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魔法競技会
ランドルフ・カーザリア
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キリアンとランドルフが向かった先は、レオンの部屋だった。
明らかにスタンピード騒動に関しての報告だろうと思い、アルは遠慮したい気分になる。
「ほら、早く行くぞ!」
「アル、諦めろ」
「……はい」
満面の笑顔でノックもせずにドアを開けて入っていくランドルフと、苦笑しながら声を掛けてきたキリアン。
これでは諦めるしかないだろうと、アルは大きく肩を落として二人に続いた。
「……まさか、見つかってしまうとはな」
「申し訳ございません、旦那様」
「いや、急なことだったからな」
「なんだ、やっぱり隠そうとしていたのかい?」
「面倒事は好きではないのでね」
「これは、馬車にセドルを残しておいてよかったな」
ランドルフの言葉を聞いて、アルは馬車で待っていた御者に見つかったのが一番の問題だったのだと理解した。
「あの、殿下。どのようにして連絡を取り合っていたんですか?」
「……」
「で、殿下?」
「……」
「……ランドルフ様?」
「……ランディだ」
「……それじゃあ、ランディ様で。これ以上は譲歩しませんからね!」
「……まあ、いいか」
堅苦しいのは嫌いだと言っていたが、ここまで頑なだとは思わなかった。
たったこれだけのやり取りにもアルは溜息をつきそうになってしまったが、ランドルフの前でそれは不敬だと思い飲み込んだ。
「闇魔法だよ」
「や、闇魔法? 王族がですか?」
「いいや、使っていたのはセドルの方だな。使い魔を介してやり取りしていたんだよ」
「まったく、ハッシュバーグ家の執事もやってくれたものだよ」
「……ハッシュバーグ家って、フォルトさんのところですよね?」
アルはランドルフがハッシュバーグ家の世話になっていることを知らなかった。
そのことを軽く説明されると、アルはすぐに納得していた。
「今のユージュラッドには、王都に連なる貴族が少ないですからね」
「よく知っているね」
「……ってことは、キリアン兄上がランディ様を助けたってことにもなるんですね」
「どうしてそうなるんだ、アル?」
「だって、フォルトさんはキリアン兄上の人となりに共感してユージュラッド魔法学園に入学したと聞きましたから。それが無ければ、フォルトさんはここにいなかったわけですよね?」
「面白い考え方をするんだな、アル君は。だが、確かにそうかもしれない」
顎に手を当てながらランドルフが何やら考え込んでいる。
そして、何かを閃いたのか笑顔を浮かべながら顔を上げた。
「さすがはキリアンだな! 先を見越して、ハッシュバーグ家の人間に声を掛けていたんだろう!」
「いや、そんなことはない──」
「謙遜するな! これは、何かしら褒美をやらなければならないなあ!」
「ランディ、変なことを考えるな──」
「いいや、褒美をやるぞ! ご当主殿も何もいらないとこちらの厚意を無下にしているのだから、キリアンには絶対に受け取ってもらう!」
「……えっと、何事?」
レオン、キリアン、ランドルフの話を聞いていると、何故ランドルフがこのような提案をしているのかが分かってきた。
スタンピード騒動における最大の功労者はノワール家である。
しかし、レオンはランドルフが提示した褒美を何一ついらないと突っぱねており、ランドルフもそれでは王族として申し訳がないと押し問答が続いていた。
ならばとランドルフが言い出したのが、フェルモニアを単独討伐したアル個人への褒美であった。
だが、こちらもレオンが断固拒否してしまい、話は平行線のまま進んでしまう。
こうなると、どのような理由であれ褒美を渡さなければ気が済まなくなったランドルフは、キリアンとフォルトの話を聞いて今の提案を口にしていたのだ。
「まあ、褒美を送る名目はこちらに任せてもらおうか!」
「その名目が、スタンピード騒動の功績になるんじゃないだろうね?」
「ふふふ、それはどうだろうねぇ」
「……ランディ、君ねぇ」
「なら、アル君に褒美を与えてもいいんだよ? 本人が望めばご当主殿も断ることは──」
「あっ、お断りします」
「……何故だい!? 褒美を断るとか、意味が分からないんだけど!」
絶対に面倒事に巻き込まれるから、というのは口に出すことなく、曖昧な笑みを浮かべるに止めた。
「……はぁ。ノワール家の人たちは、みんな頭が固いんだから。王都にだって、何度も呼んでいるのに」
「殿下、その話はもう終わりにしませんか?」
「だけどね、ご当主殿。我々には、貴重な忠臣と戦力を遊ばせておくほどの余裕はないんだよ?」
「ですが、今回はそのおかげでスタンピードをここで抑えることに成功したのです」
「それは、ご当主殿とアミルダ・ヴォレストの思惑によるところが大きいんじゃないのかな?」
不敵な笑みを浮かべながらそう口にしたランドルフに、レオンは一瞬だけ体が硬直する。
だが、それ以上は言葉を発することなく、睨み合いが続いた。
「……まあ、私たちも田舎の上級貴族には足を引っ張られていたからね。特段、追及することはしないよ」
「……そうですか」
「だからさ、ノワール家への褒美を全てきっちりと受け取って──」
「それはお断りいたします」
「……頑固だねー」
最終的には苦笑を浮かべて、褒美に関する話し合いが終わった。
明らかにスタンピード騒動に関しての報告だろうと思い、アルは遠慮したい気分になる。
「ほら、早く行くぞ!」
「アル、諦めろ」
「……はい」
満面の笑顔でノックもせずにドアを開けて入っていくランドルフと、苦笑しながら声を掛けてきたキリアン。
これでは諦めるしかないだろうと、アルは大きく肩を落として二人に続いた。
「……まさか、見つかってしまうとはな」
「申し訳ございません、旦那様」
「いや、急なことだったからな」
「なんだ、やっぱり隠そうとしていたのかい?」
「面倒事は好きではないのでね」
「これは、馬車にセドルを残しておいてよかったな」
ランドルフの言葉を聞いて、アルは馬車で待っていた御者に見つかったのが一番の問題だったのだと理解した。
「あの、殿下。どのようにして連絡を取り合っていたんですか?」
「……」
「で、殿下?」
「……」
「……ランドルフ様?」
「……ランディだ」
「……それじゃあ、ランディ様で。これ以上は譲歩しませんからね!」
「……まあ、いいか」
堅苦しいのは嫌いだと言っていたが、ここまで頑なだとは思わなかった。
たったこれだけのやり取りにもアルは溜息をつきそうになってしまったが、ランドルフの前でそれは不敬だと思い飲み込んだ。
「闇魔法だよ」
「や、闇魔法? 王族がですか?」
「いいや、使っていたのはセドルの方だな。使い魔を介してやり取りしていたんだよ」
「まったく、ハッシュバーグ家の執事もやってくれたものだよ」
「……ハッシュバーグ家って、フォルトさんのところですよね?」
アルはランドルフがハッシュバーグ家の世話になっていることを知らなかった。
そのことを軽く説明されると、アルはすぐに納得していた。
「今のユージュラッドには、王都に連なる貴族が少ないですからね」
「よく知っているね」
「……ってことは、キリアン兄上がランディ様を助けたってことにもなるんですね」
「どうしてそうなるんだ、アル?」
「だって、フォルトさんはキリアン兄上の人となりに共感してユージュラッド魔法学園に入学したと聞きましたから。それが無ければ、フォルトさんはここにいなかったわけですよね?」
「面白い考え方をするんだな、アル君は。だが、確かにそうかもしれない」
顎に手を当てながらランドルフが何やら考え込んでいる。
そして、何かを閃いたのか笑顔を浮かべながら顔を上げた。
「さすがはキリアンだな! 先を見越して、ハッシュバーグ家の人間に声を掛けていたんだろう!」
「いや、そんなことはない──」
「謙遜するな! これは、何かしら褒美をやらなければならないなあ!」
「ランディ、変なことを考えるな──」
「いいや、褒美をやるぞ! ご当主殿も何もいらないとこちらの厚意を無下にしているのだから、キリアンには絶対に受け取ってもらう!」
「……えっと、何事?」
レオン、キリアン、ランドルフの話を聞いていると、何故ランドルフがこのような提案をしているのかが分かってきた。
スタンピード騒動における最大の功労者はノワール家である。
しかし、レオンはランドルフが提示した褒美を何一ついらないと突っぱねており、ランドルフもそれでは王族として申し訳がないと押し問答が続いていた。
ならばとランドルフが言い出したのが、フェルモニアを単独討伐したアル個人への褒美であった。
だが、こちらもレオンが断固拒否してしまい、話は平行線のまま進んでしまう。
こうなると、どのような理由であれ褒美を渡さなければ気が済まなくなったランドルフは、キリアンとフォルトの話を聞いて今の提案を口にしていたのだ。
「まあ、褒美を送る名目はこちらに任せてもらおうか!」
「その名目が、スタンピード騒動の功績になるんじゃないだろうね?」
「ふふふ、それはどうだろうねぇ」
「……ランディ、君ねぇ」
「なら、アル君に褒美を与えてもいいんだよ? 本人が望めばご当主殿も断ることは──」
「あっ、お断りします」
「……何故だい!? 褒美を断るとか、意味が分からないんだけど!」
絶対に面倒事に巻き込まれるから、というのは口に出すことなく、曖昧な笑みを浮かべるに止めた。
「……はぁ。ノワール家の人たちは、みんな頭が固いんだから。王都にだって、何度も呼んでいるのに」
「殿下、その話はもう終わりにしませんか?」
「だけどね、ご当主殿。我々には、貴重な忠臣と戦力を遊ばせておくほどの余裕はないんだよ?」
「ですが、今回はそのおかげでスタンピードをここで抑えることに成功したのです」
「それは、ご当主殿とアミルダ・ヴォレストの思惑によるところが大きいんじゃないのかな?」
不敵な笑みを浮かべながらそう口にしたランドルフに、レオンは一瞬だけ体が硬直する。
だが、それ以上は言葉を発することなく、睨み合いが続いた。
「……まあ、私たちも田舎の上級貴族には足を引っ張られていたからね。特段、追及することはしないよ」
「……そうですか」
「だからさ、ノワール家への褒美を全てきっちりと受け取って──」
「それはお断りいたします」
「……頑固だねー」
最終的には苦笑を浮かべて、褒美に関する話し合いが終わった。
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