大好きだった

新たな始まり

大好きだった

数年が過ぎ、マイは彼女の団体「ユウジとマイの夢」を通じて、多くの若者たちに教育の機会を提供することに成功していた。彼女の働きぶりはメディアに取り上げられ、多くの支援と協力を得ることができた。

一日、マイのもとに一通の手紙が届いた。差出人は「リョウ」という名前だった。

「マイさんへ、

私はリョウと申します。私もかつて教育の機会を失いそうになった者の一人ですが、あなたの団体の支援を受けて大学に進学することができました。今は小学校の先生をしています。

ユウジさんのこと、そしてあなたとの関わりを知った時、私は心から感動しました。私も小さい頃、大切な友人を亡くしており、あなたの気持ちが少しでも理解できると思います。

今、私ができることは少ないかもしれませんが、あなたの団体に協力したいと考えています。どうか、私にも何か役立てることがあれば、教えてください。

心より感謝しています。
リョウ」

マイはリョウの手紙に心を打たれた。彼女はすぐに彼と連絡を取り、彼を団体の一員として迎え入れることとなった。リョウは特に地方の子供たちの教育支援に力を入れ、彼の活動は多くの子供たちの未来を明るくすることに貢献した。

マイとリョウは共に、「ユウジとマイの夢」の活動を広げていった。彼らは遠く離れた場所での活動も行い、多くの人々との繋がりを持ち続けた。

彼らの努力の結果、多くの子供たちが教育の機会を手に入れることができ、彼ら自身の夢を追い続ける力を得ることができた。

時は流れ、マイは高齢となったが、「ユウジとマイの夢」はリョウを中心に、更に多くの人々の手で支えられ、続けられていった。ユウジの夢は、マイを通じて、そして多くの人々を通じて、永遠に続いていくこととなった。