神の愛子なのに魔王認定されました。

1章 魔王になっちゃいました。

3話 初めてのダンジョン。

翌朝、僕は朝食をたべながら今後について考えていた。
まずは野菜だが街に買いに行くにも金がない…

無闇に行ってまた魔王だー！なんて騒がれるのはごめんだった。
畑をつくるのは確定だろう。幸い種は神様から貰っている。

次に周りの周りの森の探索だ。異世界転生と言ったら冒険という考えだ。
たまにトレントが通りかかり此方を見つめてくる事もあるが他に何が居るか気になる。とは言っても狩の必要は無い…メイド型ゴーレムは戦闘力もあるのだ…
昨日お風呂から上がると血だらけのメイドゴーレムが歩いてくるのが見えた。
慌てて外にでたが返り血だったた。ゴーレムには血がないので当たり前ではあるけど…

引きずって来た獲物には驚いた…オークキングだったからだ…その後にも2体帰ってきたが同じくオークを運んできた。

「マスター、とりあえず畑作りました。ノームで！」
「ナビ？僕の出番潰す気？」
「すみません、マスターより早くできるので…」

「何をうえたの？」

「トマトに人参、ジャガイモ、玉ねぎ、小麦、米ですね！あと室内型畠を作りまして、香辛料を作ってます！マスターはカレーがあれば1週間でも生きれると聞きましたので！」
「無くても生きれあるから！カレーは大好物だけど！」

「まー出来るまで2ヶ月かかりますが…」
「はやくない？」

「魔素が濃ゆいので育ちやすいんです！」
「異世界すごい…」

あれ…やる事なくなったから森探索しよう…

門の正面が魔族領で裏が人族側らしい
森に入ると複数の視線を感じた。殺気は無いので眷属達だろう…うんきっとそうだ。

「マスター、この先で魔力反応が高いばしょが見つかりました！多分ダンジョンです！」

「ダンジョン？」

「はい！階層ごとに別れた構造で、各フロアにボスがいます。魔力だまりが出来るとそこに出来るように設定されてます。魔力の循環の為のシステムです。」

「え…街の中にできたりするの？」

「出来ますね…でも生き物がいれば魔力は吸収され散らばります。なので基本的には少ないです。」

「なるほど…」

見た目は洞窟だが中に入ると…洞窟だった…

「マスター何がいいたいのですか？」

「うん、きにしないで。」

一階層にはゴブリンが沸いていた。

「魔装展開！」

僕は魔装スキルを使用してみた。するとまたあの時の様に魔素が体を多い黒いライダースーツを着た姿になった。

「マスター、前回は私がイメージを作りあげたのであの形だったのです…イメージをしながら魔装を再度展開してください！」

僕は言われた通り体にアーマーを纏わせるイメージで展開してみた。例えるなら女の子が武装したあのアニメのようなやつを…

結果は成功だった。魔装は武器まで再現できるみたいだ。
「さすがマスター、創造魔装は可能性の塊であり…チートなのです。」

「試しにゴブリンを倒してみましょう！」

僕はクリエイトした魔弾ピストルを両手に持ちゴブリン達を撃ち抜いた。
魔弾は真っ直ぐ飛び、風や重力の影響を全く受けていない軌道で飛んでいった。

反動も無くただセンターに入れて引き金を引くだけ…

気がついたらボス部屋前についていた…。