悪役令嬢の逆襲

零嬢 椿

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着々と……

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「アレン様、ご機嫌よう♥」

ビクッ

「お、おはよう、ローズ嬢」

怯えた目をして可愛い♥
朝からこんな可愛いものを拝めるなんて今日も最高ね♥

ヒソッ
(アレン今から生徒会室にいらっしゃい)
(わ、わかった。)
耳元で話すとアレンはビクついた様子だった。けれど私に反抗できないので従うしたかない。




「アレンいらっしゃい。ここに呼んだのはこれからの事を少し話しておきたくてね」

「これからのこと?」

訝しげな顔をするアレン。
これから話すことに心当たりが無いのだろう。

「そう、これからの事。リリィについてよ、これからいきなり貴方がリリィを避けると変に思われるから、これからもリリィとは仲良くしてもいいって話しよ」

「え?いいのか?」

希望に満ちた顔。
あぁ早く叩き潰したい……

「えぇ、でも。私たちの関係について話すことは禁じますよ?」

「あぁ、わかった!」

「それと、明日の休みは私の家にいらして下さいね。話はそれだけです、もう戻って大丈夫よ」

「わかった!」

あんなに嬉しそうな顔しちゃって。

これからもその顔が続けられるかしら?




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