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地下
しおりを挟む「ここは……地下?」
少し湿ったく、薄暗い部屋で数本の蝋燭が燃えている。
部屋が広すぎるため少しばかりの火では何があるのかは見えない。
そうここは、我がフランティア家の広大な敷地の地下。
以前は倉庫として使っていたけど、地下への出し入れは不便ということで、別のところに倉庫は移された、だから最近までは何もなかったの。
そこに私の創造で、このクソ野郎を調教する為の部屋をつくったてわけ。
「ええそうです、ここは今日の為に1から作った部屋です」
「……?」
何を言ってるか分からない様子ね。
「どうぞ中へお入りください」
「あ、あぁ」
ガチャンッ
「ッ!?」
「あぁ、邪魔されると悪いので鍵を閉めておきました」
「なっ!ここで何をする気だっ!!」
「なにって?断罪ですよ、断罪」
ふふっ今までのあなたの愚行、ちゃんと反省させなきゃね。
まるで私が悪役みたいだけど忘れないでね?
悪役はリリィよ?
「断罪……」
この前話したことがちゃんと効いてるわね。
「そうよ、あなたが逃げたら愛するリリィが代わりに受けることになるのよ?」
「くっ…」
美しいお顔が歪み苦しむ……あぁなんて切れなんでしょう♥
「ではこちらへお座りください」
「はっ!?ローズ!これはなんだ!」
やっと気づいたのね?
この部屋私が創ったのだからそりゃもう当たり前よね?
薄暗い部屋だが近くのものは何とか見える。
そこに広がる景色……それは。
手枷や足枷、ボンテージ、猿轡、ムチ。
ローター、バイブ……
それだけではない、モーブカラーの天蓋ベットや、分娩台、なにに使うのかすら分からない機械がそこらじゅうに置いてある。
「ロ、ローズっ!!?これはなんだ!?」
……
…………
………………
「へっ?」
あぁあ!!!!!!
そうか!忘れてた!!
こっちの世界の人はこんなもの知らないのか!ww
そーだよね!知らないんだァ♥
やばいよ、想像以上に楽しみになってきた!
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