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薬箱と兄上
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「強打した腰を診てやろう」
死んだように眠りについていたルークが差し込む朝日にぼんやりと目を細めていると、薬箱を手に兄のディランが入室してきた。
反論する間もなく、流れるような仕草であれよあれよという間に裸に剥かれる。
ルークの白くきめ細やかな滑らかな肌につけられた、赤い鬱血が際立ち独占欲を表していた。
「ひっ…!」
赤い鬱血を辿るように優しく指で撫でられ、ルークは思わず声が漏らした。
「…腰は痛めてないようだが…マーキングかっ…顕示欲が強い女だな(かなり歳上か?)」
探るような、真実を見抜くようなディランの瞳にわなわなと震えた。
転倒が嘘だってバレてる…
敢えて女かって言うってことは…女じゃないって疑われてるんだ…男性と関係したんじゃないかって…
どうしよう…全て兄にバレてしまう…
言葉の真意を勘ぐり、ルークの目が狼狽して泳ぐ。
小刻みに震える様子をみて、兄ディランはカッと目を見開いて肩を強く掴んだ。
「痛っ!あにうえっ…」
「ルーク⁉︎もしや…男?(男を抱いたのか?男にこの身体を晒したのか⁉︎あれだけ、素敵な女性と恋愛するのが夢だと言っていたのに…どうしても女性がいいと言っていたから…だから、私は…)」
ディランは自分と同じ性の男の前に、このまっさらな身体を晒したのかと考えると、どうしようも無く、苛立ち、腹立たしかった。
怒りのままに乱暴に身体を押さえ、激しく鬱血をつけられたルークの太腿に手を這わすと、蕾から太腿に流れ落ちる液体がディランの指を濡らした。
「やっ…」
「これは…(精液か?なぜ?)」
液体からもたらされる事実にディランの頭の中は真っ白になり、考えるより先に指を微かに開くルークの蕾に捩じ込んだ。
「んっ…やめっ…あにうえ…」
身を震わせ喘いでいるルークの内壁は、ねっとり吸い付いてきて、今までのどんな男女よりも敏感で熱く絡んでくる。
快感に嬌声を挙げ、紅潮した顔はとてつもなく淫靡でディランの欲望を掻き立てる。
(挿入したい。欲望のまま突き入れ、この中を思い切り掻き回したい)ディランの股間は屹立した。
しかし、最奥へと指を進む指にあわせて中から次々と溢れ出してくる白濁が、昨日起こったであろう他者との情事をうかがわせた。
「くっ…ルーク!っ…」
この身体をどこぞの男へ開いたのか、とディランはルークを荒らした男に嫉妬し焦燥感で胸が焼かれる。
同じクラスのαだろうか、それとも、上級生のαだろうか…見知らぬ男への嫉妬心が沸々と湧いてくる。
αの弟ルークへの劣情…ありえないと、自分はこの気持ちへ蓋をしひた隠しにしてきたのに…
ディランが苛立ちを隠せず、ルークの逃げる腰を強引に押さえ激しく奥を抉ると、ルークの口から嬌声が押し出されていく。
ディランの指が奥の一点を捉えた時に、ルークはぶるっと痙攣して身体を仰け反ると白濁を放った。
ディランは、艶かしいルークの姿に当てられどうしようなく煽られる自分をなんとか抑え込んだ。
指でルークの体内の液体を残さず掻き出すと、内壁のひだを指で練り込むように軟膏を塗り込んだ。
死んだように眠りについていたルークが差し込む朝日にぼんやりと目を細めていると、薬箱を手に兄のディランが入室してきた。
反論する間もなく、流れるような仕草であれよあれよという間に裸に剥かれる。
ルークの白くきめ細やかな滑らかな肌につけられた、赤い鬱血が際立ち独占欲を表していた。
「ひっ…!」
赤い鬱血を辿るように優しく指で撫でられ、ルークは思わず声が漏らした。
「…腰は痛めてないようだが…マーキングかっ…顕示欲が強い女だな(かなり歳上か?)」
探るような、真実を見抜くようなディランの瞳にわなわなと震えた。
転倒が嘘だってバレてる…
敢えて女かって言うってことは…女じゃないって疑われてるんだ…男性と関係したんじゃないかって…
どうしよう…全て兄にバレてしまう…
言葉の真意を勘ぐり、ルークの目が狼狽して泳ぐ。
小刻みに震える様子をみて、兄ディランはカッと目を見開いて肩を強く掴んだ。
「痛っ!あにうえっ…」
「ルーク⁉︎もしや…男?(男を抱いたのか?男にこの身体を晒したのか⁉︎あれだけ、素敵な女性と恋愛するのが夢だと言っていたのに…どうしても女性がいいと言っていたから…だから、私は…)」
ディランは自分と同じ性の男の前に、このまっさらな身体を晒したのかと考えると、どうしようも無く、苛立ち、腹立たしかった。
怒りのままに乱暴に身体を押さえ、激しく鬱血をつけられたルークの太腿に手を這わすと、蕾から太腿に流れ落ちる液体がディランの指を濡らした。
「やっ…」
「これは…(精液か?なぜ?)」
液体からもたらされる事実にディランの頭の中は真っ白になり、考えるより先に指を微かに開くルークの蕾に捩じ込んだ。
「んっ…やめっ…あにうえ…」
身を震わせ喘いでいるルークの内壁は、ねっとり吸い付いてきて、今までのどんな男女よりも敏感で熱く絡んでくる。
快感に嬌声を挙げ、紅潮した顔はとてつもなく淫靡でディランの欲望を掻き立てる。
(挿入したい。欲望のまま突き入れ、この中を思い切り掻き回したい)ディランの股間は屹立した。
しかし、最奥へと指を進む指にあわせて中から次々と溢れ出してくる白濁が、昨日起こったであろう他者との情事をうかがわせた。
「くっ…ルーク!っ…」
この身体をどこぞの男へ開いたのか、とディランはルークを荒らした男に嫉妬し焦燥感で胸が焼かれる。
同じクラスのαだろうか、それとも、上級生のαだろうか…見知らぬ男への嫉妬心が沸々と湧いてくる。
αの弟ルークへの劣情…ありえないと、自分はこの気持ちへ蓋をしひた隠しにしてきたのに…
ディランが苛立ちを隠せず、ルークの逃げる腰を強引に押さえ激しく奥を抉ると、ルークの口から嬌声が押し出されていく。
ディランの指が奥の一点を捉えた時に、ルークはぶるっと痙攣して身体を仰け反ると白濁を放った。
ディランは、艶かしいルークの姿に当てられどうしようなく煽られる自分をなんとか抑え込んだ。
指でルークの体内の液体を残さず掻き出すと、内壁のひだを指で練り込むように軟膏を塗り込んだ。
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