蒼き流れの中で

白い黒猫

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六章 ~雛は巣の外にいる~ カロルの世界

繋がった穴を通るモノ

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《いったい、何をされているのですが貴方がたは!》
 シルワの怒りの心話がソーリスの頭の中に響いてくる。先程から宮殿内で起こっている異常を一早く察して動いてくれていたのだろう。
《お前だろ? クラーテールと話をしろといったのは》
 自分の身体に戻ったクラーテールは、水中から飛び出し陸に上がり湖の反対側からシルワを睨み付ける。濡れて重くなったケープを脱ぎ捨てた。月明かりにクラーテールの華やかな髪が輝く。
「クラーテール久しぶりです。元気そうで嬉しいですよ。私の馬鹿な上司が貴方に不快な思いをさせた事は、申し訳ないと思っています。代わって謝ります」
《私は話し合えといったのですよ。刺激して怒らせろといったわけではありません》
 器用にクラーテールをなだめながら、シルワは心話でソーリス叱る。
「ならば、あの男の方をぶっ飛ばせばいいだろう。悪いのも仕掛けてきたのもアチラだ」
 クラーテールの言葉に、シルワはクククと笑う。
「後でそうしておきますよ。今日の所は私に免じて退いてくれませんか?」
 クラーテールは退くつもりはないように、シルワを睨みつけたままだ。シルワは周囲に貼った結界を強める。領地の端で何か事件が起こっている事を、他の者に知らせない為だ。
「もう少しで、自分でそうできた。アンタが止めなければね! あの男をぶん殴らせろ! そうしたら去る」
 シルワは肩をすくめた。そして顔を横にふる。
《シルワ、クラーテールに手を出すなよ! 事態がややこしくなる》
 外でのやり取りを感じながら、ソーリスはマレの状況を確認する。いくら頭に血が上っていたとはいえクラーテールがそんなヘマをするとは思えないが、怪我をしてないか調べる。火傷や怪我といったものは負ってないようだ。
《もう十分ややこしいでしょう! まあクラーテール次第ですが、なるべく穏便に済ますように努力はしましょう》
 そう答えたものの、シルワも困っていた。クラーテールは戦うとなるとマレと同じ意味で厄介で、別の意味で面倒でもある。クラーテールもソーリスによって契約で守られている存在。クラーテールはニヤリと笑いルークスの結界を貼ってくる。嫌悪しながらも、ソーリスの能力をしっかりと戦いに利用する冷静さがあるのがクラーテールの質の悪いところ。クラーテールだけの力ならまだ楽にひねり潰す事ができるが、ソーリスの印章を使い結界を貼ってきたとなると、事態は複雑になる。その力が強力なだけでなく、ソーリスが守っているものを攻撃したという事実が、色々煩わしい問題を引き起こす。それにマレに対して行った事を、身体で記憶しているクラーテールに同じ手は通じない。正直ソーリスを此所に呼んで、クラーテールの気が済むまでやり合わせるのが一番なのだろうが、シルワの立場からそうさせるわけにもいかない。
「それにしても、貴方達は本当に面白い事を次から次へとしてくれる。今貴方がされた事も最高ですね! 逆も可能なのでしょうか? マレも貴方の身体を支配も出来ると」
 シルワの言葉にクラーテールが舌打ちをして、警戒するように目を細める。
「……さあね! 今回は、偶々そうなっただけだから」
 クラーテールはそう言い目を少し反らす。しかしシルワはその様子を見て嗤う。頭に血が上り思わずしてしまった失態に気が付いたようだ。こんな段階でソーリスやシルワにとんだ手札を晒してしまったのだ。二人にとっては隠しておいた方が良い事。
《レン……も……う、帰れ!》
 クラーテールが突然聞こえてきた心話に、表情がゆるむ。ソーリスの腕の中でマレが意識を取り戻したようだ。通常なら朝までまともに戻ることはない筈なのに、クラーテールの一大事となると、無理矢理でも意識を取り戻してきたのか、クラーテールがマレに注がれた多すぎたファクルタースを持っていったともとれる。直接肌を触れ合っている事で、マレの声がソーリスにも隠せず伝わってくる。
《コイツにもお礼をしないと! 今の分と、こないだ貴方を傷つけた分をね!》
 ソーリスはそっとマレの頬に手を添え、その表情を覗き込む。ゆっくりとマレが目を開ける。ソーリスがそのマレに微笑むと、辛そうに手を挙げその頬を撫でるソーリスの腕に手を重ねてくる。その途端にソーリスは腕に激しい痛みを感じ、顔を顰める。ソーリスの腕が焼け激しく爛れる。マレがクラーテールによく似た口角をクイっと上げた剣呑な笑みでソーリスを見上げている。マレも、ソーリスを怒っているようだ。
《お前の力で。この男に傷を負わせてやった、ソレで満足だろ? シルワ様の事は、私も納得しているからお前はもう怒るな》
《どうせなら、あの綺麗な顔を焼いてやったら良かったのに》
 クラーテールは愉快そうにフフと笑う。シルワは宮殿内の状況は見えてないが、クラーテールの機嫌が突然なおったのは理解できた。それに繋いだままのソーリスの気配から、なんとなく状況を察したのだろう。少し安心した事で、油断をしたのも確かである、それをクラーテールは見逃さなかった。何かをシルワに向かって放ってきた。それはシルワまで届かないのも読めたので、あえて結界で弾き返すということもしなかった。その物体が落ちた場所を見ると、ナイフが地面に突き刺さっていた。シルワは流石に眉を顰め注意しようと口を開くが、その瞬間ナイフのあたりから地面が裂けそこから水が噴き上げシルワの服を激しく濡らす。
「!」 
 ビショ濡れになったシルワを確認して、クラーテールはニヤリと満足気に笑う。そしてゆっくりとジャンプするように湖面の上を移動してくる。地面にしゃがみ刺さったナイフを抜きしまう。
「お騒がせしました。シルワ様。今日の所は、もう帰りますね」
 クラーテールはそれ以上話す事はないという感じで、馬鹿丁寧にお辞儀をしてから、きびすを返しシルワの前から去ろうとする。
 シルワは怒ることはせずククククと笑う。前に事情があったとはいえマレの骨を折った事に対する怒りをこのような嫌がらせで返してきたようだ。カロルとは異なり、ちゃんと自分の力、相手の力を分かった上での喧嘩の売り方である。本当はコレくらいで済ませたくはなかったのだろうが、クラーテールの立場で出来る精一杯の反抗がここまでである。
「クラーテール、コチラに帰ってきませんか? 私が責任もって貴方たちを守りますから」
 その言葉にクラーテールは振り返り目を細めてシルワを見つめる。
「檻を用意するから、そこに入れと?」
 シルワは首を横にふる。
「それに帰る? 私の帰る場所はお前達の元ではない」
 瞳にギラギラとした光を宿し睨んでくる。シルワはその真っ直ぐさを眩しそうにみつめる。マレとは異なりいかなる感情も曝け出し、自らにどこまでも正直に生きるクラーテール。いい加減に大人になれとも言いたいのだが、その青さをシルワは羨ましくも感じる。カロルのように我侭ではなく、どこまでも純粋でごまかせないだけなのだ。
「でも、貴方だけに守りきれるのですか? その為にマレはソーリス様の元に残った。その事は分かるでしょうに」
 シルワは優しく話しかけながら、クラーテールの肩に手をやろうと手を伸ばすが、身体に触れるまえに叩かれる。そして挑むようにニヤリとした笑みだけを返してくる。
 何も答えずにクラーテールはシルワから去っていく。もっと色々話したい事はあったが、クラーテールの性格から言って、頑なでシルワに対して心を許していないだけに、何も発展するような会話が出来ないであろう事は読めたので、それ以上言葉をかけず去っていく後ろ姿を静かに見守った。

 宮殿に戻り着替えを済ませてから、シルワはソーリスの私室へと向かう。ベッドは無惨に激しく燃え落ちて、白で統一されていた筈の部屋に黒い醜いオブジェを作り出していた。その部屋の惨状をみて目を丸くする。
「おやおや、随分派手にやったもので」
 シルワの楽しそうな声にソーリスは不快そうな表情で睨んでくる。珍しくソーリスは機嫌が悪そうだ。
 ソーリス自身は裸のままだがソファーで横になっているマレにソーリスのモノであろう上着をかけてあった。マレはクラーテールに身体を乗っ取られたことの後遺症なのかグッタリとした状態で、シルワの訪問に反応を示すこともなく目を閉じていた。シルワはそっとマレに近付き、その気を探る。気を失っているだけで、危険な状態ではなさそうでホッとする。まあ、クラーテールがマレを傷つける事なんて絶対できないし。ソーリスもそれを許さないから心配する事はないが、万が一な事もある。
「フフフ、クラーテールの香りがする」
 シルワはソーリスの焼けただれた腕に視線を向ける。その言葉にソーリスは思いっきり顔を顰める。シルワは侍従を呼んで薬を用意させ手当を自ら行った。治癒術をかけ治してやっても良いのだが、多少は反省してもらいたい事もあり薬による手当だけを行うことにしたのだ。ソーリスもあえて治癒術を命じなかった事から、この痛みをしばらく甘んじるつもりなのだろう。従達に命令しベッドを片付け新しいものにとり替えさせた。治療を終えたソーリスはガウンをまとってから、マレと反対側のソファーに座りシルワにも隣に座るように促す。
「他者の身体を乗っ取り動くなんて技、誰でも出来うる事なのか?」
 ソーリスの言葉に、シルワは首を傾げる。
「そういう事が出来る人物もいた、という記述くらいしか文献には残っていませんね。ただしソレは同じ人間として生まれてくる筈で分裂して生まれてきたようなタイプの人間同士の事で、このように性別もファクルタースも異なる人物の間で行われたという話は聞いていません」
 ソーリスはその言葉に首を傾げる。
「双子にも幾つかのパターンがあるのですよ。一つの受精卵が分裂して生まれた一卵性双生児・異性一卵性双生児、一つの卵子が分裂してそれが受精して生まれた半一卵性、二つの卵がそれぞれ受精して生まれた二卵性、そして異なる時期に排出された卵子がそれぞれ受精して生まれる異父二卵性双生児。そのような現象を起こしたのは一卵性双生児のみ。しかしこの双子はそう言う入れ替わり遊びを好む上に、能力が全く変わらない二人の人物間での身体の入れ替えは、意味もない事ですしね」
ソーリスは顎に手をやり、何かを考えているようだ。
「異性一卵性と半一卵性とは?」
「まあ、異性一卵性は文字通り一卵性でありながら性を別とする双子で、半一卵性は二卵性よりも近く、一卵性よりも遠い間柄にあたる関係というのでしょうね。二人がそうであると思っているのですか? どちらにしても確立は低い現象です。それに一卵性の双子だからとそれが皆行えるわけでもなく、その二つのタイプは一卵性の双子より離れた遺伝子をもつ。さらに難しい状況になる。むしろ私はアクアの血の方に要因があるように思えます。同じ血の流れをもつ二人だけに通じ合っているものがある」
「となると、他のアクアの潜在能力をもつ人へも人格の移動できるというのか?」
 シルワは『分かりません』と首を横に振る。
「私は寧ろ、人格移動した後も、元のファクルタースを使えた事に興味があります」
 ソーリスは眉を顰める。そしてシルワを睨み付ける。
「クラーテールに何かおかしな事をしてみろ、俺も許さない。マレそこでコッソリ聞いているのだろ? コレはお前との契約以前の問題だ。安心しろ! シルワに馬鹿な事はさせない」
 二人の視線の中でマレはゆっくりとソファーから起き上がり、かかっていた上着を羽織る。ソーリスの洋服だけに、マレがますます華奢に見えた。
「別に盗み聞きしていた訳でも、狸寝入りしていた訳でもありません。いるだけで聞こえてくる場所なので。あとシルワ様が何を考えられているのか分かりませんが、残念ながら私の血にはそんな特殊な能力はありません。他の人とは繋がりがない」
 マレが睨むように言ってくる言葉に、シルワは苦笑する。
「私は、貴方やソーリス様とは違って人体実験とかするつもりはありません。そこまで畜生でもありませんので安心して下さい」
 シルワの言葉にマレは思いっきり顔を歪め、ソーリスはシルワを睨み付ける。その二人の反応にシルワは肩をすくめニッコリと笑う。
「失言でしたね。言い直します。感情的にはならないので愚行に走ることはしません」
 その言葉にマレはクククと笑い、シルワに挑むように見上げる。シルワの言葉を笑って否定する様子にシルワは若干の驚きを覚える。
「所で、何故ああいった事が可能になっているのです? 繋がっているとは?」
 シルワはニコニコと笑いながらマレに近付き、ソファーに一緒に座り肩に手をやる。マレは優しげに見える笑みを浮かべるが口を開かない。
「話せ! マレ」
 ソーリスの命令に、マレは溜息をつく。
「小さい頃から私達は繋がっていた。イメージとしては砂時計のように考えて頂けたらいいでしょう。上の空間は自分で下の空間に逆転して相手の空間がある。
感情や想いといったものはそこから漏れていて隠せない。でもその穴は小さすぎて、そういったモノしか普段は通らない。よほどの事があり衝動がかからない限りそこを抜けて先に互いのエリアに行くことは敵わない。ソーリス様、今回あの子に何をやったのですか? あそこまでキレさせるとは」
 マレはそう言い、ソーリスをジッと睨み付ける。こういうベッド以外のやり取りで珍しく感情をハッキリ出した表情である。
「別に、ただ互いの立場の確認をしただけだ」
 ソーリスは惚ける。どうぜ後日マレはクラーテールからも聞き出すのだろうからここで詳しい事を語る必要もない。丸っきり本当の事をストレートに言わないが、嘘もつかない。それがマレの対話術である。ソーリスはどうしたものかと考える。
 マレを幽閉していた時、二人は会話すら出来ていなかった筈。その為にマレは檻の中で、クラーテールはあの湖の所でいつも、互いと通じ合えぬ事に苛立っていた。かなりにストレスを与え続けていただけに、その怒りも相当だったであろうが、まだ冷静なマレは兎も角、クラーテールがあのような暴挙に出る事はなかった。となると封術によって再発は防げるという事だろうと判断する。
「いままで、あのような事はどのような状況で起こったのですか?」
 シルワの言葉にマレは肩をすくめるが、ソーリスの睨みで仕方がなさそうに口を開く。
「一度だけです。動揺して動けなくなっているあの子の身体で私が戦った」
 ソーリスは素朴に感じた疑問を聞いてみる。
「その時お前はどうしていたのか?」
 マレは肩をすくめる。
「あの子が我を忘れ動揺するような事態で、察して下さい」
 つまり戦闘中にマレが倒されたという状況という事を理解する。相手を守るために超えてしまうマレと、自分の激情で超えてくるクラーテール、それぞれ二人らしいとソーリスは思うと共に、そこに気をつけばこの現象が起こらないだろうと推測し、とりあえず安堵をする。
 マレの横で、シルワはもう別の事を考えているのか、ジッと別の一点を見つめている。

 マレは静かにそれぞれの事を考える二人を静かに観察していた。そして森の中でマレとの接触でソーリスのファルクタースを帯びた事で気酔いを起こし森で吐いているクラーテールの気配を追う。クラーテールは胃のモノをすべて吐き終わった後に、クククと笑い出す。偶発的な事だとはいえ、もっとも憎むべき男の能力を受け、少し力を高める事になった皮肉がオカシイのだろう。

 クラーテールのその様子を感じ悩む。クラーテールはマレが求めるのならばタブーや倫理も良識も関係なくマレについてこようとするだろう。しかしマレはそんなエゴスティックな世界にクラーテールを導きたいわけではない。かといってクラーテールが今与えられた世界の中で幸せに生きていけるのか。そのための愛と証をクラーテールに与えたのだが、クラーテールの世界はマレが揃ってこそ完結する。しかし今の状況でそれを行うことは難しい。

 マレはそっと自分の胸に手をもってくる。そこには目には見えぬが、ソーリスから刻まれた印章がある。その封術の力が少し強まっているのを感じる。ただでさえ二人を繋ぐ小さな穴は、その術によってますます小さくなっている。マレからクラーテールにファルクタースが流れるのを阻止したいのだろう。ソーリスの考えている事は空間的にというより、時間的に二人を引き離す事だ。その事で、同じように成長し一緒の時を過ごしてきた二人の時間はズレを生じていっている。ソーリスに大量の気与を受けるようになってからマレの時間は非情にゆるやかなものになっている。元々の能力の高さもありそこまで早くはなくゆっくりだったとはいえクラーテールは確実に自分を置いて成長をする。ソーリスはクラーテールも可愛がっていただけあり、排除する気は元々なかったのだろう。ただし二人の関係を応援するなんて気も一切なく、マレだけの手をとりさらに未来の世界へと誘おうとしている。自分がしでかして事の重大さは理解しているし、それをちゃんと見守るチャンスをくれた事をマレは感謝している。またソーリスが導き作り出す世界を見つめていたいという気持ちもある。問題を引き起こしたのはマレ、それだけに自分一人が背負い守ると思っていたのだが、クラーテールはソレを納得していない。今後は今まで以上にその穴こじ開け、マレの領域に踏み込み、ソーリスに与えられた能力を自らも取り込みマレとの同化を図ろうとするのだろう。今までマレが拒絶する事でそれが敵わなかったが、ソーリスにその繋がりの存在を知れた今は、ソーリスによって阻まれている。ふと視線を動かした先で、ソーリスと眼が合う。金の瞳がマレの心を見透かすようにジッとみつめてきて細められる。
 思わず眼をそらし、マレは大きく息を吐く。
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