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09 千隼とスライムと渚
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スライムが登場します。苦手な方はご注意下さい。
拘束/スライム/くすぐり/連続絶頂
攻→渚+スライム ※渚視点
受→千隼
◇ ◆
「今日は何ですか」
篠田さんから呼び出しを受け、やって来たのは何故か倉庫だった。スノードームや触手壺を始め、今は未南さんと篠田さんの作ったものを保管する場所でもある。
この前、スノードームは広間へ移動させたので倉庫の中は広々としており、以前のような窮屈さは感じない。
「今日は渚くんにお願いがありまして。実は新しい玩具が完成したんだけど、まだまだ他にも仕事が残ってるんです。なので渚くんが誰かに試してみてくれないかな?」
渡されたのは小さな箱に入った"なにか"。おそるおそる箱を開けてみると、そこに入っていたのはぷるぷると震えるゼリーのような物だった。
「……何、これ」
「スライムです」
「!?」
「いやぁ、触手と同じで地味に苦労したんですよねぇ。ただぷにょぷにょしたスライムならそこまで時間はかからないんですが、エッチな攻めに相応しいものを作って下さい、なんて言われたらねぇ」
箱の中でぷるぷるしているスライムは淡いピンク色をしていて中心部以外は透き通っている。因みに中心部は白くなっていて中身がどうなっているか分からない。
「中心部にスライムを動かすための機械が入ってるので見えにくいようにしてるんです。今回は提示された金額のこともあって遠隔操作は出来ないものになってまして。失礼しますね~」
箱の中身をむにゅっと掴んだかと思えば、何故かそのスライムを俺の服の中へ入れた。
「っぎゃあ!?気持ちわる…っ、何!?」
「はい、渚くんばんざーい」
「!? ちょっ、離せ離せ」
グイッと両手首を掴まれて万歳させられると、スライムが入っていた箱は小さな音を立てて床へ落ちた。そして本体は素肌にまとわりつき、服の中で動き回る。
「うひゃああ!?」
服の所為でどうなっているのかちゃんと見えないが、スライムは胸元にくると、乳首を吸い上げるようにまとわりついてきた。
「っきもちわるい!ちょ、離せっ…あうっ…んん!」
「このリモコンのスイッチを入れて対象物にくっつけたら、適当に動いて色んなところをくすぐったり、吸い付いたり揉みしだいたり、色々してくれるんです~」
「ひゃはははははは!」
乳首に吸い付いていたスライムがのっそりと移動すると、次は脇の下をこちょこちょとくすぐり始めた。腕を下げようにもがっちりと掴まれているので隠すことが出来ず、ダイレクトに刺激が襲ってくる。
「くすぐったぃぃい!!やめて!!離してぇっ、…えへへへっ!!いやはははははは!」
「っていうことで、スライムの効果はこんな感じです。じゃあ申し訳ないんだけど、どの刺激が一番効果があったかとか、スライムに変な動きがないかとか、確認してもらえたら嬉しいです。僕は仕事に戻るのでよろしくね」
パッと手を離すと、篠田さんは急いで部屋を出て行ってしまった。本当に忙しいのか、最近は姿を見る機会も減っていたので話が出来たのは嬉しかったのだが。
「っ、早く離れろばか!」
服の中で蠢くスライムを剥がして箱に入れ、篠田さんが残していったリモコンを操作すると、スライムは動きを止めた。
「はぁ……とりあえず、お願いされたからにはやらないと…」
俺からしたら気持ち悪いものでも、篠田さんにとっては大切な商品だ。とりあえずこのスライムの性能を確認するため、箱を持って組織内を歩くことにした。
(一番最初に会った人に試すか)
そう思いながら歩いていると、すぐに廊下で遭遇したのは千隼だった。
「お、千隼。ちょうどいいところに。今から何すんの?」
「風呂だよ。渚は何してんの?」
「いや、実は篠田さんから頼まれちゃってさ」
事情を説明すると、かなり嫌そうにはしていたが性能を試すのを許可してくれた。
「え、お願いしといてあれだけど、本当にいいの?」
「だって篠田さんも未南さんも本当に忙しそうだし、少しでも役に立ちたいじゃん。お前になんかされんのはすげーやだけど。場所は俺の部屋でいい?今日同室の子、泊まりで任務行ってるから、一人だし」
「うん。じゃあ千隼の部屋で」
◇ ◆
「何かすげーぷにぷにしてんな」
「スライムだってさー。んじゃ暴れられたら困るし縛らせて」
「……」
嫌そうな表情をした千隼をスルーし、上の服を脱がせて万歳させて両手を一纏めに縛って下ろせないように上手く固定した。
そしてズボンと下着も脱がして全裸にさせ、暴れることが出来ないように太腿の辺りに腰掛けた。
「全部脱ぐ必要あった?」
「だってスライムがどんな動きするか分かんねーし。篠田さんにもよく伝わるように動画も撮るわ」
「はぁ?ふざけんなよ。お前がちゃんと説明すればいい話だろ!」
俺の下でバタバタ暴れている千隼を見下ろしながら、持参していたスマホを取り出した。
「……顔うつすなよ」
「千隼が暴れたら入っちゃうかもだからじっとしとけよ」
「チッ…とっととスライム出せよ」
自分だけ裸なのが恥ずかしいのか、頬を染めてそっぽを向く千隼を見るとちょこっと意地悪したくなる。しかしこれは篠田さんのお願いなんだ!と言い聞かせて箱を開けてスライムを千隼のお腹の上に置いた。
ぽよぽよんと可愛く揺れるスライムを動かすべく、リモコンのスイッチを入れると、まんまるに近かった形を変形させ、体全体にまとわりつくように広がって行った。
腹部にスマホを向けて撮影していると、スライムは乳首にたどり着き、俺の時と同様に刺激し始めた。
「んっ」
千隼の口から甘い声が出ると、スライムは両方の乳首に吸い付いたり、捏ね回すような刺激を始めた。
「ひぁ……っ」
その刺激にビクンと体を跳ねさせると、やだやだと首を振って暴れ出した。
「千隼あんまり動くなって。どう?スライムは」
「…っ、こいつ、すげー…っ、っうぅ…ッ」
「すげー、何?」
「すげーっ、舐めてきてる感じがする…!あと、っ指で摘まれてる、みたいな感覚……っ」
「気持ち良い?」
「はぁ?…っ、ひぁ! やめ…っんん、」
顔を真っ赤にしながらビクビクと跳ねる体が可愛くて、思いっきり顔にカメラを向けてみても、余裕がないのか気付いていない。
暫く胸への刺激をしたスライムは、再び丸い形に戻ると、次は下半身へ移動した。
「! まてッ」
次の刺激に気付いた千隼は慌てて声を上げるが、もうスライムは千隼の股間を包み込んでいた。
すっぽりと千隼自身を咥え込むと、くちゅくちゅと音を立てて動き出した。
「──ッッ、いやぁぁ!」
オナホのような役割を果たしているのだろうか。千隼は明らかに感じた様子で暴れ出した。
「やぁぁ…!これ、気持ち悪いぃ…っ、取って!!取って渚…ッ」
「気持ち良さそうじゃん」
「てめぇ…っ、いいから取れって!!」
「人に物を頼む時は敬語使おうねー千隼くーん」
スマホを股間に近付けると、千隼は真っ赤な顔でやめろと叫び出した。その間もスライムはくちゅくちゅと動いているので、怒鳴り声と共に甘い声も混ざる。
「っ、ぃ……ぁぁ、」
「どんな感じ?」
「っ、ろ、ローション、とかたっぷりつけた、状態で…手で、触られてるようなっ、感じ……っ、たまに揉んでくるし、…さ、先っぽも吸って、くるっ……」
「ふぅん」
「んぁぁぁ!!止めて…っ、だめ、やばっ…渚!!渚っ……」
イキそうになってるのか、千隼は切羽詰まった声で訴えてきた。もちろんまだやめてやるつもりはないので、立ち上がって全体が見えるように高い位置からスマホを向けた。
「とっ、…て、ぇぇッ、気持ち悪いっ、…ぁあ!」
太腿に体重をかけて動きを封じていたが、立ち上がっても上手く動けていない様子。
(下はスライムに任せて俺はくすぐっちゃおうかな~)
検品作業には一切関係ないが、可愛く泣いてる千隼が見たくなったのでスマホを置いて上半身へ移動した。
「渚……!取って…やだぁ」
「うん。千隼が何回もイッたら取ってあげるーそれまではちょっとここ触らせて」
「はぁ…?」
ニコッと微笑みかけて万歳して大きく開いた脇の下に指を添えると、ビクッと大袈裟に体が跳ねた。
全ての指を置いて優しく動かしてみると、バタバタバタバタと足が激しく暴れ出した。
「ひゃはははは!!おいてめぇ…なにっ……あははっ」
「だって万歳してるからつい触りたくなっちゃって」
「やははははははは!!やめて…!やめっ、今くすぐんな…っ!!あっ、うぅ…っ、やばい──!イキそう…っ!!イクっ、やだ!!やはははははは!!」
「イッてもいいよー」
眉を下げて困ったように笑い転げる千隼が可愛くて、スライムも止めずにこちょこちょとくすぐってやると、体がビクビクと痙攣を起こした。
「っ、はぁ、ぁぁぁぁぁぁぁ!!イッ、たぁぁあ!イッ──やぁぁあはははははは!!」
スライムを見てみると、自身にすっぽり被っているので精液が出ているのかは見えなかった。しかし体の反応と千隼の発言からして盛大にイカされたんだろう。
「そっかースライムがどんな動きするのか見たいから暫くこのままな~」
「ひゃははははははは!!やめろっ…むりむりむりむり!!ま、た…!出る!出るからっ、ぁはははは!!」
激しく暴れながらスライムを取ろうと足で頑張っている姿をスマホで捉え、空いている手で脇や脇腹をくすぐると、一度目の射精から数秒後も立たないうちに体は激しい反応を見せた。
「っイッたぁぁぁぁぁぁ!!二回イッたぁぁ…!渚とってぇぇぇ!!いやだぁぁぁぁあ!!」
(このスライムいつまで動くんだろ?乳首から股間に移動するのは早かったのに)
どういう作りになっているのか分からないので、泣き叫ぶ千隼の言葉は無視して観察をしながらくすぐっていると、千隼は気を失ってしまった。
千隼が小さく痙攣するだけで動かなくなると、スライムの動きも止まった。
◇ ◆
「渚くん、千隼くんありがとうございます!」
口頭での報告と動画のおかげで、無事に検品作業は終了した。千隼も一緒に動画を見ながら『この時は何されてたの?』と問いかけられ、真っ赤になりながらも丁寧に答えていて、それを見ているのも何だか面白かった。
協力ありがとうございました、と渡されたお菓子を受け取ると、俺たちは一緒に篠田さんの部屋を出た。
「スライムに泣かされてる千隼もすげー可愛かったよ!」
「てめーぶっ飛ばすぞ。俺風呂入ってくる!誰かの所為で汗だくだし!スライムの感触気持ち悪いし!」
「俺も一緒に風呂入るー!」
「…じゃあ背中流して」
「いいよー!千隼の体隅々まで綺麗にしてやるよ!」
「背中だけでいーんだよ!!」
怒鳴りながらも一緒に風呂場へ向かってくれる千隼。その後、希望通り背中だけを流してあげた後、二人でゆっくりと湯船に浸かって風呂を満喫したのだった。
end.
拘束/スライム/くすぐり/連続絶頂
攻→渚+スライム ※渚視点
受→千隼
◇ ◆
「今日は何ですか」
篠田さんから呼び出しを受け、やって来たのは何故か倉庫だった。スノードームや触手壺を始め、今は未南さんと篠田さんの作ったものを保管する場所でもある。
この前、スノードームは広間へ移動させたので倉庫の中は広々としており、以前のような窮屈さは感じない。
「今日は渚くんにお願いがありまして。実は新しい玩具が完成したんだけど、まだまだ他にも仕事が残ってるんです。なので渚くんが誰かに試してみてくれないかな?」
渡されたのは小さな箱に入った"なにか"。おそるおそる箱を開けてみると、そこに入っていたのはぷるぷると震えるゼリーのような物だった。
「……何、これ」
「スライムです」
「!?」
「いやぁ、触手と同じで地味に苦労したんですよねぇ。ただぷにょぷにょしたスライムならそこまで時間はかからないんですが、エッチな攻めに相応しいものを作って下さい、なんて言われたらねぇ」
箱の中でぷるぷるしているスライムは淡いピンク色をしていて中心部以外は透き通っている。因みに中心部は白くなっていて中身がどうなっているか分からない。
「中心部にスライムを動かすための機械が入ってるので見えにくいようにしてるんです。今回は提示された金額のこともあって遠隔操作は出来ないものになってまして。失礼しますね~」
箱の中身をむにゅっと掴んだかと思えば、何故かそのスライムを俺の服の中へ入れた。
「っぎゃあ!?気持ちわる…っ、何!?」
「はい、渚くんばんざーい」
「!? ちょっ、離せ離せ」
グイッと両手首を掴まれて万歳させられると、スライムが入っていた箱は小さな音を立てて床へ落ちた。そして本体は素肌にまとわりつき、服の中で動き回る。
「うひゃああ!?」
服の所為でどうなっているのかちゃんと見えないが、スライムは胸元にくると、乳首を吸い上げるようにまとわりついてきた。
「っきもちわるい!ちょ、離せっ…あうっ…んん!」
「このリモコンのスイッチを入れて対象物にくっつけたら、適当に動いて色んなところをくすぐったり、吸い付いたり揉みしだいたり、色々してくれるんです~」
「ひゃはははははは!」
乳首に吸い付いていたスライムがのっそりと移動すると、次は脇の下をこちょこちょとくすぐり始めた。腕を下げようにもがっちりと掴まれているので隠すことが出来ず、ダイレクトに刺激が襲ってくる。
「くすぐったぃぃい!!やめて!!離してぇっ、…えへへへっ!!いやはははははは!」
「っていうことで、スライムの効果はこんな感じです。じゃあ申し訳ないんだけど、どの刺激が一番効果があったかとか、スライムに変な動きがないかとか、確認してもらえたら嬉しいです。僕は仕事に戻るのでよろしくね」
パッと手を離すと、篠田さんは急いで部屋を出て行ってしまった。本当に忙しいのか、最近は姿を見る機会も減っていたので話が出来たのは嬉しかったのだが。
「っ、早く離れろばか!」
服の中で蠢くスライムを剥がして箱に入れ、篠田さんが残していったリモコンを操作すると、スライムは動きを止めた。
「はぁ……とりあえず、お願いされたからにはやらないと…」
俺からしたら気持ち悪いものでも、篠田さんにとっては大切な商品だ。とりあえずこのスライムの性能を確認するため、箱を持って組織内を歩くことにした。
(一番最初に会った人に試すか)
そう思いながら歩いていると、すぐに廊下で遭遇したのは千隼だった。
「お、千隼。ちょうどいいところに。今から何すんの?」
「風呂だよ。渚は何してんの?」
「いや、実は篠田さんから頼まれちゃってさ」
事情を説明すると、かなり嫌そうにはしていたが性能を試すのを許可してくれた。
「え、お願いしといてあれだけど、本当にいいの?」
「だって篠田さんも未南さんも本当に忙しそうだし、少しでも役に立ちたいじゃん。お前になんかされんのはすげーやだけど。場所は俺の部屋でいい?今日同室の子、泊まりで任務行ってるから、一人だし」
「うん。じゃあ千隼の部屋で」
◇ ◆
「何かすげーぷにぷにしてんな」
「スライムだってさー。んじゃ暴れられたら困るし縛らせて」
「……」
嫌そうな表情をした千隼をスルーし、上の服を脱がせて万歳させて両手を一纏めに縛って下ろせないように上手く固定した。
そしてズボンと下着も脱がして全裸にさせ、暴れることが出来ないように太腿の辺りに腰掛けた。
「全部脱ぐ必要あった?」
「だってスライムがどんな動きするか分かんねーし。篠田さんにもよく伝わるように動画も撮るわ」
「はぁ?ふざけんなよ。お前がちゃんと説明すればいい話だろ!」
俺の下でバタバタ暴れている千隼を見下ろしながら、持参していたスマホを取り出した。
「……顔うつすなよ」
「千隼が暴れたら入っちゃうかもだからじっとしとけよ」
「チッ…とっととスライム出せよ」
自分だけ裸なのが恥ずかしいのか、頬を染めてそっぽを向く千隼を見るとちょこっと意地悪したくなる。しかしこれは篠田さんのお願いなんだ!と言い聞かせて箱を開けてスライムを千隼のお腹の上に置いた。
ぽよぽよんと可愛く揺れるスライムを動かすべく、リモコンのスイッチを入れると、まんまるに近かった形を変形させ、体全体にまとわりつくように広がって行った。
腹部にスマホを向けて撮影していると、スライムは乳首にたどり着き、俺の時と同様に刺激し始めた。
「んっ」
千隼の口から甘い声が出ると、スライムは両方の乳首に吸い付いたり、捏ね回すような刺激を始めた。
「ひぁ……っ」
その刺激にビクンと体を跳ねさせると、やだやだと首を振って暴れ出した。
「千隼あんまり動くなって。どう?スライムは」
「…っ、こいつ、すげー…っ、っうぅ…ッ」
「すげー、何?」
「すげーっ、舐めてきてる感じがする…!あと、っ指で摘まれてる、みたいな感覚……っ」
「気持ち良い?」
「はぁ?…っ、ひぁ! やめ…っんん、」
顔を真っ赤にしながらビクビクと跳ねる体が可愛くて、思いっきり顔にカメラを向けてみても、余裕がないのか気付いていない。
暫く胸への刺激をしたスライムは、再び丸い形に戻ると、次は下半身へ移動した。
「! まてッ」
次の刺激に気付いた千隼は慌てて声を上げるが、もうスライムは千隼の股間を包み込んでいた。
すっぽりと千隼自身を咥え込むと、くちゅくちゅと音を立てて動き出した。
「──ッッ、いやぁぁ!」
オナホのような役割を果たしているのだろうか。千隼は明らかに感じた様子で暴れ出した。
「やぁぁ…!これ、気持ち悪いぃ…っ、取って!!取って渚…ッ」
「気持ち良さそうじゃん」
「てめぇ…っ、いいから取れって!!」
「人に物を頼む時は敬語使おうねー千隼くーん」
スマホを股間に近付けると、千隼は真っ赤な顔でやめろと叫び出した。その間もスライムはくちゅくちゅと動いているので、怒鳴り声と共に甘い声も混ざる。
「っ、ぃ……ぁぁ、」
「どんな感じ?」
「っ、ろ、ローション、とかたっぷりつけた、状態で…手で、触られてるようなっ、感じ……っ、たまに揉んでくるし、…さ、先っぽも吸って、くるっ……」
「ふぅん」
「んぁぁぁ!!止めて…っ、だめ、やばっ…渚!!渚っ……」
イキそうになってるのか、千隼は切羽詰まった声で訴えてきた。もちろんまだやめてやるつもりはないので、立ち上がって全体が見えるように高い位置からスマホを向けた。
「とっ、…て、ぇぇッ、気持ち悪いっ、…ぁあ!」
太腿に体重をかけて動きを封じていたが、立ち上がっても上手く動けていない様子。
(下はスライムに任せて俺はくすぐっちゃおうかな~)
検品作業には一切関係ないが、可愛く泣いてる千隼が見たくなったのでスマホを置いて上半身へ移動した。
「渚……!取って…やだぁ」
「うん。千隼が何回もイッたら取ってあげるーそれまではちょっとここ触らせて」
「はぁ…?」
ニコッと微笑みかけて万歳して大きく開いた脇の下に指を添えると、ビクッと大袈裟に体が跳ねた。
全ての指を置いて優しく動かしてみると、バタバタバタバタと足が激しく暴れ出した。
「ひゃはははは!!おいてめぇ…なにっ……あははっ」
「だって万歳してるからつい触りたくなっちゃって」
「やははははははは!!やめて…!やめっ、今くすぐんな…っ!!あっ、うぅ…っ、やばい──!イキそう…っ!!イクっ、やだ!!やはははははは!!」
「イッてもいいよー」
眉を下げて困ったように笑い転げる千隼が可愛くて、スライムも止めずにこちょこちょとくすぐってやると、体がビクビクと痙攣を起こした。
「っ、はぁ、ぁぁぁぁぁぁぁ!!イッ、たぁぁあ!イッ──やぁぁあはははははは!!」
スライムを見てみると、自身にすっぽり被っているので精液が出ているのかは見えなかった。しかし体の反応と千隼の発言からして盛大にイカされたんだろう。
「そっかースライムがどんな動きするのか見たいから暫くこのままな~」
「ひゃははははははは!!やめろっ…むりむりむりむり!!ま、た…!出る!出るからっ、ぁはははは!!」
激しく暴れながらスライムを取ろうと足で頑張っている姿をスマホで捉え、空いている手で脇や脇腹をくすぐると、一度目の射精から数秒後も立たないうちに体は激しい反応を見せた。
「っイッたぁぁぁぁぁぁ!!二回イッたぁぁ…!渚とってぇぇぇ!!いやだぁぁぁぁあ!!」
(このスライムいつまで動くんだろ?乳首から股間に移動するのは早かったのに)
どういう作りになっているのか分からないので、泣き叫ぶ千隼の言葉は無視して観察をしながらくすぐっていると、千隼は気を失ってしまった。
千隼が小さく痙攣するだけで動かなくなると、スライムの動きも止まった。
◇ ◆
「渚くん、千隼くんありがとうございます!」
口頭での報告と動画のおかげで、無事に検品作業は終了した。千隼も一緒に動画を見ながら『この時は何されてたの?』と問いかけられ、真っ赤になりながらも丁寧に答えていて、それを見ているのも何だか面白かった。
協力ありがとうございました、と渡されたお菓子を受け取ると、俺たちは一緒に篠田さんの部屋を出た。
「スライムに泣かされてる千隼もすげー可愛かったよ!」
「てめーぶっ飛ばすぞ。俺風呂入ってくる!誰かの所為で汗だくだし!スライムの感触気持ち悪いし!」
「俺も一緒に風呂入るー!」
「…じゃあ背中流して」
「いいよー!千隼の体隅々まで綺麗にしてやるよ!」
「背中だけでいーんだよ!!」
怒鳴りながらも一緒に風呂場へ向かってくれる千隼。その後、希望通り背中だけを流してあげた後、二人でゆっくりと湯船に浸かって風呂を満喫したのだった。
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なんやこの最高のシリーズはぁ!!(嬉)
篠田の発明品なんてなんぼあってもいいですからね。
表紙の篠田さんも笑顔でめっちゃ可愛い!これからもどんな人がどんな事をされるのか凄く楽しみです。検品作業も出来るし選ばれた人も訓練になるので一石二鳥ですね(?!)
聖奈さん
コメントありがとうございます😊玩具責め、書いてて凄く楽しいです✨
表紙も感想もらえて嬉しいです!初めて自分で描いてみましたが、やっぱり難しいですね!タイトルも初心者丸出しで恥ずかしいですが結構気に入ってます…🤭笑
今日は千隼と七彩を投稿しますので、お時間ある時に読んでもらえると嬉しいです😊桜花もいつか仲間入りさせるので待っててもらえると嬉しいです💕