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第27エナジー 「反省会」
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「恐竜祭」翌日の夜。親が寝静まった後に学校の校舎の空中で待ち合わせをした「愛」「良太」「竜牙」。
決勝戦以降に起こった出来事が「愛」の口から語られる。
「早く言えよ。『愛』。やっぱ俺が優勝してたのか?あの勝者しかもらえない宝石みたいなやつもらってたし。」
「『エレメントウエポン』でしょ。それくらい覚えない。バカ『竜牙』。私も死にかけだったから試合を観ていたわけじゃないけど、あとで教えてもらったわ。」
「誰に?『さこ』とか?」
「『ティラノサウルス』の『キング』本人からよ。」
「えっ!!おまえ殺されかけたやつとよくそんなこと話せたよな~。」
「順を追って話すわ。決勝戦。空から猛スピードで攻撃してきたあんた(竜牙)は、『キング』に体全部、噛み付かれたの。そこであんたは、エナジー体が内に秘めてる全エナジーを体ごと爆発に変えて解放したの。それであんたのエナジー体は消滅したらしいの。その攻撃を受けた『キング』は、全エナジーを牙と口に集中させていたのに、口、牙、顎まで爆発で粉砕してしまったの。でもなんとか意識を保っていた『キング』が舞台に残っていたので、優勝者は『キング』になったのよ。」
「な~んだ。俺負けたのかよ~。お前らはどうやって『ディノヒューマン』に治してもらったの?たしか『良太』は控え室で休んでたよな?『愛』は観客席にいたよな。」
「試合が終わったら恐竜たちすごくいいやつらばっかで、他の恐竜の選手が『良太』を『ディノヒューマン』のところに持って行ってくれたみたいなの。私は『さこ』様が運んでくれたみたい。私が意識を取り戻したのは、『ディノヒューマン』が住んでいる大きな木の中だったの。試合で怪我をしていたたくさんの恐竜たちがいたから、みんな治療中だったの。治療が終わったら閉会式があって、優勝した『キング』が『ディノヒューマン』から『エレメントウエポン』をもらっていたわ。」
「ほんと意味わかんない。わかった。『愛』。おまえ『キング』への仕返しで『エナジーボール』使ってこっそり『エレメントウエポン』盗んできたんだろう?」
「なんでそんな品のない発想ができるの?信じらんない。バカ『竜牙』。閉会式が終わったあと、『恐竜祭』締め宴が始まったの。すごいいっぱい恐竜のお肉が出てきて大変だったんだから。」
「え~。恐竜のお肉食べたのか?おいしかった?まずかった?あっそれよりそれって共食いみたいな感じで変な感じがするんだけど。」
「私もそれが気になったから、慎重に酔っ払ったおとなしそうな草食恐竜に聞いてみたの。『恐竜星』では主に恐竜は知性を持っているエナジー保有者とそうではない野生の恐竜と二つに分けられるらしいの。食べてもいい恐竜は野生恐竜になるってわけ。とりあえず、せっかく『恐竜星』にきたんだから肉食恐竜、草食恐竜、『ティラノサウルス』の肉も味見しといたわ。」
「どうだったんだよ?焦らさず早く言えよ。」
「『ティラノサウルス』の肉は美味しかったわ。なんか元気が出たわ。牛肉っぽい味だったわ。他の恐竜も思っていたよりクセがなくて、食べやすかったわ。もしあんたのお母さんだったらどんな料理にしていたか想像しちゃったわ。(『竜牙』の母親は料理が得意。)」
「んでなんで俺が『エレメントウエポン』もらったの?」
「宴で私がたくさんいろんな恐竜料理を頬張っているときに、あいつが私のところに来たのよ。『ティラノサウルス』の『キング』が。」
「愛」と「キング」の回想
「なんであんた(キング)がこっちくるのよ。私、あんたとは話したくない。あんな目にあわせといて。」
「そういうなよ。チビ姉ちゃん。あれは試合だから仕方ねーだろ。試合っていうのは殺し合いが当たり前だろ?地球では違うのか?」
「違うけど、格闘技だったらそれくらいの気持ちでいかないとダメかもね。なんか用なの?」
「あのチビ。『リュウガ』。何者なんだ?エナジー初心者なのはわかったが、それを補うほどの高能力。潜在能力に次元の違いを感じちまったんだよ。」
「あいつはただのバカよ。今頃地球でお母さんの美味しい料理とお菓子を食べてる頃ね。」
「は?『リュウガ』はエナジーで遠隔操作をしていたってことか?ありえないだろ?地球と恐竜星。間にどれほど他の銀河があると思ってる?そんなことができるのは『マクロ』クラスのエナジー保有者だ。」
「たしかにそうね。」
「まあいい。それより今日の試合。俺は『リュウガ』に勝ったと思ってねぇ。再戦したいんだ。近いうちに。だからそれまで今日もらったコレ。おまえにやる。次、俺が勝ったらもらうって言っといてくれねえか?」
「わかったわ。」
回想終わり。
「というわけ。わかった。あんたまた『キング』と闘うってこと。ご愁傷様。」
「そういうことか~。よ~し。んじゃ地球でやろうぜ。太陽の光吸収しまくって俺の圧勝だ。」
「あんたが自分であいつに言いに行きなさい!!それより『竜牙』。私と『良太』で今、悩んでいることがあって、それをあんたに聞いてもらいたいのよ。」
「なんだよ?」
次回。 第28エナジー 「役目」
決勝戦以降に起こった出来事が「愛」の口から語られる。
「早く言えよ。『愛』。やっぱ俺が優勝してたのか?あの勝者しかもらえない宝石みたいなやつもらってたし。」
「『エレメントウエポン』でしょ。それくらい覚えない。バカ『竜牙』。私も死にかけだったから試合を観ていたわけじゃないけど、あとで教えてもらったわ。」
「誰に?『さこ』とか?」
「『ティラノサウルス』の『キング』本人からよ。」
「えっ!!おまえ殺されかけたやつとよくそんなこと話せたよな~。」
「順を追って話すわ。決勝戦。空から猛スピードで攻撃してきたあんた(竜牙)は、『キング』に体全部、噛み付かれたの。そこであんたは、エナジー体が内に秘めてる全エナジーを体ごと爆発に変えて解放したの。それであんたのエナジー体は消滅したらしいの。その攻撃を受けた『キング』は、全エナジーを牙と口に集中させていたのに、口、牙、顎まで爆発で粉砕してしまったの。でもなんとか意識を保っていた『キング』が舞台に残っていたので、優勝者は『キング』になったのよ。」
「な~んだ。俺負けたのかよ~。お前らはどうやって『ディノヒューマン』に治してもらったの?たしか『良太』は控え室で休んでたよな?『愛』は観客席にいたよな。」
「試合が終わったら恐竜たちすごくいいやつらばっかで、他の恐竜の選手が『良太』を『ディノヒューマン』のところに持って行ってくれたみたいなの。私は『さこ』様が運んでくれたみたい。私が意識を取り戻したのは、『ディノヒューマン』が住んでいる大きな木の中だったの。試合で怪我をしていたたくさんの恐竜たちがいたから、みんな治療中だったの。治療が終わったら閉会式があって、優勝した『キング』が『ディノヒューマン』から『エレメントウエポン』をもらっていたわ。」
「ほんと意味わかんない。わかった。『愛』。おまえ『キング』への仕返しで『エナジーボール』使ってこっそり『エレメントウエポン』盗んできたんだろう?」
「なんでそんな品のない発想ができるの?信じらんない。バカ『竜牙』。閉会式が終わったあと、『恐竜祭』締め宴が始まったの。すごいいっぱい恐竜のお肉が出てきて大変だったんだから。」
「え~。恐竜のお肉食べたのか?おいしかった?まずかった?あっそれよりそれって共食いみたいな感じで変な感じがするんだけど。」
「私もそれが気になったから、慎重に酔っ払ったおとなしそうな草食恐竜に聞いてみたの。『恐竜星』では主に恐竜は知性を持っているエナジー保有者とそうではない野生の恐竜と二つに分けられるらしいの。食べてもいい恐竜は野生恐竜になるってわけ。とりあえず、せっかく『恐竜星』にきたんだから肉食恐竜、草食恐竜、『ティラノサウルス』の肉も味見しといたわ。」
「どうだったんだよ?焦らさず早く言えよ。」
「『ティラノサウルス』の肉は美味しかったわ。なんか元気が出たわ。牛肉っぽい味だったわ。他の恐竜も思っていたよりクセがなくて、食べやすかったわ。もしあんたのお母さんだったらどんな料理にしていたか想像しちゃったわ。(『竜牙』の母親は料理が得意。)」
「んでなんで俺が『エレメントウエポン』もらったの?」
「宴で私がたくさんいろんな恐竜料理を頬張っているときに、あいつが私のところに来たのよ。『ティラノサウルス』の『キング』が。」
「愛」と「キング」の回想
「なんであんた(キング)がこっちくるのよ。私、あんたとは話したくない。あんな目にあわせといて。」
「そういうなよ。チビ姉ちゃん。あれは試合だから仕方ねーだろ。試合っていうのは殺し合いが当たり前だろ?地球では違うのか?」
「違うけど、格闘技だったらそれくらいの気持ちでいかないとダメかもね。なんか用なの?」
「あのチビ。『リュウガ』。何者なんだ?エナジー初心者なのはわかったが、それを補うほどの高能力。潜在能力に次元の違いを感じちまったんだよ。」
「あいつはただのバカよ。今頃地球でお母さんの美味しい料理とお菓子を食べてる頃ね。」
「は?『リュウガ』はエナジーで遠隔操作をしていたってことか?ありえないだろ?地球と恐竜星。間にどれほど他の銀河があると思ってる?そんなことができるのは『マクロ』クラスのエナジー保有者だ。」
「たしかにそうね。」
「まあいい。それより今日の試合。俺は『リュウガ』に勝ったと思ってねぇ。再戦したいんだ。近いうちに。だからそれまで今日もらったコレ。おまえにやる。次、俺が勝ったらもらうって言っといてくれねえか?」
「わかったわ。」
回想終わり。
「というわけ。わかった。あんたまた『キング』と闘うってこと。ご愁傷様。」
「そういうことか~。よ~し。んじゃ地球でやろうぜ。太陽の光吸収しまくって俺の圧勝だ。」
「あんたが自分であいつに言いに行きなさい!!それより『竜牙』。私と『良太』で今、悩んでいることがあって、それをあんたに聞いてもらいたいのよ。」
「なんだよ?」
次回。 第28エナジー 「役目」
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