迷想画廊 肖像画編

 『迷想画廊』第二弾

 肖像画の謎と、絵画モデルから始まるロマンス

 美術学校に通う飯田和美は、運命的な恋に憧れつつも、親友、坂上啓よりも好きになれる相手が見つからずにいた。
 啓が恋しているのを見て、自分も出会いを探そうと思った矢先、啓から近江錦弥という上級生を紹介される。
 近江は大会社の長男で、才色兼備の目立つ学生で、啓と和美も彼の日本画のファンだった。
 近江に頼まれ人物画のモデルをするうち、近江が以前より和美に一目惚れしていたと知り、戸惑いながらも惹かれ合っていく。
 ふとしたことから婚約者がいると判明し、近江と距離を置こうとしたが――

 和美の兄で刑事の飯田無流は、恋人の北原諭介に呼び出され、画廊を訪れる。「掛け軸に描かれている人物を探して欲しい」と依頼されたと言う。
 かすれた箱書きには「龍泉寺」と「流」という字が書かれており、和美たちの住む寺と同名だった。描かれた人物は現在の住職である、和美の父・清流にそっくりだが、年代はもっと古いと推測される。
 清流に会いに、北原は無流と龍泉寺を訪ねる。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,585 位 / 193,585件 BL 25,620 位 / 25,620件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

密室島の輪舞曲

葉羽
ミステリー
夏休み、天才高校生の神藤葉羽は幼なじみの望月彩由美とともに、離島にある古い洋館「月影館」を訪れる。その洋館で連続して起きる不可解な密室殺人事件。被害者たちは、内側から完全に施錠された部屋で首吊り死体として発見される。しかし、葉羽は死体の状況に違和感を覚えていた。 洋館には、著名な実業家や学者たち12名が宿泊しており、彼らは謎めいた「月影会」というグループに所属していた。彼らの間で次々と起こる密室殺人。不可解な現象と怪奇的な出来事が重なり、洋館は恐怖の渦に包まれていく。

狐火の市 ぼくとばぁちゃん編

はなまる
ファンタジー
 お山に狐火が三つ灯ったら、それが市の立つ合図です。  作法は三つ。面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。そして、決して声を出さないこと。  守らなかったらどうなるかって?  行き着くことが出来ないか? 帰ることが出来ないか?  それとも……。 ☆10分で読める、夏の夜にぴったりの短編です。 ☆京都弁は『恋する方言変換』というサイトを参考にさせて頂きました。 ☆狐火の市シリーズ第一弾です。少年太一と、大好きなばぁちゃんのお話。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!

音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに! え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!! 調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。

男色医師

虎 正規
BL
ゲイの医者、黒河の毒牙から逃れられるか?

【あらすじ動画あり】帝都浅草綺譚(ていとあさくさきたん)

郁嵐(いくらん)
ファンタジー
============= 【あらすじ動画】 ◆忙しい方のためのショート版(1分) https://youtu.be/AE5HQr2mx94 ◆完全版(3分) https://youtu.be/dJ6__uR1REU ============= 時は大正と昭和の境目。 帝都一の歓楽街 浅草に、一人の少年が住んでいた。 彼の名は銀次(ぎんじ)。 口八丁だけで芸を売る根っからの香具師(しょうにん)だ。 この頃の浅草には関東大震災で家を失った 多くの少年・少女が住んでいた。 彼らは人さらいや悪徳警官など汚い大人たちから身を守るために、 浅草黒団(こくだん)、浅草紅団(くれないだん)などの徒党を組んで、力を合わせて日銭を稼ぎ、暮らしていた。 そんな中、銀二は一人、誰とも組まずに 元浅草十二階下のさびれた地区で暮らしている。 彼は二つの商いをしていた。昼間は古臭い覗きカラクリ屋。 そして夜は——誰にも言うことのできない仕事——探しモノ屋だ。 探しモノ屋。それは、人々が失ったモノを取り戻し返す仕事。 当時の日本は大震災の影響で、誰もが何かを失って生きていた。 家族、恋人、仕事、家、命……。 銀次はそんな人々の依頼を受け、なくしたモノを探しに 十二階跡地の奥にある浅草裏町へと日々、通っていた。 浅草裏町——幻橙町(げんとうちょう)。 普通の人には見えない、奇怪なモノたちが集まるこの町では、 代償さえ払いさえすれば手に入らないものはないという。 「ここには自分の取り戻したいものも、きっとあるはず」。 そう思いながら、銀次は探しモノ屋の商いを続けていた。 そんなある日、銀二のもとに、 失踪した浅草紅団団長の紅子(べにこ)を 探して欲しいという依頼が入る。 ひょんなことから黒団団長で幼なじみでもある 辰政(たつまさ)と幻橙町で一緒に紅子を探すことになった銀次。 果たして紅子は見つかるのか、 そして、銀次の探しているモノはどこにあるのか。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

処理中です...