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第36幕 金の力
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僕は禿げと別れた後、タクシーに乗って家へ向かう。
今日はまさか高校時代のやつらに会うとは思わなかったぜ。
小田と豪元。
あと……あれは大神だろ?
遠い席だったが、多分そうだろ。
大沢と一緒にいたからな。
やはり同じ穴のムジナってことだ。
あのクソ女程ではないが、あいつも僕の事を見下しやがって……。
僕はあの三重グループの跡取りなんだぞ。
金ならいくらでもある。
金さえあれば何もかも思い通りにすることができる。
そういえば、小田と豪元は大沢や佐藤とバンド組んでたっけな。
大沢は俺のことを散々利用された挙句、捨てやがった。
初めて臭いのにキャバ誘われた時、まさか再会するとは思わなかった……。
あいつ……昔のことは無かったかのように話かけてきたな。
罪悪感っていう感情が欠如してるんじゃないのか?
まあ人間は自分が1番が可愛いからな。
僕だってそうだ。
しかしあの時はまたやらかしちまった。
あの顔と胸にムラっときちまって、またやっちまった。
ちくしょー。
あのギターもあいつが欲しいって言ったから買ってやったのに「あたし、ギター弾けないから」とか言って受け取らなかったものだ。
まあいいか。
あれはインテリアとしては良いから、無駄にはならなかったからな。
弾く気はないけど。
豪元は相変わらず変わってなかった。
名前を間違えるのはむかつくが、いい兄貴分的存在だった。
佐藤程ではないが、頼りにする奴が多かった。
外面だけはいい佐藤とは大違いだ。
高校の時…………あのことを知っていればバラしてやったのに。
そしたらあいつの評判は地に落ちてただろうな。
あの仮面が剥がれたところを見たかったが、今はどうでもいい。
小田は……。
やはりあいつも気に入らない。
一時とはいえ、あの女と付き合いやがって。
ハゲはあいつも引き抜くことを提案しているが、それはないな。
役に立たなそうだし。
あいつはもっとどん底に沈んでいいだろ。
そう考えてたら自宅に着いた。
昔のことを思い出したら見たくなっちまった。
お気に入りの映画を。
風呂入ってから見るか。
今日はまさか高校時代のやつらに会うとは思わなかったぜ。
小田と豪元。
あと……あれは大神だろ?
遠い席だったが、多分そうだろ。
大沢と一緒にいたからな。
やはり同じ穴のムジナってことだ。
あのクソ女程ではないが、あいつも僕の事を見下しやがって……。
僕はあの三重グループの跡取りなんだぞ。
金ならいくらでもある。
金さえあれば何もかも思い通りにすることができる。
そういえば、小田と豪元は大沢や佐藤とバンド組んでたっけな。
大沢は俺のことを散々利用された挙句、捨てやがった。
初めて臭いのにキャバ誘われた時、まさか再会するとは思わなかった……。
あいつ……昔のことは無かったかのように話かけてきたな。
罪悪感っていう感情が欠如してるんじゃないのか?
まあ人間は自分が1番が可愛いからな。
僕だってそうだ。
しかしあの時はまたやらかしちまった。
あの顔と胸にムラっときちまって、またやっちまった。
ちくしょー。
あのギターもあいつが欲しいって言ったから買ってやったのに「あたし、ギター弾けないから」とか言って受け取らなかったものだ。
まあいいか。
あれはインテリアとしては良いから、無駄にはならなかったからな。
弾く気はないけど。
豪元は相変わらず変わってなかった。
名前を間違えるのはむかつくが、いい兄貴分的存在だった。
佐藤程ではないが、頼りにする奴が多かった。
外面だけはいい佐藤とは大違いだ。
高校の時…………あのことを知っていればバラしてやったのに。
そしたらあいつの評判は地に落ちてただろうな。
あの仮面が剥がれたところを見たかったが、今はどうでもいい。
小田は……。
やはりあいつも気に入らない。
一時とはいえ、あの女と付き合いやがって。
ハゲはあいつも引き抜くことを提案しているが、それはないな。
役に立たなそうだし。
あいつはもっとどん底に沈んでいいだろ。
そう考えてたら自宅に着いた。
昔のことを思い出したら見たくなっちまった。
お気に入りの映画を。
風呂入ってから見るか。
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