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ディープキス
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今日はなんの練習する?とハルカが声をかけると勇太は、少しドキッとした表情を見せた。ハルカと勇太、これから2人が恋人同士として一緒の時を過ごせるかどうか……ハルカが恐怖心を抱かずに、勇太との体と体の触れ合いが出来るようになるために、少しずつ練習していこうというのが勇太からの提案だ。
勇太は少し躊躇いながら「とりあえずソファに並んで座ろうか」とリビングの席から立ち上がる。ハルカも「うん」と頷いてリビングのソファに勇太と並んで座った。
エアコンが効いているリビングは決して暑くないのに、勇太が隣にいるだけでハルカの体は少し火照っている気がする。勇太は「手を握れるか?握ってもいいか?」というのでハルカは何も言わず勇太の膝に乗っている手に、ゆっくりと自分の手を乗せた。
勇太は自分の上にハルカの手が乗ると手の向きを変えて指を絡ませて優しく握ってくれた。
「……なんだかめちゃくちゃ緊張するな……」
「私も……。」
と2人で緊張してしまいハルカはどんどん恥ずかしくなっていく。緊張を紛らわすためにテレビでもつけた方がいいか?と思い、
「テレビでもつけようか?」と勇太に提案すると、勇太は「テレビは見ない。……あのさ。キスしてもいいか?」
「うん。いいよ」とハルカは勇太の唇に自分の唇を近づけた。勇太は握った手を離して
「キスする時に肩を両手で抱いてもいいか?」
と聞いてくる。
「うん。いいよ。ゆっくりね」
とハルカは答える。
「あのさ……」
「まだ何か?!まだキスはしないの?」
とハルカは少し焦ったく感じてしまい、まるで勇太からのキスを早くして欲しいみたいな言い方になってしまって、顔を真っ赤にしてしまった。
勇太はハルカのことを気にかけていちいち聞いてきてくれているのに、その気持ちにハルカの方が配慮できずに、なんだか情けなくなってしまった。私って恋愛こんなに下手だったかな?と思ってしまうハルカに、
「唇を舐めていいか?舌を入れたい。ハルカのベロも舐めさせて欲しい。口の中でハルカのベロと俺のベロをからめたい。いいか?」
「!!ちょっと生々しいんですけど?!色々、やる前に聞いてくれてありがとう!そこはもう本当にありがとう!でもさ!でもさ!そんな詳しく言われると私、恥ずかしくなっちゃうよ!とりあえずいいよ!勇太ならしていいよ!いちいちそんな細かく聞かなくてもいいよ!私が嫌ってなったら止めてくれればそれでいいよ!もう!とりあえずキスはっ?!まだしてくれないの?」
と顔を真っ赤にしながら恥ずかしさのあまり、勇太に詰め寄り言うとハルカは勇太に両肩を触られたと思ったら、次の瞬間。
ポスっとソファに押し倒された。
勇太の真っ直ぐな目が
とても近くあってハルカは目が離せなかった。
勇太の前髪がハルカの前髪に垂れ下がって触れた。
「あっ」
「怖い?どう?いちいち聞かなくてもいいって言われたら、俺、ハルカにこういうことしちゃうよ。いいの?」
「うん。今日は平気みたい。」
「ハルカ、あのさ……」
「何?まだあるの?」
「好きだ。大好きだ。」
「うん」
とハルカが答えると勇太の顔が近づいてきてキスではなく、ペロッとハルカの唇を舐めた。舐めると言っていた……言っていたが……普通のキスよりロマンチックに感じて、ハルカはドキドキし過ぎて心臓が飛び出そうになる。
唇を舐められ次に普通のキスをして、普通のキスが終わると、勇太はもう一度キスをして、そのキスで勇太は自分の舌でハルカの唇をゆっくりと開けてハルカの口の中にベロを侵入させる。
クチュクチュと……卑猥な音がハルカと勇太の唇と舌が絡まって聞こえてくる。2人の呼吸もはぁはぁ……はぁはぁ……と激しさを増す。ハルカは両肩を勇太に抱かれるようにして勇太と激しくキスする。キスとキスとの合間でお互いの視線が交差して愛を確かめるようにまた深くベロをお互いの口の中に捩じ込んでいく。
怖くない。怖くないが自分の心臓の音がうるさくてハルカは、気がどうにかなってしまいそうだった。お互いの唾液が混ざり合って溶け合って勇太とのキスは、気持ちがとろけてしまいそうな甘美な誘惑だった。
ハルカは勇太とのセックスなら出来るかもしれないと思った。まだ分からない、分からないけれど、そう思わせるほどハルカはこの雰囲気に酔いしれていた。
お互いの口から唾液の糸がひいて……はぁはぁ……はぁはぁ…と呼吸を整えてキスがいったん止まったタイミングでハルカは勇太に
「どうする?ベッド行く?」
と聞いてみるのだった。
勇太は少し躊躇いながら「とりあえずソファに並んで座ろうか」とリビングの席から立ち上がる。ハルカも「うん」と頷いてリビングのソファに勇太と並んで座った。
エアコンが効いているリビングは決して暑くないのに、勇太が隣にいるだけでハルカの体は少し火照っている気がする。勇太は「手を握れるか?握ってもいいか?」というのでハルカは何も言わず勇太の膝に乗っている手に、ゆっくりと自分の手を乗せた。
勇太は自分の上にハルカの手が乗ると手の向きを変えて指を絡ませて優しく握ってくれた。
「……なんだかめちゃくちゃ緊張するな……」
「私も……。」
と2人で緊張してしまいハルカはどんどん恥ずかしくなっていく。緊張を紛らわすためにテレビでもつけた方がいいか?と思い、
「テレビでもつけようか?」と勇太に提案すると、勇太は「テレビは見ない。……あのさ。キスしてもいいか?」
「うん。いいよ」とハルカは勇太の唇に自分の唇を近づけた。勇太は握った手を離して
「キスする時に肩を両手で抱いてもいいか?」
と聞いてくる。
「うん。いいよ。ゆっくりね」
とハルカは答える。
「あのさ……」
「まだ何か?!まだキスはしないの?」
とハルカは少し焦ったく感じてしまい、まるで勇太からのキスを早くして欲しいみたいな言い方になってしまって、顔を真っ赤にしてしまった。
勇太はハルカのことを気にかけていちいち聞いてきてくれているのに、その気持ちにハルカの方が配慮できずに、なんだか情けなくなってしまった。私って恋愛こんなに下手だったかな?と思ってしまうハルカに、
「唇を舐めていいか?舌を入れたい。ハルカのベロも舐めさせて欲しい。口の中でハルカのベロと俺のベロをからめたい。いいか?」
「!!ちょっと生々しいんですけど?!色々、やる前に聞いてくれてありがとう!そこはもう本当にありがとう!でもさ!でもさ!そんな詳しく言われると私、恥ずかしくなっちゃうよ!とりあえずいいよ!勇太ならしていいよ!いちいちそんな細かく聞かなくてもいいよ!私が嫌ってなったら止めてくれればそれでいいよ!もう!とりあえずキスはっ?!まだしてくれないの?」
と顔を真っ赤にしながら恥ずかしさのあまり、勇太に詰め寄り言うとハルカは勇太に両肩を触られたと思ったら、次の瞬間。
ポスっとソファに押し倒された。
勇太の真っ直ぐな目が
とても近くあってハルカは目が離せなかった。
勇太の前髪がハルカの前髪に垂れ下がって触れた。
「あっ」
「怖い?どう?いちいち聞かなくてもいいって言われたら、俺、ハルカにこういうことしちゃうよ。いいの?」
「うん。今日は平気みたい。」
「ハルカ、あのさ……」
「何?まだあるの?」
「好きだ。大好きだ。」
「うん」
とハルカが答えると勇太の顔が近づいてきてキスではなく、ペロッとハルカの唇を舐めた。舐めると言っていた……言っていたが……普通のキスよりロマンチックに感じて、ハルカはドキドキし過ぎて心臓が飛び出そうになる。
唇を舐められ次に普通のキスをして、普通のキスが終わると、勇太はもう一度キスをして、そのキスで勇太は自分の舌でハルカの唇をゆっくりと開けてハルカの口の中にベロを侵入させる。
クチュクチュと……卑猥な音がハルカと勇太の唇と舌が絡まって聞こえてくる。2人の呼吸もはぁはぁ……はぁはぁ……と激しさを増す。ハルカは両肩を勇太に抱かれるようにして勇太と激しくキスする。キスとキスとの合間でお互いの視線が交差して愛を確かめるようにまた深くベロをお互いの口の中に捩じ込んでいく。
怖くない。怖くないが自分の心臓の音がうるさくてハルカは、気がどうにかなってしまいそうだった。お互いの唾液が混ざり合って溶け合って勇太とのキスは、気持ちがとろけてしまいそうな甘美な誘惑だった。
ハルカは勇太とのセックスなら出来るかもしれないと思った。まだ分からない、分からないけれど、そう思わせるほどハルカはこの雰囲気に酔いしれていた。
お互いの口から唾液の糸がひいて……はぁはぁ……はぁはぁ…と呼吸を整えてキスがいったん止まったタイミングでハルカは勇太に
「どうする?ベッド行く?」
と聞いてみるのだった。
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