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1話 『小さな一歩、大きな進歩』
しおりを挟む 次に目覚めた時は見知らぬ暗闇の中、あるいは洞窟の奥深く……。
微かに見える天井は俺の部屋のものとは明らかに違った。岩のようなゴツゴツとした肌が見える。
「――ここはどこだ?」
何時間、いや、数日寝ていたかのような錯覚すら感じる深い眠りからの覚醒。
内側から釘を刺されているかのような頭痛に、一定の不快音が絶えない耳鳴り。鼻には劈くような腐敗臭が流れ込んでくる。
五感の全てを嫌悪感に襲われ、俺は目を覚ました。
ベタベタした液体を掴む感触のする手を見ると。
「赤色? ……血か!?」
すぐにそれの正体に気が付いた。
目覚めとしてはまさしく最悪なものだった。
いつもなら身体が沈むくらい柔らかなベッドに任せている背中も、鉄のように硬く冷えた上で骨の音を鳴らしている。
「俺の部屋ではないな……」
ついさっきまで夢を見ていた気がする。
よく分からないロボットの声が延々と話しかけてくる、そんな変な夢。
鼻に腐敗臭が染みた空気が入らないように大きく息を吸って俺は重い上半身を持ち上げた。
「なんなんだ、これは……」
気付けば耳鳴りも落ち着いている。
周囲を見渡すと、その匂いの元凶がひと目でわかった。
――死体だった。それも少し体が大きい、明らかに人間ではない『何か』の死体。
顔が潰れているせいでなんの動物かは分からないが、死体が複数あることから群れで行動するタイプの動物らしい。
見るも無惨なその姿を見て、喉まで上がってきた吐き気をグッと抑えた。
「狼か? それにしては大きいよな……?」
手足が太く、その先端からは恐竜の化石で見たことあるような立派な爪が生えている。地面に争った跡のようなものがいくつか見えるが、多分この爪によるものだと思う。
「血のここから……」
俺は自分の寝ていたところに血溜まりが出来ていたことに気がついた。
服を見ると、右胸の辺りに爪に引っかかれたような大きな傷と出血の跡があった。
――自分の体を見て、まさかとは思った。
足を見ると見慣れたすね毛はなく、足自体も随分と細い。予想をするに、小学生から中学生くらいの足だろうか。
伸ばした腕は短く、手も小さい。いつもボサボサだった髪も今は違う。
……この状況から推察するに、おそらくそのまさかが正解だろうな。
「俺は……異世界転生したのか!?」
俺のイメージとはかけ離れた異世界転生。
漫画でよく見る異世界転生はもっと派手だった。超美人の神様に最強スキルをもらったり、美男美女の両親の元におぎゃあって生まれ変わったり。
それなのになんだこれは。
洞窟で、よく分からない動物の死体に囲まれて、血溜まり中で子供として目を覚ます。
「地獄か!? 異世界転生に見せかけただけで、ここは地獄なのか!?」
その問いかけに答えてくれる者なんているわけがなかった。
俺の悲痛の声は数回洞窟に響いた後、奥へと消えていった。
「はぁ、まずはこの洞窟を出ないとな。こいつらの仲間もまだいるかもしれないし……」
多分、俺が今動かしている身体の主は死んでいる。
あのロボットが言っていた『アルト・エンリア』って言う人物に変わって、俺がこの世界に産まれたのだろう。
まだ子供だと思う。
なんでこんな洞窟に来たのかは分からないが、これがとても早い『死』だったのには違いないだろう。
「この子の代わりに俺か……」
小さく呟いた後、俺はアルトの体で立ち上がった。
体が軽い気がした。いや、実際に軽いんだろう。背丈も俺の元の身体の半分くらいしかない。
そろそろ暗闇にも慣れてきた頃合いか。
先程よりも洞窟の奥が見えるようになった。
早いうちに脱出をしないと。
「――と、その前に」
脱出を急ぐ体を、俺脳は静止させた。
一つやり忘れたことを思い出した。
「あの声が言うには、俺は今《死霊術師》だったよな?」
つまりはこの転がっている死体も操れるってことではなかろうか?
ファンタジー世界に出てくる死霊術師って悪者ばかりな気がする。
それもそうか。能力的に聞こえのいいものじゃないし、人によっては気持ち悪いって思うだろう。
それに倫理的にもよくないと思う。けど、狩りをするのと結果的にはなんら変わらない。生きるためにできることをやる。ただそれだけだ。
「あいつなんて言ってたっけ。……確か――『目覚めろ』」
どうやら正解だったのか。
俺の呼び掛けに呼応するように、獣の死体から黒い煙のようなものが湧き水の如く吹き出した。
「こういうときなんか言った方がいいかな? 南無阿弥陀仏……」
一応手を合わせておく。
そんなことをしている間に、黒い煙は徐々に獣の本来の姿を象って、変化していた。
気体だったそれは、気付けば今では毛並みまで綺麗に再現されていた。潰されていた顔も元通りになっており、異世界なだけあってか、あっちの世界じゃ見たことない姿をしていた。
「これが異世界のモンスター……」
死体を操る、というより、死体の形をしたものを操ると言った感じだろうか。
黒い獣が完成した今も、死体は床に寝ているのが俺の仮説を裏付ける証拠だろうな。
「よし、揃ったか?」
頼もしい味方が手に入った。
五匹の獣。それぞれ体はしっかり大きい。
身長は俺の今の体の三倍くらいだろうか。獣の顔は見上げた場所にあった。
これが生前の等身大だろうか。個体差があるのはそういうことか?
名前も知らないので、とりあえず元いた世界で一番姿が似ているであろう生き物――狼(仮)と呼ぶとしよう。
「体が一番大きいお前。名前は……うん、狼一号。お前は何ができる?」
ガォォォオオン――安直すぎる名前を気に入らなかったのか、狼一号は雄叫びを上げた。
巨躯から放たれたその轟音に、大地は大きく揺れ、俺も思わず耳を塞いだ。
たった数秒。
たった数秒で床に転がっていた死体は壁側へと吹き飛び、周囲の地面が軽く抉れていた。
「なんだよ今の! 俺を殺す気か!? 他の奴らに居場所が気付かれたらどうすんだ!」
「わふん」
「なんだよ、名前が気に入らなかったのか?」
「わふん」
狼一号は首を縦に振った。
「わかったよ、なら……」
不服そうだから名前を決めてあげるとする。
だが、残念なことに俺の頭では全く思い浮かばない。
昔からペットなんて飼ったことがないし、名前をつけることなんてそもそもなかった。ゲームでも適当に『あああああ』とかにしてたし……
「――あ、お前の名前は『こむぎ』にしよう!」
ふと浮かんだ、俺が人生で唯一可愛がっていた生き物の名前。
小学二年生の時にクラスのみんなで育てていたうさぎの名前だ。
それも安直すぎる、と言われればそうだろうが、まぁこいつ自身は喜んでるみたいだし。
「わふん!」
名前をつけたことに意味があったかは分からないが、こむぎは満足そうにお座りした。
心なしか尻尾も揺れている。体は大きいが、犬みたいな感じだ。
それに毛はもふもふもしている。
今でこそ味方ではあるが、これが一匹でも敵として出てきた時点で為す術なく、俺は転生早々に死んでいただろうな。
視線を感じて振り返ると、ほかの四匹も期待するかのような視線を俺に向けていた。
こむぎの名前だけでも考えるのに苦労した(※うさぎの名付け親ではない)っていうのに、四匹分の名前なんてすぐに思い浮かぶわけが無い。
「また考えとくよ」
その言葉を理解したのか、少し悲しそうにして四匹は拗ねたようにそれぞれの方向へ離れていった。
心強い仲間も出来たことだ。本来の目的でもある『この洞窟からの脱出』を始めるとしよう。
微かに見える天井は俺の部屋のものとは明らかに違った。岩のようなゴツゴツとした肌が見える。
「――ここはどこだ?」
何時間、いや、数日寝ていたかのような錯覚すら感じる深い眠りからの覚醒。
内側から釘を刺されているかのような頭痛に、一定の不快音が絶えない耳鳴り。鼻には劈くような腐敗臭が流れ込んでくる。
五感の全てを嫌悪感に襲われ、俺は目を覚ました。
ベタベタした液体を掴む感触のする手を見ると。
「赤色? ……血か!?」
すぐにそれの正体に気が付いた。
目覚めとしてはまさしく最悪なものだった。
いつもなら身体が沈むくらい柔らかなベッドに任せている背中も、鉄のように硬く冷えた上で骨の音を鳴らしている。
「俺の部屋ではないな……」
ついさっきまで夢を見ていた気がする。
よく分からないロボットの声が延々と話しかけてくる、そんな変な夢。
鼻に腐敗臭が染みた空気が入らないように大きく息を吸って俺は重い上半身を持ち上げた。
「なんなんだ、これは……」
気付けば耳鳴りも落ち着いている。
周囲を見渡すと、その匂いの元凶がひと目でわかった。
――死体だった。それも少し体が大きい、明らかに人間ではない『何か』の死体。
顔が潰れているせいでなんの動物かは分からないが、死体が複数あることから群れで行動するタイプの動物らしい。
見るも無惨なその姿を見て、喉まで上がってきた吐き気をグッと抑えた。
「狼か? それにしては大きいよな……?」
手足が太く、その先端からは恐竜の化石で見たことあるような立派な爪が生えている。地面に争った跡のようなものがいくつか見えるが、多分この爪によるものだと思う。
「血のここから……」
俺は自分の寝ていたところに血溜まりが出来ていたことに気がついた。
服を見ると、右胸の辺りに爪に引っかかれたような大きな傷と出血の跡があった。
――自分の体を見て、まさかとは思った。
足を見ると見慣れたすね毛はなく、足自体も随分と細い。予想をするに、小学生から中学生くらいの足だろうか。
伸ばした腕は短く、手も小さい。いつもボサボサだった髪も今は違う。
……この状況から推察するに、おそらくそのまさかが正解だろうな。
「俺は……異世界転生したのか!?」
俺のイメージとはかけ離れた異世界転生。
漫画でよく見る異世界転生はもっと派手だった。超美人の神様に最強スキルをもらったり、美男美女の両親の元におぎゃあって生まれ変わったり。
それなのになんだこれは。
洞窟で、よく分からない動物の死体に囲まれて、血溜まり中で子供として目を覚ます。
「地獄か!? 異世界転生に見せかけただけで、ここは地獄なのか!?」
その問いかけに答えてくれる者なんているわけがなかった。
俺の悲痛の声は数回洞窟に響いた後、奥へと消えていった。
「はぁ、まずはこの洞窟を出ないとな。こいつらの仲間もまだいるかもしれないし……」
多分、俺が今動かしている身体の主は死んでいる。
あのロボットが言っていた『アルト・エンリア』って言う人物に変わって、俺がこの世界に産まれたのだろう。
まだ子供だと思う。
なんでこんな洞窟に来たのかは分からないが、これがとても早い『死』だったのには違いないだろう。
「この子の代わりに俺か……」
小さく呟いた後、俺はアルトの体で立ち上がった。
体が軽い気がした。いや、実際に軽いんだろう。背丈も俺の元の身体の半分くらいしかない。
そろそろ暗闇にも慣れてきた頃合いか。
先程よりも洞窟の奥が見えるようになった。
早いうちに脱出をしないと。
「――と、その前に」
脱出を急ぐ体を、俺脳は静止させた。
一つやり忘れたことを思い出した。
「あの声が言うには、俺は今《死霊術師》だったよな?」
つまりはこの転がっている死体も操れるってことではなかろうか?
ファンタジー世界に出てくる死霊術師って悪者ばかりな気がする。
それもそうか。能力的に聞こえのいいものじゃないし、人によっては気持ち悪いって思うだろう。
それに倫理的にもよくないと思う。けど、狩りをするのと結果的にはなんら変わらない。生きるためにできることをやる。ただそれだけだ。
「あいつなんて言ってたっけ。……確か――『目覚めろ』」
どうやら正解だったのか。
俺の呼び掛けに呼応するように、獣の死体から黒い煙のようなものが湧き水の如く吹き出した。
「こういうときなんか言った方がいいかな? 南無阿弥陀仏……」
一応手を合わせておく。
そんなことをしている間に、黒い煙は徐々に獣の本来の姿を象って、変化していた。
気体だったそれは、気付けば今では毛並みまで綺麗に再現されていた。潰されていた顔も元通りになっており、異世界なだけあってか、あっちの世界じゃ見たことない姿をしていた。
「これが異世界のモンスター……」
死体を操る、というより、死体の形をしたものを操ると言った感じだろうか。
黒い獣が完成した今も、死体は床に寝ているのが俺の仮説を裏付ける証拠だろうな。
「よし、揃ったか?」
頼もしい味方が手に入った。
五匹の獣。それぞれ体はしっかり大きい。
身長は俺の今の体の三倍くらいだろうか。獣の顔は見上げた場所にあった。
これが生前の等身大だろうか。個体差があるのはそういうことか?
名前も知らないので、とりあえず元いた世界で一番姿が似ているであろう生き物――狼(仮)と呼ぶとしよう。
「体が一番大きいお前。名前は……うん、狼一号。お前は何ができる?」
ガォォォオオン――安直すぎる名前を気に入らなかったのか、狼一号は雄叫びを上げた。
巨躯から放たれたその轟音に、大地は大きく揺れ、俺も思わず耳を塞いだ。
たった数秒。
たった数秒で床に転がっていた死体は壁側へと吹き飛び、周囲の地面が軽く抉れていた。
「なんだよ今の! 俺を殺す気か!? 他の奴らに居場所が気付かれたらどうすんだ!」
「わふん」
「なんだよ、名前が気に入らなかったのか?」
「わふん」
狼一号は首を縦に振った。
「わかったよ、なら……」
不服そうだから名前を決めてあげるとする。
だが、残念なことに俺の頭では全く思い浮かばない。
昔からペットなんて飼ったことがないし、名前をつけることなんてそもそもなかった。ゲームでも適当に『あああああ』とかにしてたし……
「――あ、お前の名前は『こむぎ』にしよう!」
ふと浮かんだ、俺が人生で唯一可愛がっていた生き物の名前。
小学二年生の時にクラスのみんなで育てていたうさぎの名前だ。
それも安直すぎる、と言われればそうだろうが、まぁこいつ自身は喜んでるみたいだし。
「わふん!」
名前をつけたことに意味があったかは分からないが、こむぎは満足そうにお座りした。
心なしか尻尾も揺れている。体は大きいが、犬みたいな感じだ。
それに毛はもふもふもしている。
今でこそ味方ではあるが、これが一匹でも敵として出てきた時点で為す術なく、俺は転生早々に死んでいただろうな。
視線を感じて振り返ると、ほかの四匹も期待するかのような視線を俺に向けていた。
こむぎの名前だけでも考えるのに苦労した(※うさぎの名付け親ではない)っていうのに、四匹分の名前なんてすぐに思い浮かぶわけが無い。
「また考えとくよ」
その言葉を理解したのか、少し悲しそうにして四匹は拗ねたようにそれぞれの方向へ離れていった。
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