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1 聖水?甘露?呼び方なんてどうでもいいよ。

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はあぁっと僕は熱い息を吐く。顎をあげだらしなく口をあけてよだれだって垂れてきちゃうけど熱でおかしくなってる僕は恥ずかしいとかそういうのもうどっかにおいてきちゃってる。お腹の中にある硬いのとお尻からいれた硬いのをごりごりして感じるこれは痛みなのか熱さなのかもうわかんない。わかんないけどこの熱が身体から出ていく瞬間がスッゴクすごぉくって知っている僕はよだれをたらしながら自分でお尻に入れた張り型を動かす。

「あ、あぁっ」

びくびくと震えながら熱を吐き出す僕の僕。すっごく敏感になってるから触らないで欲しいのに僕の前にいる男はおかまいなしに僕の竿を手でしごき、中に残ったミルクを最後の一滴まで絞り出す。そしてちゅぱちゅぱと先っぽを惜しそうに吸ってやっと男は僕の僕を解放した。感じる温度差に僕の僕がぷるりと震える。

「今日も君の甘露は美味だったよ。やはり女神様の愛し子だけのことはある。あと半月も経てば儀式がある。それまで忙しくなるからいつもと違う仕事も頼むが頑張ってくれよ。君たちのためだからね」

(うるさい、お前たちの都合なんか知らない)

名残惜しそうに僕の僕をいじる男はこの国の国教に定められた宗教の聖職者だ。斑ハゲだった髪は白いながらもふさふさに変わり僕のミルクを飲むようになってから二十歳は若返って見える。

(何が宗教家だ)

頑なに目を合わさないようにしている僕に男がかすかに笑った気配がした。ちゅっと僕の目元にかすかに滲んだ涙をすって出口へと向かう。男がドアを叩き開けろと言うとぎいぃと重たい音を立ててドアが開かれる。ご丁寧に外側に見張りを立てて僕が逃げ出さないように目を光らせているってわけだ。

生臭坊主なまぐさぼうずが」

負け惜しみって言われるたぐいの僕のつぶやきは聞かれることなく部屋の空気に溶けた。

*******

さあ新しい朝が来た。希望の朝だっ、て強がって見ても僕の環境は変わらない。教会の奥の奥、半地下になっている石造りの部屋、簡素なベッドと小さな机と椅子、明かり取りの小さな窓があるのが僕の部屋というか独房というか。

軽く朝食をとったらすぐに仕事の始まり。寝巻きの貫頭衣を脱ぎ捨てカーテンをくぐり隣の部屋へいけば僕の仕事用の椅子がおいてある。

「おはようフィル。今日もよろしく頼むね」

好々爺という単語がぴったりの年老いた男が部屋でニコニコと僕を待っていた。ゆったりとした白い布で皺だらけの体を包み高位の聖職者であることを示す金色の帯を締めているけど、だからどうした。愛想を振りまこうが不機嫌に振る舞おうが僕の待遇が変わることがないとわかってからは僕がこいつらに反応を示すことはない。ただ淡々と一日を過ごすだけだ。

通常の椅子のお尻の下にある真ん中の板がなくて両足を大きく広げて座るしかない変な形状の革張りの椅子に両足をご開帳して座れば足の間に僕のおちんちんを喜んで咥える変態がぴったりフィット。泣こうが喚こうが毎日変わらないルーティンの始まり。毎日本来の用途と違う使い方をして酷使されているのに壊れずに頑張る健気な僕のおしりの穴に潤滑剤で少しひんやりとした張り型をゆっくりと沈めていく。数回出し入れすればゆるゆると固く立ち上がる僕の僕。嬉しそうに舌を使いだした男がフガフガと鼻でお腹に生暖かい息を吹きかけるのが気持ち悪い。僕は足の間を見ないふりしてひたすらお尻の中のいいところを後ろに回した右手で持つ張り型で刺激して余計なことは考えないようにする。

なんでどうしてこうなった?そう呟いても現状は変わらない。僕のせい?そうかもね。お人好しは損をするってことなんだろう。きつく目を閉じておしりの奥のいいところを狙う。

僕の僕を皺のよった口で美味しそうに咥えるのはこの教区で一番高位の聖職者らしい。僕は普通に若くてかわいい女の子が性的に好きだと思ってたし、前の恋では男でもいわゆる好みのイケメンならいろいろありだって分かっちゃったから、まあ性的嗜好としては両刀なのかもしれない。でもお爺ちゃんに咥えられて元気にミルクがでちゃうくらい範囲が広いかというと流石にそれはないわけで。

毎日とっかえひっかえ現れる僕の僕を咥える人が誰なのか目に入れないようにして頑張ってる。最低でも一日5回。僕のミルクを直飲みしたがる人(大抵じじいかヒキガエルみたいな金持ちのおっさん)に口内射精をして、もう自分で動けませんってなったら後ろから押し出してくれる強強ティンコで手伝ってもらってミルクだか潮だかわかんない液体を最後の一滴まで絞り出されて僕の一日のノルマは終了になる。え?その液体を使ってお薬みたいなの作るって言ってたよ。僕のお潮って聖水って呼ばれてるんだって。なんか霊力(魔力)枯渇に聞くんだって、わ~すごい(白目)

なんでも魔素をぎゅっと濃縮させる体質のせいで僕のお腹の中には大きな魔石があるらしく、僕の身体ってそれをこすると魔力の濃度の高い体液を出せるらしい。ちなみに体液どれでも濃度が高くなるけどお腹の奥にある魔素の結晶である魔石に近いとこの体液のほうが魔力が濃いらしく僕の僕からでるミルクがやっぱり一番濃いいんだってさ。わぁい人体の神秘だねぇ(白目)で、しぼりたてミルクが濃厚で美味しいように僕のミルクの効能も出したてが一番あるってことで空気に触れて劣化する前に直接取り込めるようにごっくん生搾りしたがる希望者は後を絶たない。

そんでこの国の国教会の聖職者って霊力のある人がなるんだけど、霊力って隣の国の魔法使い達の魔力といっしょで呼び方が違うだけなんだよね。生まれ持っての霊力(魔力)が枯渇してきてる年寄どもの聖職者には僕のミルクが霊力枯渇の特効薬!奇跡の水!女神の恵み!ってことらしい。こんな素晴らしい物を生み出せるのは女神様の愛し子に違いない。おぉ女神様感謝します!爺共が祝詞をあげながら股間にしゃぶりついてきたときの衝撃といったらもう。今でも、へーこの国の女神様すごいなぁ。女神に選ばれた僕って超ラッキーって思ってるよ。女神様バンザーイ(白目)

奇跡の水、聖水、甘露なんて大層な呼び名がつくくらいだからとても希少。だからソロプレイでミルクが出せなくなるまで頑張ったあとはお腹の中からお手伝いしてくれる大きい強強ティンコでゴリゴリされて最後の一滴まで絞り出されるんだよねぇ。僕がもう自分で出来ないって申告したら本日の聖水生搾り直飲みサービス終了でお客さんがごねてもお引取りいただく。だって無理なものは無理。一応僕が壊れちゃったら奇跡の聖水が手に入らなくなるのでそこは気を使ってもらってるらしい。うわーい優しいなぁ(白目)

本日終了ってなったら若くてティンコりょくの高いお手伝いさん登場。僕の僕に袋をかけられて後ろから生ティンコ入れて絞り出し工程のはじまりはじまり。爺共を股に引っ付けてるときと違ってマグロ状態でお任せする僕を相手してくれるのは聖職者共が言うところの浄罪のために教会に勤めてる直人ただびと。こっちの世界の聖職者って霊力のない人をそう呼んでるの、自分たちは違うんだぞって上から見てる感じでやな感じするよねー。そんで浄罪ってことで何らかの罪を犯した人が教会に奉仕というなのタダ働きをさせられてるんだけど、僕のためにティンコを差し出さなきゃいけない様な罪って何なのか意味わかんないって思ってたら皆さん売春夫だそうです。売春はいわゆる教会からの免許制でお金払って売春婦/夫として活動するらしいけど免許を取るのに結構なお金を出さないといけないらしくもぐりでやってる売春婦/夫の人が摘発されると罰金代わりに奉仕活動を課されるんだって。

だから小汚いおっさんの相手じゃなくてまだ若くて可愛い部類の僕のお尻を掘るのは売春夫のお兄さんたちにはご褒美らしくてすごく良くしてくれる。セルフプレイで疲れてる僕が精一杯感じるように愛撫も丁寧だし僕の好きな奥の方と前の方の連動でイカせてくれるし甘々に溶けちゃいそうなくらい気持ちいいちゅーもしてくれてちょっと恋人気分にさせてくれるんだよね。だからおっさんたちに口内射精してやった後にある強強ティンコでお腹の中ゴリゴリタイムはこの監禁生活の中での癒やしの時間。お兄さんが僕の潮というか深く考えてはいけない謎の液体を回収したらご飯とお風呂の時間以外は誰にも合わずに過ごすことになる。

そもそもどうしてこんな事になっているのかと言うと、実は僕前世の記憶のある転生者ってやつで、まぁ隣の国の王子様とちょっと色々あって傷心旅行に出たわけです。旅の途中ちょっと訳アリの孤児みなしご兄弟と知り合ってその子達を教会の孤児院に連れてきたのが僕の運の尽き。僕の体から滲む魔素に気づいた教会職員。きっと魔石を隠し持ってるって思った彼らに食事に薬を混ぜられてあっという間に意識昏倒。でも手荷物にも魔石はないし装身具も身に着けてない、じゃあどこからこの魔素の気配がきてるのか?っておしりの奥に隠し持ってるんじゃないかって考えたやつが指突っ込んで確認したらなんか僕の反応に興奮した男どもの集団レイプに発展して。その最中に意識を取り戻して泣いて叫んで暴れたけど押さえつけられて逃げ出すこともできずマワされた。エロ同人みたいに!もういいとこにお婿にいけないしお嫁さんももらえるかどうかわかんない、この体。性的に今でも異性に反応すると信じたい。信じたいけどちょっとどうなんでしょうね。くわしくは語りたくないなぁ(白目)

なんでも男色は悪魔の所業らしいけど異教徒相手だと問題ないらしく、それに女性相手と違って姦淫罪が適用されない!って気づいてしまった彼ら。それ以来性奴隷として最初の教会の中で飼われていたんだけど、そこの教会のおっさん達がなんか霊力が上がって宗教家としての昇進試験みたいなのを大きな教会に受けに行った時にこいつらの霊力が急に上がってるのおかしくね?もしや悪魔との取引を?って異端審問にかけられてしまって慌てたおっさんが僕の存在を売ったんだよね。「この異教徒、女神様の愛し子に違いありません」って。女神様に与えられた力で自分達は癒されただけって、これで悪魔付きって言ったら悪魔と交わった自分達が処分されるもんだから僕を聖なる存在に仕立てあげたって訳。大人って汚いよね。

え、うん、悪魔と取引すれば魔力がもらえて霊力が上がるんだって、しらんけど。もちろん禁忌だから良い子の皆は真似しちゃダメだぞ。

そんで霊力というのが枯渇してきた年寄りの聖職者にとって僕の存在は朗報。これは奇跡だとかなんとか、ほんとかどうだか見てみよう!とこの国で一番大きな教会に連れてこられて早速検証という名の人体実験開始~パフパフ。

いやー始めは本当に死ぬかと思った。だって結晶がお腹の中にあるって気づいた聖職者たちオッケーじゃあこの魔石が不思議な力の源なんだな、よし取り出すぞ!っていきなり無理やり開腹したんだよ。儀式で捧げる羊を切るナイフでざくっ、ひどいよね。異教徒だからってここまで人間扱いしてくれないって思わなかった。麻酔も無し。魔石取ったら僕のことポイするんだもん、細かいことは気にするな、口に布突っ込まれて手足祭壇に縛り付けられてほんとに生け贄の羊扱い。メェェー。

お腹に手を突っ込んで探しても結晶は見つからなくてもちろん出血多量で死にかけた僕。このままでは憐れだって言ってくれた人がいて治癒魔法をかけてくれてお腹を閉じた。おや?また結晶の気配がする。また開腹、見つからない、また閉じるの繰り返し。どうやらお腹を開けると消えるらしいと気づくまで何度も切って開けて閉じてのスプラッタショー。

で、どうしようか、とりあえず隠し部屋で観察ってことになったんだけどまたしても異教徒なら何しても罪にあたらないっておっさんが僕を犯してきた。ご丁寧に媚薬も盛ってくれたもんだからわけわかんない状態でひぃひぃ言わされる僕。まさにモブレ!エロ同人みたいなことされまくるの卷、再び!。媚薬のおかげかどこ触られても感じまくる僕、おっさんの粗チンをぎゅうぎゅう締め上げる僕の尻穴に、この異教徒すごい具合いいっておっさん暇があれば僕を犯しまくる。で、おっさんが魔力が急に上がったことでやっぱりこいつは本物だ!となって。

ふむふむそれならばとおっさん達が奇跡を再現するために奴らの肉棒でごりごりしながら人体実験スタート。おっさん達下手くそだわ痛いわで僕プンスコ!僕の罵りをやつらが真摯に受け止めた結果結局僕のお腹の中にある魔石から魔力を取り出す一番効率的な方法は僕がセルフプレイでミルクを出すからそれを直で口内射精ごっくん。薄くなってる残り滓も潮吹くまで出して回収ってことになった。

それにしても聖職者達は僕のことを女神の愛し子だのなんだと持ち上げてるけど僕のミルクに霊力回復の機能がなくなったらどうなるんだろうね。なんでもいつかはなくなるんだから。諸行無常って言うし?そしたら解放?そんな甘くはないだろうな。僕が女神の愛し子でなくなったら彼らにとってただの異教徒。口封じしてこの教会の地下の墓の一つにでも放り込まれるんだろう。

本当にどこで間違ったんだろう。石造りのこの教会の夜の空気はいつも冷たくって僕の失敗を突きつける。臆病な僕は直接ふられることが怖くて誰にも言わずに国を逃げ出して来たからバチが当たったのかな。

あぁもう一度会いたいな。僕の初恋の人は真実の愛とやらで幸せになれたんだろうか?笑って暮らせているだろうか。王国の学園での日々を考えるとどうしてもドロドロとした嫌な気持ちになってしまうから普段は考えないようにしているのに。一人のこんな夜は。

(アーノルト様。僕はちょっと寂しいです)

明かり取りの窓から差す冴え冴えとした冬の月の光は大好きだった彼の銀の髪のよう。

*******


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