6 / 13
三王子のひそひそ話
しおりを挟む
王宮にはいくつかガラス張りの茶室があり隠れる場所がないので人払いをしてしまえば密談に最適の部屋だった。
リヒトはゲオハルトに後ろ髪を引かれつつもそのうちの一つに足早に向かった。同父母を持つ兄たちだが手放しで甘えられるほどの仲ではない、待たせたくはなかった。
普通の兄弟のようにいかないのは彼らと相対するとつい年上の叔母としての意識が出てしまうせいだろうとリヒトは自らを分析していた。また彼らも王族としての教育を受けている。それぞれ人でなしではないが甘くもない性格に育っていた。
ガラス扉の前の騎士に扉を開けさせ入室するとすでに部屋の中で茶を飲んでいた夜色の髪の二人がリヒトの方を見た。
「おまたせしてすみません」
「いや、むしろよく来れたな」
短髪でリヒトよりがっしりとした体躯の長兄エドワードが愉快そうに笑う。豪放磊落という言葉の通りの性格で叔母としてみても将来の王に相応しいのは彼だとリヒトは思っていた。
「あぁちょうど今お前は今朝は起きれないのではないかと話していたところだ。昨夜は随分と派手に楽しんでいたようだし」
耳下ほどで切りそろえられた髪を耳にかけ直しながら次兄アルベルトがリヒトに意味深な視線を投げる。穏やかで優しい次兄だが今日ばかりは普段は年下の可愛げというものから無縁のリヒトをからかう機会を逃すつもりはないらしい。学問好きで視野の広いところが彼の美点であり王国を長兄が治めるときには宰相として活躍するだろうとリヒトの中の叔母が断じる。
「まさか、恋に溺れるほど子供ではないつもりです」
鼻で笑ってリヒトも席につく。
人払いがされているのを見てリヒトは自分で茶をカップに注ぎながら涼しい顔で兄たちに向かい合った。
「その落ち着きがおそろしいよ。頬くらい染めてほしいんだがな。この前18になったばかりだったろう。だから皆お前が良い王になると推していたんだ。いや、本当にお前が王位継承を諦めてくれてよかった。私はもとから王には向かないしな。お前が兄上を推せば私を推すものは居なくなるのはわかっていた」
アルベルトはまだ兄の顔をしてさらりと言ったが三人の立場を確認するという心づもりでの言葉であったことは明白でリヒトも笑みを深くして応えた。
「兄上が賢王になられることは明白。外野が私達に争いをさせたくて色々噂をまいていたことは分かっています。兄上たちのお心を乱したことお詫び申し上げます」
リヒトはこの兄たちが甘言に乗る愚か者でなかったことに心から感謝した。残念ながら前世の弟は貴族たちの言葉の毒にやられてしまったが、この分ならばゲオハルトと二人辺境で蜜月を過ごす間心配事はないだろうと思うと自然と笑みが漏れた。
「なに、お前がゲオハルトを手に入れてくれたんだ。国内で余計なことをしようとする奴らはしばらくはでないだろう。もちろん注意を怠りはしないがな」
「父上は当分お元気でしょうし。我らで国力を高めるための種まきに専念できますね」
「あぁ、いつ帝国のような戦好きが現れるともしれん。だがどうにも騎士たちの力不足が目立つのでな。平均値をあげるためにもリヒトが考えていた訓練を実施しようと思っている。父上には許可を頂いているからお前から騎士団長たちへ今日にでも伝えてくれ」
「わかりました。このあとに愛しの君を見舞ってから騎士団へ向かいますよ」
「いとし……まぁ好みはそれぞれだからな」
エドワードは複雑そうにうなずいた。
「しかしお前はよくあいつの顔が可愛いなんて言えるよな。歳だって父上より上だろう」
アルベルトは長兄よりも意外と遠慮がないなとリヒトは認識を新たにした。小生意気な弟の弱みを握ったつもりなのか、はたまた親愛の情が増したのか。この兄の変化も今回のことで兄弟の距離が縮まったからこそだと思えば愚かな貴族たちを褒めてやってもいいかもしれないとリヒトは思う。
「兄上達が知らないだけであれは可愛く笑うのですよ。さえずりも素晴らしい。私の小鳥の素晴らしさは私だけが知っていれば良いこと」
小鳥には迷惑な話だっただろうが熱と混乱の中自分に助けを求める姿が愛らしくてならなかった。リヒトは茶と一緒にゲオハルトの頬をいますぐ赤く染めたいという欲望を飲み下した。
「のろけるな。独り身にはつらい」
面白くなさそうにエドワードが言う。
「早くお決めになればよろしいんですよ。ご令嬢方が気の毒です」
王位継承権について三兄弟での合意が取れたのだ。そろそろ次代を考えなくてはならないのは三人とも分かっていた。
「未来の王妃だぞ。そんなに簡単にいかない」
「ま、その点私は気楽です。いとこ殿たちの中から選ばせていただきますよ。あちらももう悠長にしていられないでしょうしね」
三王子が独身だったので身の振り方を決めかねていた上流貴族たちの娘たちは今頃目を剥いているに違いない。優良物件が二人まとめて消えてしまったのだ、家格が低くても年上の相手ならばなんとか売り込めるのではとゲオハルトを狙っていた中流貴族の娘たちも少なからず落胆しているだろうな、とリヒトは思った。
「皆リヒトのことを狙っていたからな。お前うらまれるんじゃないか気をつけろよ」
エドワードはアルベルトを大げさに気遣うが閨の教師や媚薬は次兄の手配でも部屋や聞き耳を立てた貴族たちは長兄の差配だったことをリヒトは知っていた。
「それを言うなら兄上もですよ。私達がお膳立てしたと気づかれたら大変ですよ」
「そうか。そうだったな。気をつけようなお互いに。可愛い弟のためとはいえ逆恨みからさされでもしたらたまらない」
ニヤリとわらうエドワードは楽しげである。アルベルトもつられて笑う。
「兄上達が楽しそうで何よりです。私はそろそろ愛しの君を見舞ってきます」
リヒトは立ち上がった。侍従には頼んできたがゲオハルトがどうしているか気になってならない。
「今日もおそったりするなよ。いくら頑健だと言ってもものには限度というものがあるからな」
「昨日使った薬はしばらく使うなよ。薬なしで溺れさせてこそ男というものだ」
「私を盛りのついた犬のように言わないでください」
冗談めかしてはいるが彼の視線が一瞬艶めいたものになったのを兄たちは見逃さなかった。
「盛りのついた権力者ほどたちの悪いものは居ないんだがなぁ」
兄たちは弟の背を見送りながら頷きあうのだった。
リヒトはゲオハルトに後ろ髪を引かれつつもそのうちの一つに足早に向かった。同父母を持つ兄たちだが手放しで甘えられるほどの仲ではない、待たせたくはなかった。
普通の兄弟のようにいかないのは彼らと相対するとつい年上の叔母としての意識が出てしまうせいだろうとリヒトは自らを分析していた。また彼らも王族としての教育を受けている。それぞれ人でなしではないが甘くもない性格に育っていた。
ガラス扉の前の騎士に扉を開けさせ入室するとすでに部屋の中で茶を飲んでいた夜色の髪の二人がリヒトの方を見た。
「おまたせしてすみません」
「いや、むしろよく来れたな」
短髪でリヒトよりがっしりとした体躯の長兄エドワードが愉快そうに笑う。豪放磊落という言葉の通りの性格で叔母としてみても将来の王に相応しいのは彼だとリヒトは思っていた。
「あぁちょうど今お前は今朝は起きれないのではないかと話していたところだ。昨夜は随分と派手に楽しんでいたようだし」
耳下ほどで切りそろえられた髪を耳にかけ直しながら次兄アルベルトがリヒトに意味深な視線を投げる。穏やかで優しい次兄だが今日ばかりは普段は年下の可愛げというものから無縁のリヒトをからかう機会を逃すつもりはないらしい。学問好きで視野の広いところが彼の美点であり王国を長兄が治めるときには宰相として活躍するだろうとリヒトの中の叔母が断じる。
「まさか、恋に溺れるほど子供ではないつもりです」
鼻で笑ってリヒトも席につく。
人払いがされているのを見てリヒトは自分で茶をカップに注ぎながら涼しい顔で兄たちに向かい合った。
「その落ち着きがおそろしいよ。頬くらい染めてほしいんだがな。この前18になったばかりだったろう。だから皆お前が良い王になると推していたんだ。いや、本当にお前が王位継承を諦めてくれてよかった。私はもとから王には向かないしな。お前が兄上を推せば私を推すものは居なくなるのはわかっていた」
アルベルトはまだ兄の顔をしてさらりと言ったが三人の立場を確認するという心づもりでの言葉であったことは明白でリヒトも笑みを深くして応えた。
「兄上が賢王になられることは明白。外野が私達に争いをさせたくて色々噂をまいていたことは分かっています。兄上たちのお心を乱したことお詫び申し上げます」
リヒトはこの兄たちが甘言に乗る愚か者でなかったことに心から感謝した。残念ながら前世の弟は貴族たちの言葉の毒にやられてしまったが、この分ならばゲオハルトと二人辺境で蜜月を過ごす間心配事はないだろうと思うと自然と笑みが漏れた。
「なに、お前がゲオハルトを手に入れてくれたんだ。国内で余計なことをしようとする奴らはしばらくはでないだろう。もちろん注意を怠りはしないがな」
「父上は当分お元気でしょうし。我らで国力を高めるための種まきに専念できますね」
「あぁ、いつ帝国のような戦好きが現れるともしれん。だがどうにも騎士たちの力不足が目立つのでな。平均値をあげるためにもリヒトが考えていた訓練を実施しようと思っている。父上には許可を頂いているからお前から騎士団長たちへ今日にでも伝えてくれ」
「わかりました。このあとに愛しの君を見舞ってから騎士団へ向かいますよ」
「いとし……まぁ好みはそれぞれだからな」
エドワードは複雑そうにうなずいた。
「しかしお前はよくあいつの顔が可愛いなんて言えるよな。歳だって父上より上だろう」
アルベルトは長兄よりも意外と遠慮がないなとリヒトは認識を新たにした。小生意気な弟の弱みを握ったつもりなのか、はたまた親愛の情が増したのか。この兄の変化も今回のことで兄弟の距離が縮まったからこそだと思えば愚かな貴族たちを褒めてやってもいいかもしれないとリヒトは思う。
「兄上達が知らないだけであれは可愛く笑うのですよ。さえずりも素晴らしい。私の小鳥の素晴らしさは私だけが知っていれば良いこと」
小鳥には迷惑な話だっただろうが熱と混乱の中自分に助けを求める姿が愛らしくてならなかった。リヒトは茶と一緒にゲオハルトの頬をいますぐ赤く染めたいという欲望を飲み下した。
「のろけるな。独り身にはつらい」
面白くなさそうにエドワードが言う。
「早くお決めになればよろしいんですよ。ご令嬢方が気の毒です」
王位継承権について三兄弟での合意が取れたのだ。そろそろ次代を考えなくてはならないのは三人とも分かっていた。
「未来の王妃だぞ。そんなに簡単にいかない」
「ま、その点私は気楽です。いとこ殿たちの中から選ばせていただきますよ。あちらももう悠長にしていられないでしょうしね」
三王子が独身だったので身の振り方を決めかねていた上流貴族たちの娘たちは今頃目を剥いているに違いない。優良物件が二人まとめて消えてしまったのだ、家格が低くても年上の相手ならばなんとか売り込めるのではとゲオハルトを狙っていた中流貴族の娘たちも少なからず落胆しているだろうな、とリヒトは思った。
「皆リヒトのことを狙っていたからな。お前うらまれるんじゃないか気をつけろよ」
エドワードはアルベルトを大げさに気遣うが閨の教師や媚薬は次兄の手配でも部屋や聞き耳を立てた貴族たちは長兄の差配だったことをリヒトは知っていた。
「それを言うなら兄上もですよ。私達がお膳立てしたと気づかれたら大変ですよ」
「そうか。そうだったな。気をつけようなお互いに。可愛い弟のためとはいえ逆恨みからさされでもしたらたまらない」
ニヤリとわらうエドワードは楽しげである。アルベルトもつられて笑う。
「兄上達が楽しそうで何よりです。私はそろそろ愛しの君を見舞ってきます」
リヒトは立ち上がった。侍従には頼んできたがゲオハルトがどうしているか気になってならない。
「今日もおそったりするなよ。いくら頑健だと言ってもものには限度というものがあるからな」
「昨日使った薬はしばらく使うなよ。薬なしで溺れさせてこそ男というものだ」
「私を盛りのついた犬のように言わないでください」
冗談めかしてはいるが彼の視線が一瞬艶めいたものになったのを兄たちは見逃さなかった。
「盛りのついた権力者ほどたちの悪いものは居ないんだがなぁ」
兄たちは弟の背を見送りながら頷きあうのだった。
22
お気に入りに追加
130
あなたにおすすめの小説
王子様の愛が重たくて頭が痛い。
しろみ
BL
「家族が穏やかに暮らせて、平穏な日常が送れるのなら何でもいい」
前世の記憶が断片的に残ってる遼には“王子様”のような幼馴染がいる。花のような美少年である幼馴染は遼にとって悩みの種だった。幼馴染にべったりされ過ぎて恋人ができても長続きしないのだ。次こそは!と意気込んだ日のことだったーー
距離感がバグってる男の子たちのお話。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
おっさん部隊長のマッサージ係になってしまった新米騎士は好奇心でやらかした
きよひ
BL
新米騎士×ベテランのおっさん騎士
ある国の新米騎士フリシェスは、直属の上司である第一部隊長アルターのマッサージ係として毎日部屋に通っている。
どうして毎日おっさんのマッサージなんてしなければならないんだろうとゲンナリしていたある日、男同士の性欲処理の話を聞いたフリシェスはどうしても試したくなってしまい......?
高い声で喘いでいる若い騎士の方が攻め。
カエルが潰れたような声を出して余裕があるおっさんの方が受けです。
※全三話
周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語
隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する
知世
BL
大輝は悩んでいた。
完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。
自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは?
自分は聖の邪魔なのでは?
ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。
幼なじみ離れをしよう、と。
一方で、聖もまた、悩んでいた。
彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。
自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。
心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。
大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。
だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。
それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。
小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました)
受けと攻め、交互に視点が変わります。
受けは現在、攻めは過去から現在の話です。
拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。
僕のお兄様がヤンデレなんて聞いてない
ふわりんしず。
BL
『僕…攻略対象者の弟だ』
気付いた時には犯されていました。
あなたはこの世界を攻略
▷する
しない
hotランキング
8/17→63位!!!から48位獲得!!
8/18→41位!!→33位から28位!
8/19→26位
人気ランキング
8/17→157位!!!から141位獲得しました!
8/18→127位!!!から117位獲得
イケメン変態王子様が、嫌われ者の好色暴君王にドスケベ雄交尾♡で求婚する話
嶋紀之/サークル「黒薔薇。」
BL
他国の王様に惚れた変態王子様が、嫌われ者でヤリチンのおっさん国王を、ラブハメ雄交尾♡でメス堕ちさせて求婚する話。
ハイテンションで人の話を聞かない変態攻めが、バリタチだった受けを成り行きでメス堕ちさせちゃうアホエロです。
・体臭描写
・デブ専描写
・受けが攻めに顔面騎乗&アナル舐め強要
・受けのチンカス・包茎描写
・マジカルチンポ/即堕ち
などの要素が含まれます。
ノンケ向けエロでたまに見る、「女にケツ穴舐めさせる竿役」ってメス堕ち適正高いよな……ガチデブ竿役が即オチするとこが見たいな……って思ったので書きました。
攻め…アホでスケベな変態青年。顔だけはイケメン。デブ専、臭いフェチ、ヨゴレ好きのド変態。
受け…バリタチの竿役系ガチデブおっさん。ハゲでデブで強面、体臭もキツい嫌われ者だが、金や権力で言いなりにした相手を無理矢理抱いていた。快楽にクッソ弱い。
試験的に連載形式にしていますが、完結まで執筆済。全7話、毎日18時に予約投稿済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる