『Love Stories。』

日向理

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Chapter.2

Episode.16

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          「あ!きた」

                   「ぬお!?」

        「13時待ち合わせ…だったよね?」

        「うん、そうだよ^^」

         「「今日は早めに着くぞ!」って
               意気込んできたのに
               …遅刻してきた感を
           感じるのは何故でしょう 笑」

    「それは前回遅刻したからでしょ? 笑」

            「…仰る通りでございます」

      「…陽介さんって

       仁美さんの子分かなんか?」

                 「こ、子分!?」

            「んー」
       「今から行くとこではアタシ、
         保護者になってるから」
         「…たぶん子供? 笑」

                 「こ、子供!?」
           「ふふ 笑」
     「まだ10分前だから大丈夫だよ♪」
    「希ちゃんと先に待ち合わせてたから」

      「はじめまして、緑川希です^^」
               「お、岡崎陽介です」


      「陽介さんって…」
                     「ん?」

      「意図してジョンになれるんですか?」

                    「え!?」
           「希ちゃん、
     その話はナイショって言ったじゃん 笑」
      「本人だしいいかなぁって」

     「でもそれはナイショのままだけど
       アタシが希ちゃんに話した事、
       本人にバレちゃったじゃん 笑」

      「あ、そっか」
                 「…残念ながら」
            「ん?」

          「残念ながらなれないのです!」

      「でもジョンになったら超強くなるとか、
         そういうメリットは全然ないので、
      まぁなれなくても全然平気なのですが…」

      「あは、なんか意外な反応 笑」

                     「ん?」
        「よーすけにとっては、
    恥ずかしいヒミツなのかと思ってたから」

            「んー、滅多にならないし、
     なっても「キモッ!」って言われるだけで」

      「興味を持ってくれるってのも初なんで
        …嬉しい気持ちのほうが強い、かな」


           「ふーん」

          「あ!そうだ」

    「希ちゃん、絶対音感の持ち主なんだよ!」
                  「そうなんだ」
         「なんか反応うす~」

             「俺も絶対音感あるから」
          「そなんだ!?」
                「あ!でも俺のは、
             感覚的な絶対音感だから」

      「そうなんですか!?」
      「私も感覚的なもので、高校ん時
      『ほぼ』ってあだ名を
       つけられそうになりました 笑」

                 「『ほぼ』笑」
            「俺のは『ほぼ』ってより、
            『だいたい』って感じ 笑」
      「『だいたい』笑」

      「じゃあ陽介さんは、
       どうやって認識してるんですか?」
      「私は色なんですけど」
                   「いろ!?」
               「それはすげーなぁ」

      「雰囲気 爆笑」

       「あ、そろそろ移動しないと!」

    「はーい、皆さんこちらでーす♪」

     「なんか仁美さん、ガイドさんみたい 笑」

  「だって約1名、迷子になりやすいんだもん♪」

          「迷子 笑」
   「じゃ本当に仁美さん、保護者なんですね 笑」

          「あのぉお二人ともどちらへ…」

   「ん?バス停」
                   「あ!」
   
             「『バス』かあぁ…」

 「ほらね♪」
      「陽介さん可愛い 笑」

「歳下に可愛い言われてるよ! 笑」

          「バスがあったかぁあ…」
「あは 笑」
     「ふふ 笑」
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