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かわいそう(笑)なプレイボーイ

パンを咥えた運命の美少女カモーン!

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「ちくしょーなんだって、あんなモヤシ野郎に、あんないい女たちが!」
「金か?金なのか!」
「バカ、そんなわけあるか。ルリちゃんマジ神!」

そんな声が登校中からも聞こえてくる。前は、車で送ってもらっていたが、あまりのやっかみのひどさと、もしかしたら、パンを咥えた女神のような運命の人に登校中ぶつかるかもしれないからという理由で、俺、歩いてんすけど。あと、おまいら、正しいから。この女ども、金の匂いで群がってるから!

「まったく下民ども、朝からうるさいですわね。」

そういうところだ。お前を慕う男どもに聞かせてやりたいぞ、大館紗羅!

「ほんとだよね~。キャンキャン叫んでグッズ買ってくれてればいいのよ。私はゆっくりお兄さまに将来養っていただくから~。」

黒い、黒いぞアイドル。腹を割ったら全部黒いに違いない。

「お金なんて、何をおっしゃるのかさっぱりですわ!時価総額21兆円の高菜グループにとって、私の夢のスポーツ会社の設立資金と運営資金と、スポンサー契約なんて、ほとんどお金ともいえないような額ですわ!失礼な!」

お前が一番金に汚そうだぞ。それにしても具体的な援助がぽんぽん出てくるのが怖いぞ池乃恋。

私は違うわよ~。たかちゃんのお部屋でゲームする権利と、高菜グループ保有の温泉施設の1つでももらえれば一生養ってもらってあげる!

隣の松木加代ちゃん、どうしちゃった。あんなに小さい頃は可愛かったのに。松木と言えば、高菜グループの子会社の1つだからお前も一応社長令嬢だろうが!

「たかくんのパンツ、はあはあ。」

楓よ、いつの間に俺の下着写真を!俺は、楓のスマホを取り上げて、写真を消した。

「あああああ、そんな殺生な!でも、全部、クラウド上にバックアップしてるけどね。くくく。」

なんだか恐ろしい声が。美少女のクラウドをハックしたら、キモイ男の下着姿ばかりとなったら、ハッカーもかわいそう!

ちくせう!どこだパンを咥えた俺の運命の人は!
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