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二章 ~幽囚の麗人~ カロルの世界
非日常的な風景
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カロルはベッドに寝転びながら、マレの姿に目を輝かせている。今日の奥宮の部屋はいつもと様子が違っていた。テーブルに衣装や装飾品が並べられ、侍従がそれを前に忙しそうに動きまくっている。
マレは侍従に三人によって、青に金糸で刺繍が施された長めで左右の腰の辺りに布が織り込まれ面白く広がった豪華な雰囲気のローブを着付けられている。ノービリスで今最もはやっている形の洋服である。髪も結われ金の髪飾りで彩られている。正装をしているマレの姿にカロルは思わず見惚れ放心する。
「マレ、奇麗! 似合っている!」
目を輝かせていうカロルに、マレは曖昧な笑みを返す。
「カロル様、本日は申し訳ありませんが、そろそろ、遠慮いただけないでしょうか?」
おずおずとした様子で侍従がカロルに話しかけてくる。
カロルは首を傾げる。この部屋を訪れるようになって二年ほど経つが、父以外のノービリスがいるのを見た事がない。しかもマレは質素な服を着ており、このような正装をするなんて事も無かった。
「お客? 誰?」
カロルはアミークスの侍従なんて興味もないので、マレに聞く。マレは困ったように笑う。
「ソーリス様とシルワ様だと思います」
「なら、ここで見学しているから」
明らかに侍従たちはカロルに帰ってもらいたがっているのは分かったものの、父ソーリスならともかく、シルワ程度にマレがこのように正装して迎えねばならない理由を知りたいので、見守るために残ることを決意する。マレが珍しく緊張している様子も気になる。ベッドに勝手に上がり寝転び、美しく着飾られていくマレの様子を眺めることにした。いつもは白い服で、銀の髪に、淡い蒼の瞳の為ややぼやけた印象を与えていたが、濃い色の洋服を着て、洋服の色と同じ色の布とともに髪を編み込み結い上げていると、髪の色と目の色が際だち美しさが増しているように見える。本来の目的を忘れただうっとりと見つめているうちに、準備を終えたらしい侍従二人はマレの側から離れ部屋の中でそのまま控える。マレは自分の格好が気になるのか眉をよせ頭に手をやり触っている。
「マレ、似合っている。本当に奇麗。俺が知っているノービリスで一番美しいよ!」
カロルは素直に褒めたのだが、マレは何故か眉をよせ苦笑する。
「準備が出来たようだな、よく似合っている。でも化粧をしてないのか?」
扉が開き、ソーリスが入ってくる。そして満足げにマレを見て笑う。マレは無表情でソーリスを見つめ返す。近づいてくるソーリスに跪き右手にキスをする。
「化粧は、醜い者が粗を隠すためのものでしょうに」
父の後からシルワが入ってきて、マレは跪きシルワに礼の姿勢をとる。マレがシルワなんかに謙った態度を取るのがカロルには面白くなかった。
「可愛らしいマレには必要はないでしょう、ねえ、マレ」
シルワの言葉にマレはただ笑みを返す。
「シルワ様、このような場所に何度も足を運んで頂けるとは光栄です」
マレの言葉にシルワは艶麗な笑みを返し、目を細める。その言葉にカロルは驚く。シルワがここを訪れた事があるという事が益々面白くない。しかもここで今日のように鉢合わせという事態今後もあると思うと恐ろしいものがある。そう思っていると、シルワはカロルの方を見て蔑んだ冷たい視線を投げる。
「いえいえ貴方に相談して良かったです。早速、例の者達のファクルタースを調べてみたら、あなたの言っていたような特徴がありました」
マレはその言葉に、静かに頷く。
「ならば、発動は無事できたのですね」
シルワは苦笑して首を横にふる。
「いえ、理屈は分かるのですが、あまりにも私達には未知の形状なので、説明が難しく手間取っております。そこで、本日貴方に直に伝授して頂くことにさせて頂きました」
ニッコリと笑うシルワに、マレは唖然とした表情する。そしてシルワの表情、そしてソーリスの表情を探る。
「まさか、あの子たちを此所に? 此所は……」
その言葉にソーリスは笑い首を横にふる。
「そんな無茶はしない。それに此処へ不用意に人を出入りさせると思うか?」
マレは複雑な表情で静かにジッとソーリスを探るように見上げる。そしてチラっとシルワに視線をむける。
ソーリスは自分から視線のそれたマレの左腕を掴み、その左手の薬指に指輪を填める。マレは慌てソーリスとシルワの表情を交互に見つめる。カロルはその父の行為にドキリと心が動く。左指に指輪を贈るという意味は、恋人であると示す事だからだ。しかし何故婚姻の意味を示す腕輪ではないのだろうか? とも不思議に思う。
「何故」
マレはシルワの視線を気にしながら、指輪をしている手に反対の手を持っていく。
「勝手に外すな、外でお前の地位をしっかり示す為のものだ。なんだ、腕輪の方が良かったのか?」
マレ、表情を消し、首を横にふる。
「マレ、貴方は嫌かもしれませんがノービリスの目のある所では、それは付けておいたほうがいいでしょう。ブリームムの恋人という地位は、なかなか使えますよ」
シルワの言葉に、マレは頬を歪める。
「地位、ですか」
シルワは片笑む。
「事実ですし、それが貴方の選んだ道でしょうに。そういう細かい事を気にする所は相変わらず可愛いのですね。……二人の想いを確認させて頂いたとして宜しいですね? 証人としてお二人の関係を認めさせて頂きます。かなり簡略な形ですが」
シルワの言葉にマレの顔を強ばる。シルワは笑みをそのままでゆっくりマレの近づき、指輪に手をやり証人印を刻む。ノービリスの世界は力が全て、こういった指輪や腕輪は能力の高い者から低い者へと指輪を贈るのが普通である。とはいえ恋愛は自由。こういう関係は強要で結ぶ事はできないために、証人を含めて三人以上のノービリスが居るところで結ばれるのが決まりとなっている。
カロルとしては、かつてシルワが父の恋人だった事は気に入らなかったが、今日からマレがその地位につくとなるとなんとも嬉しかった。
シルワはそのまま手をマレの髪へと移動する。
「ただ流行りに合わせただけの芸のない結い方。こんなふうに纏めるなら寧ろ何もしない方が良かったのに」
その言葉に侍従達は顔を青ざめさせる。シルワはマレの顔にかかるように垂れている髪を手に取り器用に片手で捻り後ろ回して、自分の髪に挿されていた櫛を抜き留める。シルワの手が少し加わっただけで、綺麗だが纏まり過ぎていた髪に動きが出て面白くなった。
マレはなすがままで、淡い蒼い瞳はシルワをただ静かに見つめている。二人の視線が交差してシルワはフワリと笑う。
「これで、いいですね」
満足したのか、シルワはマレから離れる。
カロルはどこか馬鹿にしたようなその言い方に苛ついてくる。マレもシルワが苦手なのか、シルワの登場でいつになく表情を硬くしている。
「ところでマレ、久しぶりの外だからって羽目を外すなよ。良い子にしていればご褒美をやるし、そうでなければ分かるな」
ソーリスの言葉にマレは目を細める。
マレは侍従に三人によって、青に金糸で刺繍が施された長めで左右の腰の辺りに布が織り込まれ面白く広がった豪華な雰囲気のローブを着付けられている。ノービリスで今最もはやっている形の洋服である。髪も結われ金の髪飾りで彩られている。正装をしているマレの姿にカロルは思わず見惚れ放心する。
「マレ、奇麗! 似合っている!」
目を輝かせていうカロルに、マレは曖昧な笑みを返す。
「カロル様、本日は申し訳ありませんが、そろそろ、遠慮いただけないでしょうか?」
おずおずとした様子で侍従がカロルに話しかけてくる。
カロルは首を傾げる。この部屋を訪れるようになって二年ほど経つが、父以外のノービリスがいるのを見た事がない。しかもマレは質素な服を着ており、このような正装をするなんて事も無かった。
「お客? 誰?」
カロルはアミークスの侍従なんて興味もないので、マレに聞く。マレは困ったように笑う。
「ソーリス様とシルワ様だと思います」
「なら、ここで見学しているから」
明らかに侍従たちはカロルに帰ってもらいたがっているのは分かったものの、父ソーリスならともかく、シルワ程度にマレがこのように正装して迎えねばならない理由を知りたいので、見守るために残ることを決意する。マレが珍しく緊張している様子も気になる。ベッドに勝手に上がり寝転び、美しく着飾られていくマレの様子を眺めることにした。いつもは白い服で、銀の髪に、淡い蒼の瞳の為ややぼやけた印象を与えていたが、濃い色の洋服を着て、洋服の色と同じ色の布とともに髪を編み込み結い上げていると、髪の色と目の色が際だち美しさが増しているように見える。本来の目的を忘れただうっとりと見つめているうちに、準備を終えたらしい侍従二人はマレの側から離れ部屋の中でそのまま控える。マレは自分の格好が気になるのか眉をよせ頭に手をやり触っている。
「マレ、似合っている。本当に奇麗。俺が知っているノービリスで一番美しいよ!」
カロルは素直に褒めたのだが、マレは何故か眉をよせ苦笑する。
「準備が出来たようだな、よく似合っている。でも化粧をしてないのか?」
扉が開き、ソーリスが入ってくる。そして満足げにマレを見て笑う。マレは無表情でソーリスを見つめ返す。近づいてくるソーリスに跪き右手にキスをする。
「化粧は、醜い者が粗を隠すためのものでしょうに」
父の後からシルワが入ってきて、マレは跪きシルワに礼の姿勢をとる。マレがシルワなんかに謙った態度を取るのがカロルには面白くなかった。
「可愛らしいマレには必要はないでしょう、ねえ、マレ」
シルワの言葉にマレはただ笑みを返す。
「シルワ様、このような場所に何度も足を運んで頂けるとは光栄です」
マレの言葉にシルワは艶麗な笑みを返し、目を細める。その言葉にカロルは驚く。シルワがここを訪れた事があるという事が益々面白くない。しかもここで今日のように鉢合わせという事態今後もあると思うと恐ろしいものがある。そう思っていると、シルワはカロルの方を見て蔑んだ冷たい視線を投げる。
「いえいえ貴方に相談して良かったです。早速、例の者達のファクルタースを調べてみたら、あなたの言っていたような特徴がありました」
マレはその言葉に、静かに頷く。
「ならば、発動は無事できたのですね」
シルワは苦笑して首を横にふる。
「いえ、理屈は分かるのですが、あまりにも私達には未知の形状なので、説明が難しく手間取っております。そこで、本日貴方に直に伝授して頂くことにさせて頂きました」
ニッコリと笑うシルワに、マレは唖然とした表情する。そしてシルワの表情、そしてソーリスの表情を探る。
「まさか、あの子たちを此所に? 此所は……」
その言葉にソーリスは笑い首を横にふる。
「そんな無茶はしない。それに此処へ不用意に人を出入りさせると思うか?」
マレは複雑な表情で静かにジッとソーリスを探るように見上げる。そしてチラっとシルワに視線をむける。
ソーリスは自分から視線のそれたマレの左腕を掴み、その左手の薬指に指輪を填める。マレは慌てソーリスとシルワの表情を交互に見つめる。カロルはその父の行為にドキリと心が動く。左指に指輪を贈るという意味は、恋人であると示す事だからだ。しかし何故婚姻の意味を示す腕輪ではないのだろうか? とも不思議に思う。
「何故」
マレはシルワの視線を気にしながら、指輪をしている手に反対の手を持っていく。
「勝手に外すな、外でお前の地位をしっかり示す為のものだ。なんだ、腕輪の方が良かったのか?」
マレ、表情を消し、首を横にふる。
「マレ、貴方は嫌かもしれませんがノービリスの目のある所では、それは付けておいたほうがいいでしょう。ブリームムの恋人という地位は、なかなか使えますよ」
シルワの言葉に、マレは頬を歪める。
「地位、ですか」
シルワは片笑む。
「事実ですし、それが貴方の選んだ道でしょうに。そういう細かい事を気にする所は相変わらず可愛いのですね。……二人の想いを確認させて頂いたとして宜しいですね? 証人としてお二人の関係を認めさせて頂きます。かなり簡略な形ですが」
シルワの言葉にマレの顔を強ばる。シルワは笑みをそのままでゆっくりマレの近づき、指輪に手をやり証人印を刻む。ノービリスの世界は力が全て、こういった指輪や腕輪は能力の高い者から低い者へと指輪を贈るのが普通である。とはいえ恋愛は自由。こういう関係は強要で結ぶ事はできないために、証人を含めて三人以上のノービリスが居るところで結ばれるのが決まりとなっている。
カロルとしては、かつてシルワが父の恋人だった事は気に入らなかったが、今日からマレがその地位につくとなるとなんとも嬉しかった。
シルワはそのまま手をマレの髪へと移動する。
「ただ流行りに合わせただけの芸のない結い方。こんなふうに纏めるなら寧ろ何もしない方が良かったのに」
その言葉に侍従達は顔を青ざめさせる。シルワはマレの顔にかかるように垂れている髪を手に取り器用に片手で捻り後ろ回して、自分の髪に挿されていた櫛を抜き留める。シルワの手が少し加わっただけで、綺麗だが纏まり過ぎていた髪に動きが出て面白くなった。
マレはなすがままで、淡い蒼い瞳はシルワをただ静かに見つめている。二人の視線が交差してシルワはフワリと笑う。
「これで、いいですね」
満足したのか、シルワはマレから離れる。
カロルはどこか馬鹿にしたようなその言い方に苛ついてくる。マレもシルワが苦手なのか、シルワの登場でいつになく表情を硬くしている。
「ところでマレ、久しぶりの外だからって羽目を外すなよ。良い子にしていればご褒美をやるし、そうでなければ分かるな」
ソーリスの言葉にマレは目を細める。
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