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22話 誘うんじゃなかった
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2月の初旬、一人で帰省することになった。
久々に彼とやってみようかという気になったので連絡してみた。
「来週帰るけど会う?」
「マジですか。よろしくお願いします。」
「日曜の午前中って空いてる?」
「微妙やなあ。土曜日は休みやねんけど。」
「土曜は夜まで人と会ってるから 夜中一緒に泊まる?」
「大丈夫だよ。じゃあ土曜日夜会おう。」
「じゃあミナミ辺りで部屋取るわ。」
「了解よろしく。」
「多分20時くらいになると思うけど昼間にチェックインできたらしとくね。」
「わかった。」
このご時世ともあって立地条件の良いホテルが格安で泊まれるので
最大4名まで泊まれる広い部屋を予約した。
風呂とトイレが別室になっている部屋はそれしかなかった。
ホテルのhpのURLを送った。
「ここに泊まります。駐車場とバスローブがないねん。ごめんね~。」
「ホテル行くでしょう。」
彼はどうやらここに向かいにきてラブホテルに行くつもりだったようだ。
「電話していい?」
「良いよ。」
久しぶりに彼と電話した。
「もしもし?」
「もしもし?久しぶり。」
「あのさあ、ラブホテルの代わりに広めの部屋にしたんだけど。」
「あーそういうことかいな。」
「うん。
チェックインしとけば鍵あればフロント通らなくて入れるみたいだから。」
「ふーん。」
「ところで彼女できた?」
「できへんよ。忙しくて暇ないわ。」
「風俗は?」
「まあ月一くらいかな。」
「行ってんの?」
「そりゃ行かな我慢できへんやん。それぐらいはいかしてよ。」
「ふーん。でもこのご時世店開いてるんやね。」
「こないださ、ええとこ見つけてん。」
「そーなん?!」
「知り合いに紹介してもらって行ってんけど、
メンズエステってやつ。知ってる?」
「知ってる。よくAVで観てるから。」
「あれ、めっちゃおもろいで。」
「何が?」
「なんか普通のマンションの一室でな。」
「へえー。」
「マッサージしてもらうねんけど、
頼んだらいろんなところマッサージしてもらえんねん。」
「本番までやるの?」
「それは流石にやらしてくれへん。」
「そーなんや。AVでは大体最後入れてるよね。」
「実際は手だけや。」
「ふーん。」
(まあ相手見て決めてるんやろうけどな。)
なんだか急に萎えた。
「なんや、そんなんやったら私と会わんでも良さそうやね。」
「それとこれとは別やん。あれは商売やから。」
「こっちはタダでやれるってだけやろ?」
「ちゃうやん。気持ちが全然。」
「へえー。なんか急に萎えたわ。」
「そんなん言わんと。自分は彼氏いーへんの?」
「いないよ。」
(一応礼儀でそう言うよね。大人だから。)
「ふーん。あれから全然やってへんの?」
「まあそりゃ何回かはしたけどね。」
「ほら、自分もやってるやん。」
「だってそんなお店でいろんな人とやってるわけじゃないし。」
「俺かてそんなやってへんで。
いつも決まった子やし。」
「じゃあその子にお願いしとけば?」
「そんな頻繁に行ってるわけじゃないし、その店もまだ2回目や。」
「ま、とにかくちょっと気持ちが萎えたから、考えとくわ。」
「わかった。」
電話を切った。
久々に彼とやってみようかという気になったので連絡してみた。
「来週帰るけど会う?」
「マジですか。よろしくお願いします。」
「日曜の午前中って空いてる?」
「微妙やなあ。土曜日は休みやねんけど。」
「土曜は夜まで人と会ってるから 夜中一緒に泊まる?」
「大丈夫だよ。じゃあ土曜日夜会おう。」
「じゃあミナミ辺りで部屋取るわ。」
「了解よろしく。」
「多分20時くらいになると思うけど昼間にチェックインできたらしとくね。」
「わかった。」
このご時世ともあって立地条件の良いホテルが格安で泊まれるので
最大4名まで泊まれる広い部屋を予約した。
風呂とトイレが別室になっている部屋はそれしかなかった。
ホテルのhpのURLを送った。
「ここに泊まります。駐車場とバスローブがないねん。ごめんね~。」
「ホテル行くでしょう。」
彼はどうやらここに向かいにきてラブホテルに行くつもりだったようだ。
「電話していい?」
「良いよ。」
久しぶりに彼と電話した。
「もしもし?」
「もしもし?久しぶり。」
「あのさあ、ラブホテルの代わりに広めの部屋にしたんだけど。」
「あーそういうことかいな。」
「うん。
チェックインしとけば鍵あればフロント通らなくて入れるみたいだから。」
「ふーん。」
「ところで彼女できた?」
「できへんよ。忙しくて暇ないわ。」
「風俗は?」
「まあ月一くらいかな。」
「行ってんの?」
「そりゃ行かな我慢できへんやん。それぐらいはいかしてよ。」
「ふーん。でもこのご時世店開いてるんやね。」
「こないださ、ええとこ見つけてん。」
「そーなん?!」
「知り合いに紹介してもらって行ってんけど、
メンズエステってやつ。知ってる?」
「知ってる。よくAVで観てるから。」
「あれ、めっちゃおもろいで。」
「何が?」
「なんか普通のマンションの一室でな。」
「へえー。」
「マッサージしてもらうねんけど、
頼んだらいろんなところマッサージしてもらえんねん。」
「本番までやるの?」
「それは流石にやらしてくれへん。」
「そーなんや。AVでは大体最後入れてるよね。」
「実際は手だけや。」
「ふーん。」
(まあ相手見て決めてるんやろうけどな。)
なんだか急に萎えた。
「なんや、そんなんやったら私と会わんでも良さそうやね。」
「それとこれとは別やん。あれは商売やから。」
「こっちはタダでやれるってだけやろ?」
「ちゃうやん。気持ちが全然。」
「へえー。なんか急に萎えたわ。」
「そんなん言わんと。自分は彼氏いーへんの?」
「いないよ。」
(一応礼儀でそう言うよね。大人だから。)
「ふーん。あれから全然やってへんの?」
「まあそりゃ何回かはしたけどね。」
「ほら、自分もやってるやん。」
「だってそんなお店でいろんな人とやってるわけじゃないし。」
「俺かてそんなやってへんで。
いつも決まった子やし。」
「じゃあその子にお願いしとけば?」
「そんな頻繁に行ってるわけじゃないし、その店もまだ2回目や。」
「ま、とにかくちょっと気持ちが萎えたから、考えとくわ。」
「わかった。」
電話を切った。
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