『Love Stories。』

日向理

文字の大きさ
上 下
1 / 132
Chapter.1

Episode.1

しおりを挟む
カランコロ~ン♪




 「いらっしゃいませ~」

「あのぉ、すみません」

 「はい、なんでしょう?」
「緑川希さんって今いらっしゃいますか?」

 「はい、いますよ」


        「少々お待ちください」

「すみません」


                    「希さん」

              カタ カタ  カタ カタ…
                  「ん?なに?」

       「「希さんいらっしゃいますか」って」

               「女の人が来てます」

                   カタ カタ…
                    「はーい」
 
         「お待たせしました

            …って」


        「沙織ぃ~久しぶりぃ!!」

「ふふ^^」
「久しぶり~♪」

 「沙織、全然変わってないね!」
「なに?幼いって言いたいのぉ?笑」

 「違うって 笑」

 「20代前半でも通用するよぉ、きっと^^」

「ホントにぃ?ありがと^^」



しーん



 「…ってそんだけかい! 」

「え?」

 「「希だって変わんないよぉ~♪」とか返すでしょ、
  会話のキャッチボール的に、フツー 笑」

「あはは 笑」
「希、相変わらずおもろーい♪」

 「笑」

 「んでどうしたの?突然」

「このお店、前に雑誌に載ったでしょ」

 「うん」



 「…あっ、

 それ見て来てくれたのぉ?」

「そそ」
 「嬉しい~^^」


「美容院でお待ちの時間に偶然その記事読んで」

「「この人高校んときの同級生なんですぅ!」って、
 美容師さんにプチ自慢しちゃった♪」

 「宣伝までしてくれたんだぁ、ありがと~^^」


 「沙織まだ時間あるんでしょ?」
「うん」

 「ここで話すのもなんだから、お茶して話そうよ!」


「でもお店あるでしょ」
 「大丈夫大丈夫!」

 「雑誌載った最初はお客さん増えたけど、
  しばらくしたらパ~ッタリ止んじゃったから 笑」

「そなんだ 笑」

 「それにお店任せられるコもいるし^^」


 「桜ちゃ~ん、ちょっと外出るねぇ」

          「あ、はい」

「ごめんなさいね^^」

         「いえいえ^^」



 「沙織ぃ、行くよぉ」

「はーい」



カランコロ~ン♪
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

♡ちょっとエッチなアンソロジー〜アソコ編〜♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとエッチなショートショートつめあわせ♡

妻がエロくて死にそうです

菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。 美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。 こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。 それは…… 限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

美しいお母さんだ…担任の教師が家庭訪問に来て私を見つめる…手を握られたその後に

マッキーの世界
大衆娯楽
小学校2年生になる息子の担任の教師が家庭訪問にくることになった。 「はい、では16日の午後13時ですね。了解しました」 電話を切った後、ドキドキする気持ちを静めるために、私は計算した。 息子の担任の教師は、俳優の吉○亮に激似。 そんな教師が

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

処理中です...