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第三章「寵愛の帳」
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どのぐらい話したか、酒もそろそろとつきかけたこと、信長の頬も真っ赤になり、目もうつろになって、酔っぱらったようで、そろそろ休まれてはと声をかけると、不意に手を引っ張り、抱きしめてきた。
匂いを嗅いでいるのか、頭のあたりでくんくんと鼻を鳴らす。
「ああ、良き香りじゃ、食べてしまいたい……」
と、首元に吸い付く。
まるで太若丸の体臭を啜りだすように、何度も何度も唇を押し当ててくる。
体臭だけでなく、体液まで啜られそうだ。
あげく舐めてくる。
これは聊か擽ったい。
ならばと、太若丸は信長の下半身に手を伸ばす。
そっと優しくつかみ、撫でるように弄る。
意外に小さい………………多分、太若丸が相手をした中で一番小さいかもしれない。
だが、張りが凄い。
まるで刀剣のように硬く、反り返り、燃えるように熱い。
ゆっくりと扱きあげると、首筋に吸い付きながら荒い息を漏らし、腰を押しつけてくる。
崩れるように寝床に倒れこむ。
信長は、太若丸の着物を脱がせ、今度は首筋でだけでなく、全身隈なく吸い付き、舐めまくる。
手の指から足の小指まで、乾肉をしゃぶるように、口に含んでちゅうちゅうと啜る。
いろんな者を相手にしてきたが、こんな人に、人の体を舐めまわす人は初めてだ。
しかも、
「愛しい、愛しい……」
と、酒を飲んでいたときとは打って変わって、おしゃべりだ。
出し入れしている間も、太若丸を抱きしめ、
「そなたは愛しいのぉ……、ああ、愛しい……」
と、耳元で囁いてくる。
そんなことを言われると、妙に擽ったくて、なぜか嬉しい。
これが、十兵衛相手なら、もっと良いのだが………………
だが、己が必要とされていると、なお気持ちが良かった。
男は果てた。
挿入れて、しばらくしないうちに果ててしまった。
放つ瞬間、男は女のようなか細い悲鳴をあげ、腰を激しく痙攣させ、太若丸の胸元に顔を埋めた。
太若丸は、彼の頭を抱き、優しく撫でる。
男は、果てた後の特有の荒々しい息をしている。
これで、ゆっくりと眠れるだろうか?
と、思ったが、なかなか眠れないようだ。
また動かし始める。
前から、後ろから、攻めまくる。
今までの中で一番荒々しい………………が、求められるようで、嬉しい………………
結局男は、太若丸の中で五回も果てた。
五回もしてようやく満足したのか、入れたまま寝てしまった。
太若丸も流石に疲れて、不覚にもそのまま寝入ってしまった。
匂いを嗅いでいるのか、頭のあたりでくんくんと鼻を鳴らす。
「ああ、良き香りじゃ、食べてしまいたい……」
と、首元に吸い付く。
まるで太若丸の体臭を啜りだすように、何度も何度も唇を押し当ててくる。
体臭だけでなく、体液まで啜られそうだ。
あげく舐めてくる。
これは聊か擽ったい。
ならばと、太若丸は信長の下半身に手を伸ばす。
そっと優しくつかみ、撫でるように弄る。
意外に小さい………………多分、太若丸が相手をした中で一番小さいかもしれない。
だが、張りが凄い。
まるで刀剣のように硬く、反り返り、燃えるように熱い。
ゆっくりと扱きあげると、首筋に吸い付きながら荒い息を漏らし、腰を押しつけてくる。
崩れるように寝床に倒れこむ。
信長は、太若丸の着物を脱がせ、今度は首筋でだけでなく、全身隈なく吸い付き、舐めまくる。
手の指から足の小指まで、乾肉をしゃぶるように、口に含んでちゅうちゅうと啜る。
いろんな者を相手にしてきたが、こんな人に、人の体を舐めまわす人は初めてだ。
しかも、
「愛しい、愛しい……」
と、酒を飲んでいたときとは打って変わって、おしゃべりだ。
出し入れしている間も、太若丸を抱きしめ、
「そなたは愛しいのぉ……、ああ、愛しい……」
と、耳元で囁いてくる。
そんなことを言われると、妙に擽ったくて、なぜか嬉しい。
これが、十兵衛相手なら、もっと良いのだが………………
だが、己が必要とされていると、なお気持ちが良かった。
男は果てた。
挿入れて、しばらくしないうちに果ててしまった。
放つ瞬間、男は女のようなか細い悲鳴をあげ、腰を激しく痙攣させ、太若丸の胸元に顔を埋めた。
太若丸は、彼の頭を抱き、優しく撫でる。
男は、果てた後の特有の荒々しい息をしている。
これで、ゆっくりと眠れるだろうか?
と、思ったが、なかなか眠れないようだ。
また動かし始める。
前から、後ろから、攻めまくる。
今までの中で一番荒々しい………………が、求められるようで、嬉しい………………
結局男は、太若丸の中で五回も果てた。
五回もしてようやく満足したのか、入れたまま寝てしまった。
太若丸も流石に疲れて、不覚にもそのまま寝入ってしまった。
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