えーとぉー…正体不明の呪術師に続いて……今度は、錬金術師ですかぁ……
いや、確かにゲームって言うと、わりとどこにでもいるキャラよね、確かにさぁ
魔法使いに魔術師に錬金術師、それと、魔道具師なんかも居るわねぇ
とはいえ、改良ならぬ、改悪された魔物って不味いよねぇ………
本来のシャドウハウンドとかいう魔物より凶悪ってコトよね
錬金術師が持っている犬笛を使えば支配できるねぇ……
それって、その元凶の錬金術師を倒さないとダメっことぉ……無理だよぉ
だいたい、ここにまだ、その件の錬金術師って居るのかしら?
と…取り敢えず、鑑定結果をグレンとルリとユナに教えなきゃ……
そう思ったセシリアは、ただいま猛然と張った物理遮蔽込みの隠蔽結界へと何度も突撃を繰り返すシャドウハウンドの情報を口にする。
「みんな…今襲って来ているのは…シャドウハウンドっていう魔物で…錬金術師に改悪されているみたいなの………あと、飢餓状態らしいわ………改悪した錬金術師が持っている犬笛が有れば、支配できるって………」
一生懸命にそう言うセシリアに、冷静に軍馬達に馬車を引かせているグレンが声をかける。
「取り敢えず、このまま突っ切るか? 区域が変われば、追い駆けて来ない可能性もあるし……停まって、討伐するのは悪手だからな……この辺の見学は諦めて、振り切るで良いか?」
グレンの言葉に、セシリアは頷く。
「うん…取り敢えず、振り切れるなら振り切って……」
「了解……ってコトで、ユナ…落ちるなよっ」
一番危険そうなユナに、グレンがそう声を掛ければ、ルリの腰に引っ付いた状態で答える。
「平気だよぉ~……グレンお兄ちゃんっ思いっきり飛ばしてぇ……」
と、楽しそうに答えるユナに、セシリアは無意識に周囲を確認する。
「グレンっ…あそこ………あの…二本の柱の間を超えたら、追い駆けて来ないかも……あそこから色がちょっとだけ違う」
セシリアは、心配そうにいまだに腰に腕を回して支えてくれるグレンの腕に、ひっしとしがみ付きながら、見えた柱を指さすのだった。
22
お気に入りに追加
687
あなたにおすすめの小説
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
婚約破棄と追放をされたので能力使って自立したいと思います
かるぼな
ファンタジー
突然、王太子に婚約破棄と追放を言い渡されたリーネ・アルソフィ。
現代日本人の『神木れいな』の記憶を持つリーネはレイナと名前を変えて生きていく事に。
一人旅に出るが周りの人間に助けられ甘やかされていく。
【拒絶と吸収】の能力で取捨選択して良いとこ取り。
癒し系統の才能が徐々に開花してとんでもない事に。
レイナの目標は自立する事なのだが……。
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
転生貴族可愛い弟妹連れて開墾します!~弟妹は俺が育てる!~
桜月雪兎
ファンタジー
祖父に勘当された叔父の襲撃を受け、カイト・ランドール伯爵令息は幼い弟妹と幾人かの使用人たちを連れて領地の奥にある魔の森の隠れ家に逃げ込んだ。
両親は殺され、屋敷と人の住まう領地を乗っ取られてしまった。
しかし、カイトには前世の記憶が残っており、それを活用して魔の森の開墾をすることにした。
幼い弟妹をしっかりと育て、ランドール伯爵家を取り戻すために。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる