聖女は唄い願う

零嬢 椿

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白いモフモフ

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今日もポカポカお散歩日和!

「アベリア~!おさんぽいこぉ!」
「そうですね今日は少し遠出をしましょうか?」
「とぉーで?どこまで?」
「えーっと、領地内ならどこでもいいといわれてますので、アリア様はどこがいいですか?」
「うーーーんとねぇ、あっ!湖みにいきたぁい!」
「分かりましたでも湖付近は少し冷えるので羽織るものを準備しときますね」
「うん!」



とことこ



とことこ



とことこ


(歩幅ちっちゃーい!前世の自分の幼い頃なんて覚えてないからなんか新鮮)


「アベリアあったかぁーいねぇ」
「そうですねぇ、もうそろそろ夏も近いですし、緑もふえてきましたからね」
「今年の夏は避暑地どこいくんだろぉ?」
「それは夏になってからのお楽しみです」


ついたぁ!!


「ねぇアベリア!おやつ持ってきたぁ?」
「ふふっアリア様は絶対そーおっしゃると思って持ってきましたよw」
「ありがとぉ!」
「私はおやつの準備をしますので、湖にはあまりちかずかないでくださいねぇ!」
「はぁーい!」


とてとてとてっ


(わぁー!綺麗!)

ちゃぷん
「冷たっ!まだ水遊びははやいかぁ」

ん?あれ?あれはなんだぁ?
湖のまんなかに何か浮かんでる?

「ねぇ!アベリア、あれなぁに?」
「どうされました?」
「あそこ!湖のまんなか!白いのいるよ?」
「なんのことでしょう?何も見えませんけど?」


え?
私にはハッキリ見えてるよ?
白い、モフモフの、綿?
でも遠くて見えづらいなぁ。
あっそーだ!
最近の修行(ストーカー)で手に入れたスキル!
修行の内容が気になるって?
それどころじゃないわ!その話はたま今度!


《魔眼発動》
キィーーン



モフモフの周りの水……赤い?
はっ!あれは、血だ!!


《神の祝福発動》

スゥーーーー

パチャン    パチャン   パチャン


神の祝福なんでもありね。
水の上まで歩けんなるて…………
まるで忍者だわ。



「いた!」

ザバァー

なんてことなの、どこそこ傷だらけじゃないの!この子にいったいなにがあったの?


「大丈夫だからね、すぐに治してあげるから。」


《神の祝福発動》

ぱぁーーっ

緑色の光が走ったと思ったらみるみるうちに傷が癒えていく……


「治った!!」

(クゥン)

「いま屋敷につれていくからね」



「アリア様っ!いきなり湖に、、、どうならったんですか!?」
「この子が怪我をしててつい。」
「なにもみえませんが?」
「説明はあと!この子を屋敷に!」
「????はい???!」




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