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2.カンパラの町へ
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「いやあ助かった! 見たところリック君は腕が立ちそうだ、俺一人で村を出るには魔物が恐ろしくてね!」
恥やプライドを持ち合わせていない俺は年下の後ろで意気揚々と鼻歌混じりに歩いていた。
「リックで良いですよ。レイさんは剣や槍は持たないんですか?」
町への同行者であるリックは純粋な目をしてそう俺に尋ねた。
この世界では男はみんな、十二、三歳になる頃には何かしらの武器の訓練を受け、出かける際には武器を持つ。滅多にないこととはいえ魔物が人里を襲った場合に備えたり、遠出の際に身を守ったりするために戦闘スキルを身につけるのだ。
だからそういうものを持たずに村を出ようとする大人の男を見て、リックが不思議がるのは無理もない。
「俺はこの通りヒョロヒョロで剣術や武術には向いてないからね。村には教えてくれる人もいなかったし」
「そうですか。僕は十八歳ですが、あと二年したら城の兵士団に志願するつもりで訓練しています。この辺りにいるような魔物には負けませんよ」
リックは朗らかに笑い、ぐっと二の腕に力こぶを出してみせた。革製の胸当ての下の体も相応に厚く見える。
「確かによく鍛えられてるなぁ。俺より七つも年下なのに立派な志だ」
「レイさんは二十五歳なんですか? あはは、全然見えませんね。二十歳くらいかと思いました」
悪意のない言葉だが、ほんの少し居た堪れないような気分になる。
リックの身長は百七十五センチほどだろうか。俺よりも五センチ以上高そうな上に、切れ長の目と同じ色の髪は綺麗な栗色をしている。物腰も柔らかく育ちの良さそうな言動からして、いかにも都会風だった。
「俺は田舎者だからな……リックのように洗練された雰囲気が羨ましいよ。魔物と戦ったこともないし、学もない。俺もせめて町に生まれていたらなぁ」
前世でもごく普通の人間だった俺は、それでも環境のおかげでそれなりの人生を歩むことができていた。人間性が変わらなかった今世では、前よりも過酷な環境に置かれてしまったせいか年齢よりもずいぶん社会経験の少ない、少々無様な男になってしまっている。
「でも、これからその町に行くんですから大丈夫ですよ。町では何をするんですか? 商売? それとも、旅に出る支度?」
「いや、実はカンパラの町のパン屋に行きたくてね。俺は美味しいパンを食べたいんだ、村で食べられるのは固いバゲットばかりで」
「パンを食べる?」
俺の答えが意外だったのか、リックは目を丸くして頓狂な声をあげた。
「そうだよ。作るのも結構好きだから、できればカンパラのパン屋で働けないかと思って。作りたいパンもたくさんあるし」
俺はまだ見ぬカンパラの町とそこにあるパン屋を想像し、自然と口角が上がる。
惣菜パンとはいかずとも、ベーグルやフォカッチャのようなものならあるかもしれない。サンドイッチが売られていれば、惣菜パンの作られる世界はすぐそこだと言っても過言ではないだろう。
「……カンパラにパン屋は一つしかないですよ。そこで働くつもりですか?」
「え、知ってるの? どんなパンが売ってる? ふかふかしたパンとか、何か挟んだり乗せたりしたパンも売ってるかな? 俺が作りたいのはそういう美味しいパンなんだ」
「知ってるも何も……カンパラに一つしかないパン屋、フロッキースのオーナーは僕の父なんです」
「ええ? じゃあ、リックの家がパン屋だってこと?」
今度は俺が目を丸くする番だった。
なぜか申し訳なさそうな顔をしたリックは頷き、そして背負っている鞄の中から薄紙の包みを取り出した。
「これ、よかったら食べてください。うちで作っているパンです」
「いいの? ありがとう」
薄い包みを開いてみると、そこには見慣れた生地の固そうな、丸いパンが入っていた。
「ブールです。食べやすい大きさなので一番よく売れるんですよ」
ブールというのはバゲットと同じような生地で作る、丸型のパンの名前だったはずだ。
俺はほんの少し嫌な予感がしたものの、そのパンをちぎってみる。いつもマウイばあさんの家で食べていたパンと同じような感触で、それよりは少し香ばしいような気もする。
ちぎったかけらを口に放り込むと、まだ村を離れて数時間しか経っていないというのに、マウイばあさんの皺だらけの顔がなんだか妙に懐かしく思い出された。
「……うん。おいしい、ね」
「無理しないでください。自分の家だけど、なんでもない平凡なパン屋だということはよくわかっています。レイさんが求めているような不思議なパンは売っていなくて、たぶんレイさんが食べ慣れているという固いバゲットもうちの商品だと思います」
アサの村にも時々パンを届けに行くので、と付け足し、リックはまた申し訳なさそうに笑った。
さて、申し訳ないのはこちらの方である。
固いと散々こき下ろしていたパンは俺を親切にカンパラの町まで送り届けようとしてくれている青年の家のもので、せっかく貰ったパンもどうにも二口目が進まない。この固いパンはとにかくそのまま食べるには不便なもので、スープに浸して柔らかくしないと噛むことも容易にはいかない頑固者なのだ。
俺は一口目をようやく飲み込み、貰ったパンの残りを自分の鞄に入れた。
「いやあ……なんだか色々と申し訳ないね。俺はその、えーと、世間知らずで」
「気にしないでください。うちの店にはレイさんの気に入るパンはないかもしれないけど、働いてくれる人なら募集しています。もしレイさんが来てくれるなら僕も嬉しいです」
「本当に?」
「父はパン作りを引退して今は隠居の身なんです。弟子の職人さんが一人いて、本当なら僕が跡を継がなきゃいけなかったんですが……」
「あ……リックが兵士団に入るなら、後継がいないということか」
「職人さんもまだ若いので当面の心配はないんですが、彼もいずれは自分の店を持ちたいらしくて。弟子を取ろうとしたこともあるんですが、何しろ職人気質の気難しい人なので……」
俺はまた嫌な予感がした。
パン屋の状況も知らず働きたいと言い出す世間知らずの男がいて、気難しい職人がいるとなればその結果は明白である。
「……俺、もしかして秒で追い出されちゃうやつ?」
「……僕からも口添えはしますが」
木々の開けた小高い丘に出ると、遠くカンパラの町が見えてきた。
目標に近づいたはずの俺の気分は下降の一途を辿っている。
恥やプライドを持ち合わせていない俺は年下の後ろで意気揚々と鼻歌混じりに歩いていた。
「リックで良いですよ。レイさんは剣や槍は持たないんですか?」
町への同行者であるリックは純粋な目をしてそう俺に尋ねた。
この世界では男はみんな、十二、三歳になる頃には何かしらの武器の訓練を受け、出かける際には武器を持つ。滅多にないこととはいえ魔物が人里を襲った場合に備えたり、遠出の際に身を守ったりするために戦闘スキルを身につけるのだ。
だからそういうものを持たずに村を出ようとする大人の男を見て、リックが不思議がるのは無理もない。
「俺はこの通りヒョロヒョロで剣術や武術には向いてないからね。村には教えてくれる人もいなかったし」
「そうですか。僕は十八歳ですが、あと二年したら城の兵士団に志願するつもりで訓練しています。この辺りにいるような魔物には負けませんよ」
リックは朗らかに笑い、ぐっと二の腕に力こぶを出してみせた。革製の胸当ての下の体も相応に厚く見える。
「確かによく鍛えられてるなぁ。俺より七つも年下なのに立派な志だ」
「レイさんは二十五歳なんですか? あはは、全然見えませんね。二十歳くらいかと思いました」
悪意のない言葉だが、ほんの少し居た堪れないような気分になる。
リックの身長は百七十五センチほどだろうか。俺よりも五センチ以上高そうな上に、切れ長の目と同じ色の髪は綺麗な栗色をしている。物腰も柔らかく育ちの良さそうな言動からして、いかにも都会風だった。
「俺は田舎者だからな……リックのように洗練された雰囲気が羨ましいよ。魔物と戦ったこともないし、学もない。俺もせめて町に生まれていたらなぁ」
前世でもごく普通の人間だった俺は、それでも環境のおかげでそれなりの人生を歩むことができていた。人間性が変わらなかった今世では、前よりも過酷な環境に置かれてしまったせいか年齢よりもずいぶん社会経験の少ない、少々無様な男になってしまっている。
「でも、これからその町に行くんですから大丈夫ですよ。町では何をするんですか? 商売? それとも、旅に出る支度?」
「いや、実はカンパラの町のパン屋に行きたくてね。俺は美味しいパンを食べたいんだ、村で食べられるのは固いバゲットばかりで」
「パンを食べる?」
俺の答えが意外だったのか、リックは目を丸くして頓狂な声をあげた。
「そうだよ。作るのも結構好きだから、できればカンパラのパン屋で働けないかと思って。作りたいパンもたくさんあるし」
俺はまだ見ぬカンパラの町とそこにあるパン屋を想像し、自然と口角が上がる。
惣菜パンとはいかずとも、ベーグルやフォカッチャのようなものならあるかもしれない。サンドイッチが売られていれば、惣菜パンの作られる世界はすぐそこだと言っても過言ではないだろう。
「……カンパラにパン屋は一つしかないですよ。そこで働くつもりですか?」
「え、知ってるの? どんなパンが売ってる? ふかふかしたパンとか、何か挟んだり乗せたりしたパンも売ってるかな? 俺が作りたいのはそういう美味しいパンなんだ」
「知ってるも何も……カンパラに一つしかないパン屋、フロッキースのオーナーは僕の父なんです」
「ええ? じゃあ、リックの家がパン屋だってこと?」
今度は俺が目を丸くする番だった。
なぜか申し訳なさそうな顔をしたリックは頷き、そして背負っている鞄の中から薄紙の包みを取り出した。
「これ、よかったら食べてください。うちで作っているパンです」
「いいの? ありがとう」
薄い包みを開いてみると、そこには見慣れた生地の固そうな、丸いパンが入っていた。
「ブールです。食べやすい大きさなので一番よく売れるんですよ」
ブールというのはバゲットと同じような生地で作る、丸型のパンの名前だったはずだ。
俺はほんの少し嫌な予感がしたものの、そのパンをちぎってみる。いつもマウイばあさんの家で食べていたパンと同じような感触で、それよりは少し香ばしいような気もする。
ちぎったかけらを口に放り込むと、まだ村を離れて数時間しか経っていないというのに、マウイばあさんの皺だらけの顔がなんだか妙に懐かしく思い出された。
「……うん。おいしい、ね」
「無理しないでください。自分の家だけど、なんでもない平凡なパン屋だということはよくわかっています。レイさんが求めているような不思議なパンは売っていなくて、たぶんレイさんが食べ慣れているという固いバゲットもうちの商品だと思います」
アサの村にも時々パンを届けに行くので、と付け足し、リックはまた申し訳なさそうに笑った。
さて、申し訳ないのはこちらの方である。
固いと散々こき下ろしていたパンは俺を親切にカンパラの町まで送り届けようとしてくれている青年の家のもので、せっかく貰ったパンもどうにも二口目が進まない。この固いパンはとにかくそのまま食べるには不便なもので、スープに浸して柔らかくしないと噛むことも容易にはいかない頑固者なのだ。
俺は一口目をようやく飲み込み、貰ったパンの残りを自分の鞄に入れた。
「いやあ……なんだか色々と申し訳ないね。俺はその、えーと、世間知らずで」
「気にしないでください。うちの店にはレイさんの気に入るパンはないかもしれないけど、働いてくれる人なら募集しています。もしレイさんが来てくれるなら僕も嬉しいです」
「本当に?」
「父はパン作りを引退して今は隠居の身なんです。弟子の職人さんが一人いて、本当なら僕が跡を継がなきゃいけなかったんですが……」
「あ……リックが兵士団に入るなら、後継がいないということか」
「職人さんもまだ若いので当面の心配はないんですが、彼もいずれは自分の店を持ちたいらしくて。弟子を取ろうとしたこともあるんですが、何しろ職人気質の気難しい人なので……」
俺はまた嫌な予感がした。
パン屋の状況も知らず働きたいと言い出す世間知らずの男がいて、気難しい職人がいるとなればその結果は明白である。
「……俺、もしかして秒で追い出されちゃうやつ?」
「……僕からも口添えはしますが」
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