58 / 69
Episode.58
しおりを挟む「…はい、麦茶です」
「ありがとぅ」
「・・・」
「なんだかとてもお辛そうに見えるので」
「また日を改めて、でも」
「いや」
「たぶん、これ」
「今日話さないと…
私の方が
駄目になっちゃいそう
なので」
「そう、なの?」
「なにかお辛い事を思い出したり、とか」
「いや」
「えっと」
「思い出した、んではなくって
…
さっき、
あって」
「?」
「『さっき』?」
「えっと…」
「金山さんを苦しめているもの、
さっき、私
判っちゃって」
「え?」
「金山さんの苦しみを、
私が無くせるってのも
「え」
…
さっき、知って」
「?」
「・・・」
ごくごくっ!
「…ふぅ」
「私、
お付き合いしてると、
さっきまで…
思ってた人がいて」
「今私、
一人暮らしをしてるんですけど」
「その人、
よくウチに泊まりにきたりもして」
「でも最近、
彼の本音を知る機会があって」
「どうやら彼、
他にもそういう人がいるってのが
わかっ、
ちゃって…」
「でも私、
その先を知るのが怖くなっちゃって…
その先からずっと逃げてたん、ですが」
「・・・」
「さっき金山さんのお宅で、
お話を伺おうと思ったときに
見えちゃったんです」
「玄関先に飾ってあった写真に、
彼が写ってるのを」
え!?×3
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
JC💋フェラ
山葵あいす
恋愛
森野 稚菜(もりの わかな)は、中学2年生になる14歳の女の子だ。家では姉夫婦が一緒に暮らしており、稚菜に甘い義兄の真雄(まさお)は、いつも彼女におねだりされるままお小遣いを渡していたのだが……
【完結】一夜の関係を結んだ相手の正体はスパダリヤクザでした~甘い執着で離してくれません!~
中山紡希
恋愛
ある出来事をキッカケに出会った容姿端麗な男の魅力に抗えず、一夜の関係を結んだ萌音。
翌朝目を覚ますと「俺の嫁になれ」と言い寄られる。
けれど、その上半身には昨晩は気付かなかった刺青が彫られていて……。
「久我組の若頭だ」
一夜の関係を結んだ相手は……ヤクザでした。
※R18
※性的描写ありますのでご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる