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マッサージの続きをしよう

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 ベッドに仰向けになり万歳した状態で、拘束された手首。
 鎖がポールに引っ掛けられているから、ほとんど腕を動かすことができない。

「花……ベビードール姿が淫らで、可愛いすぎ……このリボンも、ほどくのがもったいないくらい」

 創一郎さんは名残惜しそうにひとつずつ、ベビードールの肩リボンと胸の谷間のリボンを、つ――ッと引っ張って解いていく。

「ゃ……ぁ……見ちゃ、ぃゃ」
「ああ、恥ずかしがってる姿も、すごく可愛い。安心して、脱がさないから」

 創一郎さんが優しく頭を撫でてくれたけれど、真っ赤になっているであろう顔を見られたくなくて、プイッと横を向いた。
 その拍子にお腹に垂らされたローションが、とろぅ……と脇腹を這うように流れ落ちる。

「ッ……ん……」

 くすぐったくて悶えるように身体を捩ると、頭の上の方でカチャカチャと鎖が擦れる音がした。

「でもほら、動くと服が乱れるから、あまり動かない方がいいよ」

 そう言われて、ピタッと動くのを我慢する。

「花、どこからマッサージしてほしい?」

 ベビードールの上から胸の先端をクルクルと人差し指で弄りながら、創一郎さんが聞いてくる。

「ぁあッ! ゃ……ダメぇ!」

 身体を捩った拍子にベビードールがハラリとはだけて、弄られていない方の胸が露わになった。

 やだぁ、胸が、胸が、創一郎さんに、見られちゃう……。

 手で隠すことができない状況に、羞恥心が煽られて身体の奥がムズムズする。

「そうだ、さっきは脚をマッサージできなかったから、まずは脚からかな」

 創一郎さんに内腿を触られて、ピクリと脚が震えた。

「んー、でも、今日は花にたくさん気持ちよくなってもらいたいから」

 私の足元の方で何かを拾うように創一郎さんが体を屈めると、ヴヴヴヴッと聞き覚えのある振動音が響く。

「これも、使おうか?」

 身体を起こした創一郎さんが、悪戯っぽく笑う。
 創一郎さんが手にしているモノを見て……ブンブンッと首を横に振る。

 手に持っていたのは、見た目は可愛いのに凶暴な『ろぉたぁ』と、ん? ハンカチ??

「心配しないで大丈夫だよ。ハンカチを当てれば、刺激が弱まるから」

 そう言いながら創一郎さんは、一度ブワッと広げてから二回折ったハンカチを私のショーツにスッと差し込んだ。

「だめ、ゃ、めて、変、に、なる、から」

 獰猛な刺激を与えられる前に逃げたしたくて、手首の鎖をカチャカチャ鳴らしながら創一郎さんに訴える。

「どんな姿でも、知りたい。全部見せてほしい」

 創一郎さんは『ろぉたぁ』のスイッチを入れ、ショーツのクロッチを少し持ち上げるとハンカチの上から陰核にあてる。
 『ろぉたぁ』はハンカチとショーツの間に挟まれて固定され、敏感な陰核をヴヴヴヴと優しく刺激し始めた。
 折り畳まれたハンカチを通して伝わる振動は、強すぎず弱すぎず、絶妙な強さで私の興奮を少しずつ高めていく。

「はぅ、ぁ……ン……ゃ……」
「花、ハンカチは濡らさないように気を付けて。仕事で使う時に、花の淫らな姿を思い出しちゃうから」

 耳元で甘く低い声で囁くなんてずるい。恥ずかしい穴がじゅわぁ、と潤んでしまったのが自分でも分かった。

 創一郎さんはローションを手に取り、手のひらを擦りあわせてから私の足裏の方へ移動する。
 そして親指で私の足の裏を少し押しながら、ヌル……と指を滑らせた。

「ん……ンぅ……」

 足だけだったら、普通にマッサージとして気持ちいい。
 でも……『ろぉたぁ』の優しい刺激も、なんだか気持ち、良くて。

 創一郎さんの指が、足裏だけではなく足の指の間までヌルヌルと撫でていく。
 指の間をヌルヌルと擦られるのって、なんか、ぞわぞわして、お尻が浮くような、変な気分。
 熱が出てきたかのように、自分の呼吸が熱く感じられるのはどうしてだろう。

「ッ!?」

 突然与えられた、指ではないヌルンとした感触に身体がピクンと揺れる。
 足元を見ると、まるでお腹を空かせて哺乳瓶にしゃぶりつく赤ちゃんのように、創一郎さんが舌を覗かせながら私の足の指を咥えていた。

 あ、なんか、可愛い、好き……、あ……気持ち、イイ……。

 ちゅぶ、ちゅば、と私の耳を刺激しながら指をしゃぶっていたかと思うと、レロレロと舌先を使って指の付け根を刺激する。

 その情景はとても背徳的で、身体の奥がジュクジュクして恥ずかしいのに、目が逸らせない。
 チラ……と上目遣いで私を見た創一郎さんと、目が合ってしまった。
 その瞬間、きゅぅんと身体の芯が切なく疼く。

「ダ、メ……汚い、から……ぁ……」

 足の指の間で創一郎さんの舌が蠢くたびに、身体がピクピクと震えてしまう。
 顔が火照って、熱い。

「花の身体、美味しいから食べ尽くしたい。それに、そんな表情されたらやめられないし」

 足の指を丁寧に舐め終えると、創一郎さんの手と唇はマッサージとキスを繰り返しながらふくらはぎ、太腿へと徐々に上がってくる。

「そろそろ、この刺激じゃ物足りない頃かな?」

 太腿を揉んでいた創一郎さんの手が、スッと私のショーツからハンカチと『ろぉたぁ』を引き抜いた。
 自分の恥ずかしい所が、突然失った甘い刺激を求めてヒクヒクと動いているのが分かる。
 私の身体って、変なのかな……。

 創一郎さんがハンカチを広げてからまた私のショーツに戻した。
 再びショーツの中に入れられたハンカチは、少しヒヤッとしている。
 ハンカチ、濡らしちゃった……。
 ショーツに入りきらないハンカチが、はみ出ている様子はなんだかだらしがなくて、恥ずかしい。

「今日はたくさん気持ちよくなって」

 そう言うと創一郎さんは、唇を重ね舌を絡めて蕩けるようなキスをしながら、『ろぉたぁ』をハンカチの上から陰核に当てた。

 あ、さっきよりも、振動が、強い……

「……んン、ふぅ……ぁ……んぅ……」 

 自然と膝を擦りあわせてしまう。

「ああ、ダメだよ、花。そんな風に動いたらローターがずれちゃう」

 私の両膝を、創一郎さんの右腕が脇に抱えるようにして固定する。
 両膝を抱えた状態で、創一郎さんは左手を伸ばすと『ろぉたぁ』を私の一番敏感な場所に移動した。

 ヴヴヴヴッと『ろぉたぁ』に陰核を刺激させたまま私の両脚を手で押し広げると、太腿が浮かないように少し押さえつけながら、両脚の内側を揉んでいく。
 
「ぁあ、ァ、ぁ、ァん、ぁあッ、ンんッ」

 脚ッ広げたまま、押さえちゃ、イヤッ! お願い、『ろぉたぁ』どけてぇ、変に、なっちゃ、う……

「恥ずかしい格好なのに、気持ちよさそうだね、花」

 なぜか嬉しそうな、創一郎さんの声。
 創一郎さんの親指が、足の付け根のきわどい所をヌルヌルと擦る。

 ヌルヌルと刺激されるだけでも身体を捩ってしまうくらい気持ちいいのにッ、『ろぉたぁ』が陰核を虐め続けるからッ、ぁあッ!

 身体の奥の方が、きゅぅぅぅと収縮してくるような感じが、した。

 腰が浮いて、刺激に悶えて、ベビードールがはだけて胸が揺れる。
 でももう、そんな事を気にしている余裕なんて、無い。

「んんッ、ゃ、ぃ、ゃ、ぁあ、あ、ンッ、ああン!んッ……」

 創一郎さんの指がヌルンッと滑ってハンカチの下の陰核をむにゅ、と押し潰した瞬間、ビクッビクンと身体が揺れた。
 私の頬を撫でながら切なそうに微笑むと、創一郎さんは私の首に顔をうずめて呼吸を整えるように深呼吸をする。

「エッチな花の姿、可愛すぎて、俺も、もぅ、なんか……」

 




 何度か深呼吸を繰り返した後ゆっくりと身体を起こした創一郎さんは、私の胸の谷間からお臍の方へ向かってつーッと指を滑らせていく。
 イッたばかりで身体が敏感になっているのか、電気が走ったようにピクピクと震えてしまう。

 創一郎さんの指はお臍を通り過ぎると、ショーツの上から『ろぉたぁ』をくッと陰核に押しつけた。

「!!!!ッ!!!!」

 ビクンッと身体が跳ねる。
 創一郎さんがフッと笑った。

「可愛い反応。花、次は今指で撫でた辺りのマッサージをするよ。とろとろに蕩けるくらい気持ちよくなってもらえると良いんだけど……」

 これ以上はダメです、創一郎さん、私もう、すでに、蕩けちゃってますから……。
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