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かわいそう(笑)なプレイボーイ
アピールタイム、シルブプレ!
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「おーい、みんなぁ~。みんなをルリルリにしちゃうぞぉ~!」
「「「「「「「おねがーい!」」」」」」」」
コンサート会場が太い声で割れんばかりだ。
「ルリルリ、キュンキュン!キラキラビーム!」
「「「「「「「うぉおおおおおおおお!」」」」」」」」
「なあ、おまえ、あんなことやってて、恥ずかしくね?」
俺に持たれてポテチを食べてるアイドル様に話しかけたが無視された。家の100インチの大画面テレビの前に俺たちは座って、新しくでた大迫留理のコンサートブルーレイを絶賛視聴中だ。見たら歯噛みをして羨ましがる奴らもいるだろうが、まあ、こいつとは、付き合い長いしな。妹みたいなもんよ。俺の後ろにピッタリついて顎を俺の頭に乗せてるこいつはこれでもアイドル・・・・。
頭の上にポテチのカスが溜まって行く。勘弁。こいつもそれなりにでかいな。西瓜>紗羅=楓>アイドル=恋>>>>>>>>>>>>>洗濯板の順番か。そう考えていたら、髪を掴まれた。
「お兄さま。余計なこと考えるとムシルよ。」
「す。すみませんでした。アイドルさま。」
「分かればよろしい!まあ、これでもアピールしてて・・・・は・恥ずいんだけど・・・・。」
そうか、よかったな。しかし、抜けてねえだろうなあ。ただでさえ家系的に危ないのに。ドクターヤマナカ、カモン!
「で、これが、どうしたんだよ。」
「うーん、そろそろ、アイドル活動にも限界を感じて来たし、そろそろ私を引き取って欲しいなぁって。」
「つーか、お前、疲れたから引退したいだけじゃねえか。」
「てへ。」
「なんだよ、脱力系アイドルとか無気力系アイドルって。」
「はいはい、わたしどえーす!」
可愛く手をあげても無駄だ。本性は知っているゾ。
「このコンサートは割に頑張ったけど、実はこの後、すっごく疲れて、3日寝込んだ。」
そうなんだよな。こいつ、そんなに体強くないから。なんだってアイドルやってんだよ。
「なあ、そういえば、なんでお前アイドル始めたんだっけ。」
「お兄ちゃ・・・・お兄様が、アイドルが好きって行ってたから応募したら、なれちゃったんじゃないのよ!責任とってよばうびー!」
ばうびーってなんぞ?
「とにかく、アメリカについてくのはわあしだ!」
「はぁ?お、おまどこでそれを!」
「くくくく。これを見よ!」
手に握られたのは、俺のノート!誰だ流出させたのは。
後ろを見ると一礼する春さん。売ったな!俺を!親父にも売られたことなかったのに!
「とにかく、私もそれまで引退すっから。で、お兄様の嫁こさなるだべよ!」
「お前、それ何弁だ!」
ビビーとブザーがなった。
「はい、そこまででアピールタイム終了!持ち時間30分、オーバータイム?」
クイ、クイ、っとお金のマークを作る春さん。
「く、オーバータイムでシルブプレ!」
お前ら楽しそうだな。
俺もポテチ食べたかったよ。
すっかり空になっているポテチの袋を恨めしげにみることしか俺にはできなかったヨ。
「「「「「「「おねがーい!」」」」」」」」
コンサート会場が太い声で割れんばかりだ。
「ルリルリ、キュンキュン!キラキラビーム!」
「「「「「「「うぉおおおおおおおお!」」」」」」」」
「なあ、おまえ、あんなことやってて、恥ずかしくね?」
俺に持たれてポテチを食べてるアイドル様に話しかけたが無視された。家の100インチの大画面テレビの前に俺たちは座って、新しくでた大迫留理のコンサートブルーレイを絶賛視聴中だ。見たら歯噛みをして羨ましがる奴らもいるだろうが、まあ、こいつとは、付き合い長いしな。妹みたいなもんよ。俺の後ろにピッタリついて顎を俺の頭に乗せてるこいつはこれでもアイドル・・・・。
頭の上にポテチのカスが溜まって行く。勘弁。こいつもそれなりにでかいな。西瓜>紗羅=楓>アイドル=恋>>>>>>>>>>>>>洗濯板の順番か。そう考えていたら、髪を掴まれた。
「お兄さま。余計なこと考えるとムシルよ。」
「す。すみませんでした。アイドルさま。」
「分かればよろしい!まあ、これでもアピールしてて・・・・は・恥ずいんだけど・・・・。」
そうか、よかったな。しかし、抜けてねえだろうなあ。ただでさえ家系的に危ないのに。ドクターヤマナカ、カモン!
「で、これが、どうしたんだよ。」
「うーん、そろそろ、アイドル活動にも限界を感じて来たし、そろそろ私を引き取って欲しいなぁって。」
「つーか、お前、疲れたから引退したいだけじゃねえか。」
「てへ。」
「なんだよ、脱力系アイドルとか無気力系アイドルって。」
「はいはい、わたしどえーす!」
可愛く手をあげても無駄だ。本性は知っているゾ。
「このコンサートは割に頑張ったけど、実はこの後、すっごく疲れて、3日寝込んだ。」
そうなんだよな。こいつ、そんなに体強くないから。なんだってアイドルやってんだよ。
「なあ、そういえば、なんでお前アイドル始めたんだっけ。」
「お兄ちゃ・・・・お兄様が、アイドルが好きって行ってたから応募したら、なれちゃったんじゃないのよ!責任とってよばうびー!」
ばうびーってなんぞ?
「とにかく、アメリカについてくのはわあしだ!」
「はぁ?お、おまどこでそれを!」
「くくくく。これを見よ!」
手に握られたのは、俺のノート!誰だ流出させたのは。
後ろを見ると一礼する春さん。売ったな!俺を!親父にも売られたことなかったのに!
「とにかく、私もそれまで引退すっから。で、お兄様の嫁こさなるだべよ!」
「お前、それ何弁だ!」
ビビーとブザーがなった。
「はい、そこまででアピールタイム終了!持ち時間30分、オーバータイム?」
クイ、クイ、っとお金のマークを作る春さん。
「く、オーバータイムでシルブプレ!」
お前ら楽しそうだな。
俺もポテチ食べたかったよ。
すっかり空になっているポテチの袋を恨めしげにみることしか俺にはできなかったヨ。
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