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第四話 後輩たちの言い分
52※
しおりを挟む俺の足を軽く左右に開く三初により、くったりと縮こまった愚息は下着の上から柔らかく刺激し続けられ育っていく。
「ん、ん……っま、離せ、電話させろ……ッ」
『? おーいセンパイ、センパイー? あれぇ~? 微妙に音聞こえんだけど返事なし……電波悪い系?』
「そ? じゃああとで」
「アホかお前、聞こえる……! あっぅ、さわ、触んなって……っ勃つから、っ」
「いんでないの? 困ることないですし聞かせてやればいいんじゃないですかね」
『センパイぃ~……? って、なんか悪魔がどうとか言ってたよーな? 俺っち大天才では?』
遠くでスピーカーになっているスマホから、不思議そうな中都の声が聞こえた。
急になにも言わなくなった俺を不審がっているのだ。そりゃそうだろう。
ならば早く『なんでもない』と言わなければならない。
けれど俺はそれにまともな返事をする暇がないほど、ジワジワと断続的に責め立てる快感に、苛まれていた。
「んぁ……っ…くっ、ん……ぅ」
三初は芯を持ち始めた屹立や元々感度がいい骨盤の上を巧みに弄び、俺がスマホの声に気を取られるとすぐに快感で意識を引き戻す。よそ見はさせてくれない。考える隙も与えられない。
「しー……ね」
いつの間に手にしたのか、やつの手には通話中画面のままなスマホ。
必死に口元を両手で押さえる俺は、赤らんだ顔で三初を睨みつける。
あの手この手で同意なしに体を調教されている俺は三初に触られると否応なしに感じるというのに、あんまりな所業だ。
もうほとんどどこを触られてもセックスと結びつけてしまうので、呆気なくスイッチが入ってしまう。
下着越しに裏筋や先端、全体を揉まれ、時折手が伸びると服の下から忍び込み、乳首や肋を引っ掻かれる。
こうなると通話の向こうの中都の声なんて、俺には少しも聞こえていなかった。
とにかく自分の様子を悟られないように神経を尖らせて、我慢し続けるだけだ。
起き上がろうとしても脇腹を掠められると力が抜けるし、それになによりも、こうされることを──本気で嫌がっていないのが、自分でもわかる。
三初に触られるのは、別に嫌いじゃない。……まぁ、そういうことだ。ほっとけ。
「ふっ……ふぅ、ん、う……」
「……よし。ねぇ先輩、見て」
「んぁ……?」
けれど素直にそうは言えないので片意地を張ってひたすらに声を我慢すると、不意に三初が満足気に頷き、俺の目の前へスピーカーのままのスマホを出した。
そしてあっさりトン、と軽く指先が赤いマークを押し、戒めが切れる。
「はい終了」
「……は?」
俺は鳩が豆鉄砲を食らったような顔で、ニヤリと笑う三初を見返した。
だって信じられるか、紳士淑女諸君よ。
他称極悪サディストな悪魔で暴君で大魔王の三初が、俺をいたぶる手段をあっさりと放棄したのだ。
三初は画面が黒くなったスマホをポイッとベッドに投げて、ニヤニヤと愉悦の滲む顔をグッと俺の顔に近づける。
「ンッ……」
胸についた手はさりげなく乳首をすり潰したので、思わずビクンと震えてしまったのはご愛嬌だ。
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