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第175エナジー 「師弟対決」
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「黒竜」は「竜牙」の「ギガエナジーショット」で、顔と右腕と右肺だけが残った。
「黒竜」は、驚きと痛みで「エナジーリカバリー」(傷の修復・再生)をする余裕がなくなっていた。
「クソ・・・・。『ホールの恩恵』(ブラックホールの吸収力)を発動させていたから、頑強な『シールド』(体を守るエナジー防御)を発動させていなかった。グフ。まずい・・・・。」
「黒竜」は血反吐を吐いていた。
「よくわかんねーけど。チャーンス!!『雷牙』たちから聞いたけど、俺が『ヤマタノオロチ』の『火竜』だった頃、お前らは俺のこと弱いって馬鹿にしてたんだろ?そんなお前にプレゼントだ!!最期は極大の炎でおしまいにしてやるぜ。」
「竜牙」は、「レッドエナジー」(恒星クラス)を放出し、自身の頭上に「太陽」ほどの大きさの「火球」をつくりだした。
「俺がエナジー修行した星『ケミエナ星』を破壊したことを悔やみながら死にやがれ!!『エナジー・サンシャインショット』!!」
「太陽」クラスの「火球」が「黒竜」を襲った。
少し離れたところで戦っている「雷牙」や「賢竜」は
「早く『黒竜』の傷を遠隔で治さなければなりません。」
「賢竜」が「雷牙」たちから離れようとした途端、
バチッ!!
「チッ。雷ですか・・・。」
「当たり前だろ?お前が『黒竜』と『竜牙』の方ばっかみてるから、その隙にこの辺り一帯に俺の雷で結界を張らせてもらったぞ。『ライティング・バリア』。」
「邪魔ですね。やはりお前たち・・・・。一瞬で殺してやろうか・・・・・。」
「竜牙」の「エナジー・サンシャインショット」が「黒竜」に衝突する瞬間、巨大な「火球」が粉々に分散した。
ブシュー!!バーーーーーン!!
「何が起こった!?」
「『黒竜』危なかったな。お前の『ホールの恩恵』も無敵じゃなかったんだな。それとも調子が悪かったか?まあどっちでもいいぜ。ここからは俺がやる。」
「黒竜」の目の前に現れたのは、「ブラウド」だった。「ブラウド」は身長が3m近くあるゴリゴリマッチョで、「竜牙」が「ケミエナ星」でエナジー修行をしている時の「エナジー武道」の先生だった。「ケミエナ星」は「黒竜」によって破壊されたのだが、「ブラウド」の怒りの矛先はなぜか「竜牙」に向かい、仲間である「アーク」の元からも去ってしまい、行方がわからなくなっていたのだ。
「せ、先生。どうしてですか。なんで『黒竜』なんかを助けたんですか・・・・。そいつが、先生の住んでいた星『ケミエナ星』をぶっ壊したんですよ。」
「あー。それは前聞いたし。『黒竜』からも聞いた。」
「なんで先生はそんなやつといるんですか!!」
「言っただろ?お前を一匹残らず殺すって?あっ。今のお前ってもう『エナジー体』つくれないんだっけ?残念だな。一匹ずつプチプチ殺してやりたかったのに。」
「先生。おかしいです。もういいです。『黒竜』なんかの肩を持つんだったら先生は敵です。覚悟してください。俺は『エナジー体』を使えなくなりましたが、以前の俺とは段違いに強いです。死んでください。『デス・エナジー』!!」
「竜牙」は物質やエナジーを強制的に分解し、相手を消滅させる技「デス・エナジー」を「ブラウド」のいる範囲まで広げくらわせた。
「ちょっとみないあいだに、エゲツないエナジー技を覚えたもんだな。だが、俺には効かん。強くなったのは、お前だけじゃないんだ。」
「えっ。先生はただの『ミクロ生物』のはず!!俺の『恒星クラス』の『デス・エナジー』を防ぐ術なんかあるはずがない。てかそもそもさっきの『エナジー・サンシャインショット』も先生なんかに防御できるわけがないレベルだし。」
「お前にも『核』があるんだろ?俺にもあるんだよ。『核』が。」
「えっ。何で?」
次回。 第176エナジー 「『ブラウド』の『セル・エナジー』全開」
「黒竜」は、驚きと痛みで「エナジーリカバリー」(傷の修復・再生)をする余裕がなくなっていた。
「クソ・・・・。『ホールの恩恵』(ブラックホールの吸収力)を発動させていたから、頑強な『シールド』(体を守るエナジー防御)を発動させていなかった。グフ。まずい・・・・。」
「黒竜」は血反吐を吐いていた。
「よくわかんねーけど。チャーンス!!『雷牙』たちから聞いたけど、俺が『ヤマタノオロチ』の『火竜』だった頃、お前らは俺のこと弱いって馬鹿にしてたんだろ?そんなお前にプレゼントだ!!最期は極大の炎でおしまいにしてやるぜ。」
「竜牙」は、「レッドエナジー」(恒星クラス)を放出し、自身の頭上に「太陽」ほどの大きさの「火球」をつくりだした。
「俺がエナジー修行した星『ケミエナ星』を破壊したことを悔やみながら死にやがれ!!『エナジー・サンシャインショット』!!」
「太陽」クラスの「火球」が「黒竜」を襲った。
少し離れたところで戦っている「雷牙」や「賢竜」は
「早く『黒竜』の傷を遠隔で治さなければなりません。」
「賢竜」が「雷牙」たちから離れようとした途端、
バチッ!!
「チッ。雷ですか・・・。」
「当たり前だろ?お前が『黒竜』と『竜牙』の方ばっかみてるから、その隙にこの辺り一帯に俺の雷で結界を張らせてもらったぞ。『ライティング・バリア』。」
「邪魔ですね。やはりお前たち・・・・。一瞬で殺してやろうか・・・・・。」
「竜牙」の「エナジー・サンシャインショット」が「黒竜」に衝突する瞬間、巨大な「火球」が粉々に分散した。
ブシュー!!バーーーーーン!!
「何が起こった!?」
「『黒竜』危なかったな。お前の『ホールの恩恵』も無敵じゃなかったんだな。それとも調子が悪かったか?まあどっちでもいいぜ。ここからは俺がやる。」
「黒竜」の目の前に現れたのは、「ブラウド」だった。「ブラウド」は身長が3m近くあるゴリゴリマッチョで、「竜牙」が「ケミエナ星」でエナジー修行をしている時の「エナジー武道」の先生だった。「ケミエナ星」は「黒竜」によって破壊されたのだが、「ブラウド」の怒りの矛先はなぜか「竜牙」に向かい、仲間である「アーク」の元からも去ってしまい、行方がわからなくなっていたのだ。
「せ、先生。どうしてですか。なんで『黒竜』なんかを助けたんですか・・・・。そいつが、先生の住んでいた星『ケミエナ星』をぶっ壊したんですよ。」
「あー。それは前聞いたし。『黒竜』からも聞いた。」
「なんで先生はそんなやつといるんですか!!」
「言っただろ?お前を一匹残らず殺すって?あっ。今のお前ってもう『エナジー体』つくれないんだっけ?残念だな。一匹ずつプチプチ殺してやりたかったのに。」
「先生。おかしいです。もういいです。『黒竜』なんかの肩を持つんだったら先生は敵です。覚悟してください。俺は『エナジー体』を使えなくなりましたが、以前の俺とは段違いに強いです。死んでください。『デス・エナジー』!!」
「竜牙」は物質やエナジーを強制的に分解し、相手を消滅させる技「デス・エナジー」を「ブラウド」のいる範囲まで広げくらわせた。
「ちょっとみないあいだに、エゲツないエナジー技を覚えたもんだな。だが、俺には効かん。強くなったのは、お前だけじゃないんだ。」
「えっ。先生はただの『ミクロ生物』のはず!!俺の『恒星クラス』の『デス・エナジー』を防ぐ術なんかあるはずがない。てかそもそもさっきの『エナジー・サンシャインショット』も先生なんかに防御できるわけがないレベルだし。」
「お前にも『核』があるんだろ?俺にもあるんだよ。『核』が。」
「えっ。何で?」
次回。 第176エナジー 「『ブラウド』の『セル・エナジー』全開」
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