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第二十一話【アビスの一般通過】
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アビスはアズレイに向かって、穏やかな口調で言いました。「氷龍なら、ここへ来る途中、吹雪が邪魔だったから倒しておいた。それをアメリアの手柄として、その栄誉を与えてほしい。」その言葉には、アビスの思いやりと計算された行動がにじみ出ていました。
『え!?来る途中に倒しちゃったの!?一般通過退治って事!?こんなに寒い思いして、苦労してここまで来たのに~!』
アズレイはアビスの提案に驚きを隠せず、ひとたび深くため息をついた後、苦笑いを浮かべました。「参ったな…分かった。なら、もう連れて帰れ。」彼の声には、少しばかりの諦観と、やり切れなさが滲んでいました。
『アビス、イケオジは私の事凄く助けてくれたの!だからもう少し優しくしてあげてね!?』
アビスはアメリアの心の声を聞き、微かな溜息をついた。
アビスはアズレイ元帥に視線を向け、静かに尋ねました。「元帥、他にこの地でお困りの件はないか?」
アズレイは重要そうな顔つきで応じました。
「城が破壊された部分の修復をどうするかだけだが。」
アビスは自らが引き起こした壁の破損を見つめ、少し冷や汗をかきながらも、すぐに手元のステッキを取り出しました。そのステッキを軽やかに振るうと、まばゆい光が放たれ、壁の破損部分が修復されていく様子が目に映りました。壁面は再び整い、まるで何もなかったかのように修復されました。
アビスは満足そうに微笑みました。彼の手元での光景を見たアズレイは感心しながら、驚きを隠せませんでした。
『すごーい、アビス!魔法って凄い!!こんな事もできるんだー!』
建物の修復魔法は、外から見ると簡単なように見えるかもしれませんが、実際には非常に複雑であり、その技術を持つ者は王国内でも希少な存在です。しかし、アビスはそれを驚くほど容易にこなしてみせました。
アズレイは自らも魔法を操ることができるにも関わらず、こんな短時間で建物を完璧に修復できるとは予想外でした。彼はアビスの技術に対する驚きを隠せず、心の中で敬意を抱きながらも、その能力に圧倒されました。
アビスは突如として、自らが王族に取り立てられる際に、アズレイの立ち会いも必要ではないかと彼は考えました。彼はアズレイも同行できるかどうかを知りたく、悩んだ末にその問いを口にします。
「アズレイ元帥、帰還するにあたって同行をお願いしても?」アビスは真剣な表情でアズレイ元帥に問いかけます。
アズレイは、アビスの問いにじっと考え込んだ後、深いため息をつきます。そして、重々しい表情で答えます。「いや、氷龍の被害状況の確認と被災した領民たちの復旧作業に追われる事になるだろう。そのため、私の同行は難しいかもしれない。」と、アズレイは肩を落としながら述べました。
アズレイの言葉に、アビスは若干面倒そうな表情を浮かべながらも、彼の責務を理解し受け入れます。
「分かった。俺が氷龍の被害状況を確認して、領民達の復旧作業に尽力するよ」とアビスは少しため息をつきながら答えました。
彼の声には、やや重々しい空気が漂っていました。
『え?アビス、仕事手伝う気なの?』
アビスはメーベルの力を更に解放し、五段階まで昇華させロココ調の赤い椅子を出現させ、その赤い椅子にゆっくりと座りました。
「おいで、リア」とアビスは柔らかな声で言い、手招きをしました。
『ちょっと、人をペット扱いしないでよ!そんなんで行くわけ・・・』
アメリアは彼の前に静かに歩み寄り、彼の膝にそっと身を寄せました。その温かな膝の上で、彼女は満足そうに微笑みました。
アビスはアメリアの頭を軽く撫でながら、微笑みを浮かべました。その微笑みには優しさが感じられますが、同時に何やら意地悪そうな影が漂っていました。そして、耳元で彼は意地悪そうに囁きました。「どうやら、リアはペットのようだな?」彼の声は甘く、しかし何かしらの意地悪さが滲み出ていました。
『むっかつくぅ!!私の体が自由になったら覚えておきなさいよ!あと!いちいち耳元で囁かないでよ!くすぐったいし、変な気持ちになる!』
アビスは再び、わざとらしくアメリアの耳元で囁きます。「おっと、それは詳しく聞く必要がありそうだな。」彼の声はいつものように甘く、しかし彼の言葉には控えめな挑発が感じられました。
『もぅ!!』
アビスは先程修復した壁にもう一度大きな穴をあけて外へと出ました。その瞬間、彼の視線がエルキースに向けられました。彼の眼差しは冷たく、厳しいものであり、まるで警告のようにエルキースを睨みつけていました。
穴からアビスが去った後、アズレイは深いため息をつきながら、その姿を見送りました。その際、エルキースはふと口を開きました。
「見たかい?僕、殺されそうだったよ。一言でも喋れば殺されていたかもしれない。」
その言葉に、アズレイはうなずきながらも、深い考えに耽ります。
アズレイは一瞬ため息をつきながら、慌ただしい表情でエルキースに言いました。「聖下、今の音でセトラ様や警備の者が来てしまいます。急いで修復作業を始めましょう。」
エルキースはアズレイの言葉を聞いて、ヤバイという表情を浮かべました。彼は素早く立ち上がり、「そうだね!」と返答し、急いで手に持っていた魔法の本を開きました。すると、その本から放たれた魔法が壁を修復し始めました。彼の手元では、壁の破損部分が次々と元通りになっていきます。その様子はまるで、神秘的な光と力で壁が再生されているかのようでした。
――――――――
――――
ほんの数分前、昼間の静かな時間帯、突然、大きな音が響き渡りました。その音を聞いたセトラは、慌てて足早に客間の扉へと駆け寄り、不安げに扉を開けました。
「何があった!?」セトラは息を切らせながら、客間の中を見回します。その目には、驚きと緊張がにじみ出ており、何が起きたのかを知るためには、ただただ早く真相を確かめたいという焦燥感が感じられました。
しかし、部屋の中は静かで、何も起きていなかったかのように、ピカピカと輝く清潔な状態でした。アズレイとエルキースはソファーに座り、まるで何事もなかったかのような様子で寛いでいました。アズレイは平静を装い、「何も異常ありません」と口にしました。
その言葉にもかかわらず、彼らの心の中では、まだ先ほどの騒動が尾を引いているような不穏な空気が漂っていました。
セトラは眉をひそめ、怒りを込めてアズレイとエルキースに向かって言いました。「今の大きな音、お前たちも聞いていたろう!」
エルキースは落ち着いた口調で応じました。「セトラ坊ちゃま、先ほど軍のアメリアが氷龍討伐へ向かわれたので、戦闘の音ではないでしょうか」
セトラは一瞬考え込み、その説明を受け入れるように頷きましたが、まだなお不満そうな表情を残していました。
アズレイは深くため息をつき、慎重に説明を始めました。「うちのアメリアは、あの…ケイロス帝国を一夜にして滅ぼした娘です。何分、一人ですので、派手な戦闘を行っているようです。」
その言葉に、セトラの表情にも少し理解が広がりましたが、まだ心配そうな雰囲気が残っていました。
セトラはやがて、「なるほど、そうだったのか」という感じで納得したようすで客間から去って行きました。その後、静寂が部屋に戻り、アズレイとエルキースは再び落ち着いた雰囲気の中、会話を交わしました。
アズレイは穏やかな口調で、エルキースを賞賛しました。「聖下、修復魔法、結構なお手前です。」彼の声には敬意が溢れていました。
エルキースは恥ずかしそうに微笑みながら、謙遜するように応えました。「いやいや、まだまだですよ。」
そんな二人のやり取りは、部屋に穏やかで和やかな雰囲気をもたらしていました。
『え!?来る途中に倒しちゃったの!?一般通過退治って事!?こんなに寒い思いして、苦労してここまで来たのに~!』
アズレイはアビスの提案に驚きを隠せず、ひとたび深くため息をついた後、苦笑いを浮かべました。「参ったな…分かった。なら、もう連れて帰れ。」彼の声には、少しばかりの諦観と、やり切れなさが滲んでいました。
『アビス、イケオジは私の事凄く助けてくれたの!だからもう少し優しくしてあげてね!?』
アビスはアメリアの心の声を聞き、微かな溜息をついた。
アビスはアズレイ元帥に視線を向け、静かに尋ねました。「元帥、他にこの地でお困りの件はないか?」
アズレイは重要そうな顔つきで応じました。
「城が破壊された部分の修復をどうするかだけだが。」
アビスは自らが引き起こした壁の破損を見つめ、少し冷や汗をかきながらも、すぐに手元のステッキを取り出しました。そのステッキを軽やかに振るうと、まばゆい光が放たれ、壁の破損部分が修復されていく様子が目に映りました。壁面は再び整い、まるで何もなかったかのように修復されました。
アビスは満足そうに微笑みました。彼の手元での光景を見たアズレイは感心しながら、驚きを隠せませんでした。
『すごーい、アビス!魔法って凄い!!こんな事もできるんだー!』
建物の修復魔法は、外から見ると簡単なように見えるかもしれませんが、実際には非常に複雑であり、その技術を持つ者は王国内でも希少な存在です。しかし、アビスはそれを驚くほど容易にこなしてみせました。
アズレイは自らも魔法を操ることができるにも関わらず、こんな短時間で建物を完璧に修復できるとは予想外でした。彼はアビスの技術に対する驚きを隠せず、心の中で敬意を抱きながらも、その能力に圧倒されました。
アビスは突如として、自らが王族に取り立てられる際に、アズレイの立ち会いも必要ではないかと彼は考えました。彼はアズレイも同行できるかどうかを知りたく、悩んだ末にその問いを口にします。
「アズレイ元帥、帰還するにあたって同行をお願いしても?」アビスは真剣な表情でアズレイ元帥に問いかけます。
アズレイは、アビスの問いにじっと考え込んだ後、深いため息をつきます。そして、重々しい表情で答えます。「いや、氷龍の被害状況の確認と被災した領民たちの復旧作業に追われる事になるだろう。そのため、私の同行は難しいかもしれない。」と、アズレイは肩を落としながら述べました。
アズレイの言葉に、アビスは若干面倒そうな表情を浮かべながらも、彼の責務を理解し受け入れます。
「分かった。俺が氷龍の被害状況を確認して、領民達の復旧作業に尽力するよ」とアビスは少しため息をつきながら答えました。
彼の声には、やや重々しい空気が漂っていました。
『え?アビス、仕事手伝う気なの?』
アビスはメーベルの力を更に解放し、五段階まで昇華させロココ調の赤い椅子を出現させ、その赤い椅子にゆっくりと座りました。
「おいで、リア」とアビスは柔らかな声で言い、手招きをしました。
『ちょっと、人をペット扱いしないでよ!そんなんで行くわけ・・・』
アメリアは彼の前に静かに歩み寄り、彼の膝にそっと身を寄せました。その温かな膝の上で、彼女は満足そうに微笑みました。
アビスはアメリアの頭を軽く撫でながら、微笑みを浮かべました。その微笑みには優しさが感じられますが、同時に何やら意地悪そうな影が漂っていました。そして、耳元で彼は意地悪そうに囁きました。「どうやら、リアはペットのようだな?」彼の声は甘く、しかし何かしらの意地悪さが滲み出ていました。
『むっかつくぅ!!私の体が自由になったら覚えておきなさいよ!あと!いちいち耳元で囁かないでよ!くすぐったいし、変な気持ちになる!』
アビスは再び、わざとらしくアメリアの耳元で囁きます。「おっと、それは詳しく聞く必要がありそうだな。」彼の声はいつものように甘く、しかし彼の言葉には控えめな挑発が感じられました。
『もぅ!!』
アビスは先程修復した壁にもう一度大きな穴をあけて外へと出ました。その瞬間、彼の視線がエルキースに向けられました。彼の眼差しは冷たく、厳しいものであり、まるで警告のようにエルキースを睨みつけていました。
穴からアビスが去った後、アズレイは深いため息をつきながら、その姿を見送りました。その際、エルキースはふと口を開きました。
「見たかい?僕、殺されそうだったよ。一言でも喋れば殺されていたかもしれない。」
その言葉に、アズレイはうなずきながらも、深い考えに耽ります。
アズレイは一瞬ため息をつきながら、慌ただしい表情でエルキースに言いました。「聖下、今の音でセトラ様や警備の者が来てしまいます。急いで修復作業を始めましょう。」
エルキースはアズレイの言葉を聞いて、ヤバイという表情を浮かべました。彼は素早く立ち上がり、「そうだね!」と返答し、急いで手に持っていた魔法の本を開きました。すると、その本から放たれた魔法が壁を修復し始めました。彼の手元では、壁の破損部分が次々と元通りになっていきます。その様子はまるで、神秘的な光と力で壁が再生されているかのようでした。
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ほんの数分前、昼間の静かな時間帯、突然、大きな音が響き渡りました。その音を聞いたセトラは、慌てて足早に客間の扉へと駆け寄り、不安げに扉を開けました。
「何があった!?」セトラは息を切らせながら、客間の中を見回します。その目には、驚きと緊張がにじみ出ており、何が起きたのかを知るためには、ただただ早く真相を確かめたいという焦燥感が感じられました。
しかし、部屋の中は静かで、何も起きていなかったかのように、ピカピカと輝く清潔な状態でした。アズレイとエルキースはソファーに座り、まるで何事もなかったかのような様子で寛いでいました。アズレイは平静を装い、「何も異常ありません」と口にしました。
その言葉にもかかわらず、彼らの心の中では、まだ先ほどの騒動が尾を引いているような不穏な空気が漂っていました。
セトラは眉をひそめ、怒りを込めてアズレイとエルキースに向かって言いました。「今の大きな音、お前たちも聞いていたろう!」
エルキースは落ち着いた口調で応じました。「セトラ坊ちゃま、先ほど軍のアメリアが氷龍討伐へ向かわれたので、戦闘の音ではないでしょうか」
セトラは一瞬考え込み、その説明を受け入れるように頷きましたが、まだなお不満そうな表情を残していました。
アズレイは深くため息をつき、慎重に説明を始めました。「うちのアメリアは、あの…ケイロス帝国を一夜にして滅ぼした娘です。何分、一人ですので、派手な戦闘を行っているようです。」
その言葉に、セトラの表情にも少し理解が広がりましたが、まだ心配そうな雰囲気が残っていました。
セトラはやがて、「なるほど、そうだったのか」という感じで納得したようすで客間から去って行きました。その後、静寂が部屋に戻り、アズレイとエルキースは再び落ち着いた雰囲気の中、会話を交わしました。
アズレイは穏やかな口調で、エルキースを賞賛しました。「聖下、修復魔法、結構なお手前です。」彼の声には敬意が溢れていました。
エルキースは恥ずかしそうに微笑みながら、謙遜するように応えました。「いやいや、まだまだですよ。」
そんな二人のやり取りは、部屋に穏やかで和やかな雰囲気をもたらしていました。
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