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九章 ~鼓動の先~ キンバリーの世界
夜明け前に流れたもの
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鳥が朝を告げる一刻程前、マグダレンはそっと起きテントを抜け外に出る。そこで火の番をしている男を確認する。静かに炎を見つめていたイサールは、マグダレンに気が付き声をかけてこようとするので、マグダレンは立てた人差し指を唇にあて止める。少し離れた所にあるテントの中でローレンスが寝ている事を確認してから顎を森へと動かし誘う。
イサールは怪訝そうな顔をするが黙ってついて来る。そして離れた所で二人はその歩みを止め向き合う。
《今度は、何がしたいんだ?》
マグダレンはいざ向き合うと緊張してくる自分を感じる。そっと身体に触れる。
《誰にも邪魔されない所で貴方とだけで話したい》
思いつめたようなマグダレンの表情にイサールはヤレヤレという顔をするが周囲に結界をはる。それにより二人のいる空間は周囲から完全に孤立する。
『コレで誰もここの会話を聞くことも覗くことも出来ないし、周りからココは認識出来ない。近くを通ったとしても無意識に避けて歩く。コレでご満足? お姫様』
イサールは自分の母国語でそんなことうぃ言ってくる。嫌味っぽい言い方をしてくる所をみると、やはり昼間の事を若干怒っているのだろう。
『昼間の事は謝ります。傷を負わせて申し訳ありませんでした』
マグダレンは頭を下げる。
『別にもういいですよ。驚きはしたけど怒ってはいません。俺は男だしね』
イサールは笑う。しかし、すぐに笑みをひきマグダレンを見下ろす。
『わざわざ、こんな感じで俺を呼び出したのは謝る為ではないだろ? 何がしたい? 何が言いたい?
どうせならここで全てぶちまけろ。
聞いてやるから』
整っている顔というのは笑顔でなくなると人間臭さが消え、怖く見える。マグダレンはその顔にある人物の顔が重なり、そこに更に恐怖を覚える。同時に相手への憎しみも増す。言語の問題もあるのだろうが、この言葉だと硬く強めに聞こえる。マグダレンは勇気を振り絞って口を開く。
『伽の相手を求めているならば、私が務める』
イサールはその言葉に目を見開くが、その表情はあからさまに不快を示すように歪む。そして頭を横に振り溜息をつく。
『本気でソレを言っています? 冗談ですよね? 全く笑えませんが』
マグダレンはキッと顔を上げる。そして、手を伸ばしイサールに縋るように抱きつく。
『私が貴方の子供を生む! だからキンバリーは見逃して。私からキンバリーまで奪わないで!』
イサールはそっと、その手を解き離れる。マグダレンは尚も縋ろうとしてイサールの表情を見てハッとして退く。そこには明確な怒りと嫌悪の感情が見えたからた。
『貴方はどこまで愚かなんだ。人に契約を持ち込む時は、ご自分の立場を理解した上で冷静に考えてからするべきだ』
憐れむような口調でそう言い、イサールは手を伸ばしマグダレンの額のサークレットを指先でつつく。
『貴方はどういう覚悟でこれを受けた? これを単なる装飾品と思っています? これは婚姻の証ですよ。その責任を負い果たす事を誓う事で受ける物』
マグダレンは最も思い出したくない事実を突きつけられ身体が震える。
『そもそも、この契約は遠の昔に破綻している。私がこんな所にいることで分かるでしょうに』
イサールは鼻で笑う。
『すぐ破棄することの出来る軽い契約だと貴方は考えている訳だ。だから簡単にその任を放棄して逃げた』
マグダレンは頭を抱え、顔を激しく横に振る。
『違う!!
私を壊したのはお前らだ! すべてを台無しにして狂わせたのもソチラだ!
私は私の信念に従っただけ』
イサールは苛立ちを抑えるためにフーと息を吐く。そしてマグダレンと再び向き合う。
『俺は何があったのかは知らない。分かっているのはその後の混乱だけだ。
しかし、貴方がやった事は社会を乱すだけ乱し、その責任を一切取ることなく逃げただけ。それなのに尚、まだ守ってもらい身勝手に生きている』
『逃げたのではない! それに守ってもらうことなんて求めてない。放っておいて欲しい! そう放っておいて! 私達の事は!』
『事実、貴方は未だ様々な人に気をかけられ、見守られている。
それに宮殿を出たのは貴方の意思ではないと?』
イサールの言葉にマグダレンは言葉に詰まる。あそこは自分のいるべき場所ではないと、飛び出したのはマグダレンが望んだからだ。あの場所に一秒たりともいたくなかった。
『私も貴方がそれをつけ続けているのは不当だとは思いますよ。相応しい事を何もしていないのに、なぜまだ后でいられているのか? とね。しかし俺にはそれを破棄する権限はない。もし貴方もそう思い辞退したいのならば、契約相手と話し合いの場を設けそれを求めるべきだ。それもしないで俺に伽を求めてくるなんてね』
マグダレンは悔しさと哀しみで震える身体を必死で抑え堪える。
『あと先程の貴方からの提案は、たとえ貴方が婚姻契約を終了させた後であってもお断りします。理由は分かりますよね? 貴方に俺の子供を任せられない』
明確な咎めの言葉にマグダレンの心にあった傷が再び開き血を流しだす。イサールのその詰るような冷たい視線に、マグダレンの脳裏に最も思い出したくない存在が浮かび上がる。見開かれた瞳から涙が溢れる。
『貴方を愛情深い人だと思っていた。なのに何故あんな事が出来た? 自分の子供を──』『愛してなかった訳ではない! でもそれ以上に憎かった! 厭わしかった!
人をまともに愛した事のないアンタに何が分かるの? 楽しく浅いだけの人間関係の中で生きている貴方には分からない! 分かる筈はない! 貴方にお腹で子供を育み、産み、そして抱く女の気持ちが分かる訳ない!!』
イサールは自分の言葉を遮り、ボロボロと涙を流しながら叫ぶマグダレンを呆然と見つめていたが、少し表情をゆるめその頭を撫でる。小さい子供をあやすように。
『しかし、愛があったから、愛によるものだからで、貴方のしたことが正当化されるものではないだろう。いい加減自分や過去と向き合ったらどうだ? 全て人にその罪を背負わせて、自分は逃げ続けるつもりか?』
『違うっ! 違う……逃げているのではない、守りたいだけ、助けたかっただけ!』
尚も否定し続けるマグダレンにイサールは溜息をつく。
『まあ、いいでしょう。そう思うなら。
ただ、これだけは言わせて貰う。
さっきキンバリーを奪うなと俺に言ったが、その言葉は間違えている。キンバリーはそもそも貴方のものではない』
マグダレンの身体がキンバリーの名前が出たことで震える。そして身体をイサールから離す。再び警戒するようにイサールを見上げてくる。
『分からないのか? 誰のものでもない。敢えていうならキンバリー自身のものだ。貴方のいう所の愛が相手を束縛し囚え続けるものならば、何とも迷惑なモノだと思わないか?』
マグダレンは目を見開く。そして瞬きするのも忘れたようにイサールを見つめ続ける。気分を落ち着けるように深呼吸をしてからマグダレンはイサールを睨み直す。
『貴方の意思を尊重していく。お前達は自由だ。アンタらが言いそうな言葉ね。そう囁きながら、自分達の思うように物事動かして行く癖にね』
マグダレンは片笑をする。目はイサールを刺すように睨みつけたまま。
『逆に何の選択肢すらも与えず、すべての道を塞ごうとしている貴方の子育てに比べたら優しいし愛もあると思うけど』
イサールはニコリと笑う。しかしマグダレンはイサールの優しく見える笑みにつられて表情を緩めることはしない。
『大人になれ、いい加減に。
過去のしでかしたことはもうどうしようもない。せめて子供に恥じぬ生き方をしたら? 貴方の行動の数々、あの子に胸を張って見せられるのか? 語れるのか?』
反論しようとマグダレンがしたところで、結界が消える。イサールは話が終わったとばかりに、マグダレンに背中を向けて去っていった。
マグダレンは拳を震わせながらその背中をただ睨みつけることしか出来ない。その姿が眼で見えなくなっても睨む事は止めない。発することのできなかった言葉は再びマグダレンに深く潜り奥底でうねり膨張していく。そして耐えきれず溢れてきた感情は涙となって頬をつたう。少しずつ明るくなっていく世界の中で、マグダレンは一人涙を流しつづけた。
~~~九章 完~~~
イサールは怪訝そうな顔をするが黙ってついて来る。そして離れた所で二人はその歩みを止め向き合う。
《今度は、何がしたいんだ?》
マグダレンはいざ向き合うと緊張してくる自分を感じる。そっと身体に触れる。
《誰にも邪魔されない所で貴方とだけで話したい》
思いつめたようなマグダレンの表情にイサールはヤレヤレという顔をするが周囲に結界をはる。それにより二人のいる空間は周囲から完全に孤立する。
『コレで誰もここの会話を聞くことも覗くことも出来ないし、周りからココは認識出来ない。近くを通ったとしても無意識に避けて歩く。コレでご満足? お姫様』
イサールは自分の母国語でそんなことうぃ言ってくる。嫌味っぽい言い方をしてくる所をみると、やはり昼間の事を若干怒っているのだろう。
『昼間の事は謝ります。傷を負わせて申し訳ありませんでした』
マグダレンは頭を下げる。
『別にもういいですよ。驚きはしたけど怒ってはいません。俺は男だしね』
イサールは笑う。しかし、すぐに笑みをひきマグダレンを見下ろす。
『わざわざ、こんな感じで俺を呼び出したのは謝る為ではないだろ? 何がしたい? 何が言いたい?
どうせならここで全てぶちまけろ。
聞いてやるから』
整っている顔というのは笑顔でなくなると人間臭さが消え、怖く見える。マグダレンはその顔にある人物の顔が重なり、そこに更に恐怖を覚える。同時に相手への憎しみも増す。言語の問題もあるのだろうが、この言葉だと硬く強めに聞こえる。マグダレンは勇気を振り絞って口を開く。
『伽の相手を求めているならば、私が務める』
イサールはその言葉に目を見開くが、その表情はあからさまに不快を示すように歪む。そして頭を横に振り溜息をつく。
『本気でソレを言っています? 冗談ですよね? 全く笑えませんが』
マグダレンはキッと顔を上げる。そして、手を伸ばしイサールに縋るように抱きつく。
『私が貴方の子供を生む! だからキンバリーは見逃して。私からキンバリーまで奪わないで!』
イサールはそっと、その手を解き離れる。マグダレンは尚も縋ろうとしてイサールの表情を見てハッとして退く。そこには明確な怒りと嫌悪の感情が見えたからた。
『貴方はどこまで愚かなんだ。人に契約を持ち込む時は、ご自分の立場を理解した上で冷静に考えてからするべきだ』
憐れむような口調でそう言い、イサールは手を伸ばしマグダレンの額のサークレットを指先でつつく。
『貴方はどういう覚悟でこれを受けた? これを単なる装飾品と思っています? これは婚姻の証ですよ。その責任を負い果たす事を誓う事で受ける物』
マグダレンは最も思い出したくない事実を突きつけられ身体が震える。
『そもそも、この契約は遠の昔に破綻している。私がこんな所にいることで分かるでしょうに』
イサールは鼻で笑う。
『すぐ破棄することの出来る軽い契約だと貴方は考えている訳だ。だから簡単にその任を放棄して逃げた』
マグダレンは頭を抱え、顔を激しく横に振る。
『違う!!
私を壊したのはお前らだ! すべてを台無しにして狂わせたのもソチラだ!
私は私の信念に従っただけ』
イサールは苛立ちを抑えるためにフーと息を吐く。そしてマグダレンと再び向き合う。
『俺は何があったのかは知らない。分かっているのはその後の混乱だけだ。
しかし、貴方がやった事は社会を乱すだけ乱し、その責任を一切取ることなく逃げただけ。それなのに尚、まだ守ってもらい身勝手に生きている』
『逃げたのではない! それに守ってもらうことなんて求めてない。放っておいて欲しい! そう放っておいて! 私達の事は!』
『事実、貴方は未だ様々な人に気をかけられ、見守られている。
それに宮殿を出たのは貴方の意思ではないと?』
イサールの言葉にマグダレンは言葉に詰まる。あそこは自分のいるべき場所ではないと、飛び出したのはマグダレンが望んだからだ。あの場所に一秒たりともいたくなかった。
『私も貴方がそれをつけ続けているのは不当だとは思いますよ。相応しい事を何もしていないのに、なぜまだ后でいられているのか? とね。しかし俺にはそれを破棄する権限はない。もし貴方もそう思い辞退したいのならば、契約相手と話し合いの場を設けそれを求めるべきだ。それもしないで俺に伽を求めてくるなんてね』
マグダレンは悔しさと哀しみで震える身体を必死で抑え堪える。
『あと先程の貴方からの提案は、たとえ貴方が婚姻契約を終了させた後であってもお断りします。理由は分かりますよね? 貴方に俺の子供を任せられない』
明確な咎めの言葉にマグダレンの心にあった傷が再び開き血を流しだす。イサールのその詰るような冷たい視線に、マグダレンの脳裏に最も思い出したくない存在が浮かび上がる。見開かれた瞳から涙が溢れる。
『貴方を愛情深い人だと思っていた。なのに何故あんな事が出来た? 自分の子供を──』『愛してなかった訳ではない! でもそれ以上に憎かった! 厭わしかった!
人をまともに愛した事のないアンタに何が分かるの? 楽しく浅いだけの人間関係の中で生きている貴方には分からない! 分かる筈はない! 貴方にお腹で子供を育み、産み、そして抱く女の気持ちが分かる訳ない!!』
イサールは自分の言葉を遮り、ボロボロと涙を流しながら叫ぶマグダレンを呆然と見つめていたが、少し表情をゆるめその頭を撫でる。小さい子供をあやすように。
『しかし、愛があったから、愛によるものだからで、貴方のしたことが正当化されるものではないだろう。いい加減自分や過去と向き合ったらどうだ? 全て人にその罪を背負わせて、自分は逃げ続けるつもりか?』
『違うっ! 違う……逃げているのではない、守りたいだけ、助けたかっただけ!』
尚も否定し続けるマグダレンにイサールは溜息をつく。
『まあ、いいでしょう。そう思うなら。
ただ、これだけは言わせて貰う。
さっきキンバリーを奪うなと俺に言ったが、その言葉は間違えている。キンバリーはそもそも貴方のものではない』
マグダレンの身体がキンバリーの名前が出たことで震える。そして身体をイサールから離す。再び警戒するようにイサールを見上げてくる。
『分からないのか? 誰のものでもない。敢えていうならキンバリー自身のものだ。貴方のいう所の愛が相手を束縛し囚え続けるものならば、何とも迷惑なモノだと思わないか?』
マグダレンは目を見開く。そして瞬きするのも忘れたようにイサールを見つめ続ける。気分を落ち着けるように深呼吸をしてからマグダレンはイサールを睨み直す。
『貴方の意思を尊重していく。お前達は自由だ。アンタらが言いそうな言葉ね。そう囁きながら、自分達の思うように物事動かして行く癖にね』
マグダレンは片笑をする。目はイサールを刺すように睨みつけたまま。
『逆に何の選択肢すらも与えず、すべての道を塞ごうとしている貴方の子育てに比べたら優しいし愛もあると思うけど』
イサールはニコリと笑う。しかしマグダレンはイサールの優しく見える笑みにつられて表情を緩めることはしない。
『大人になれ、いい加減に。
過去のしでかしたことはもうどうしようもない。せめて子供に恥じぬ生き方をしたら? 貴方の行動の数々、あの子に胸を張って見せられるのか? 語れるのか?』
反論しようとマグダレンがしたところで、結界が消える。イサールは話が終わったとばかりに、マグダレンに背中を向けて去っていった。
マグダレンは拳を震わせながらその背中をただ睨みつけることしか出来ない。その姿が眼で見えなくなっても睨む事は止めない。発することのできなかった言葉は再びマグダレンに深く潜り奥底でうねり膨張していく。そして耐えきれず溢れてきた感情は涙となって頬をつたう。少しずつ明るくなっていく世界の中で、マグダレンは一人涙を流しつづけた。
~~~九章 完~~~
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