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1章

3話魔装は強かった

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ゲートを潜った先は洞窟でした。
「「マスター、装着して下さい。」」
「テストも兼ねて装備してみるか。」

僕は指輪に魔力を流し込んだ。
指輪が崩れ魔力の塊が体を包むように広がって行き漆黒の魔装が出来上がった…

「「特撮のナレーションみたいになりましたねマスター!」」
「「武装は追加できる?」」
「「可能です!サーベルをクリエイトします。」」

マリオンの声と同時に少し魔力が抜ける感覚があったと同時に一本の剣があらわれた。
「「握って魔力を流すと刃の部分が発熱します」」

それ…ヒー○サーベルじゃん…
「「左手首からロッドはでませんよ?ついかしますか?」」

「しなくていい!」

とりあえず進みながら試し切りする事になったが、ゴブリンが豆腐のように切れるのだ…
断面は刃の熱で焼かれ血飛沫は無かった。
「「マスタースキル隠密と鑑定を付与しました。装着中はオンオフ切り替え可能です。」」
我が魔装は無よりスキルを生み出すのか?

「「いえ、倒したモンスターより吸収しました。」」

チートでした…

ダンジョンも半ばあたりでレベルが6→13へ上がり、創造魔装のレベルも2へとあがった。

「「マスターレベルがあがりました!新たな魔装が作成保存出来る様になります!」」
「「前回みたいに 魔力をゴッソリ持ってかれると今はまずいから宿へ帰ってからだね!」」

「「マスター16時になりました!」」

我が魔装には時報が付いていた…
「かえりますか…」
ダンジョンの各階層にはセーフゾーンがありゲートを使えば入り口へとかえれるのだ。

街へと帰るなか今回の収穫を確認していた。
内容はゴブリン討伐部位24、スライム核60、錆びた武器13、ゴブリン魔石19
駆け出し冒険者の成果としては大収穫だった。
剣技スキルもLV8へと上がっており一般的冒険者の平均値まで上がっていた。

街に着いて早々ギルドへと戻り買取受付へと向かった。
「すみません、買取お願いします。」
受付はこれまたハゲであるが唇に紅を塗っているおっさんがいて、さらにマッチョ…

「あ~らいらっしゃい。買取に出すものをここにだして?」

突っ込むのはやめにしよう…
「「カマ~ですねマスター。このギルドキャラこすぎませんか?」」
代わりにツッコミありがとうございます…

今回の収穫を全て出すと金貨1枚と銀貨5枚になった。

「いい状態だったから少し高めにしたわよ!後は駆け出し応援フェアーで金額アップ中だから♪」
「ありがとうございます…」
「明日も頑張ってね!」

僕は寒気を感じながら紹介された宿へと向かった。

宿の名前はマッスルハッスル…
「いらっしゃいませ!」
出てきたのは猫耳族の可愛女の子だった!
「「え~、マッチョじゃないんだ…」」

僕は安心してますよ?はい。

「一泊おいくらですか?」
「1泊泊まりだけなら銅貨5枚、ご飯2食付きなら銀貨1枚だよ!」
「なら3日ご飯付きでお願いします。」
僕は銀貨3枚を払った。
「ありがとうございます!ご飯は隣の入り口が食堂です!お部屋は205です!」
「ありがとう」
「ごゆっくり!」

早速食堂へと向かい席についた。
メニューを開くと

……メニュー……

ササミとレタスのサラダ
ガッツリステーキ
マッスルステーキ
ササミのプロテイン和え
オークの睾丸煮

…ドリンク…
オレンジプロテイン
ミルクプロテイン
エール
ワイン赤、白
純プロテイン

……………

マッスル要素ここかよ…
まともそうなガッツリステーキとオレンジプロテインを選択した。

「おとーさん、ガッツリステーキとオレンジプロテイン入りましたー!マッスル!」

「ありがとうございやす!ハッスル!」

さっきの受付の少女だから…可愛からゆるす!

「「このロリコンめ…」」

辞めて…

この後ガッツリステーキのボリューム地獄を味わうことになるとは思わなかった…




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