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第1章 満月は咎をも照らす
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満月は嫌いじゃない。
夜空の闇をただ独りでに灯すそれは人を神秘な気持ちにさせる。
なんて良き夜。今夜は満月である。
美しいものを眺めると気持ちも高ぶる。
月明かりが窓からぼんやりと自分の足場を照らす。
そう、照らすのである。
床に散らばったガラスの破片も。
足元を取り巻く長い金髪も。
生気を失ったガラス玉のような瞳の蒼も。
満月は咎をも照らす。
夜空の闇をただ独りでに灯すそれは人を神秘な気持ちにさせる。
なんて良き夜。今夜は満月である。
美しいものを眺めると気持ちも高ぶる。
月明かりが窓からぼんやりと自分の足場を照らす。
そう、照らすのである。
床に散らばったガラスの破片も。
足元を取り巻く長い金髪も。
生気を失ったガラス玉のような瞳の蒼も。
満月は咎をも照らす。
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