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最強剣士
アルの指導②
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アンナが驚くのも無理はない。
アルがやったことは魔法学園に通う学生であっても習うことがほとんどないことだからだ。
「アンナ、魔法の形成は問題ない。だけど、実戦経験が足りない分、人に向けて魔法を放つ時に緊張してしまっているな。常に冷静になることができれば、自分だけじゃなくて相手の魔力を読むこともすぐに──」
「ちょ、ちょっと待ってください、アルお兄様!」
「ん? どうしたんだ?」
アルとしては普通のことをしただけに過ぎなかったので話を進めていたが、それをアンナが慌てて止める。
「い、今、私のアクアボールに何をしたのですか?」
「何をって……含まれている魔力の流れを阻害して形を崩しただけだが?」
「だけだがって……あの、アルお兄様? 普通はそのようなこと、できないと思うのですが」
「そうなのか? だが、俺はエミリア先生から普通に習って……たん、だが?」
そこで視線をリリーナの指導をしているエミリアに向けたのだが、エミリアもこちらを見ている。
ただし、その表情は明らかに呆れており、アルもやってしまったのかと自分の行動を反省した。
「……あー、えっと、まずはアンナの魔法についての指摘からでもいいかな?」
「その後に説明をしてくれるんですよね?」
「……」
「アルお兄様? 説明を! して! くれるんですよね!」
「……は、はい、説明します」
言葉を区切るたびに詰め寄ってくるアンナの迫力に根負けしたアルは、渋々だがそう口にすることしかできなかった。
「ありがとうございます、アルお兄様」
「その笑顔が逆に怖いんだが……まあ、仕方ないか。それじゃあ、まずは魔法操作についてだが、これはさっき言った通りだけど実戦経験を積むことが大事だろう」
「で、ですがお兄様。そんな簡単に実戦経験を積むことなんてできませんよ? そもそも、お兄様だってどこで実戦経験を積んだのですか?」
アルの実戦経験はチグサとの模擬戦が主だが、それ以前にアルベルトとしての経験が大きく活きている。
アルベルトとしての経験はもちろんだが、チグサとの模擬戦で剣術を習ってることもアンナにはまだ説明できていないので口にすることはできない。
「そこは内緒だ」
「お、教えてくださいよ!」
「ダメだ。ちなみに、エミリア先生を問い詰めても同じ答えだからな」
「……エミリア先生は知っていて、私には教えられないのですか?」
「すまんな。兄妹であっても教えてはいけないという約束なんだ」
これは単純にレオンがラミアン以外には口にしていないから出た言葉だが、あながち間違いでもないので問題はないだろうと判断した。
「……分かりました。でしたら、私が実戦を積むためにはどうしたらいいのでしょうか?」
「実戦を経験するのは簡単じゃない。俺がいる時なら、今みたいに火を点してやれるけど、それがロウソクとかだと実戦という部分では役不足になる」
「そ、それならどうしたら……」
「そうだなぁ……だいぶ荒療治になるが、いいか? やるかどうかはアンナが決めることだけど」
「き、聞かせてください!」
まるですがりつくように手を握られたアルは、その方法を口にした。
「まず、ロウソクを点して離れたところに置く。これだけだとさっき言ったみたいに実戦の部分では足りないので、そのすぐ前にアンナの大事なものを置くんだ」
「だ、大事なもの、ですか?」
「そう、大事なもの。そうすると、緊張感が増すだろう? なんて言ったって、軌道がずれて魔法が直撃したら大事なものが壊れてしまうかもしれないんだからな」
ゴクリ、とアンナが唾を飲み込んだ。
それならば確かに緊張感は増すだろう。だが、それを行動に移せるかどうかはアンナの気持ち次第。
「……決めるのはアンナだ。それに、今すぐに行動しなくても学園に通えばダンジョンに潜ったりと緊張感のある場面は増えてくるんだから、ゆっくりと学んでいくことが普通だと思うぞ」
「それは、そうですが……」
「エミリア先生の許可も必要になるだろうし、今すぐに決めるんじゃなくてゆっくり考えることだな」
「……はい。ですがお兄様、どうして魔力操作が上手くなることが相手の魔力を読むことにつながるのですか?」
魔力操作はあくまで自分の魔力を操作するものであり、相手の魔力を操作するものではない。
それができれば魔法国家として成長を続けているカーザリアの脅威になり得るだろう。
「それが、普通の考えだろうな。というか、俺も最初はそう習っていたよ」
「どういうことですか?」
説明する前に一度エミリアへ視線を向ける。
このことを説明していいのかどうか、アルだけでは判断がつかなかったからだ。
エミリアもアルから確認を求められることを察していたのか、目と目が合うと一つ頷いてくれた。
「エミリア先生からも許可が出たし、そのまま説明を……って、どうしたんだ、アンナ?」
「アルお兄様は卑怯です」
「えっ? ちょっと、アンナ、どうしてそうなるんだ?」
「エミリア先生とは隠し事ばかりで、私を除け者にしているではないですか」
「いや、そういうわけではないんだが?」
「私はお兄様にとって、どのような存在なのですか?」
「どのようなって、大事な妹だけど?」
「……もういいです、さっさと教えてください!」
どうして怒られているのか全く理解できないアルだったが、アンナから教えてと言われたことをきっかけに魔力を読む方法について説明を始めた。
アルがやったことは魔法学園に通う学生であっても習うことがほとんどないことだからだ。
「アンナ、魔法の形成は問題ない。だけど、実戦経験が足りない分、人に向けて魔法を放つ時に緊張してしまっているな。常に冷静になることができれば、自分だけじゃなくて相手の魔力を読むこともすぐに──」
「ちょ、ちょっと待ってください、アルお兄様!」
「ん? どうしたんだ?」
アルとしては普通のことをしただけに過ぎなかったので話を進めていたが、それをアンナが慌てて止める。
「い、今、私のアクアボールに何をしたのですか?」
「何をって……含まれている魔力の流れを阻害して形を崩しただけだが?」
「だけだがって……あの、アルお兄様? 普通はそのようなこと、できないと思うのですが」
「そうなのか? だが、俺はエミリア先生から普通に習って……たん、だが?」
そこで視線をリリーナの指導をしているエミリアに向けたのだが、エミリアもこちらを見ている。
ただし、その表情は明らかに呆れており、アルもやってしまったのかと自分の行動を反省した。
「……あー、えっと、まずはアンナの魔法についての指摘からでもいいかな?」
「その後に説明をしてくれるんですよね?」
「……」
「アルお兄様? 説明を! して! くれるんですよね!」
「……は、はい、説明します」
言葉を区切るたびに詰め寄ってくるアンナの迫力に根負けしたアルは、渋々だがそう口にすることしかできなかった。
「ありがとうございます、アルお兄様」
「その笑顔が逆に怖いんだが……まあ、仕方ないか。それじゃあ、まずは魔法操作についてだが、これはさっき言った通りだけど実戦経験を積むことが大事だろう」
「で、ですがお兄様。そんな簡単に実戦経験を積むことなんてできませんよ? そもそも、お兄様だってどこで実戦経験を積んだのですか?」
アルの実戦経験はチグサとの模擬戦が主だが、それ以前にアルベルトとしての経験が大きく活きている。
アルベルトとしての経験はもちろんだが、チグサとの模擬戦で剣術を習ってることもアンナにはまだ説明できていないので口にすることはできない。
「そこは内緒だ」
「お、教えてくださいよ!」
「ダメだ。ちなみに、エミリア先生を問い詰めても同じ答えだからな」
「……エミリア先生は知っていて、私には教えられないのですか?」
「すまんな。兄妹であっても教えてはいけないという約束なんだ」
これは単純にレオンがラミアン以外には口にしていないから出た言葉だが、あながち間違いでもないので問題はないだろうと判断した。
「……分かりました。でしたら、私が実戦を積むためにはどうしたらいいのでしょうか?」
「実戦を経験するのは簡単じゃない。俺がいる時なら、今みたいに火を点してやれるけど、それがロウソクとかだと実戦という部分では役不足になる」
「そ、それならどうしたら……」
「そうだなぁ……だいぶ荒療治になるが、いいか? やるかどうかはアンナが決めることだけど」
「き、聞かせてください!」
まるですがりつくように手を握られたアルは、その方法を口にした。
「まず、ロウソクを点して離れたところに置く。これだけだとさっき言ったみたいに実戦の部分では足りないので、そのすぐ前にアンナの大事なものを置くんだ」
「だ、大事なもの、ですか?」
「そう、大事なもの。そうすると、緊張感が増すだろう? なんて言ったって、軌道がずれて魔法が直撃したら大事なものが壊れてしまうかもしれないんだからな」
ゴクリ、とアンナが唾を飲み込んだ。
それならば確かに緊張感は増すだろう。だが、それを行動に移せるかどうかはアンナの気持ち次第。
「……決めるのはアンナだ。それに、今すぐに行動しなくても学園に通えばダンジョンに潜ったりと緊張感のある場面は増えてくるんだから、ゆっくりと学んでいくことが普通だと思うぞ」
「それは、そうですが……」
「エミリア先生の許可も必要になるだろうし、今すぐに決めるんじゃなくてゆっくり考えることだな」
「……はい。ですがお兄様、どうして魔力操作が上手くなることが相手の魔力を読むことにつながるのですか?」
魔力操作はあくまで自分の魔力を操作するものであり、相手の魔力を操作するものではない。
それができれば魔法国家として成長を続けているカーザリアの脅威になり得るだろう。
「それが、普通の考えだろうな。というか、俺も最初はそう習っていたよ」
「どういうことですか?」
説明する前に一度エミリアへ視線を向ける。
このことを説明していいのかどうか、アルだけでは判断がつかなかったからだ。
エミリアもアルから確認を求められることを察していたのか、目と目が合うと一つ頷いてくれた。
「エミリア先生からも許可が出たし、そのまま説明を……って、どうしたんだ、アンナ?」
「アルお兄様は卑怯です」
「えっ? ちょっと、アンナ、どうしてそうなるんだ?」
「エミリア先生とは隠し事ばかりで、私を除け者にしているではないですか」
「いや、そういうわけではないんだが?」
「私はお兄様にとって、どのような存在なのですか?」
「どのようなって、大事な妹だけど?」
「……もういいです、さっさと教えてください!」
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