16 / 16
おまけの話(らぶえっち本番編3)
しおりを挟む
快楽を知ってしまった穴の入口が、何かを誘うようにヒクヒクと震えている。
誘いを察したゆう君の硬くて熱くて太いのが、ゆっくりと私の穴に侵入してきた。
初めて貫かれた時のような勢いや痛みは無い。
圧迫感で私の身体が緊張するたびに、優しいキスや淫らなキスで緊張を解される。
トン、と一番奥を突かれた時には、緊張による身体の強張りはすっかり無くなっていた。
それどころか、むしろ気持ちいい。
「陽奈……」
ゆう君に、ぎゅッと身体を抱きしめられる。
「気持ち、よすぎ。ごめんな、陽奈は痛いのに」
「ゆう君……私も、気持ちいい……」
「っ!」
「ァンッ」
私のナカで、硬くて熱くて太いゆう君のにググッと力が入り大きくなったような気がした。
「陽奈、あんまり可愛いこと言わないで。俺、すぐにダメになりそう」
普段しっかりしているゆう君が、ダメに?
「ゆう君がダメになるところ、たくさん見せて」
「っ、だからそうやって可愛く煽らないでっ」
「え、あっ、んんッ」
ゆう君の硬くて熱くて太いのが、ズチュ……と音を立てながら私のナカの壁を擦り始めた。
すぐにダメになりそうって、ゆう君は言ってたのに。
奥の方をズンズン突かれて目の前がチカチカしてしまった私には、ダメになったゆう君を見る余裕が全然ない。
ゆう君が小さく呻いた直後にお腹の奥が熱くなった瞬間、幸福感に包まれて涙が零れたことだけは辛うじて憶えている。
「服、着ないと……」
くたくたの身体に鞭打って起きようとした、のに。
ゆう君の腕に包まれて身体を閉じ込められてしまった。
まるで、腕枕をされながら抱きしめられているように。
「疲れただろ、このまま少し寝たら。ディナーの時間には間に合うように起こすから」
小さな子どもを寝かしつけるように私の頭を撫でて、ゆう君はまた私を甘やかそうとする。
でもね、ゆう君。
婚姻届を出す記念の日だから、と言って事前にゆう君が予約してくれたレストランに間に合えばいいだけじゃなくて……
「かのこおばさん達がいつ帰ってくるか分からないでしょ?」
義父母が帰ってきた時に裸でいるわけにはいかない。
「大丈夫、今日は佐藤さんの家に行ってるから。あの家に行くと少なくとも夜8時までは帰って来ない」
――あれ?
「ゆう君、いつ親が帰ってくるか分からないから、声抑えてって言ってたよね」
悪戯っぽい表情で、ゆう君が笑った。
「ごめんな、陽奈が可愛くて、つい」
いつ帰ってくるか分からないって、嘘だったの!?
自分が嘘つかれるのは大嫌いなくせに!?
ぷぅと思いきり頬を膨らませる。
私は怒っているぞと、ゆう君を威嚇するように。
「陽奈、可愛い」
ゆう君は嬉しそうに目を細めて、私の事をギュッと抱きしめた。
今のが可愛いって、ゆう君、なぜ!?
ゆう君は、可愛いの基準が特殊なのかな。
ずっと好きだったゆう君から可愛いとたくさん言われて結婚できるなんて。
人生って、本当に何が起こるかわからない。
座薬を自分でお尻に挿入しようとしていたら、初恋の幼馴染に「大丈夫?」と声をかけられ末永く溺愛されました。
【完】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【あとがき】
最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
なんだかおまけのさらにおまけの話が一番長くなってしまい恐縮です……。
この話の他にもいくつか小説を投稿していますので、もしよかったら作者名「弓はあと」で検索してみてください。
お時間がありましたら閲覧していただけると嬉しいです。
今後もどうぞ末永くよろしくお願いいたします♪
誘いを察したゆう君の硬くて熱くて太いのが、ゆっくりと私の穴に侵入してきた。
初めて貫かれた時のような勢いや痛みは無い。
圧迫感で私の身体が緊張するたびに、優しいキスや淫らなキスで緊張を解される。
トン、と一番奥を突かれた時には、緊張による身体の強張りはすっかり無くなっていた。
それどころか、むしろ気持ちいい。
「陽奈……」
ゆう君に、ぎゅッと身体を抱きしめられる。
「気持ち、よすぎ。ごめんな、陽奈は痛いのに」
「ゆう君……私も、気持ちいい……」
「っ!」
「ァンッ」
私のナカで、硬くて熱くて太いゆう君のにググッと力が入り大きくなったような気がした。
「陽奈、あんまり可愛いこと言わないで。俺、すぐにダメになりそう」
普段しっかりしているゆう君が、ダメに?
「ゆう君がダメになるところ、たくさん見せて」
「っ、だからそうやって可愛く煽らないでっ」
「え、あっ、んんッ」
ゆう君の硬くて熱くて太いのが、ズチュ……と音を立てながら私のナカの壁を擦り始めた。
すぐにダメになりそうって、ゆう君は言ってたのに。
奥の方をズンズン突かれて目の前がチカチカしてしまった私には、ダメになったゆう君を見る余裕が全然ない。
ゆう君が小さく呻いた直後にお腹の奥が熱くなった瞬間、幸福感に包まれて涙が零れたことだけは辛うじて憶えている。
「服、着ないと……」
くたくたの身体に鞭打って起きようとした、のに。
ゆう君の腕に包まれて身体を閉じ込められてしまった。
まるで、腕枕をされながら抱きしめられているように。
「疲れただろ、このまま少し寝たら。ディナーの時間には間に合うように起こすから」
小さな子どもを寝かしつけるように私の頭を撫でて、ゆう君はまた私を甘やかそうとする。
でもね、ゆう君。
婚姻届を出す記念の日だから、と言って事前にゆう君が予約してくれたレストランに間に合えばいいだけじゃなくて……
「かのこおばさん達がいつ帰ってくるか分からないでしょ?」
義父母が帰ってきた時に裸でいるわけにはいかない。
「大丈夫、今日は佐藤さんの家に行ってるから。あの家に行くと少なくとも夜8時までは帰って来ない」
――あれ?
「ゆう君、いつ親が帰ってくるか分からないから、声抑えてって言ってたよね」
悪戯っぽい表情で、ゆう君が笑った。
「ごめんな、陽奈が可愛くて、つい」
いつ帰ってくるか分からないって、嘘だったの!?
自分が嘘つかれるのは大嫌いなくせに!?
ぷぅと思いきり頬を膨らませる。
私は怒っているぞと、ゆう君を威嚇するように。
「陽奈、可愛い」
ゆう君は嬉しそうに目を細めて、私の事をギュッと抱きしめた。
今のが可愛いって、ゆう君、なぜ!?
ゆう君は、可愛いの基準が特殊なのかな。
ずっと好きだったゆう君から可愛いとたくさん言われて結婚できるなんて。
人生って、本当に何が起こるかわからない。
座薬を自分でお尻に挿入しようとしていたら、初恋の幼馴染に「大丈夫?」と声をかけられ末永く溺愛されました。
【完】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【あとがき】
最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
なんだかおまけのさらにおまけの話が一番長くなってしまい恐縮です……。
この話の他にもいくつか小説を投稿していますので、もしよかったら作者名「弓はあと」で検索してみてください。
お時間がありましたら閲覧していただけると嬉しいです。
今後もどうぞ末永くよろしくお願いいたします♪
34
お気に入りに追加
830
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(13件)
あなたにおすすめの小説
社長はお隣の幼馴染を溺愛している
椿蛍
恋愛
【改稿】2023.5.13
【初出】2020.9.17
倉地志茉(くらちしま)は両親を交通事故で亡くし、天涯孤独の身の上だった。
そのせいか、厭世的で静かな田舎暮らしに憧れている。
大企業沖重グループの経理課に務め、平和な日々を送っていたのだが、4月から新しい社長が来ると言う。
その社長というのはお隣のお屋敷に住む仁礼木要人(にれきかなめ)だった。
要人の家は大病院を経営しており、要人の両親は貧乏で身寄りのない志茉のことをよく思っていない。
志茉も気づいており、距離を置かなくてはならないと考え、何度か要人の申し出を断っている。
けれど、要人はそう思っておらず、志茉に冷たくされても離れる気はない。
社長となった要人は親会社の宮ノ入グループ会長から、婚約者の女性、扇田愛弓(おおぎだあゆみ)を紹介され―――
★宮ノ入シリーズ第4弾
一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。
青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。
その肩書きに恐れをなして逃げた朝。
もう関わらない。そう決めたのに。
それから一ヶ月後。
「鮎原さん、ですよね?」
「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」
「僕と、結婚してくれませんか」
あの一夜から、溺愛が始まりました。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
年上幼馴染の一途な執着愛
青花美来
恋愛
二股をかけられた挙句フラれた夕姫は、ある年の大晦日に兄の親友であり幼馴染の日向と再会した。
一途すぎるほどに一途な日向との、身体の関係から始まる溺愛ラブストーリー。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
弓はあと様~💖
一気に読みました🥰
全く予想外の始まり方で、恥ずかしさしかない状況から甘エロまでどんどん進んでいくのが面白かったです😆
弓はあと様のR18シーンの描写好きです💞💞💞
ヒロインがどんな恥ずかし状況になっているのかがよく分かって、エロい(’-’*)♪
たまりません😍😍😍
鍋様
こちらのお話も読んでくださり、本当にありがとうございます!
いまだにR18シーンは書くのが難しくて、うんうん唸りながら書いたため、描写を好きと言ってもらえてすごく幸せです!!
嬉しいメッセージをありがとうございました♪
あ、うんうん唸りながら書いたと言っても座薬をこんな風に入れようと作者自ら実践はしていません(汗)この物語はフィクションです♪♪
まさかの座薬プレイ!!(違う)
主人公ちゃんのお尻が切れないことを祈りつつ読ませていただきましたー(笑)
妊娠したと嘘ついてた王妃様のお話でもありましたが、言葉の伝わり方からの勘違い挿入がツボりました(笑)
末永く幸せになって、主人公ちゃんのお尻も感知しますように(-∧-)合掌w
椿様
こちらの話も読んでいただけたなんて!
しかも感想までくださり、本当にありがとうございます!!
ふたりの座薬プレイ(笑)を楽しんでもらえたようで嬉しいです♪
主人公が痔て(笑)
中々無い設定(↑▽↑)
お笑い要素あり〜の
イチャラブ要素あり〜の
楽しい作品をありがとう
ございます((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
Xelef Amde mako様
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけたようでよかったです♪
こちらこそ、読んでくださり本当にありがとうございました♪♪