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薔薇の小瓶
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その小瓶は、液体が入っているところが薔薇の花の形をしていて、その薔薇の花は薄ピンクのガラスでできていた。
透きとおったピンクの花は、中の液体が揺れるたびにキラキラと輝いて光を反射し、同じ表情は二度とみせない。
「きれいな瓶ですね」
「よかった。うちで直接扱っている商品は、質はもちろん見た目も重視しているから」
創一郎さんは、私には読めないフランス語で書かれた書類に目をとおす。
「香水って、つけるの耳の後ろとかですか?」
「これには耳は書いてないな。花、ソファに座ってもらってもいい?」
言われたとおりにソファに座る。
創一郎さんは私の足元の床に片膝をついて座ったから、ちょこっと見下ろす感じでなんだか不思議。
「手、出して」
創一郎さんが差し出した手に、そっと手を重ねると、彼は私の手の甲に流れるような所作で触れるか触れないかのキスをした。
ふぁ、まるでお姫様のような扱い。
慣れない甘い状況に、心臓が破裂しそうなくらいドキドキしている。
「まずは、手首」
シュッと創一郎さんが香水をひと吹きかけてくれる。
ふわっと広がるほんのり甘い匂い。
ベリー系? かな。
あ、でもそれだけじゃない……
あとからくる、少し頭がとろん、とするような不思議な香り
? 何の香りだろう?
創一郎さんが私の手を自分の口元へもっていく。
「ちょっと花には大人っぽすぎるかな」
む、また子ども扱い。
「次は、膝の裏」
創一郎さんが言ったその言葉に、思わずふたりで顔を見合わせてしまった。
今日の私の服装は、ちょっと長めのベージュのチュニックワンピースと、ピッタリとしたデニムのスキニー。
「裾を捲ってもらう……のは無理かな?」
「そう、ですね。膝までは捲れないかも」
「それなら、膝裏はまた今度にしよう」
あ、また。私のせいで迷惑かけちゃう。
創一郎さん、忙しいんだから、できることはできる時にしておかないと。
「大丈夫です。このチュニック長いし、スキニー脱いでもワンピースとして着られるので」
このチュニックはワンピースとしても着られる2wayタイプだから、スキニーを脱いでしまっても全く問題ない。
私がチュニックの裾に手を入れてスキニーを脱ぎ始めると、「へ、は、ぬ?」と言って創一郎さんはぐぃんと後ろを向き目に手をあてた。
脱いだスキニーをソファの端にかけ、改めてソファにポスッと座る。
「花、もう大丈夫?」
「? 大丈夫、ですよ」
創一郎さんは、ソファに置いてあったブランケットを手にすると、広げながら私の足にかけてくれた。
「膝から下だけ、出せる?」
ブランケットを少しずつ上げて、膝が見えたところで止める。
創一郎さんは、大切なものを扱うようにそぅっと私の両ふくらはぎに触れ、膝がソファから浮くように軽く持ち上げた。
シュッとひと吹きされた瞬間、膝裏がヒヤリとして足がビクッと震えた。
その足を創一郎さんがじっと見つめている。
そ、んなに、見られる、と、恥ずかしい、ですよ、創一郎さん。
創一郎さんは先ほど手の甲にしたように、スッと顔を近づけて、私の膝にキスをした。
そしてそのまま、レロ……と舌を出す。
「ひゃぅ」
まるで脚気の検査のように足がビクンと跳ね、お腹の奥がゾクリとした。
「あ、ごめ、なさい。創一郎さん、顔に足、当たってないですか?」
「ん、大丈夫。こっちこそ、ごめん」
そっと私の足をおろした創一郎さんは、フランス語で書かれた紙に目を落とす。
どうして、あんなことしたんだろう。な、舐めるなんて。
香水って使ったことがないから分からないけど、口に入れても害がないかの確認? それとも味の確認とか? 何かその紙に書いてあったの?
「最後は、腰の左右にだって」
なんだか、聞きそびれてしまった。
でも、創一郎さんのことだから、きっと何か紙に書いてあるとおりに……しただけだよね。
最後は腰、か……腰!?
さっき、スキニー脱いじゃった。どうしよう、もう一度穿いた方がいいの、かな?
「花、ソファに横になろうか」
あ、そうか、ブランケットをかけてもらったから、横になれば下着も見えないし、恥ずかしくない。
お腹痛い時の、病院での診察みたいなもの。
腰から下にブランケットをかけて、ソファの上に寝転ぶ。
そのままチュニックを捲り上げて、腰のあたりが見えるようにする。
ち、違う……。うぅ、知らなかった。
病院での診察が恥ずかしくないのは、お医者さんのことを何とも思ってないからであって。
好きな人に見られるのは、たとえお腹だけであっても、羞恥心で心臓が破裂しそうな気分になる。
しかもブランケットの下はショーツだけ、だから、な、なんか心許ない、というか、ソワソワする、というか……。
創一郎さんが思慮深げに、肌が露わになった私のお腹をじっと見ている。
「さっき足見ても思ったけど、花ってきれいな肌してるね」
ダメダメダメ、そんなに見ないでください。
もう一思いにシュッとして、終わらせましょう。
「あぁ、ごめんごめん、これじゃまるでセクハラだ」
創一郎さんなら、セクハラに感じない女性が多い気がします。
あぁでも、セクハラは絶対ダメです。会社の女性とか知り合いの女性とか家の外では絶対絶対ダメです。社会的に大問題になります。
……あっ。
「創一郎さんが他所で女の人の足見てセクハラしなくて済むように、私、家ではスキニー穿かないようにするので、家の中だけでセクハラしてください」
ごふぉごほっと、創一郎さんが咳き込む。
そして咳が止まると、熱のある子を宥めるように、大きな手で私のおでこをゆっくりと撫でた。
「腰は左右に1回ずつ、か。……花、かけてもいい?」
頷くと、シュッシュッと連続して吹きかけられた。
「んッ、ン」
腰の左右への連続したヒヤリとする感触に、思わず身体をよじらせてしまう。
創一郎さんは、そんな私の様子を観察するようにじっと見つめたあと、ゆっくりと私の臍に顔を近づけた。
彼の前髪が、サラリと私の肌を擽る。
そして臍の穴で円を描くように、ぬりゅんとした生温かい感触。
「ひゃぁン」
慌てて顔をあげると、悪戯っ子があかんべえをするように、創一郎さんがちょっとだけお道化た表情をしていた。
「ん、味見」
も、もう、紙に何が書いてあるか分からないから、心臓に悪い。
創一郎さんのことだからたぶん書いてある通りに、匂いとか味とか確かめてるだけですよね。
……でもなんでだろう、私、もう少しして欲しかったって思ってる。
「花、今日はお風呂入る前につけたけど、この香水、本当は夜寝る時につけるものみたいだから、明日からはそうしよう」
へぇ、香水ってお出かけする時につけるものだと思ってた。
色々な香水があるんですね。安眠効果のアロマみたいなもの、かな?
透きとおったピンクの花は、中の液体が揺れるたびにキラキラと輝いて光を反射し、同じ表情は二度とみせない。
「きれいな瓶ですね」
「よかった。うちで直接扱っている商品は、質はもちろん見た目も重視しているから」
創一郎さんは、私には読めないフランス語で書かれた書類に目をとおす。
「香水って、つけるの耳の後ろとかですか?」
「これには耳は書いてないな。花、ソファに座ってもらってもいい?」
言われたとおりにソファに座る。
創一郎さんは私の足元の床に片膝をついて座ったから、ちょこっと見下ろす感じでなんだか不思議。
「手、出して」
創一郎さんが差し出した手に、そっと手を重ねると、彼は私の手の甲に流れるような所作で触れるか触れないかのキスをした。
ふぁ、まるでお姫様のような扱い。
慣れない甘い状況に、心臓が破裂しそうなくらいドキドキしている。
「まずは、手首」
シュッと創一郎さんが香水をひと吹きかけてくれる。
ふわっと広がるほんのり甘い匂い。
ベリー系? かな。
あ、でもそれだけじゃない……
あとからくる、少し頭がとろん、とするような不思議な香り
? 何の香りだろう?
創一郎さんが私の手を自分の口元へもっていく。
「ちょっと花には大人っぽすぎるかな」
む、また子ども扱い。
「次は、膝の裏」
創一郎さんが言ったその言葉に、思わずふたりで顔を見合わせてしまった。
今日の私の服装は、ちょっと長めのベージュのチュニックワンピースと、ピッタリとしたデニムのスキニー。
「裾を捲ってもらう……のは無理かな?」
「そう、ですね。膝までは捲れないかも」
「それなら、膝裏はまた今度にしよう」
あ、また。私のせいで迷惑かけちゃう。
創一郎さん、忙しいんだから、できることはできる時にしておかないと。
「大丈夫です。このチュニック長いし、スキニー脱いでもワンピースとして着られるので」
このチュニックはワンピースとしても着られる2wayタイプだから、スキニーを脱いでしまっても全く問題ない。
私がチュニックの裾に手を入れてスキニーを脱ぎ始めると、「へ、は、ぬ?」と言って創一郎さんはぐぃんと後ろを向き目に手をあてた。
脱いだスキニーをソファの端にかけ、改めてソファにポスッと座る。
「花、もう大丈夫?」
「? 大丈夫、ですよ」
創一郎さんは、ソファに置いてあったブランケットを手にすると、広げながら私の足にかけてくれた。
「膝から下だけ、出せる?」
ブランケットを少しずつ上げて、膝が見えたところで止める。
創一郎さんは、大切なものを扱うようにそぅっと私の両ふくらはぎに触れ、膝がソファから浮くように軽く持ち上げた。
シュッとひと吹きされた瞬間、膝裏がヒヤリとして足がビクッと震えた。
その足を創一郎さんがじっと見つめている。
そ、んなに、見られる、と、恥ずかしい、ですよ、創一郎さん。
創一郎さんは先ほど手の甲にしたように、スッと顔を近づけて、私の膝にキスをした。
そしてそのまま、レロ……と舌を出す。
「ひゃぅ」
まるで脚気の検査のように足がビクンと跳ね、お腹の奥がゾクリとした。
「あ、ごめ、なさい。創一郎さん、顔に足、当たってないですか?」
「ん、大丈夫。こっちこそ、ごめん」
そっと私の足をおろした創一郎さんは、フランス語で書かれた紙に目を落とす。
どうして、あんなことしたんだろう。な、舐めるなんて。
香水って使ったことがないから分からないけど、口に入れても害がないかの確認? それとも味の確認とか? 何かその紙に書いてあったの?
「最後は、腰の左右にだって」
なんだか、聞きそびれてしまった。
でも、創一郎さんのことだから、きっと何か紙に書いてあるとおりに……しただけだよね。
最後は腰、か……腰!?
さっき、スキニー脱いじゃった。どうしよう、もう一度穿いた方がいいの、かな?
「花、ソファに横になろうか」
あ、そうか、ブランケットをかけてもらったから、横になれば下着も見えないし、恥ずかしくない。
お腹痛い時の、病院での診察みたいなもの。
腰から下にブランケットをかけて、ソファの上に寝転ぶ。
そのままチュニックを捲り上げて、腰のあたりが見えるようにする。
ち、違う……。うぅ、知らなかった。
病院での診察が恥ずかしくないのは、お医者さんのことを何とも思ってないからであって。
好きな人に見られるのは、たとえお腹だけであっても、羞恥心で心臓が破裂しそうな気分になる。
しかもブランケットの下はショーツだけ、だから、な、なんか心許ない、というか、ソワソワする、というか……。
創一郎さんが思慮深げに、肌が露わになった私のお腹をじっと見ている。
「さっき足見ても思ったけど、花ってきれいな肌してるね」
ダメダメダメ、そんなに見ないでください。
もう一思いにシュッとして、終わらせましょう。
「あぁ、ごめんごめん、これじゃまるでセクハラだ」
創一郎さんなら、セクハラに感じない女性が多い気がします。
あぁでも、セクハラは絶対ダメです。会社の女性とか知り合いの女性とか家の外では絶対絶対ダメです。社会的に大問題になります。
……あっ。
「創一郎さんが他所で女の人の足見てセクハラしなくて済むように、私、家ではスキニー穿かないようにするので、家の中だけでセクハラしてください」
ごふぉごほっと、創一郎さんが咳き込む。
そして咳が止まると、熱のある子を宥めるように、大きな手で私のおでこをゆっくりと撫でた。
「腰は左右に1回ずつ、か。……花、かけてもいい?」
頷くと、シュッシュッと連続して吹きかけられた。
「んッ、ン」
腰の左右への連続したヒヤリとする感触に、思わず身体をよじらせてしまう。
創一郎さんは、そんな私の様子を観察するようにじっと見つめたあと、ゆっくりと私の臍に顔を近づけた。
彼の前髪が、サラリと私の肌を擽る。
そして臍の穴で円を描くように、ぬりゅんとした生温かい感触。
「ひゃぁン」
慌てて顔をあげると、悪戯っ子があかんべえをするように、創一郎さんがちょっとだけお道化た表情をしていた。
「ん、味見」
も、もう、紙に何が書いてあるか分からないから、心臓に悪い。
創一郎さんのことだからたぶん書いてある通りに、匂いとか味とか確かめてるだけですよね。
……でもなんでだろう、私、もう少しして欲しかったって思ってる。
「花、今日はお風呂入る前につけたけど、この香水、本当は夜寝る時につけるものみたいだから、明日からはそうしよう」
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