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61p【タマゴ売り場】
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「ん?え?りき、どこで100BP手に入れたの?」と咲が不審な顔を浮かべて此方を見る。
「えっと、これもセーレさんが、ソロモン王に頼んでくれたんだ。僕も仕組みはサッパリなんだ。」
「セーレは気まぐれですからね。ソロモン王にはGM権限が付与されてます。BPくらいホイホイ渡せちゃえます。自分は、誰かの願いなんて、叶えたくもありませんでしたけど。あと、そのセーレさんってやめてください。自分が呼ばれてるような気になるんで。」
まさかこんな身近に元セーレがいるなんて…。
「それで?りきはどうするの?予定ではヴァルプルギスまでに3体AIが必要なんでしょ?」
「あ、うん。咲は平気?人が増えるの。」
「女じゃないなら問題なーし!」と元気いっぱいに言う咲。
「そこ気にするんだ。」とシンさん。
「だって、女だと色々うるさいもん。あなた達みたいな事になるんでしょう?マスター争い的な。」
(マスター争いって…。でも強ち間違えではないか。)
「とにかく!僕は反対だね。」とシンさんがぷいっと顔を逸らした。
「シン、先にルナのところへ帰ったほうがいい。」とシンカさん。
「は!?そんな事いって…」
シンカさんは本気でシンさんを睨んだ。
「お前、誰のAIだ?ルナですよね?優秀なAIなら、ルナの愛するギルドの為、何をすべきか…わかりますよね?飽く迄も自分よりも優秀というのなら…ですが。」
(凄い圧だ…。)
「くっ……………先に…帰る。」とシンさんは悔しそうな顔をして走ってどこかへ行ってしまった。
「はぁ…。失礼しました。うちのが迷惑をかけてしまったようで。」と、いつも通りの飄々とした感じのシンカさんに戻っていて、僕に向かって深々と頭を下げた。
「わっ!そんなっ!顔を上げて下さい!迷惑だなんて、シンさんにはほんと良くしてもらってて、一緒にいて楽しいです。」
「まぁルナのAIなんですから当たり前です。で?AI拡張しにいくんですか?」
「あ、はい。」
(どうしよう。シンさんに凄く悪い気がする。)
「リキさん、元セーレからの感想ですが、今、自分はとっても幸せです。あのまま毎日同じ事の繰り返しをする生活より、今が一番幸せです。りきさんが選んだ事ならシンだってきっとわかってくれます。内緒ですけど、ほんとは自分よりシンの方が優秀なんで。」と言ってニコリと笑うシンカさん。
「僕、AI拡張をしに行きます。それで、タマゴを買ってセーレさんを迎えにいきます。」
「でも、どうしてリキなのかな?ルナの時はどうだったの?元セーレのシンカ。」と咲。
「現実世界の言葉でいうなら、一目惚れってやつですね。でも、リキさんの場合男なんで…えーっと、すみません。これ以上は言えません。」と意味深な笑みを浮かべて黙るシンカさん。
「なっ!?なんなんですか!?そんな感じの人じゃなかったですよ!?優しい感じのお兄さんで…。僕をそんな変な目で見たりなんてしてませんでしたよ!?」と僕は慌てる。
「何を慌ててるんですか?変な目って何の事です?」と真面目にぽけーっと聞き返してくるシンカさん。
「も、もう!からかわないで下さいよ!」
「み~つ~け~ま~し~た~よ~♪♪」と恨めしい声がした。
振り返ると声の主はヒルデさんだった。
「あ。まずい。早く行ってください。ここは自分が食い止めます。」と言ってシンカさんは手袋をはめてから、ヒルデさんの手をガシッと握る。
「はっはい!」
シンカさんはヒルデさんをおさえつける。
「お久しぶりです。ヒルデさん。ちょっと自分と組手でもしませんか?」
「あらやだ~もう技決まってるじゃないですか~。」
「すみません、でも大手ギルドのギルド長が副管もつけず出歩くなんて危ないじゃないですか。」
「ふっふっふっふっ。最強のAIを解明するまで地の果てまで追いますよ~。」
僕はゲートで公式ショップへ咲と移動した。
「ヒルデさん、なんか人が変わったね。」
「欲しい装備とかアイテムがある時って人が変わるもんよ。」
公式ショップの中に入り、AI拡張カードを購入した。
問題はAIのタマゴ。
「タマゴガチャはこっち。」と咲が僕の手を引いて、案内してくれた。
公式ショップを出て、暫らく歩くと出店が沢山並んでした。どうやらその出店でAIのタマゴを売っているようだ。
いろんな企業がいろんなAIを販売してる。タマゴじゃないAIを販売している店もある。それはまるで奴隷売りというか、ヒトのオークションをしてるかのような酷い図だった。
「リキ、シリーズ何にする?」
「何が良いかな?さっぱりなんだ。」
「んー。矛盾シリーズは知ってると思うけど、AI込みのバトルで武器化した場合星5レアよりも超強い星8レアってとこくらいの火力がでるの。完全に装備として扱うなら武器の状態で装備覧にはめ込むんだけど、能力がガクっと落ちて、星5レアと星6の間くらいになるの。ルナのAIはルナが24時間ログインして色々手を加えてるから知識も体力も魔力もぜーんぶ凄いだけで、AIだけの強さなら四神シリーズ、百鬼夜行シリーズ。あとはー…かなり扱いにくいけど双子シリーズ。」
「ずいぶん詳しいね。」
「ログインできない間とかずっと情報見てたからね。」
「四神シリーズってどんな感じかな?」
「四神シリーズは、当たりが青龍白虎朱雀玄武で、外れが犬とか、猫とか、亀とか、だけど。青龍は魔力2倍・白虎は素早さ2倍・朱雀は体力2倍・玄武は知識が豊富。」
「知識が豊富って、エイボンみたいな感じ?」
「多分そうじゃないかな?」
「百鬼夜行シリーズは妖怪系の見た目のAIができるんだけど、白狐とか雪女が凄い人気。そもそも日本人以外の国の人たちに大人気なの。能力的には特殊能力で白狐は身体能力高めで炎の魔法がちょこっと使えるし雪女は一緒にいるだけで味方の氷雪系能力アップ。」
「んー。なんかセーレさんのイメージに合わないなぁ。」
「キラキラしてるような感じの。」
「まんま70階のセーレじゃん!キラキラしたって……あ。…え…。」
咲は、とある出店の前で立ち止まっている。
「ん?どうしたんだ?」
咲は出店の黄色い看板を見つめる。
「新しいのが出てた。そっか。ログインしない間に出てたんだ。七大天使シリーズ。でも、性能がわからない。えっと、当たりはミカエル ラファエル ガブリエル ウリエル アリエル アズラーイール カマエル…当たりも多すぎだし!!何よこれ…。」
「悪魔だった人を大天使にするのは気が引けるけど。でもイメージ的にはしっくりくるな。」
「性能みないと、どれがアタリが全くわかんない。そうだ。リキ、サモンゲート!ここでサモンゲート!」
「えぇ。そんな無茶な。迷惑かかるよ。」
「いいから!」
「…さ、サモンゲート!」
(僕はなんて押しに弱いんだろう。)
目の前にゲートが出てきた。しかし、誰も出てくる気配がなかった。
「あれ?誰も出てこない。」
(まさか、穴を回避したのか?)
3分後…
「…遅い。」
「なかなか出てこないね。それにゲートも閉じないしどうなってるのかな?」と呆然と立ち尽くす咲と僕。
「えっと、これもセーレさんが、ソロモン王に頼んでくれたんだ。僕も仕組みはサッパリなんだ。」
「セーレは気まぐれですからね。ソロモン王にはGM権限が付与されてます。BPくらいホイホイ渡せちゃえます。自分は、誰かの願いなんて、叶えたくもありませんでしたけど。あと、そのセーレさんってやめてください。自分が呼ばれてるような気になるんで。」
まさかこんな身近に元セーレがいるなんて…。
「それで?りきはどうするの?予定ではヴァルプルギスまでに3体AIが必要なんでしょ?」
「あ、うん。咲は平気?人が増えるの。」
「女じゃないなら問題なーし!」と元気いっぱいに言う咲。
「そこ気にするんだ。」とシンさん。
「だって、女だと色々うるさいもん。あなた達みたいな事になるんでしょう?マスター争い的な。」
(マスター争いって…。でも強ち間違えではないか。)
「とにかく!僕は反対だね。」とシンさんがぷいっと顔を逸らした。
「シン、先にルナのところへ帰ったほうがいい。」とシンカさん。
「は!?そんな事いって…」
シンカさんは本気でシンさんを睨んだ。
「お前、誰のAIだ?ルナですよね?優秀なAIなら、ルナの愛するギルドの為、何をすべきか…わかりますよね?飽く迄も自分よりも優秀というのなら…ですが。」
(凄い圧だ…。)
「くっ……………先に…帰る。」とシンさんは悔しそうな顔をして走ってどこかへ行ってしまった。
「はぁ…。失礼しました。うちのが迷惑をかけてしまったようで。」と、いつも通りの飄々とした感じのシンカさんに戻っていて、僕に向かって深々と頭を下げた。
「わっ!そんなっ!顔を上げて下さい!迷惑だなんて、シンさんにはほんと良くしてもらってて、一緒にいて楽しいです。」
「まぁルナのAIなんですから当たり前です。で?AI拡張しにいくんですか?」
「あ、はい。」
(どうしよう。シンさんに凄く悪い気がする。)
「リキさん、元セーレからの感想ですが、今、自分はとっても幸せです。あのまま毎日同じ事の繰り返しをする生活より、今が一番幸せです。りきさんが選んだ事ならシンだってきっとわかってくれます。内緒ですけど、ほんとは自分よりシンの方が優秀なんで。」と言ってニコリと笑うシンカさん。
「僕、AI拡張をしに行きます。それで、タマゴを買ってセーレさんを迎えにいきます。」
「でも、どうしてリキなのかな?ルナの時はどうだったの?元セーレのシンカ。」と咲。
「現実世界の言葉でいうなら、一目惚れってやつですね。でも、リキさんの場合男なんで…えーっと、すみません。これ以上は言えません。」と意味深な笑みを浮かべて黙るシンカさん。
「なっ!?なんなんですか!?そんな感じの人じゃなかったですよ!?優しい感じのお兄さんで…。僕をそんな変な目で見たりなんてしてませんでしたよ!?」と僕は慌てる。
「何を慌ててるんですか?変な目って何の事です?」と真面目にぽけーっと聞き返してくるシンカさん。
「も、もう!からかわないで下さいよ!」
「み~つ~け~ま~し~た~よ~♪♪」と恨めしい声がした。
振り返ると声の主はヒルデさんだった。
「あ。まずい。早く行ってください。ここは自分が食い止めます。」と言ってシンカさんは手袋をはめてから、ヒルデさんの手をガシッと握る。
「はっはい!」
シンカさんはヒルデさんをおさえつける。
「お久しぶりです。ヒルデさん。ちょっと自分と組手でもしませんか?」
「あらやだ~もう技決まってるじゃないですか~。」
「すみません、でも大手ギルドのギルド長が副管もつけず出歩くなんて危ないじゃないですか。」
「ふっふっふっふっ。最強のAIを解明するまで地の果てまで追いますよ~。」
僕はゲートで公式ショップへ咲と移動した。
「ヒルデさん、なんか人が変わったね。」
「欲しい装備とかアイテムがある時って人が変わるもんよ。」
公式ショップの中に入り、AI拡張カードを購入した。
問題はAIのタマゴ。
「タマゴガチャはこっち。」と咲が僕の手を引いて、案内してくれた。
公式ショップを出て、暫らく歩くと出店が沢山並んでした。どうやらその出店でAIのタマゴを売っているようだ。
いろんな企業がいろんなAIを販売してる。タマゴじゃないAIを販売している店もある。それはまるで奴隷売りというか、ヒトのオークションをしてるかのような酷い図だった。
「リキ、シリーズ何にする?」
「何が良いかな?さっぱりなんだ。」
「んー。矛盾シリーズは知ってると思うけど、AI込みのバトルで武器化した場合星5レアよりも超強い星8レアってとこくらいの火力がでるの。完全に装備として扱うなら武器の状態で装備覧にはめ込むんだけど、能力がガクっと落ちて、星5レアと星6の間くらいになるの。ルナのAIはルナが24時間ログインして色々手を加えてるから知識も体力も魔力もぜーんぶ凄いだけで、AIだけの強さなら四神シリーズ、百鬼夜行シリーズ。あとはー…かなり扱いにくいけど双子シリーズ。」
「ずいぶん詳しいね。」
「ログインできない間とかずっと情報見てたからね。」
「四神シリーズってどんな感じかな?」
「四神シリーズは、当たりが青龍白虎朱雀玄武で、外れが犬とか、猫とか、亀とか、だけど。青龍は魔力2倍・白虎は素早さ2倍・朱雀は体力2倍・玄武は知識が豊富。」
「知識が豊富って、エイボンみたいな感じ?」
「多分そうじゃないかな?」
「百鬼夜行シリーズは妖怪系の見た目のAIができるんだけど、白狐とか雪女が凄い人気。そもそも日本人以外の国の人たちに大人気なの。能力的には特殊能力で白狐は身体能力高めで炎の魔法がちょこっと使えるし雪女は一緒にいるだけで味方の氷雪系能力アップ。」
「んー。なんかセーレさんのイメージに合わないなぁ。」
「キラキラしてるような感じの。」
「まんま70階のセーレじゃん!キラキラしたって……あ。…え…。」
咲は、とある出店の前で立ち止まっている。
「ん?どうしたんだ?」
咲は出店の黄色い看板を見つめる。
「新しいのが出てた。そっか。ログインしない間に出てたんだ。七大天使シリーズ。でも、性能がわからない。えっと、当たりはミカエル ラファエル ガブリエル ウリエル アリエル アズラーイール カマエル…当たりも多すぎだし!!何よこれ…。」
「悪魔だった人を大天使にするのは気が引けるけど。でもイメージ的にはしっくりくるな。」
「性能みないと、どれがアタリが全くわかんない。そうだ。リキ、サモンゲート!ここでサモンゲート!」
「えぇ。そんな無茶な。迷惑かかるよ。」
「いいから!」
「…さ、サモンゲート!」
(僕はなんて押しに弱いんだろう。)
目の前にゲートが出てきた。しかし、誰も出てくる気配がなかった。
「あれ?誰も出てこない。」
(まさか、穴を回避したのか?)
3分後…
「…遅い。」
「なかなか出てこないね。それにゲートも閉じないしどうなってるのかな?」と呆然と立ち尽くす咲と僕。
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