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第三章~誘拐したダークエルフがクソガキだったからしつけて犯る~

性欲のまま暴れて犯るか

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 性奴隷の家にて、公開処刑が行われようとしていた。処刑執行人はソルドである。

「盗賊ロル・ガウラよ。性奴隷の家に不法侵入するだけでなく、希少価値の高い宝玉をも奪い、性奴隷候補のダークエルフまで誘拐した。さらにはこれまでの窃盗の被害は膨大なものとなる。潔く処刑されよ!!」

 さるぐつわ、そして目隠しもされ、身動きとれないように縛られた男がいた。

「性奴隷の家の主だ。貴様に遺言を残す権利を与えてやろう」

 施設の職員が拘束された男のさるぐつわをはずした。

「待て! 俺はロル・ガウラではない! ルナイン王国の騎士長アルフォールだ!」

「それがお前の遺言か……指名手配書そっくりの顔で自分がロル・ガウラでないとぬかすか。全く哀れなものだ。挙げ句の果てに現在行方不明のルナイン王国の騎士長の名前を使うとはな……」

「これは俺の顔じゃない! 誰かが俺の顔を変えたんだ! 信じてくれええええ!!」

「貴様の所持品に性奴隷の家にあった宝玉があった。証拠品がある以上、言い逃れはできんぞ。やれ、ソルド」

 ソルドは性奴隷の家の主の指示に従い、剣をふり下ろした。

「うあああああ!!」

 恐怖、悲しみ、怒りの混じった悲鳴が建物内に響いた。

すぱん

 自身をアルフォールと名乗る男の首ははねられた。
ソルドはこっそり小さな笑みを浮かべ、小さく独り言を喋った。

「ロル・ガウラ、お前の見事な盗賊術、そしてエルトという名前のダークエルフの底知れぬ可能性に敬意を表し見逃してやろう。このげすな騎士長なら私もさほど心は苦しまない……」



 とある街の宿屋に俺達は装束で姿を隠しながら、客としてやってきた。顔はよく見えない状態にしている、まあ第三者から見れば体の大きさで一人は大人、もう一人は子供と見られるかな。俺は口止め料もこみで、大金を支配人に渡し、宿の一番良い部屋へと案内された。

「やれやれ、よく生きていたもんだぜ」

 俺は装束をとり、一息ついた。疲労もとれておらず、傷の癒えていない体が露わになった。一応、俺特製の野草の薬は使ったんだが、完全回復には時間がかかるな。

「しかしおっさん、土壇場でとんでもないことをやってのけたな」

「ああ、ちょうど俺達が吹っ飛ばされた場所にアルフォールも転がっていたな。万が一の時のために、人様の顔を整形できる術も身につけておいてよかったぜ。ついでに俺が盗んだ宝玉も持たせたし、俺の衣服も着させた。後でソルドの後を追った性奴隷の家の奴らも騙されただろうな」

 ん、エルトがなにやら記事の書かれた紙を興味深く見ているな。

「おい、ロル・ガウラが性奴隷の家によって処刑されたぞ! そしていまだにルナイン王国の騎士長アルフォールが行方不明だってさ!」

 その記事を聞いて、完全に性奴隷の家がアルフォールをロル・ガウラと間違えたと確信した。

「あいつはひどい奴だったけど、こうやって死ぬのはちょっと可哀想に思えてきたな」

「あいつに関しては因果応報だ。それよりも、ソルドにはばれた可能性が高い」

「え? おっさん変装術完璧だったぞ。本当にアルフォールがおっさんになったと思うくらいだったぞ」

「世間の奴らは俺の義足まで知らないから騙されるだろうが、ソルドは俺が義足なのを知っている。アルフォールを捕まえた時点で気付いていただろう」

「まさか、あいつ、分かっていて見逃したのか?」

「そうだ、俺はあいつに助けられたみてえだ。クソ腹が立つぜ! まっ、一番俺を助けたのは、おまえだなエルト。お前がいなかったらソルドが情けすらよこさず殺していただろう」

「いや、あれはおっさんが死にそうだから必死になってな……それにソルドに直撃したはずなのにあいつ重傷とはいえ生きていたみたいだし……」

 エルトが照れくさそうにしている。こいつの使った魔法は恐ろしい次元までいっている。もはや、俺が面倒を見るべきでないかもしれない。俺はエルトには薬瓶を渡した。

「おっさん、なんだこれは」

「避妊用の薬だ」

「へ?」

「言葉の通りだ。これ飲んだらお前とは用無しだ」

 エルトは俺が言っていることを素直受け入れられないようだ。

「おい! いきなりどういうことだよ!」

「俺は限界の知れている中年、だがエルト、お前は俺以上に強さの可能性を秘めた戦士になれる。だから俺と一緒にいるべきじゃねえんだ……」

がしゃん

 俺は金貨の入った袋をエルトに放り投げた。

「手切れ金と、お前を犯した罪滅ぼしの意味をこめた金だ。それだけあればしばらくは人間の世界で生活できる。それできがすまねえなら俺を殴れば良い」

がしゃん

 エルトが金貨の入った袋を投げ返しやがった。

「いらねえ」

「そうか、ならしばらく収入の安定しない時は苦労するだろうな。まっせいぜい上手く一人暮らししな」

「おっさん、まさかソルドに完敗してよ、俺がソルド相手に大ダメージ与えたから、いじけてんのか?」

「そうだよ! 俺はあいつに負けたんだ! 元ファイターとしての俺も、現盗賊としての俺も負けた。プライドは粉々になったんだ!! そしてお前が俺よりもソルドを倒せる可能性を示した。いじけて当たり前だ!! とっとと消えやがれくそガキ!!」

「ふざけんじゃねえぞ!!」

ぱりぃん

 あいつ、俺の渡した避妊用の薬をたたき割っただと!?

「おい、俺が本気でガキのエルフ孕ませると思っていたのか? 俺がお前やお前のガキまで面倒見切れると思うか? できねえよ! 俺はお前を幸せにはできねえぞ!!」

「うるせえ!」

どすん

 エルトが俺に飛びかかった。俺の体力が落ちていたこと、不意打ちだったこともあり、木の床に押し倒されてしまった。

「俺、目の前で仲間が死んだし、人間も殺しまくった……悲しいやら辛いやら死にたいやらよくわからねえ、気のおかしくなりそうな日々で、性奴隷の家になんて行く気になるほどだったんだよ……」

ぽつん ぽつん

 エルトが俺の顔にしょっぱい雨を落としていた。

「そんな時によ、おっさんに誘拐されて、いっぱい腹立つこともあったしされたけど……おっさん相手なら正直に気持ちも出せたし、その気持ちも受け止めてくれたし、なんか以前の俺らしさが取り戻せた感じがあってさ……おっさんと一緒にならなかったら、ずっと俺自暴自棄のままだったと思うんだ……」

ぽつん ぽつん

 やれやれ、涙の大雨注意報だな。

「そいつはまやかしの気持ちだ。辛い時にいっしょになる奴がいたら俺みたいなゲスイ野郎でもそんな気持ちになっちまうもんさ」

「じゃあ行動で示してやろうじゃないか!!」

カチャ カチャ

 エルトが俺のズボンの金具を外し、下半身を露わにした。

「初めてだから上手くないかもしれねえけどよ……」


ぱくん

 エルトが俺の性器を咥えた。俺が無理矢理咥えさせた時は痕がつくくらいかみつきやがったほどなのに……。さらに小さくも柔らかい両手で俺の性器を刺激する。正直言って下手くそなフェラチオだ。舌先で気持ち良いとこつくように舐めてないし、口にくわえても吸引の強弱をあまりつけていない。
 だが、エルトの不器用な感じと一生懸命な感じが伝わり、かえって俺を興奮させるものとなった。俺の理性と性欲が葛藤していた。

「やめろ! そんなことしても俺の気持ちは変わらねえぞ!」

「うるさいな! 俺寂しいんだもん! おっさんに酷いことされても、痛いことされてもいいから一生面倒見て貰いたいもん!!」

「一生面倒見て貰いたい…… そいつはどういう意味か確認してえんだが……」

「分かれよ! そのために家族も増やすんだもん!!」

じゅるっぱぁ

 エルトが俺に示した真っ直ぐな気持ち、そして強力なバキューム。俺の性器が限界を超えた。

「うあっ!」

びゅるる びゅくん びゅる

 エルトの口内に精液が放出された。エルトの小さい口では精液は納まりきらず、口から白濁とした精液が漏れていた。

ごきゅり

 エルトは精液をこぼしながらも俺の精液を全て飲み込もうとした。

ちゅるぺろぉ

 エルトは唇周りにこびりついた精液も指ですくいとり、口の中に入れた。

「これが、おっさん、いや、ロ……ロル……ガウラの、赤ちゃんの素……とっても濃い……これ飲んだらもう一人赤ちゃんできるのかなぁ……」

 だめだ、俺の理性はこいつの強力な誘惑魔法で木っ端みじんにされた。俺はエルトを持ち上げ、ベッドまで運んだ。そして逆に俺が押し倒す体勢となった。

「なんでてめえはこんなに可愛すぎるんだよ!! くそ、もう俺は性欲に任せて暴れるだけだ!!」

 俺はエルトに口づけをした。
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