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①(×七彩)
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「んはぁぁっ、ぁはっ、げほっ、ぁはっ、ああ"」
「よしよし。いい子にお薬飲めましたね」
(確実に俺より年下のくせに生意気な)
そう思ってせめてもの抵抗で睨みつけると、ふふっと笑う声がした。
「擽られただけでそんなに悶えて情けないですね。私を睨む元気があるなら、一番の弱点触ってあげますよ」
「え…っ?いやっ、や!!やめっ、や"あああああ!!」
クスクス笑いながらスイッチを操作すると、ハンドの動きは変わった。脇腹だけ優しくなぞるような動きになったので、激しく体が跳ねた。
「数値出てるって言いましたよね。脇腹に関してはこうやってなぞるのが一番高かったんですよねぇ~」
「こっ…、れやめ……!待ってまじでっ…耐えれない!耐えれなぃぃぃっ!!」
ツツーとハンドが脇腹をなぞると、その度にゾワゾワした感覚が襲い、体が激しく反応した。
「やめっ!ぇぇえええ!、いあああ!あ"っぁぁぁあ!、やめっ、マジでこれ…っ、外せっ、てめ…ふざけっ…くそっ、やめっ…まじでやめて!!おねがっ、ぁあ、ぁああっっ!!」
「あはぁ。辛そう。そりゃそうですよねぇ。こんなに高い数字示してるんですもん。──ほらほら、いっぱいなぞってあげるからもっと悶えて下さいよ」
「ひっ、──ぁ、~~~ッ!!」
優しく脇腹をなぞるハンドに背中がのけ反り、ピクピクと腹が痙攣した。身体中は鳥肌が立ちまくり、汗も噴き出すほどに辛い。
「可愛いですね」
「ぃっ、ぁぁ──ッ!!ひぅっ…ゃめれ……とめてぇっ、」
ゆっくりと脇腹を撫で回す手に、ボロボロと涙が溢れた。
「脇はこうやって突いた方が数値良かったんですよね。鼠蹊部は揉み込む感じで、膝は脇腹と同じで優しく撫でるのが効果ありそうですね。──それで足の裏は踵の辺りを引っ掻くと一番いい数値が出ましたよ」
「ぃっ、ぁあ"あああああああ!!ひはぁっ、ぁはっ、あっ、あっ!!やば…ちょっ、──んんっ、いやはははははは!!助けっ、…やぁぁぁあははは!!お願いっ、とめれっ、ももっ、さんっ、桃瀬っ、さんんっ!」
必死に手足をバタつかせて暴れると、ドクンと突然体が熱くなった。
(な、なに……っ)
薬を飲まされたことを忘れていた俺は、体の変化が恐ろしくて理解出来ずにいた。
「あ。数値が上がった。お薬効いてきました?」
「──!」
それを聞いて薬の存在を思い出した。少しずつだが体が火照り出し、通常の時よりも過敏に感じるようになった。
(やばいっ、やばいやばいやばい!)
このまま続けられると確実におかしくなる。
「桃瀬さんっ、お願い…やめてっ、やめれぇぇぇぇぇ!!ぃああああああああ!!」
「薬を飲んで体が敏感になると、擽り方変えても効果あるんですかね」
ランダムにスイッチを操作されると、脇腹をなぞっていたハンドがツンツンとつつくような動作に変わり、脇はこちょこちょと動き出した。
「~~っ!あははははははは!あ"はっ、うそっ、やぁぁあっ、あはぁぁぁあ!!」
「へぇ。面白い。さっきよりもすごい数値が上がりましたね。じゃあ色んな擽り方を試しつつ、効力が切れるタイミングもみますね」
(こいつまじか。可愛い顔してふざけたことを)
そう思っても体はどんどんと熱を帯びていき、さっきまで我慢出来た刺激でも感じるようになってしまった。
「ぃやああははははははは!! あははははは!!もうやめてっ、くすぐったいぃぃっ、むりったすけてぇぇっっ」
「擽ったい~やめて~とか言いながらビンビンに勃ってますよ?七彩さんってばマゾなんですかー?」
「はぁっ……てめ…ざけんなよっ、んなわけ、ねぇ──っ、!?あっ、ぁはははははは!!もぉやめろよっ、ぁ、ぁぁあ"」
勃っているのは分かっていたが、それは確実に媚薬の所為だ。明らかにからかってくる口調に腹を立てて悪態を吐こうとすると、ハンドが増えて勃ち上がっている股間も擽られた。
完全に勃ち上がっているので擽りやすい裏筋や二つの玉、そして──認めたくない程に濡れている先っぽ。
「ひっ、ぁぁぁあ"ぁぁぁぁあ!!」
「流石ここの感度はすごいね~」
様々な刺激を与えようとハンドは増え、根元をクニクニと擦ってくる動きに耐えきれずにのけ反ると、勢い良く吐精した。
いつもならイキそう、という感覚があるのにそれすらなかった。
「わぁ、どっろどろ~報告なしにイッちゃう悪い子はちゃんと躾けてあげないとですね」
ご機嫌にスイッチを操作し、数値を確認しながらハンドを動かす桃瀬。
「──~~ッ、かはっ、ぁ"、あッ、やめっ、ろ、止めろっ、もぉっ、はっ、ぁぁぁぁあ"」
「無理ですよー?だってー……Irisの一員のあなたが、scarなんかに負けちゃダメでしょ?」
「──え?」
組織の名前を言われて俺が目を見開くと、ピタリとハンドが止まり、しばしの休息が与えられた。
「風見さんに七彩さんの事は聞いてましたが、随分雑魚なんですね。俺が本当にscarだったら大変でしたね」
「え……っ?じゃあ…っ、なんで、今、」
「純粋にIrisの人がどれくらいの耐性があるかチェックです。まぁこれは俺の独断なので、こんなことされたの言わないで下さいね?」
「……てめぇ」
「擽られて即イキさせられて。可愛いですねぇ。七彩さん?」
「──Daisyなら言うけど、俺だってちゃんと訓練は受けてきたよ。お前以外にならこんなザマになってねーよ」
「へぇ?何の強がりですー?」
(こいつくっそ腹立つな)
「お前が…俺の一番仲良い奴に似てるから。──そいつにはかなり気を許してるから、感じちゃうんだよ」
「へぇ。風見さんじゃなく?」
「うん。柚木って奴」
「ゆき?」
「? うん」
柚木の名前を聞くと、桃瀬は初めて素の表情を見せた。──気がした。
「今日ここに来るの、七彩さんの名前しか聞いてないんですけど、あと二人の名前は?」
「え?……由麗と渚だけど」
「渚?──へぇ。そうなんですか。もしかしてですが、Irisの中に千隼って子も居たりします?」
(二人が外に出たのはオークションの時だけなのに、何で知ってる?)
頭の中で状況を整理しようとすると、桃瀬は嬉しそうに笑いながら、答えを話してくれた。
「俺、scarにはもう一年くらい潜入してるんですが、薬を試すために"実験体"が必要だし、仲間を増やすためにもオークションで子供を見つけてくるように言われてたんです。もちろんここへは実際に連れ帰ってはなかったんですけどね。身寄りのない子を見ると、どうしても放っておけなくてDaisyに加入してもらいました。今もその子達は元気にメンバーとして活動してくれてます」
「へぇ」
「そこで、この前オークションで見つけたのが渚くんと千隼くんでした。先輩の栗原さんと他人のフリをして参加して、Daisyに連れ帰ろうとしたんですがちょっと様子がおかしくて。何処かの組織に所属してる、と言うのは分かったんです。けど組織名は絶対に言わなかったので、俺達もバレたらまずいし、すぐに二人を解放しました。唯一情報を吐いてくれたのが先輩の「ゆき」って人の名前でしてね。なーんだ。渚くんと千隼くんがIrisならそのまま車で送ってあげたのになー」
「…へぇ。scarは子供達を実際に買ったことあんの?」
「いいえ。俺か栗原さんが必ず出向くので「いい子居ませんでしたぁ」で通してます」
「随分適当だな……」
「まぁあと数ヶ月もしたらここは潰れるわけだし、適当でいいんですよ。けど七彩さん。いくら俺がそのゆきって人に似てるからって、あんなに無様な姿を晒しちゃダメでしょう?」
「……?」
「折角だし、俺たちDaisyの"訓練"試してあげますよ」
「──!?ま、待て……っ」
勢い良く手足をバタつかせて暴れても、もう全て遅い。ハンドが動き出すと、俺はまた容赦なく擽られた。
「ぅっ、あ"、ぁはははははははは!! てめぇっ……ふざけ──ッんんん!ぁはっ、ひっ、ひぁぁ!」
「ふふ。こんなに威勢がいいのは渚くんや千隼くん以来ですねぇ。こういう人を堕とすの好きなんです」
(好きなんです、じゃねーだろうが!!)
「だっ、からぁぁぁぁ!!それやだぁぁあ!!やっ、ぁははは!!脇腹っ、だけはやめ…っ、くっ…ぅぅ!!やははははは!ぁぁっ…ん、ん!やっ、助けっ──」
悪態を吐く前に脇腹に添えられたハンドが優しく撫で回してくるので背中をのけ反らせて暴れた。
「本当、脇腹弱いですねぇ。ほらほら~」
「い"ぁはははははは!!やめ"っ、~~ッ、──ひっ、あああっ、ゃはははは!あはっ、あはぁっ…くるしっ…やめっ、外せっ…絶対、許さね…ッ!!必要ねぇっ、だろがぁぁ!!」
「潜入の先輩としての教育ですよ。七彩さんはここでは俺の下につくと思うんで、安心して下さいね。俺以外はあなたに触れさせたりしないんで」
(お前が一番鬼畜そうじゃねーか)
心の中でどれだけ言葉を紡いでも、口に出るのは激しい笑い声だけ。
細かく動くハンドは脇腹以外にも伸びてきて、脇にも足の裏にも太腿にも一番耐えられない刺激を与えてくる。
「あっ、ぁぁあ──ッ!!無理…ですっ、ねぇっ…やめて、いい加減、してっ、よっ、やぁははっ」
「次は塗り薬の効果ですよ?一応報告しなきゃいけないので」
「はぁっ?…も、ぉ…っ、」
「飲み薬の効果はイッたからからすぐ薄れましたね。塗り薬はどうでしょうか」
手袋を嵌めた桃瀬は指に薬を塗ると、ゆっくりと乳首に塗り始めた。敏感になっている体には、ただ少し触れられるだけでかなりの強い快感になる。
「──あ、…んンっ」
「可愛い声ですね」
「てめぇ……一々、煩いぃ……」
「本当のこと言うくらいいいでしょ?煩いなら渚くんの方がやかましかったですよ」
「ま、まぁあいつは…そうだな、確かに」
「任務が終わったら、Irisに遊びに行っていいですか?」
「ぁ…っ、ぁ、うんっ、いい、いいけど…っ、千隼、に会いたいの?」
「──ん、そうですね」
千隼を思い出しているのか、桃瀬の顔は何処か柔らかくて。柚木が俺に見せる素直な表情に見えた。この二人に何があったか知らないが、千隼はこいつにどんな印象があるか分からない。また任務から帰ってきた時のようなメンタルに戻られても困る。
「…あいつオークションの任務が終わった後、かなり落ち込んでメンタルやばかったんだよ。だから、それに関わってた桃瀬さんに会わせるのは正直不安。また思い出して落ち込んだりしたら──」
「そんな事で落ち込むほど、Irisの子は落ちぶれてるんですか?」
「は?」
「千隼くん、今は立ち直ってるんでしょ?だったら、会わせて下さいよ。俺に会ったってだけであの子が落ち込むようなら、Irisに居るメンタルはないのでこっちに下さい。任務なんて危ない事はさせずに、ずっと平和に暮らしてもらうんで」
「──俺の判断では何とも言えねーよ。とりあえず任務が終わってお互い組織に戻ったらまた話をしよう。俺らは別にいつでも行き来しても問題ねーし」
「分かりました。それより、乳首すごい膨らんできましたけど。まだ薬効いてないのに何でですか?」
(てめぇがいやらしい触り方で薬塗ってくるからだろーが!!)
キッと睨みつけると、桃瀬はクスクス笑いながら手袋を脱いだ。
「んん…っ、はぁ……」
少しずつジクジクと胸が疼き出すと、自然に腰が動いた。
「わぁ。すごいピンク色ですね。可愛いなぁ」
「るっせーんだよ…」
「そんなに顔も真っ赤にしちゃってぇ。本当に訓練受けてきたんですか?Irisは優秀な方が多いって聞いてましたが。渚くんもこの前めちゃくちゃ感じてたし、心配だなぁ」
「ひゃあっ」
喋っている最中に人差し指でツンと乳首を突かれると、体全体に電流が走ったかのような刺激が駆け抜けた。
「ふふ。すごく敏感ですね。──淋しかったと思うんで、機械を再開しますね」
「はぁ…?俺にこんな事して、何の意味が…っ」
「薬の効果を記載して提出しないといけないので。正確な時間が知りたいんですよ~」
(そんなの適当に書けばいいじゃねーか…)
絶対にコイツの暇つぶしでいじめてるようにしか思えずに歯を食い縛ると、ウィンと再び音を立てて可愛いハンドがうねり出した。
「──ッあ!? ひゃあっ……ぁ、ぁあっ、…やぁぁ」
ハンドが真っ先にやってきたのは薬が効いてかなり敏感になった乳首だった。小さな手の平がクニクニと乳首全体を包み込んで揉みしだく。
甘い刺激はすぐに股間へ送られ、硬さを取り戻した股間は、先端から先走りを溢れさせた。
(やっば……まじで俺雑魚じゃん…っ)
強い快感に抗いながらも、少しずつハンドに魅了されていく。それが悔しくて情けなくて、何とも言えない気持ちになった。
「やぁ……んん、やめ…っ」
「随分甘い声ですねぇ」
片方の乳首は揉みしだかれ、もう片方はこちょこちょと乳頭を擽る動きをして、切ない気持ち良さが支配する。
「やだ……っ、やめてぇ……桃瀬、さんっ」
身体中を震わせながら涙を流して懇願すると、目の前でリモコンを見せつけられた。
「そんな甘い声で名前呼ばれるとどうにかしてあげたくなっちゃいますけど、薬の効果を記録するために心を鬼にしますね?」
リモコンが操作されると、股間の近くからハンドが現れると、クルクルと先端を擽られ、玉はゆっくりと揉みしだくように動く。
「──っ、くそ…、鬼畜やろーがっ」
「俺にそんな口聞いたのでくすぐりも追加しましょうか。あなたが大好きな脇腹に」
「!? やぁぁぁっ、やぁ!やだぁ…!あっ、やめ…ひゃぁぁ…!!」
脇腹を優しくなぞるハンドを登場すると、ゆっくりゆっくりといじめられた。ガクンと腰が浮く程の強い刺激に暴れるとガチャガチャ、ガタガタと枷や拘束台が音を鳴らした。
「ぁっ、あ……!イク、っ、やばい、だめ…!出ちゃうからっ、桃瀬さんっ、やめて…やぁあ、」
「えー?さっきイッたんですし我慢して下さいよ」
(竿もしっかり扱いてきてイカせようとしてるくせに…っ!)
睨みつけると、陰茎を扱くハンドが強くなり、ビクンと大きく体を反応させて吐精した。
→
「よしよし。いい子にお薬飲めましたね」
(確実に俺より年下のくせに生意気な)
そう思ってせめてもの抵抗で睨みつけると、ふふっと笑う声がした。
「擽られただけでそんなに悶えて情けないですね。私を睨む元気があるなら、一番の弱点触ってあげますよ」
「え…っ?いやっ、や!!やめっ、や"あああああ!!」
クスクス笑いながらスイッチを操作すると、ハンドの動きは変わった。脇腹だけ優しくなぞるような動きになったので、激しく体が跳ねた。
「数値出てるって言いましたよね。脇腹に関してはこうやってなぞるのが一番高かったんですよねぇ~」
「こっ…、れやめ……!待ってまじでっ…耐えれない!耐えれなぃぃぃっ!!」
ツツーとハンドが脇腹をなぞると、その度にゾワゾワした感覚が襲い、体が激しく反応した。
「やめっ!ぇぇえええ!、いあああ!あ"っぁぁぁあ!、やめっ、マジでこれ…っ、外せっ、てめ…ふざけっ…くそっ、やめっ…まじでやめて!!おねがっ、ぁあ、ぁああっっ!!」
「あはぁ。辛そう。そりゃそうですよねぇ。こんなに高い数字示してるんですもん。──ほらほら、いっぱいなぞってあげるからもっと悶えて下さいよ」
「ひっ、──ぁ、~~~ッ!!」
優しく脇腹をなぞるハンドに背中がのけ反り、ピクピクと腹が痙攣した。身体中は鳥肌が立ちまくり、汗も噴き出すほどに辛い。
「可愛いですね」
「ぃっ、ぁぁ──ッ!!ひぅっ…ゃめれ……とめてぇっ、」
ゆっくりと脇腹を撫で回す手に、ボロボロと涙が溢れた。
「脇はこうやって突いた方が数値良かったんですよね。鼠蹊部は揉み込む感じで、膝は脇腹と同じで優しく撫でるのが効果ありそうですね。──それで足の裏は踵の辺りを引っ掻くと一番いい数値が出ましたよ」
「ぃっ、ぁあ"あああああああ!!ひはぁっ、ぁはっ、あっ、あっ!!やば…ちょっ、──んんっ、いやはははははは!!助けっ、…やぁぁぁあははは!!お願いっ、とめれっ、ももっ、さんっ、桃瀬っ、さんんっ!」
必死に手足をバタつかせて暴れると、ドクンと突然体が熱くなった。
(な、なに……っ)
薬を飲まされたことを忘れていた俺は、体の変化が恐ろしくて理解出来ずにいた。
「あ。数値が上がった。お薬効いてきました?」
「──!」
それを聞いて薬の存在を思い出した。少しずつだが体が火照り出し、通常の時よりも過敏に感じるようになった。
(やばいっ、やばいやばいやばい!)
このまま続けられると確実におかしくなる。
「桃瀬さんっ、お願い…やめてっ、やめれぇぇぇぇぇ!!ぃああああああああ!!」
「薬を飲んで体が敏感になると、擽り方変えても効果あるんですかね」
ランダムにスイッチを操作されると、脇腹をなぞっていたハンドがツンツンとつつくような動作に変わり、脇はこちょこちょと動き出した。
「~~っ!あははははははは!あ"はっ、うそっ、やぁぁあっ、あはぁぁぁあ!!」
「へぇ。面白い。さっきよりもすごい数値が上がりましたね。じゃあ色んな擽り方を試しつつ、効力が切れるタイミングもみますね」
(こいつまじか。可愛い顔してふざけたことを)
そう思っても体はどんどんと熱を帯びていき、さっきまで我慢出来た刺激でも感じるようになってしまった。
「ぃやああははははははは!! あははははは!!もうやめてっ、くすぐったいぃぃっ、むりったすけてぇぇっっ」
「擽ったい~やめて~とか言いながらビンビンに勃ってますよ?七彩さんってばマゾなんですかー?」
「はぁっ……てめ…ざけんなよっ、んなわけ、ねぇ──っ、!?あっ、ぁはははははは!!もぉやめろよっ、ぁ、ぁぁあ"」
勃っているのは分かっていたが、それは確実に媚薬の所為だ。明らかにからかってくる口調に腹を立てて悪態を吐こうとすると、ハンドが増えて勃ち上がっている股間も擽られた。
完全に勃ち上がっているので擽りやすい裏筋や二つの玉、そして──認めたくない程に濡れている先っぽ。
「ひっ、ぁぁぁあ"ぁぁぁぁあ!!」
「流石ここの感度はすごいね~」
様々な刺激を与えようとハンドは増え、根元をクニクニと擦ってくる動きに耐えきれずにのけ反ると、勢い良く吐精した。
いつもならイキそう、という感覚があるのにそれすらなかった。
「わぁ、どっろどろ~報告なしにイッちゃう悪い子はちゃんと躾けてあげないとですね」
ご機嫌にスイッチを操作し、数値を確認しながらハンドを動かす桃瀬。
「──~~ッ、かはっ、ぁ"、あッ、やめっ、ろ、止めろっ、もぉっ、はっ、ぁぁぁぁあ"」
「無理ですよー?だってー……Irisの一員のあなたが、scarなんかに負けちゃダメでしょ?」
「──え?」
組織の名前を言われて俺が目を見開くと、ピタリとハンドが止まり、しばしの休息が与えられた。
「風見さんに七彩さんの事は聞いてましたが、随分雑魚なんですね。俺が本当にscarだったら大変でしたね」
「え……っ?じゃあ…っ、なんで、今、」
「純粋にIrisの人がどれくらいの耐性があるかチェックです。まぁこれは俺の独断なので、こんなことされたの言わないで下さいね?」
「……てめぇ」
「擽られて即イキさせられて。可愛いですねぇ。七彩さん?」
「──Daisyなら言うけど、俺だってちゃんと訓練は受けてきたよ。お前以外にならこんなザマになってねーよ」
「へぇ?何の強がりですー?」
(こいつくっそ腹立つな)
「お前が…俺の一番仲良い奴に似てるから。──そいつにはかなり気を許してるから、感じちゃうんだよ」
「へぇ。風見さんじゃなく?」
「うん。柚木って奴」
「ゆき?」
「? うん」
柚木の名前を聞くと、桃瀬は初めて素の表情を見せた。──気がした。
「今日ここに来るの、七彩さんの名前しか聞いてないんですけど、あと二人の名前は?」
「え?……由麗と渚だけど」
「渚?──へぇ。そうなんですか。もしかしてですが、Irisの中に千隼って子も居たりします?」
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頭の中で状況を整理しようとすると、桃瀬は嬉しそうに笑いながら、答えを話してくれた。
「俺、scarにはもう一年くらい潜入してるんですが、薬を試すために"実験体"が必要だし、仲間を増やすためにもオークションで子供を見つけてくるように言われてたんです。もちろんここへは実際に連れ帰ってはなかったんですけどね。身寄りのない子を見ると、どうしても放っておけなくてDaisyに加入してもらいました。今もその子達は元気にメンバーとして活動してくれてます」
「へぇ」
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「随分適当だな……」
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「……?」
「折角だし、俺たちDaisyの"訓練"試してあげますよ」
「──!?ま、待て……っ」
勢い良く手足をバタつかせて暴れても、もう全て遅い。ハンドが動き出すと、俺はまた容赦なく擽られた。
「ぅっ、あ"、ぁはははははははは!! てめぇっ……ふざけ──ッんんん!ぁはっ、ひっ、ひぁぁ!」
「ふふ。こんなに威勢がいいのは渚くんや千隼くん以来ですねぇ。こういう人を堕とすの好きなんです」
(好きなんです、じゃねーだろうが!!)
「だっ、からぁぁぁぁ!!それやだぁぁあ!!やっ、ぁははは!!脇腹っ、だけはやめ…っ、くっ…ぅぅ!!やははははは!ぁぁっ…ん、ん!やっ、助けっ──」
悪態を吐く前に脇腹に添えられたハンドが優しく撫で回してくるので背中をのけ反らせて暴れた。
「本当、脇腹弱いですねぇ。ほらほら~」
「い"ぁはははははは!!やめ"っ、~~ッ、──ひっ、あああっ、ゃはははは!あはっ、あはぁっ…くるしっ…やめっ、外せっ…絶対、許さね…ッ!!必要ねぇっ、だろがぁぁ!!」
「潜入の先輩としての教育ですよ。七彩さんはここでは俺の下につくと思うんで、安心して下さいね。俺以外はあなたに触れさせたりしないんで」
(お前が一番鬼畜そうじゃねーか)
心の中でどれだけ言葉を紡いでも、口に出るのは激しい笑い声だけ。
細かく動くハンドは脇腹以外にも伸びてきて、脇にも足の裏にも太腿にも一番耐えられない刺激を与えてくる。
「あっ、ぁぁあ──ッ!!無理…ですっ、ねぇっ…やめて、いい加減、してっ、よっ、やぁははっ」
「次は塗り薬の効果ですよ?一応報告しなきゃいけないので」
「はぁっ?…も、ぉ…っ、」
「飲み薬の効果はイッたからからすぐ薄れましたね。塗り薬はどうでしょうか」
手袋を嵌めた桃瀬は指に薬を塗ると、ゆっくりと乳首に塗り始めた。敏感になっている体には、ただ少し触れられるだけでかなりの強い快感になる。
「──あ、…んンっ」
「可愛い声ですね」
「てめぇ……一々、煩いぃ……」
「本当のこと言うくらいいいでしょ?煩いなら渚くんの方がやかましかったですよ」
「ま、まぁあいつは…そうだな、確かに」
「任務が終わったら、Irisに遊びに行っていいですか?」
「ぁ…っ、ぁ、うんっ、いい、いいけど…っ、千隼、に会いたいの?」
「──ん、そうですね」
千隼を思い出しているのか、桃瀬の顔は何処か柔らかくて。柚木が俺に見せる素直な表情に見えた。この二人に何があったか知らないが、千隼はこいつにどんな印象があるか分からない。また任務から帰ってきた時のようなメンタルに戻られても困る。
「…あいつオークションの任務が終わった後、かなり落ち込んでメンタルやばかったんだよ。だから、それに関わってた桃瀬さんに会わせるのは正直不安。また思い出して落ち込んだりしたら──」
「そんな事で落ち込むほど、Irisの子は落ちぶれてるんですか?」
「は?」
「千隼くん、今は立ち直ってるんでしょ?だったら、会わせて下さいよ。俺に会ったってだけであの子が落ち込むようなら、Irisに居るメンタルはないのでこっちに下さい。任務なんて危ない事はさせずに、ずっと平和に暮らしてもらうんで」
「──俺の判断では何とも言えねーよ。とりあえず任務が終わってお互い組織に戻ったらまた話をしよう。俺らは別にいつでも行き来しても問題ねーし」
「分かりました。それより、乳首すごい膨らんできましたけど。まだ薬効いてないのに何でですか?」
(てめぇがいやらしい触り方で薬塗ってくるからだろーが!!)
キッと睨みつけると、桃瀬はクスクス笑いながら手袋を脱いだ。
「んん…っ、はぁ……」
少しずつジクジクと胸が疼き出すと、自然に腰が動いた。
「わぁ。すごいピンク色ですね。可愛いなぁ」
「るっせーんだよ…」
「そんなに顔も真っ赤にしちゃってぇ。本当に訓練受けてきたんですか?Irisは優秀な方が多いって聞いてましたが。渚くんもこの前めちゃくちゃ感じてたし、心配だなぁ」
「ひゃあっ」
喋っている最中に人差し指でツンと乳首を突かれると、体全体に電流が走ったかのような刺激が駆け抜けた。
「ふふ。すごく敏感ですね。──淋しかったと思うんで、機械を再開しますね」
「はぁ…?俺にこんな事して、何の意味が…っ」
「薬の効果を記載して提出しないといけないので。正確な時間が知りたいんですよ~」
(そんなの適当に書けばいいじゃねーか…)
絶対にコイツの暇つぶしでいじめてるようにしか思えずに歯を食い縛ると、ウィンと再び音を立てて可愛いハンドがうねり出した。
「──ッあ!? ひゃあっ……ぁ、ぁあっ、…やぁぁ」
ハンドが真っ先にやってきたのは薬が効いてかなり敏感になった乳首だった。小さな手の平がクニクニと乳首全体を包み込んで揉みしだく。
甘い刺激はすぐに股間へ送られ、硬さを取り戻した股間は、先端から先走りを溢れさせた。
(やっば……まじで俺雑魚じゃん…っ)
強い快感に抗いながらも、少しずつハンドに魅了されていく。それが悔しくて情けなくて、何とも言えない気持ちになった。
「やぁ……んん、やめ…っ」
「随分甘い声ですねぇ」
片方の乳首は揉みしだかれ、もう片方はこちょこちょと乳頭を擽る動きをして、切ない気持ち良さが支配する。
「やだ……っ、やめてぇ……桃瀬、さんっ」
身体中を震わせながら涙を流して懇願すると、目の前でリモコンを見せつけられた。
「そんな甘い声で名前呼ばれるとどうにかしてあげたくなっちゃいますけど、薬の効果を記録するために心を鬼にしますね?」
リモコンが操作されると、股間の近くからハンドが現れると、クルクルと先端を擽られ、玉はゆっくりと揉みしだくように動く。
「──っ、くそ…、鬼畜やろーがっ」
「俺にそんな口聞いたのでくすぐりも追加しましょうか。あなたが大好きな脇腹に」
「!? やぁぁぁっ、やぁ!やだぁ…!あっ、やめ…ひゃぁぁ…!!」
脇腹を優しくなぞるハンドを登場すると、ゆっくりゆっくりといじめられた。ガクンと腰が浮く程の強い刺激に暴れるとガチャガチャ、ガタガタと枷や拘束台が音を鳴らした。
「ぁっ、あ……!イク、っ、やばい、だめ…!出ちゃうからっ、桃瀬さんっ、やめて…やぁあ、」
「えー?さっきイッたんですし我慢して下さいよ」
(竿もしっかり扱いてきてイカせようとしてるくせに…っ!)
睨みつけると、陰茎を扱くハンドが強くなり、ビクンと大きく体を反応させて吐精した。
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